こみっきゅおん！が結成2周年を祝おうと、10月3日(木)にSpotify O-WESTで「こみっきゅおん！2nd Anniversary ONEMAN LIVE VIOLA〜揺るがない想い〜」公演を行った。最新ミニアルバム『VIOLA』の評判も高い彼女たち。当日の模様を、ここにお伝えします。

　華やかなSE(『ヤムヤムウォーアイニー』)に乗せてメンバーらが舞台へ。ステージ背景に用意した大きな銅鑼をジャ～ン！と鳴らすのを合図に、ライブは『ヤムヤムウォーアイニー』からスタート。躍動する強烈なダンスビートと印象深いメロディアスな楽曲の上で、メンバーたちが心も身体も軽やかに歌い躍りだす。フロアからは、熱情した声が次々と上がる。このままアチチな熱狂をつれてイッちゃってほしい。フロア中から彼女たちの歌にあわせて「チャイナ」の声が飛び交う。この勢い、本気でイッちゃいそうだ。
  その勢いをさらに加速するように、メンバーらが早口で『GAO★ぷんでらめっチョ』を歌唱。愛らしい表情で笑顔を振りまきながら胸を躍らせる歌を次々届けるたびに、気持ちの熱がグングン上がりだす。6人が舞台の上ではしゃぐたび、どんどんにやけてくる。
　アッパーなビートに乗って、彼女たちと一緒にはしゃぐのも楽しさだが、親しみ覚える優しくてポップな。何より、彼女たちのチャーミングな妹感を味わえる『おねがいかみさま』に触れていると、鼓動がドキドキと強く鳴りだすのが胸の奥から伝わってくる。その可愛い歌声と仕種は、人をメロメロにする嬉しい罪だ。甘えるように歌う、その姿を視線がずっと追いかけていた。
　『リボン:Reborn』が飛びだしたとたん、フロア中が熱く沸きだした。彼女たちの歌へ思いを返すように、「俺もー！」の声が飛び交っていたのが印象的。弾む演奏の上で、出来立てのポップコーンのように思い切り弾けて歌う姿が気持ちを騒がせる。だから、声を張り上げずにいれなかった。

　2周年を記念し、この日は全曲を披露するライブ。次に届けたのが、「Oi!Oi!」と声を張り上げ、拳を突き上げて騒ぎたくなる『だりらりだりらら』。ちょっとダウナー(だるい)ぎみな声も見せながら、でも、曲が進むごとにメンバーのテンションがアガれば、つられてフロアを埋めた観客たちからも熱情した声が轟き渡る。後半で6人は凛々しい声で、いや、強気な感情に気持ちを染め上げ、攻めるように歌い、パフォーマンス。歌詞と気持ちをシンクロして歌う彼女たちの姿は、とても逞しい。
  カラフルでキラキラした楽曲の上で、メンバーたちは晴れた感情のモートへ。躍動する華やかな『グッドナイトワールド』に乗せて、6人は少し艶めいた魅力もチラチラと見せながら攻める。途中にはメンバーがそれぞれにダンスパフォーマンスも見せる場面も登場。少し背伸びをした大人の魅力を持ってせまる彼女たちも魅力的だ。歌い終わり、一度、眠りにつくメンバーたち。そこへ…。
  目覚ましの音が鳴り響く。眠りから覚めて起きた彼女たちは、それまでの妖艶な夜の自分を脱ぎ捨て、無垢で爽やかな乙女に胸の色を染め上げる。無邪気な乙女モードで、胸をキュンキュンときめかせて『グッドモーニングコール』を歌うその姿が、とても眩しい。天真爛漫で無邪気な彼女たちの姿は、みんなをメロメロしてゆくくらい、本当に無敵だ。
  切々としたピアノの音色の上で、胸の内に秘めた思いを零すように歌唱。やがて、ゆったりと楽曲が弾むのにあわせ、胸に抱いた思いにも少しずつ色が差す。彼女たちは『かくりつなんぱーせんと』を、みずからへ問いかけるように歌っていた。思いを一つ一つ大切に届けるように歌う彼女たちを、フロア中の人たちが微笑ましい姿で見つめていた。6人の気持ちを手紙のようにして伝える歌だからこそ、より思いが胸に深く落ちていった。

　MCでは、2周年公演へ向けての思いを、新メンバーの視点で伝える場面も登場。

  ライブは後半戦へ。ようやく過ぎ去った夏をこの会場へ連れ戻すように、今年の夏、この歌と一緒に駆け抜けた思いを振り返りながら、こみっきゅおん！は『拝啓さまざまSUMMER』を歌唱。なんてことを書いてるけど、『拝啓さまざまSUMMER』が流れたとたん、メンバーのテンションがアガるのはもちろん。フロア中の人たちの感情の温度計が一気に急上昇。いきなり、この会場が猛暑の夏景色に染めあがっていた。でも、みんなそうしたかったんだよな。だから、全力で声を張り上げ、6人に熱情したエールを送り続けていたんだもの。途中に愛らしいトロピカルなムードも描きながら、6人の歌声と楽曲はどんどん熱を上げていく。
  この勢いを持って眩しい晴れた笑顔で駆けだすように、彼女たちは『たちこぎペダル』を歌唱。こみっきゅおん！のライブに、ずっと温かい一体感を生み出し続けてきた楽曲だ。6人と観客たちが感情のペダルを力強く漕ぎながら、一緒に青春の景色を駆けめぐる。一緒にランデブーしてゆく、このひとききがめっちゃ青春だ!!!!!!

　冒頭から熱い熱いクラップが飛び交った『JUMP』で彼女たちは、エレクトロなビートの上でクールさと秘めた熱を抱いた歌声を巧みに使い分けながらせまってきた。甘くチャーミングな笑顔も魅力だが、秘めた情熱を少しずつ膨らませるように凛々しく歌う様も、こみっきゅおん！の格好よい姿を描き表しているようで魅力的だ。後半には、「JUMP JUMP」の声にあわせて、みんなが飛び跳ねていた。
  続く『NEO WORLD ORDER』でもクールに歌いだしながら、我曲が躍動するのを合図に、フロア中の人たちが騒ぎだす。メンバーたちは歌詞へ綴った思いに気持ちを染め上げ、次第に感情のアクセルを上げながら歌声を響かせていた。間奏では、フロア中から熱いMIX飛び交う。その声もパワーに、6人は秘めた情熱を思い切りこの場へ花咲かせるように、躍動したカラフルでスペイシーな楽曲の上で高らかに歌っていた。
  最後にこみっきゅおん！が歌ったのが、この場を超ハイパーでカラフルな空間に染め上げる、わちゃわちゃとしたアッパーチューンの『超越展開POROPOROコミッキュ』。ステージの上で全力で弾ける彼女たちに向け、フロア中から止めどなく熱いコールが飛び交い続ける。メンバーらと同じ動きをしながら、一人一人がこみっきゅおん！のメンバーとなってはしゃげば、途中には両隣の人たちと肩を組んで声を張り上げる場面も。「始まりの1ページ」の歌詞ではないが、この公演をきっかけに、また新たなぺージを開いて、新しい熱狂と幸せの景色を彼女たちと一緒に描きたい。そんな気持ちに染まっていた。

  ふたたびSEに乗って、バーらが舞台へ。「みんなの声まだまだ聞かせてください」の声を合図に、ライブは『左ききのメイビーU』からスタート。この曲も、こみっきゅおん！のライブにずっと熱狂の景色を作りあげ、観客たらの理性を壊してきた楽曲だ。この日も、キラキラ輝くステージ上の6人に向けて気持ちを野獣に染めあげた観客たちが、野太い声を張り上げ、彼女たちに熱いエールを送っていた。舞台の上で眩しい輝きを放ちながら歌う乙女たちへどんどん夢中になるからこそ、一緒に騒ぎたくなる。「大好きー」の声に沸きたくなる。

　MCで出た、「3年目のこみっきゅおん！、もっともっと加速していくので、よろしくお願いします」の言葉が嬉しい。

  「あなたと繋いだ 物語だもんね  奇蹟は一つもなかったはずてしょ あなたの大事な物語だもんね ゆめゆめ 忘れずにいて ねっ」」とアカペラで歌う声が響きだす。この夏、メンバーとファンたちが、互いの関係をグッと近づけた思い出の曲『ゆめゆめ』だ。この場に足を運んだ大勢の人たちが、彼女たちとこの曲を通して、素敵な物語を紡いできた。だからこそ、思い出を振り返るだけではなく、ここからさらに互いの絆を深く結び合うドラマを綴るように、『ゆめゆめ』を通して思いを強く結びあっていた。
  最後にこみっきゅおん！は、『プラチナAGE』をプレゼント。無条件にテンションをアゲる楽曲の登場に、誰もが無我夢中ではしゃいでいた。愛らしく軽やかに、どこか甘えた素振りで歌い躍る彼女たちに向け、フロア中から熱い口上も飛び交う。 頭をカラッポに、少年少女に気持ちを染め上げ夢中になって青春していける。こんな楽しさ、なかなか味わえないよ。だから、こみっきゅおん！の元に足を運ぶんだけどさ。

  こみっきゅおん！は、11月より3ヶ月連続新曲リリースが決定。さらに、2025年3月29日(土)には、「こみっきゅおん！ONE MAN LIVE 2025「SWEETS ISLAND」@品川インターシティホールの開催も決定した、ますます楽しみが膨らんだ!!!!!!

TEXT:長澤智典　

11月より3ヶ月連続新曲リリース決定！

【ワンマンライブ情報】
こみっきゅおん！ONE MAN LIVE 2025
「SWEETS ISLAND」
日程：2025年3月29日(土)
会場：品川インターシティホール
時間：OPEN 16:30 / START 17:30
＜券種＞
・Sチケット：¥10,000(優先入場 / 記念グッズ&集合チェキ付)
・Aチケット：¥5,000(静止画のみ撮影エリアにて撮影可能) 
・Bチケット：¥2,500
※チケット販売、オフィシャル先行情報は追って告知します

SNS
https://www.comiqon.com/
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セットリスト
『ヤムヤムウォーアイニー』
『GAO★ぷんでらめっチョ』
『おねがいかみさま』
『リボン:Reborn』
『だりらりだりらら』
『グッドナイトワールド』
『グッドモーニングコール』
『かくりつなんぱーせんと』
『拝啓さまざまSUMMER』
『たちこぎペダル』
『JUMP』
『NEO WORLD ORDER』
『超越展開POROPOROコミッキュ』
-ENCORE-
『左ききのメイビーU』
『ゆめゆめ』
『プラチナAGE』