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2024.11.15
iSPY

4年目に突入したiSPYは、今も強い信念を胸に、きらめく世界へ向かって走り続けている。 【iSPY 3nd Anniversary LIVE パノラマ〜5人が映す世界~】公演レポート!!!!!

 iSPYが、結成3周年を祝い、11月10日(日)にCLUB CITTA' (川崎)で3周年ワンマン公演「【iSPY 3nd Anniversary LIVE パノラマ〜5人が映す世界~】」を行った。果たして、「5人が映す世界」とは、どんな素敵な景色だったのか‥。

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  メンバーの一人一人を。そして、笑顔を交わす5人の姿を映し出す映像を受け、煌めいた音色と躍動したリズムが流れだす。新衣装に身を包んだメンバーが一人ずつステージへ。それぞれに決めるポーズが愛らしい。5人が踊りながら煽る姿に向け、フロア中から熱い声が飛び交う。そして‥。

 

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ライブは3周年を迎え、ここから4年目へ向かって駆けだす今の5人の気持ちを示すように『未来』からスタート。大きなライブのときには、次のライブに向けて終盤か最後に『未来』を歌うことが多い中、あえて冒頭に持ってきたのが嬉しい。それは、4年目も一緒に夢を追いかけ続けようという彼女たちからの熱い誘いの声??「戦う準備はAll right?僕らもう止められない」の歌詞通り、彼女たちが未来へ向けて力強く決意を伝えてきた。だからこそ、その思いを全力で応援したい。
 
  歌始まりの『僕とあの子とetc…』でも、キラキラと輝くダンサブルなポップチューンに乗せ、5人は愛らしい表情を浮かべて歌っていた。その姿に向け、大勢のパティシエ(ファン)たちが力いっぱい声をぶつけだす。iSPYのライブは、パティシエたちの声のデコレートがあってこそ理想の姿になる。1曲ごとに、その日最高の味に仕上げていく、その楽しさをこの日もたっぷりと味わおう。

 胸をキュンと鳴らすイントロのメロディーに触れたとたん、煌めく音の輝きに心が満ちてゆく。弱さも知ったうえで、自分が信じた道を突き進む意志を示した『Precious Pieces』らしく、彼女たちが煌めいた音に乗せ、透き通った5つの歌声を重ね合わせて歌うたびに、自分の中に少しずつ蓄積していた弱い感情も、未来へ気持ちを向ける輝きに変わっていく。そんな風に彼女たちが思わせてくれるから、5人に熱い視線を向けていた。

 

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三葉みゆ


  
 飛びだしたのが、彼女たちのグループ名を冠した『iSPY』。ライブでも人気の高い歌が序盤に登場。楽曲が始まったとたん、場内中のパティシエたちが、これまで以上に声を張り上げ、彼女たちにエールを届ける。5人が大きく手を振り、誘いをかけるたびに、フロアでも同じ景色が広がりだす。ステージの上で元気いっぱいに弾けるように歌う彼女たちの姿が、めちゃめちゃ輝いている。その眩しさをつかみたくて、5人に向けて、たくさんの人たちが熱狂の手を伸ばしていた。だって、僕らの運命の人たちがそこにいたんだもの。


 「今日、世界一アチアチの会場にしましょう」(楠城ひめか)や、「今日は3周年当日、いっぱいラブラブしましょう」(三葉みゆ)の言葉が嬉しい。香月まかはの「ズッキュン!!」の言葉も、会場にいる人たちのハートをしっかり射抜いていた。フロアからは、3周年を迎えたiSPYに向けて「おめでとう!!」の熱い声も飛び交っていた。

 

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楠城ひめか


  「私たちに全力見せてくれますか」と煽る萩田こころの声を合図に、次のブロックは、大人の香りとほとばしる熱を抱いた『赤い果実のDestiny』からスタート。妖艶さも秘めた楽曲の上で彼女たちは情熱的な踊り子となり、艶めいた色も放つ妖しい大人の魅力を、背伸びした姿で伝えてきた。熱情したダンサブルな楽曲に乗せて、内に秘めた熱い感情を吐き出すように歌う様が胸を熱く揺らす。途中に飛びだした、瀬乃かなの「ねぇ...もう私...昔みたいに子供じゃないんだよ...愛してる」の言葉にドキッとし、ハートを射抜かれた人たちも多かっただろうか。

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萩田こころ

  これから訪れる季節に似合う歌として、彼女たちは冬を舞台にした『さよなら流星群』をプレゼント。この曲でも彼女たちは、胸に抱いた愛おしくも強い思いを、目の前にいる一人一人に伝えるように歌っていた。彼女たちらしい明るさも抱きながら、ときに大人の女性としての魅力も提示。会場中を照らすキラキラ輝くミラーボールの光が「あなたを照らしたい」の歌詞と重なり合い、この曲の持つ切なくも情熱的な思いへ煌めいた彩りを与えていた。

  クリスマスベルの音が鳴り響く。この場をキラキラとした聖なる夜の宴の場に染め上げ、5人は胸のドキドキを膨らませながら『恋のプリンセチア』を歌っていた。「今日はたくさんの幸せがみんなの元へ届きますように」と伝えたメンバーの言葉を耳にし、今、この瞬間だってたくさんの幸せを感じていることを改めて実感。彼女たちが甘えた素振りで、しかも眩しい笑顔で歌いかけるたびに気持ちが華やぎだす。彼女たち自身が歌のヒロインに心を染めきって「大好きだよ」とアプローチしてくるんだもの。ずっとずっとこの幸せの時間が続きますようにと願いたくなる。

 Halloweenの季節が似合う怪しい音楽に乗せ、メンバーたちがシルクハットを手にパフォーマンスを始めた。まるでミュー.ジカルの一場面のような華麗なSHOWを見ているようだ。5人がシルクハットを投げたのを合図に飛びだしたのが、『ドキドキヴァンパイア』。激しく躍動するダンスナンバーの上で、彼女たちは怪しい素振りも見せながら。でも、愛らしさも攻める牙(魅力)にしながら、動きの速いダンスパフォーマンスに乗せ、5人のチャーミングなモンスターたちが舞台の上ではしゃいでいた。いや、この場に生まれた異境の地で華やかに、軽やかに踊りながら宴を楽しんでいた。性急なビートも印象的な楽曲の上で、甘い牙を向けてみんなへ噛みつく彼女たち。その嬉しい挑発にドキドキが止まらない。

 

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  続いて披露したのが、今の5人の思いを詰め込んだ、新曲の『パノラマ』。スケールの大きな、しかも、曲が進むごとにドキドキやワクワクした気持ちが広がる、とても華やかでドラマチックな楽曲だ。歌詞には、今の自分たちがこの場で歌っている意味を、いろんな思いの視点から伝えている。そのうえで「信じた先へ」と、未来へ進む強い意志を彼女たちは示していた。今の5人には、どんな未来の景色がパノラマのようになって映っているのだろうか。『未来』と同じように『パノラマ』も、仲間たちと一緒に結束し、ここから未来へ向かって素敵な景色を見つけにいこうと約束を交わす、心踊らす楽曲だ。5人が力強く歌う「信じた先へ」の言葉を、僕らも信じたい。

  ここからは、過ぎ去った夏の景色をこの会場へ取り戻すように夏曲を連打。躍動する激しさと情熱を抱いた楽曲を身体で感じながら、5人は『夏の日の花火のように…』を通し、切なさを抱いた声で、胸の内に抱いた後悔を吐き出すように歌っていた。パワフルなパフォーマンスに乗せ、少し影を持った、でも熱情した声で、5人は凛々しく、力強く歌いあげていた。

 激しく派手な音が場内中を駆けめぐる。熱情した強烈なダンスナンバー『決意の虹』に乗せ、5人は胸に抱いた意志と決意を力強くぶつけていた。その歌は、決意を記した一つ一つの強い言葉を自分たち自身にも向ければ、同時に、その意志をパティシエたちにも伝え、共に物語を始めようと誘う声にも聴こえていた。彼女たちが見ている、「夢が叶うその瞬間」を一緒に見てみたい。

 

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  この場を眩しい夏の光降り注ぐ景色へ染め上げ、一緒に青春を謳歌するように、iSPYは『夏色ラムネ』を歌唱。5人とも、甘えた素振りでチャーミングに歌いかける。「しゅわしゅわ弾ける」の歌詞ではないが、ステージの上で無邪気にはしゃぐ5人の姿は、まさにしゅわしゅわと弾ける炭酸のよう。彼女たちの甘い告白を受けながら、ときに声を張り上げ、この場へ一緒に、熱情した刺激的な夏景色を描きたい。

  その勢いをさらに加速し、華やぐように、iSPYは『青春Shower』を歌唱。5人とも心の針を眩しい青春時代に巻き戻し、一人一人がキラキラとした輝きの源になってステージの上で弾け、はしゃいでいた。メンバーたちが舞台の上でくるくる回る姿に合わせて、観客たちもその場でくるくると回れば、5人に向けて全力で声をぶつけてゆく。彼女たちのかけ声に合わせて一斉にジャンプをする瞬間、みんなも青春を感じていた。この日の5人は、大勢のパティシエたちの降り注ぐ声援のシャワーを浴びて、ひと際キラキラ輝いていた?!5人がスクラムを組んで歌えば、フロアでも同じ景色が広がるのも嬉しい。その一体感が楽しくて、彼女たちのライブに足を運ぶ人たちもきっと多いはずだ。

  「宇宙(そら)へ響け僕らのメロディー」の歌を受け、この会場へ輝きを降り注ぐように、彼女たちは最後に、晴れた声で『Starlight Signal』を歌いだした。この曲でも5人はけっして挫けることなく、ここから突き進む強い意志を示していた。歌詞に込めた思いを、一人一人が自分の胸の奥へしっかりと響かせるように歌う姿も印象的だ。「こんな僕でも君たちを照らす星になれるなら...」と歌った言葉が嬉しい。彼女たちは「叶えたい夢がここにあるから」と歌いながら、自分たちがこれからも輝き続ける、その姿勢と思いをしっかりと示してくれた。

 

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香月まかは


 次々と、「どーん」と打ち上がる花火の音。アンコールは、共に汗を振り乱し熱狂を描いた夏の景色の日々をこの場へ取り戻すように、『Summer Gyuuun!』からスタート。お互いの熱い関係を、メンバーたちが思い込めた言葉にして次々と伝えてきた。軽やかに飛び跳ねながら、早口で歌う姿も印象的だ。まるで彼女たちの積極的な告白を聞いているようで、胸がギュッと嬉しくしめつけられる気分。「僕と君がいる」の言葉も嬉しい。終盤、みんなで手を振り上げ、一緒に踊り弾けるひとときもめっちゃ楽しかった。
                                
 「ここはまさに5人の映す世界だなと思っています。みなさんも楽しいですか?!」(萩田こころ)の言葉を受けて、瀬乃かなの思い切り気持ちを吐き出した煽り声を合図に、ラストスパートのブロックへ。

 

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瀬乃かな

 

  「ねぇ ここからなにか伝えたくて 見上げた空 天色にI love you」と歌いながら、彼女たちは、この場を甘くカラフルな空間へ染め上げるように『天色にI love you』を歌唱。「ねぇここからなにか伝えたくて」と、手にしたタオルを振り回し歌い踊る姿に向けて、場内中から熱い声が止めどなくあふれだす。5人が手にしたタオルを振り回すたびに、場内中でもたくさんのタオルやペンライトの輝きが回り続ける。終盤には、メンバーと観客たちがタオルを天高く振り上げジャンプする景色も。この一体感が最高だ。

 

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「みなさん、iSPYのことをもっともっと好きになっちゃいましたか?!」と煽る楠城ひめかの声を受け、「もっともっとiSPYのことを好きになれ」の言葉を合図に、彼女たちは『好きになれ!』を歌唱。一人一人が、パティシエたちへ、アイドルだからこそ覚えるもどかしい様や前向きな気持ちを告白するように歌いながら、「好きになってね」と思いを届けていた。その甘い誘いの告白が、胸をズッキュン撃ち抜いてゆく。ステージの上で可憐に歌い踊る姿が、花咲く5つの華やかな花のようにも見えていた。

  最後の最後にiSPYが歌ったのが、『STAGE!!』。3周年公演の最後に、ライブの風景や、舞台の上での思いを綴ったこの歌を持ってきたのが嬉しい。「走れ走れ速く あの煌めく世界まで」と歌う彼女たちに向け、熱いエールを送るようにたくさんの手が揺れ、熱い声が飛び交っていた。これからも変わることなく彼女たちはSTAGEの上で輝きながら、iSPYの歌に触れた一人一人と心を一つにしながら、「無限に広がる夢の地図を描く」ための思いを描き続けてゆく。STAGEこそが、彼女たちにとっての輝く場所であり、生きるための場。その輝きを、これからも一緒に煌めかせようじゃないか。iSPYが描く夢の地図には、パテシィシエたちの声も欠かせないのだから。いつだって応援する仲間たちへの思いを歌にし、共に未来へ歩もうと誘いかける、彼女たちのその気持ちが嬉しいよね。

 

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 「今の5人の思いをしっかり受け止めてくれて本当に嬉しいです。最高の1日ありがとうございます」の言葉も嬉しい。4年目に突入したiSPYは、今も強い信念を胸に,あのきらめく世界へ向かって走り続けている。ぜひあなたも、その横で一緒に走ってみないか。

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PHOTO:佐藤広理

TEXT:長澤智典

 

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セットリスト
『未来』
『僕とあの子とetc…』
『Precious Pieces』
『iSPY』
『赤い果実のDestiny』
『さよなら流星群』
『恋のプリンセチア』
『ドキドキヴァンパイア』
『パノラマ』(新曲)
『夏の日の花火のように…』
『決意の虹』
『夏色ラムネ』
『青春Shower』
『Starlight Signal』
-ENCORE-
『Summer Gyuuun!』
『天色にI love you』
『好きになれ!』
『STAGE!!』

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