FEATURE
原宿眠眠『これからもこの曲達を大事に届けていきたい。』「bubbles」リリースパーティー ライブレポート
ツバサ・ミンミンによるソロプロジェクト原宿眠眠が10月13日に2年ぶりとなるシングル"bubbles"をリリースした。
今日はその"bubbles"リリースを記念したリリースパーティーである。
会場に入ると真っ先に目に入ってきたのが
原宿眠眠手作りのウェルカムスペース。
"bubbles"のジャケットと共に
自身のトレードマークともいえるパンダの写真や人形、本人からの置き手紙などが飾られていて、寒い外から歩いて会場に来たことにより冷え切った手足や心までとても温まり、より一層リリースパーティーが楽しみになった。
ライブが始まるとO.Aとして
"bubbles"のジャケット衣装とは違うパンダのライブ衣装で原宿眠眠が登場。
拍手に包まれた彼女は「今日は楽しんでいきましょう!」の一言で会場を盛り上げる。
"Summer Soda" "よいこのうさぎ"と自身の代表曲ともなる2曲を披露したことで、『最初から盛り上げていくぞ!』というリリースパーティーに向けた強い気持ちを感じる。
歌い終えると挨拶をし
「こうしてCDをだすっていうのは本当はもっといっぱいやれたらいいなって思うんですけど、今の時代はあんまりCDの時代ではなく配信の方が主流だったりするので、特別な機会だなあと思っていて、こういう日を迎えられるのも、いつも応援してくださっている皆さんのおかげだと思っています。」とファンへの感謝を伝えた。
次に原宿眠眠はセルフプロデュースで彼女自身が毎回ブッキングをしているので、主催ライブなどの時は毎回大変なのだが、今回は全員1発OKでブッキングが決まり、そのこと自体が初めてのことだったのですごく感謝している、と演者さんへの感謝も伝えた。
最後に
「今はまだまだ大変な状況ですが、こうやって遊びにきてくださった皆様に感謝をしているので、今日は短い時間ですが、楽しい一日になったらいいなと思います。では!このあとも楽しんでいってください!」と次の演者へとバトンを繋いだ
原宿眠眠から
るなっち︎☆ほし、CUBΣLIC、ごいちー普段から仲の良い演者へとバトンを繋ぎ
ラストはもちろん本日の主役である原宿眠眠。
O.Aの時より会場のボルテージも上がっていて、SEから大きな拍手で迎えられ、情熱の赤の照明で原宿眠眠が登場する。
"私たちの魔法" "Wake up!" "RomanTickがとまらない"と三曲連続で披露。
「皆さんまだまだ盛り上がっていけますかー?」の声かけに、ファンも腕を上げ応える。その姿がまるで声を出して応えているように見え、胸が熱くなった。
冒頭でも彼女が言っていたが、このような大変な状況で今まで通りにライブが楽しめなくなってしまった中でも、こうした掛け合いで声がなくても通じ合っている姿を見て、アイドルライブの新しい在り方を見た気がする。
そんな姿を見た後のMCでは
「今は色んな制約があって声が出せない状況なんですけど、それでも声を出してるかのような動きだったりとか、ペンライトとかで盛り上げてくださっていて、こういう新しい生活にも皆さんも慣れてきたのかなと今日感じました。」と語る。
ステージの上からでも同じように感じ、同じようにファンからの愛を受け取っていた。
「皆さん今日はご来場本当にありがとうございます。」と再度感謝を伝え
お水を飲もうとすると、普段ならファンからの「飲んでる姿も可愛いよ」という掛け声があるのだが、今は声が出せないため、ファンが足で床を叩き始めた。
このことに驚き「これは何事ですか!?」と咄嗟に言葉をだす。
それもそのはず、O.Aの後に登場したるなっち︎ほしのMCで、原宿眠眠へのサプライズとして考案されたものだったのだ。
そんなことは全く知らない原宿眠眠は
「これは初めて遭遇したことなので、適切なリアクションが取れませんでした。有識者の方は後で教えてください、、私だけが知らないから浦島太郎みたい(笑)」と真面目な彼女ならではのコメントを残した。
そんなほのぼのとした空気の中
「曲を作るってすごく大変で、皆さんが思ってるより本当に何十倍も大変で…だからこうして新曲が増えて、毎回違うセットリストにできるっていうのは本当に嬉しいことです。そしてこうして新曲が出せるのも、二年間皆さんの応援があったからで。CDもだせたので本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。そして、まだまだやりたいことがあるので、これからも応援してくれると嬉しいです。よろしくお願いします。」と改めて自分の気持ちをファンへと伝えた。
二回目の水分補給をし
次に披露する新曲"Shining"を
「この曲は色んな気持ちがこもっていて、みんな色んなコンプレックスがあると思うんですけど、そんな自分にも恋できるようなそんな素敵な生活ができたらいいよねって気持ちで作りました。」と紹介する。
"Shining"は"Summer Soda"の続編として作られた曲で、楽曲のPOPさと詞のまっすぐさ、少女ならではの夢や希望が絶妙にマッチしている。
彼女がインタビューでも語っていた「自分の理想の自分でいられたら一番輝ける」という言葉そのものが詰まった一曲となっている。
続いて披露したのが"bubbles"
「みなさん、今日の最後の曲です!新曲の"bubbles"聞いてください!」の声で会場のボルテージは最高潮に。
今日一番大きな拍手が会場を包む。
その応援に応えるように原宿眠眠は曲中にじっとファンの目を見て歌う。その姿はまるで歌で気持ちを伝えているようで、歌詞の「君の気持ちがおんなじ言葉で聞けたなら」が特に心に響いた。
サビの冒頭「東京は君が思ってるより甘くて苦い」では、彼女自身がこの二年で経験してきたものが甘い蜜ばかりではなかっなことが伺える。
明るくPOPな曲中に、少し切ない歌詞が入っていて、聞いていて心が揺さぶられる。
それに加えて、原宿眠眠のファン一人一人をじっと見るパフォーマンス
そして声が出せない状況下でもいつものように手拍子や腕を動かしたり、ペンライトを振ったり
最後にアイドルオタクに許された最大の愛情表現"ケチャ"に全力を注いで、曲が終わる。
終わりの挨拶で
「今年は新しく2曲作ることができました。ライブとかもできなくなって、なかなか前みたいに会える機会は少ないんですけど、これからこの曲達を大事に届けていきたいなと思っています。これからCDの発売やサブスクでの配信もあるので、皆さんの生活の一部に原宿眠眠の音楽を加えていただけたらとっても嬉しいです。」
そして最後にもう一度ファンへの感謝の気持ちを伝えて、幕が閉じた。
本編はここで終了だったが、
原宿眠眠の退場時の拍手が止まず、アンコールへ。
アンコール曲はもちろん"bubbles"
本編を超える熱気で、今日1番の盛り上がりをみせた。
このリリースパーティー中、数え切れないほどの感謝をファンや演者、また配信で見ていた画面の向こうのファンにも伝え
心のこもったパフォーマンスをしていた原宿眠眠はとても真面目。だが歌詞にすらストレートで表さない部分もあり、だからこそ気持ちを伝えるライブをするのではないかと思う。
彼女が夢を叶える日は近いのではないか、とまだまだ目が離せない。
取材・文:かえぴょん
写真:もりたはぢめ
<セットリスト>
◆O.A
1.Summer Soda
2.よいこのうさぎ
◆MAIN
1.私たちの魔法
2.Wake up!!
3.RomanTickがとまらない
4.Shining
5.bubbles
-Encore-
En1.bubbles
<インフォメーション>
原宿眠眠2nd Single
「bubbles」
2020年10月13日
品番:NMRC-612
定価:¥1,200(税込)(税抜価格¥1,091)
M1 bubbles
Music & Lyric : ツバサ・ミンミン
Arrangement : 伊藤嵩也
M2 Shining
Music & Arrangement : 石井浩平(Alaska Jam)
Lyric : ツバサ・ミンミン
原宿眠眠 公式サイト:
https://www.harajukuminmin.tokyo/
ツバサ・ミンミン(原宿眠眠)
公式Twitter:
https://twitter.com/harajuku_minmin
公式Instagram:
https://www.instagram.com/harajuku_minmin/
公式YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UC443zgb9jqL5mHO0LBd3-4w