SUPER☆GiRLSの樋口なづなです。連載最終回を迎えました。何を書けば良いのか、何から書けば良いのか 凄く悩みました。この連載を読むのを楽しみにお仕事頑張って来たよとか、連載のこの言葉にすごく救われたよとか。そんな皆さんの感情にいつまで経っても応えられる場所にしたいなという思いと共に、最後を綴ります。

皆さんは未来を愛する事は得意ですか？私はどちらかというと過去を愛するタイプです。例えば、これからこんな成長を遂げて こんな景色を見せてくれそうだな…！と思わせてくれる推しメンよりも、この子はこんな言葉をくれた事があるんだ、素敵な景色を見せてくれた事があるんだ…！という事実を持った推しメンを選びがち。人それぞれかもしれませんが、皆さんはどちらを選びますか？私は簡単に言えば、「期待する事」が得意ではないのかもしれません。ですが、初めてステージに立ったあの日の自分は、確かに自分の未来に期待をしていました。オーディション合格を受け渡された時も、初めてマイクを持った時も、皆さんが応援してくれている自分には期待をしていました。

しかし、歌を失敗した日、良くない言葉ばかり目に付いた日。自分への期待は減り、絶望ばかりが頭をぐるぐるして…。気付けばお風呂ですすり泣いていました(笑)。期待を裏切られると悲しくなりますが、自分で自分を裏切った時も、こんなに悲しく悔しく苦しくなるのだと実感しました。絶望を感じる度に、ファンの皆さんの温かさが私の暗い気持ちをサーっと消し去って、忘れさせてくれました。

生きていれば絶望する日もある！わたしもある！あなたが落ち込んだ日は 「でも自分はなづちゃんの事支えているし〜これからも支えるし〜」と自分の必要意義を再確認してください。あなたがあなたに絶望しても、私は絶対にあなたに絶望しないです。未来のあなたも好きでいられる自信があります。

私が製菓に夢を見た、あの日のチェリータルト。ちょっぴりクリームチーズの酸味を感じたあのクリームの味を再現してみました。私の舌は 記憶能力がないからか、同じ味がした気がしました。あの日の私は 進学する未来に期待していました。学生樋口も上手くいかない日は落ち込みます。その時は皆、元気付けてよね〜！(笑) 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。