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2025.05.25
Brave Mental Orchestra

Brave Mental Orchestraワンマン公演「BE BRAVE!」レポート!

 新メンバーに柚木みいなを迎え入れ、2025年3月より現在の6人体制へ。新制Brave Mental Orchestraが、5月17日に新宿LOFTでワンマン公演「BE BRAVE!」を行った。先に伝えておくと、柚木みいなは加入後まもなく医療事故により長期入院へ。この日の出演も危ぶまれたが、本人の必死の努力(リハビリ)もあって、なんとか許可が下り、出演することが出来た。ただし、大事をとって出演曲数を制限。椅子に座ってのパフォーマンスになったことも伝えておきたい。

 

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インパクトの強いお馴染みのSEに乗せ、メンバーが一人ずつステージ上に姿を現した。そこにいたのは、染谷音羽・望月とあ・舞歌涼葉・天野ひろこ・水城わかなの5人。Brave Mental Orchestraのライブは、まずは5人体制からスタート。
 「FUTURE QUEST 今走り出せ まだ知らない世界目指して 何も恐れないよ 行こう 僕ら冒険者」と、5人が声を一つに『FUTURE QUEST』を歌いだしたとたん、フロア中の人たちのテンションが一気に上がりだす。メンバーの動きに合わせて、振り上げた手を左右に大きく揺らせば、5人が肩を組んで踊る姿にあわせ、フロアにも同じ景色が誕生。「みんな全力で飛ぶよ」の声にあわせて、メンバーと観客たちが未知の世界へ向けて飛び跳ねる姿も最高だ。メンバーも観客たちも、最初から気持ちのアクセルを全開にしていた。でも、そうしたくなる、最高に胸踊る景色が生まれていた。
  「ブレーメンと一緒に踊り狂っていきましょう」の声を合図に、身体を激しく揺さぶる強烈なダンスビートが直撃。デビューしたときから今も、ライブに熱情した景色を作りあげる『マッサカサマ!』だ。5人と一緒に「マッサカサマ!!」と叫ばずにいれない。気持ちを熱く揺さぶる強烈なビートに身を任せ、一緒に心のストッパーを外して騒ぎたい。メンバーも観客たちも、一緒に大きく手やペンライトを振り上げ、「マッサカサマ」と叫びながら、その身を大きく揺らしていた。

 

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 MCでは「スーパー最高のライブにしていきましょう」(望月とあ)など、メンバーそれぞれが力強い声で前向きな想いをぶつけていた。

  「騒いでいけますか、踊っていけますか」の声を合図に飛びだしのが、『キミにブッ刺さりたいんだ』。タイトル通り、エッジの利いたパワフルなダンスビートに乗せ、メンバーたちが激しくせまりだす。 「キミにハマりさえすれば最高」の歌詞のように、ステージの上で無邪気にはしゃぐ彼女たちの姿やキュートな歌声がハートにブッ刺さるたびに、どんどんハマりだす。5人の歌にあわせ、フロアから掛け合う声が飛び交う。どの曲でも、全力で楽しむところがBrave Mental Orchestraのファンたちらしい。だから、もっともっとキミら(Brave Mental Orchestra)にハマりたい!!
 「流れ星追いかけてく 未来へと駆け抜けてく」と、5人は凛々しい声を一つに『Stargazer』を歌いだした。目指したあの場所へ辿り着く日を夢見て、5人は、胸の内から沸き立つ熱い気持ちを力強い声にして歌っていた。彼女たちの情熱的な歌声と歌詞に込めた想いが一つに重なり燃え立つたびに、同じように気持ちが熱く奮い立つ。だから、声を張り上げずにいれなかった。5人が心を一つに「目指したあの場所へ辿り着くその日まで」と歌う声が、気持ちを熱く揺さぶった。
  「まだまだみなさんの本気を見せてください」の声を合図に、彼女たちは、さらに力強さと凛々しさを増した声で『MEGA FLARE』を熱唱。5人が魂を熱く燃やして歌いあげる声にハートをバーニングした観客たちが、彼女たちと一緒に雄々しい声を張り上げ、この場に太陽のフレアのような燃え盛る景色を作りあげる。激しく躍動するパワフルな楽曲に乗せ、みずからの感情の体温を上げながらせまる姿に、気持ちが熱く揺さぶられる。
  そこへぶち込んだのが『BIG BANG』だもの。熱情した気持ちをさらに燃え滾らせ、叫ばずにいれない。情熱の女神と化した5人の歌声に刺激を受けた観客たちが、拳やペンライトを振り上げて飛び跳ねながら、この場を、さらに燃え盛る景色へ染め上げていった。感情をスパークさせる楽曲をBrave Mental Orchestraはノンストップでぶつけてきた。だから、ビリビリしたその気迫に負けてなるものかと、声を張り上げずにいれなかった。
 次に届けたのが、TVアニメ「かくして!マキナさん‼」のEDテーマ『アンドロイドにくびったけ』だ。ここまで激しく攻めてきたところで、今度は身体を直撃する愛らしいハートビートナンバーを突き刺し、観客たちの気持ちをメロメロにしてゆく。でも、この曲に触れている間中も、ずっと高揚した気持ちを胸の内に感じ続けていた。キュートながらもアッパーな曲だけに、愛らしく挑発する彼女たちの姿に、ハートがジリジリ焦がれてゆく。5人が気持ちを一つに愛らしく歌う声や姿へ惹かれるたびに、その姿をじっと見つめながらも、やっぱし,身体を揺らして声を上げずにいれなかった。

 ここで、柚木みいなが加わり、現体制のBrave Mental Orchestraの姿へ。彼女が姿を現すのに合わせ、フロア中に黄色いペンライトの輝きが揺れていた。柚木みいなは、「実は昨日まで入院していた身だったけど、どうしてもこの日、6人でステージに立ちたくて、病院の先生の許可をもらい、今日この場に立たせていただきました」と伝えていた。まだ足の怪我の療養中ということから、この日は椅子に座ってのパフォーマンスに。そのうえで‥。

  本編最後に届けたのが、今の6人のBrave Mental Orchestraのために誕生した、この日のワンマン公演のタイトルにもなっている『BE BRAVE!』。6人で「果てしない空の向こうへ BE BRAVE!」と歌うハーモニーを合図に、楽曲がスタート。とてもBPMの速い、身体を揺さぶらずに。いや、その場で飛び跳ねずにいれない挑戦的な楽曲だ。メンバー一人一人がマイクをリレーしながら力強い声をぶつければ、サビでは思いを一つに、強い意志を持った声を上げ、観客たちに熱い刺激を注ぎ続ける。「ひとりきり震えてた自分自身変えたくて~もう迷わない」「僕らは一人じゃない 声上げて BE BRAVE!」など、ここから新たなステージへと駆けだす、今のメンバーの気持ちを詰め込んだ、ライブ空間に熱狂の景色を描きだすに相応しい楽曲だ。だから、フロア中が燃え立つ景色に染まっていた。

 

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  アンコールは、今一度お馴染みのSEに乗せ、今度は6人でステージへ。6人体制のBrave Mental Orchestraとしてのライブは、ここから一緒にワクワクする冒険へ繰り出そうと『FUTURE QUEST』からスタート。ふたたびこの曲を、今度は6人で届けてくれたのが嬉しい。しかも、アンコールと言いながら、彼女たちは本編並のボリュームを持ってせまりだす。6人は、『FUTURE QUEST』を通して、この場にいるみんなを夢見るDreamerに染め上げ、一緒に冒険の旅に出ようと誘いかけてきた。メンバーらが肩を組んでサークルを作れば、フロアにも同じように大きなサークルが誕生。彼女たちが大きく手を振り上げ、ジャンプしながら歌えば、フロア中でも、振り上げた手を大きく左右に振りながら、はしゃきだす。「心を一つにジャンプしよう」と誘う声に合わせて一緒に大きくジャンプをするなど、メンバーらのかける歌声の呪文にかかった誰もが、最高の笑顔で思いきりはしゃいでいた。
 その後は『キミにブッ刺さりたいんだ』『Stargazer』と続けざまに歌い、現体制では初披露の曲『JUMP UP』の登場に、フロアから「やったー」の声が飛びだす。この曲でもメンバーたちはパワフルな声をぶつければ、そのパワーに刺激を受けた観客たちが、彼女たちと一緒にその場で「ここから高く飛び上がれ」の歌詞のように高く高く飛び跳ねる。「JUMP UP」の声を合図に、彼女たちと一緒に飛び跳ねずにいれない。いつしか、フロア中にJUMP UPする姿が生まれていた。
 そのままノンストップで『BIG BANG』『BE BRAVE!』が続き、そこへぶつけたのが、激しいギターの音もインパクトを放つ『BLOOM』だ。彼女たちは声を一つに、この場に夢の花を咲かせようとしていた。「いつの日にか咲き誇るから No my name」と歌う声に触れたい。共にこの6人と新しい景色を見たい。そんな気持ちを胸にしながら『BLOOM』に触れていた人たちも多かっただろうか。この曲を未来へ向かう想いの道標にしながら、そんな遠くない未来でBrave Mental Orchestraが咲き誇る姿を目にしたい。その想いも胸に、メンバーと観客たちが高く拳を突き上げ「Oh!Oh!Oh!」とシンガロングし続けていた。

 

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 ここで、一人一人が想いを述べだした。
「ブレーメンに入って1年が経ちました。関わってくれた皆さんに本当に感謝しています。これからも走り続けます!スーパー最高です!」(望月とあ)
「ずっと支えてくれているメンバー、本当にありがとうございます。これからもみんなで見たい景色がいっぱいあります!」(舞歌涼葉)
「今こうやって活動できることは当たり前じゃない。支えてくれる皆さんのおかげです。ずっとふざけてばかりの天野ですが、やるときはやるのでこれからもよろしくお願いします!」(天野ひろこ)
「今日は泣くつもりなかったのに涙が出るくらいフロアの皆さんの熱量が伝わったし、メンバーもそれに応えるようにすごい熱量でぶつかって、とても良いモノが作れたと思います」(水城わかな)
「私は3月に新メンバーとしてデビューしたばかりなのに、すぐに入院をしてしまって、たくさんの方にご心配をおかけしてしまいました。リハビリを乗り越えて、また6人でパフォーマンスできるように頑張ります!」(柚木みいな)
「気づけば初期メンバーは私1人になりました。新しいブレーメンをどうやって作っていったらいいかとても悩みました。でも、メンバーも頼もしく成長してくれて、ようやく新しいブレーメンの形へ一歩踏み出せるようになったと思います。これからは0から1になって、1から+αにしていくブレーメンを皆さんも一緒に歩んでいってください」(染谷音羽)

 最後は、やはりこの曲だ。Brave Mental Orchestraのライブの景色を熱狂で祭り上げようと、彼女たちはふたたび『マッサカサマ!』を歌っていた。ここにいる全員が心を一つに、魂を熱く奮わせ、みんなで「マッサカサマ」と叫びながらその場で飛び跳ね、沸き立っていた。フロア中に響き渡る「マッサカサマ」の声が気持ちをさらに奮い立てる。だから、躍動するビートに合わせてずっと飛び跳ねていたい。この熱情一体化した景色が、彼女たちを次のステージへ押し上げてゆく。その予感をどっぷりと漂わせたライブを、Brave Mental Orchestraと、この場に足を運んだ観客たちが見せていた。

 

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PHOTO:花岡直行
TEXT:長澤智典


セットリスト

『FUTURE QUEST』
『マッサカサマ!』
『キミにブッ刺さりたいんだ』
『Stargazer』
『MEGA FLARE』
『BIG BANG』
『アンドロイドにくびったけ』
『BE BRAVE!』

-ENCORE-

『FUTURE QUEST』
『キミにブッ刺さりたいんだ』
『Stargazer』
『JUMP UP』
『BIG BANG』
『BE BRAVE!』
『BLOOM』
『マッサカサマ!』


【SNS】
https://lit.link/bmo 

【リリース情報】
2025年6月17日(火)発売
Brave Mental Orchestra 1st mini ALBUM
「Past and Future」
価格:1,200円(税込)
販売元:日本コロムビア

【ライブ情報】
2025年6月7日(土)
メンバー水城わかな生誕祭
会場:池袋リヴォイス
時間:18:00開場/18:30開演
チケット:https://t.livepocket.jp/e/wakana20250607 
 

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