FEATURE

2024.11.29

Next☆Rico

Next☆Rico ライブレポート　今のキュートなメンバーに、『恋するチャップリン』がさらに”かわいいの魔法”を降り注ぐ。舞台の上でわちゃわちゃとはしゃぐ姿は、まるで教室で戯れる放課後の女子高生たちのよう。

　Next☆Ricoが定期開催中の公演『Road to Next Evolution【Next☆Rico 定期公演】』。その＃22となる公演が、11月26日(火)に大塚Hearts+で行われた。この日は、12月17日に発売する1stシングル『恋するチャップリン』に収録した曲たちも披露。当日の模様を、ここにお伝えします。

　とてもスケール大きな音楽(SE)が流れだす。フロアから上がる声。ライブは、Next☆Ricoのライブにカラフルで華やかな景色を作り続けてきた『最後にズルいよ』からスタート。胸を弾ませる力強いダンスビートの上で、制服姿になった9人が、今、この瞬間だからこそ生み出せる眩しい青春の景色を「大好きな君」たちと一緒に描こうと、笑顔で誘いかけてきた。ステージの上でわちゃわちゃと笑顔で絡みあうメンバーたちの姿に胸をドキドキしながら、今、この瞬間だからこそ生まれるときめきを、観客たちは熱情した声にして彼女たちへぶつけていた。さよならを前にした切ない内容の歌詞とはいえ、9人の熱々とした元気な歌声と躍動したダンスビートに刺激を受け、大好きな君へ向けて放つ声も、どんどん熱く激しくなる。
カラフルかつ、雄大さを覚える楽曲だ。夢に向かう思いを綴ったダンスチューンの『Perfect Dreamer』でも観客たちは、9人の描きだす眩しい青春の景色の中へ飛び込み、互いに「大好き」の気持ちを熱く交わしあっていた。一人一人が物語のヒロインに気持ちを染め上げ、胸の内に抱いた強い決意を伝えるよう高らかに歌いながら、全力の自分を見せていた。だからフロア中の人たちも、手にした色とりどりのペンライトを輝く星のように振っていた。彼女たちは夢に向う気持ちを、思いを一つに、力強く爽やかに歌いあげる。その姿に触れ、気持ちが確実に動いていた。

　一人一人の制服姿がとても眩しい。その姿は，触れた人のハートを虜にしてゆく嬉しい罪。舞台上の彼女たちは、みんな18歳の女子高生たちになりきっていた。でも中には、一部女子中学生も混じっていたようだ。この日、なぜ制服なのかの理由を、プロデューサーの青海マホが「ニーハイを履きたいから」と語っていた。2日後の11月28日は「いいニーハイの日」。理由がなんであれ、制服姿は、いつだって触れた人たちのハートをギュッと征服してゆく。「まだいけるな」の青海マホの声にも、ついニヤッとしてしまった。

　ここからは、カバーコーナーへ。最初に飛びだしたのが、エラバレシの『チェッカーフラッグ・ラブ』。最初から感情のアクセルをベタ踏みしてゆく楽曲で攻めてきたのが嬉しい。9人はアクセル変わりに高く掲げた手をくるくる回し、この場に熱狂の風を巻き起こす。今にもステージの上から飛び出しそうな勢いだ。でも、愛らしさも満載にしている。その姿を見て、観客たちが「かわいいかわいいチョーかわいい」と声を上げる気持ちもすごくわかる!!さぁ、このまま感情のアクセルを力強く踏みながら爆走し続けようか。
　その勢いを持った姿へ２つの大きな翼を授けるように、彼女たちはピュアリーモンスターの『Over The Future』を歌唱。9人が未来へ羽ばたく意志を一つにして歌う声に、胸が高鳴る。光を携えて躍動する楽曲の上で、彼女たちが9つの声を羽根のように重ねあわせ、愛らしい仕種や笑顔を見せながら羽ばたく姿に触れ、ともに翼を広げて羽ばたきたい気分。一緒に星のパレードを観に行きたいし、星空の川を渡りながら熱狂のランデブーを続けたい。
その勢いへさらにキラキラな輝きをまぶすように、9人は純情のアフィリアの『Jumping』を愛らしく歌唱。彼女たちが青春の香る甘い歌声を一つにし、軽やかにステップを踏みながら元気いっぱいに歌う姿に向け、フロア中の人たちも明日へ向ってメンバーらと一緒に大きく飛び跳ね、キラキラと輝く希望に満ちた未来を、伸ばした手でつかもうとしていた。ステージの上も、フロアでも、みんなが一つになって無邪気にぴょんぴょん飛び跳ねる。その姿が最高だ。
　この日の制服とニーハイ姿も、この曲を歌うためだったと言っても過言ではない。青海マホを筆頭に、このメンバーでアフィリアサーガイーストの『ニーハイ・エゴイスト』を耳に出来たのが超嬉しい。かわいくも、挑発するように妖しくせまるメンバーらの姿に触れ、一瞬にして興奮と恍惚を覚えていた。彼女たちが妖艶に。でも、笑顔で挑発するようにかける絶対領域の魔法へ触れるたび、心が「ギャーッ!」と叫び続けていた。かわいいのに妖しく挑発する９人のギャルたちに、ずーっとずーっと興奮が止まらない!!!!!!!!!

　ライブは早くも後半へ。ここから3曲が静止画撮影可能ブロック。最初に届けたのが、ミディアムメロウな、心の中の声を届けるように歌った『独り言も呟けないような世の中じゃ』へ。この曲から、一人一人が思い悩みながらも、一人の大人として成長してゆく様が見えてきた。その姿へ至るまでの気持ちを、彼女たちは胸に憂いを秘めた、でも、爽やかな声にして届けてくれた。眩しい青春の蹉跌??そんな言葉が浮かんでくるような、胸の内にいろんな思いの澱を重ねてゆく楽曲だ。彼女たちが曇った心の空を晴れ渡らせるように、惑い、もがき、輝きを求めるように声を重ねあわせて歌う姿へ、どうしようもないくらいに青春を感じていた。
　メンバーらと観客たちによる「人間て疲れるな」「俺もー」のやりとりから始まったのが、最新シングルのC/Wに収録される『シンガロング』。冒頭こそ，9人の切ないハーモニーから始まるが、楽曲が始まったとたん、一気に熱くスパーク。激しく爆走する楽曲の上で、メンバーたちがダイナミックな動きを描き、胸の内から沸き立つ感情を「WOW WOW WOW WOW」と熱く歌えば、観客たちも一緒にシンガロングしていく。途中には、今の世相をシニカルに風刺したセリフパートも登場。バーストしたバーニングなロックナンバーだが、そこには、人の心へ問いかける辛辣なメッセージも込められている。ぜひ、そこも感じ取ってもらいたい。
その勢いへ、ふたたび煌めく眩しい輝きを降り注ぐように、Next☆Ricoは『ハ・ピ・パ』を通して明るく華やかに染め上げたダンス空間で、熱狂を照らすスポットライトを一緒に浴びながら、共にはしゃごうと誘いかけてきた。フロアには写真を撮っている人もいたが、それよりも、9人と一緒に熱狂に溺れたくて、彼女たちの動きと気持ちを重ねあわせ、パリピな気分に染め上げ、その場でくるくる回りながら踊り続ける人たちが大勢生まれていた。彼女たちの「躍れ! 躍れ! 躍れ!」や「はしゃげ! はしゃげ! はしゃげ!」の声に乗って、誰もが大声を張り上げ、ときにメンバーと一緒に左右へモッシュしながら、思いきりパリピになってはしゃいでいた。

　次に届けたのが、12月17日にCD発売になる『恋するチャップリン』。Next☆Ricoらしい、「かわいい」を満載した楽曲だ。今のキュートなメンバーに、この曲がさらに”かわいいの魔法”を降り注ぐ。舞台の上でわちゃわちゃとはしゃぐ姿は、まるで教室で戯れる放課後の女子高生たちのよう。途中、メンバーたちが手でハートマークを作るときには、2人ではんぶんこのハートマークを作り、それを一つにくっつけるメンバーらもいれば、手でいろんな小さなハートを作る人たちまで登場。恋に恋する気持ちへ思いきり染めあげ、ステージの上ではしゃぐ姿は本当に眩しい。マジに、ハートが壊れそうなほどときめいたよ。
ここからさらにポップな熱狂を描きだそうと、Next☆Ricoは、こちらもシングルのC/Wに収録する『One Hundred』をブースト。メンバーたちが小犬になって、甘えた仕種で「One One」と歌う様も、胸をキュンと騒がせる。曲が進むにつれ、テンションがガンガン上がりだす。ステージ上のメンバーたちも、まるで出来立てのポップコーンのように、思いきりポンポンと弾け飛んでいた。9人が、「楽しい」気持ちを一つに繋いでわちゃわちゃとはしゃぐ。その姿が、眩しく見えていた。
さぁ、この勢いをもっともっと華やかに染め上げよう。甘い乙女に気持ちを染めあげた制服姿のシンデレラたちが歌ったのが、『オドレシンデレラ』。9人の歌声に乗せて、恋する乙女たちの恥じらう純粋な乙女心がドキドキ舞い上がりだす。恋に夢中になったとき、人の心は、いろんな不安の波を抱えながら、大きく揺れ動く。不安という影が強いからこそ、彼女たちの光となるときめく姿を、逆に眩しく際立たせる。だから「オドレシンデレラ」と声を高らかに歌う彼女たちの眩しい姿へ熱いエールを送りたかった。
　Next☆Ricoが最後に歌ったのが、ともに小さな奇跡を重ねながら、一緒に大きな輝き作りあげる、そんな希望に満ちた『クレアシオン』だ。メンバーたちの「高く跳んで跳んで跳んで跳んでって」の声にあわせて、彼女たちと一緒にくしゃくしゃの笑顔で、最高の楽しさを胸に高く飛び跳ねていたい。どこまでも、高く跳んで跳んで跳んで跳び続けたい。彼女たちと一緒に高く飛び跳ねるたびに、自分も一緒に輝けることを、ここにいるみんなは知っている。だから9人の吹かせる歌声の風に乗って、誰もが、未来ヘ向って笑顔で飛び跳ねていた。

次の定期公演Road to Next Evolution【 Next☆Rico 定期公演 #23】は、12.28(土)at 大塚Hearts+で行われる。この日は、メンバーを2チームに分けての「紅白歌合戦」を開催。何時もの定期公演とはちょっと違う、メンバーらの意外な面もいろいろと味わえそうだ。

LIVE

PHOTO:太田ロゼ
TEXT:長澤智典

セットリスト
『最後にズルいよ』
『Perfect Dreamer』
『チェッカーフラッグ・ラブ』(エラバレシ)
『Over The Future』(ピュアリーモンスター )
『Jumping』(純情のアフィリア)
『ニーハイ・エゴイスト』(アフィリアサーガイースト)
『独り言も呟けないような世の中じゃ』
『シンガロング』
『ハ・ピ・パ』
『恋するチャップリン』
『One Hundred』
『オドレシンデレラ』
『クレアシオン』

＜インフォメーション＞

フライヤー

▼Next☆Rico「恋するチャップリン」MV
https://youtu.be/Q15ztMD4Sac

◆新譜情報

２０２４年12月17日発売　Next☆Rico 1stシングル「恋するチャップリン」
タイトル曲「恋するチャップリン」作詞:コバヤシユウジ　作曲:コバヤシユウジ、高橋剛　編曲:高橋剛

【収録情報】

▲【 Blu-ray付盤】品番：MFDS-0001　3,000円（税込）ジャケット[全員]

＜CD＞
1. 恋するチャップリン
2. シンガロング
3. One Hundred
4. オドレシンデレラ（2024 Ver.）
5. 恋するチャップリン（Off Vocal）
6. シンガロング（Off Vocal）
7. One Hundred（Off Vocal）
＜Blu-ray＞
1. 恋するチャップリン Music Clip
2. Music Clip オフショット
3. 1stワンマンライブ映像　2024年7月22日（水）恵比寿CreAto
1. SE
2. クレアシオン
3. 独り言も呟けないような世の中じゃ
4. Perfect Dreamer
5. チェッカーフラッグ・ラブ
6. Over the Future
7. Jumping
8. オドレシンデレラ
9. シンガロング
10. キセキなんだBillion
11. ハ・ピ・パ
12. Twinkle little twin stars
13. One Hundred
14. 最後にズルいよ

▲ 【A盤】1,300円（税込）品番：MFDS-0002　ジャケット[彩本、雛瀬、宮嶋]

▲【B盤】1,300円（税込）品番：MFDS-0003　ジャケット[青海、吉村、雪見]

▲【C盤】1,300円（税込）品番：MFDS-0004　ジャケット[井上、佐咲、岳禽]

＜CD＞
1. 恋するチャップリン
2. シンガロング
3. One Hundred
4. 最後にズルいよ（2024ver.）
5. 恋するチャップリン（Inst）
6. シンガロング（Inst）
7. One Hundred（Inst）
※収録内容はA盤、B盤、C盤共通となります。

◆リリースイベント情報

▼2024年11月
・11/30（土）タワーレコード池袋店　13:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38149

▼2024年12月
・12/01（日）リミスタ　13:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38316　※配信でのイベントとなります。
▽特典会対象商品販売ページ
https://limista.jp/projects/5514?id=5514
・12/07（土）エンタバアキバ　12:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38323
▽オンライン特典販売ページ
後日発表いたします。　※オンライン特典会の配信予定はございません。
・12/08（日）錦糸町某所　①13:00②15:45
・12/14（土）ヴィレッジヴァンガード+PLUS(イオンレイクタウンmori)　①13:00②15:30
https://stand-up-project.jp/schedule/38292
・12/15（日）タワーレコード津田沼店　①12:30②15:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38353
・12/16（月）エンタバアキバ　19:00　※商品店着日
https://stand-up-project.jp/schedule/38329
▽オンライン特典販売ページ
後日発表いたします。　※オンライン特典会の配信予定有り。
・12/17（火）タワーレコード新宿店　19:30　※商品発売日
https://stand-up-project.jp/schedule/38295
・12/18（水）タワーレコード新宿店　19:30
https://stand-up-project.jp/schedule/38298
・12/19（木）タワーレコード錦糸町パルコ店　19:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38301
・12/20（金）タワーレコード川崎店　19:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38304
・12/21（土）エンタバアキバ　①12:00②14:30
https://stand-up-project.jp/schedule/38334
▽オンライン特典販売ページ
後日発表いたします。　※オンライン特典会の配信予定有り。
・12/22（日）タワーレコード池袋店　①12:30②15:00
https://stand-up-project.jp/schedule/38319
・今後の情勢によりイベントスケジュール、会場の変更、または中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。