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2020.09.09
夢みるアドレセンス

夢アド アルバムリリース記念ライブ『YUMEADO SUPER JET SUPER LIVE "20200828" 』@Shibuya Milkywayライブレポート

現体制初のフルアルバムリリース、それを記念して開催されたライブ『YUMEADO SUPER JET SUPER LIVE "20200828" 』、この日は残念ながら白川蘭珠は体調不良のためおやすみとなってしまったが、白川の分までと3人のパフォーマンスに力が入る。

まずは、新体制あいさつがわりとして「#ゴゴゴゴゴ」からスタート。リズムが効いた少し懐かしい感じもあるロックサウンドを、しなやかに踊る。気負うこともなく、ゆるいわけでもなく、ただただライブをやることが自然かのような振る舞いで、ステージに立つ。彼女たちなりの歌って踊ることの楽しみ方を届けてもらっているようだ。続けて「おしえてシュレディンガー」90年代ポップスサウンドな一曲、夢アドで歌い続けられており2016年に発表された曲だが、今聞いても新しく聞こえる名曲を歌いこなす。

 

夢アド

 

「人生で初めてのアルバムなので自分たちの曲がたくさん入っているのにドキドキするし、加入して8ヶ月しか経ってないのに10曲も作ってもらえて嬉しいし、どの曲も思い入れがあるので、みなさん聞いて聞いてください」(鳴海)

「今回のアルバムは、明るくて元気な曲が多いんですけど、このご時世だからこそ、自分たちから少しでも元気を届けたい気持ちがこもっています。」(山下)

とアルバムへの思いを語る。

そしてこの日初披露となった「ドレミ」。一度聞いたら耳から離れないキャッチーなメロディーとバンドサウンドが心地良いアップチューンとなっている。今の夢アドを象徴するような"ちょうど良い"ノリの良さが、サビでつい手振りをマネしたくなる。そして「くらっちゅサマー」へ、夢アドといえば、この曲!というほどの代表曲に会場のボルテージも上がり、メンバーの煽りにペンライトとクラップで応える。続けては、アルバム収録曲「ROMANTIC SPECIAL」に。新旧織り交ぜられたセットリストはまるでジェットコースターのような緩急が、夢アドの楽しさに振り回される。このバラエティーに富んだ感じがこのグループならではの楽しみ方だろう。

アルバム収録曲EDMナンバー「HEY JHON」へ、夢アドな味付けによるエモいメロディラインが、可愛いとかっこいいの間をゆく、間奏では、WOW WOW WOW と客席から心のコールが聞こえてくるようだ。MVでの山下の姿が印象的だった「メロンソーダ」へこの時期にぴったりな爽やかなナンバーから、最後はアルバム表題曲「SUPER JET SUPER」へ。エモいギターソロから始まるこの曲は、この先も一歩づつ進んでいくこれからの彼女たちを明るく歌う一曲だ。ライブ映えするバンドサウンドは、生で聴くとさらなる真価を発揮する。ぜひ多くの方にライブハウスで聞いてもらいたい。

夢アド

 

本編はここで終了だが、もちろんファンの皆さんの熱気は冷めることなく、アンコールの手拍子が始まる。それに促されるように、アンコールパートへ。

アンコールでは、メンバーカラーのTシャツに身を包み登場。沸ける一曲「アイドルレース」そしてラストは現体制になってから最初に披露された「MAKING THE NOTE」で締める。この先へ行こう。一緒に行こう。と歌う。新型コロナウイルスの影響もあり、新体制になってからの8ヶ月間は平坦なものではなかったかもしれないが、新生夢アドはこのアルバムを足がかりに、大きく羽ばたいていくのだろう。


<セットリスト>

00.OVERTUER
01.#ゴゴゴゴゴ
02.おしえてシュレディンガー
03.ドレミ
04.くらっちゅサマー
05.ROMANTIC SPECIAL
06.HEY JHON
07.メロンソーダ
08.SUPER JET SUPER

EN-1.アイドルレース
EN-2.MAKING THE NOTE

 

<インフォメーション>

夢みるアドレセンス
公式HP
https://yumeado.com/

公式Twitter
https://twitter.com/Y_Adolescence

 

 

Music Video

『MAKING THE NOTE』

 

『#ゴゴゴゴゴ』

 

『ドレミ』

 

取材・文・写真:もりたはぢめ


 

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