Speak emo
ファンの人みんなを幸せにするライブにできたらなと思います
辛くても続けたいと思えるので、辛いことも含めて楽しいんだと思います(キセ)
――先ほど「いいことばかりでもなかった」といったことをおっしゃった方もいますが、では、“アイドル”は楽しいですか?
一同:…。
――パッと出てこないですか???
一同:(笑)。
夏目:さきほどキセが言ったように、楽しいものの裏には必ず辛いこともあると思います。ステージは楽しい、でもそのステージの裏できちんとやることやらないとステージには立てない。一概に「めっちゃ楽しい」とは言えませんが、でもそれを選んだのは自分たち。やはり楽しいからですね。
――他の方は、楽しいですか?
おきんとん:楽しい!でも実は私、一番嫌いなのがレコーディングなんです…。先日新曲を2日間で3曲録ったんですが、レコーディング当日「ついにこの日が来てしまったか」と“嫌い反応”が出てしまって…。でもそれを乗り越えるよう頑張りました。そして昨日は、新曲の反応も良くて、いいものが皆さんに届けられたと思って、「頑張って良かったな」「嬉しい、楽しい、ハッピー!」という気持ちでいっぱいになりました。
――レコーディングのどういうところが嫌いなんですか?
おきんとん:全然うまくできない…。練習してるんですけど。「自分はこういう声をしてるんだな」とか、「分かってるはずなのにここは出来ていない、イコール分かっていない、だから出来ない」「どうしてだろう?」って自問自答を繰り返して、出来ない自分に腹が立ってきます。「ここで負けたらダメだ」「ちゃんとやりたい」っていう風に、いつも葛藤がありますね。
――自分に厳しいということじゃないですか?
おきんとん:そうですかね…。作曲のマモルさんに「おきんとんは忍耐力があるから、そこはすごいね」と言われました。以前「雨傘ヴォーグ」という曲のレコーディングで、私が出来なさすぎて泣いてしまったんですが、その時も「やってやる!」「ちゃんとやりたい!」という気持ちは強かったです。レコーディングでその泣いたテイクを使ったんですが、編集の方が「良くも悪くも歌詞に合ってるからいいよ」と言ってくれました。「涙のしずくが」という歌詞が、少し悲しい感じになっていて、今でもそこを聴くと、思い出して「はー」ってなります。
――リアルな感情を表現出来たということですよね。ねおさんはいかがですか?
ねお:楽しいですけど、努力しなくてはいけないところは、当たり前ですが、努力しないといけない…。それと、自分の声がコンプレックスなんですよ。
――そうなんですか???
ねお:以前に一度、チェキを撮る時に、初めて会った人に「男の子みたいな声をしてる」と言われて、半泣きになってしまったんですが、それ以降トラウマになってしまって…。レコーディングの時、地声で歌わないと声量が全然足りないので、サビを地声で歌っていたら、自分の声が嫌すぎて泣いてしまったこともあります。でもそういうコンプレックスもきちんと認めていかないと、これから先もっと頑張れないと思うので、ステップアップするために好きになるように努力しています。
――まだ好きではないと?
ねお:全然好きではないです。作曲してくださっているマモルさんが「もっともっと練習すれば地声とは違う歌声に聴こえるようになる」とアドバイスしてくれたので、「ホントかな?」と思いながら練習しています(笑)。
――地声は少し低めですよね。
ねお:結構低いです。
――でも、それが個性でもあるわけですよね。
ねお:そうですね。そのコンプレックスを個性として活かせるように、今後は歌い方も意識して取り組んでいきたいと思っています。煽りの時も、自分の声はブサイクなので、かわいい声のほうがいいとは思うんですが、でも自分が任されたところはきちんとやるつもりです。
――ブサイクなんてことはないですよ、はい。では、キセさん。
キセ:私はライブが好きで、正直言ってライブのためにアイドルしているようなところがあります。たとえば、私は歌は好きですけどダンスは苦手。それを克服する時間は確かに辛いと言えますが、それでも辞めたいと思わないです。それはライブが楽しいから。辛くても続けたいと思えるので、辛いことも含めて楽しいんだと思います。
――何でも簡単に出来たら、逆につまらないですよね。
キセ:はい。
――書庫さん、いかがですか?
書庫:そうですね。私はアイドルがずっと好きだったので、アイドルの現実と理想のギャップに結構「おお」となることが多いです。でも、みんな裏では努力しているのが分かって、自分も頑張らなくてはと思います。たとえば、告知で「みんな会いに来てよ」と言いまくらなくても来てくれるようになればいい、ヲタクの人に元気を与える側になりたい、など理想を色々と考えます。私は元々ヲタクなので、そう思わせるのは大変なことだと分かっていますが…。理想と違っていても、キセさんと同じようにライブが楽しいし、来てくれる人はみんな好きだし、メンバーも好きだから、ずっと続けたいです。ぜいたくな悩みかな…。
――「ライブ来て来て」と言うのも、「お金落として」というお願いではなくて、ライブをもっと楽しくしたいという想いがあって、それが伝わって自然と人が集まってくる、というのが理想ですよね。
書庫:自分でも「来て来て」と言いうのは、大切なこととはいえ、「どこか違うな」という想いはあります。そういう一つ一つが理想に近づけばいいのですが…。
――やりがいのある課題ですね。あむさん、楽しいですか?
あむ:楽しいです。でも辛いこともたっぷり。私もみんなも「あー」となって、鬱になることもあるぐらい。かわいいだけでは通用しないし、たくさん練習してもなかなか成長しないし…。それでも「アイドルでいたいな」と思っています。楽しいです。
「ダッタッ!ふむふむ」とか、ちょっと変な感じの歌詞ですけど、意味がすごく深いです(あむ)
――昨日は新曲「ばぶるがむシンドローム」を披露されました。いかがでしたが? お客さんからどんな反応がありました?
夏目:「ノリやすい」「分かりやすい」、それから「振りコピが楽しい曲だし、聞きやすい」という反応もいただきました。振りは真似しやすく作ったので、初見でもみんなついてきてくれました。楽しかったです。
書庫:今まで難解な曲が多かったので、「染脳ミームの入り口になる曲かもね」という声もありました。「The Last-Magic」もまあまあ入り口曲ですが、「ばぶるがむシンドローム」は振りコピが本当にやりやすいので「絶対入り口になる」と。
――では、21日に披露される予定の新曲「リガチャ。」はいかがですか? どんな印象を持たれました?
夏目:最初聴いた時、「めちゃめちゃ難解な曲がきた!」と思ったんですが、聴いているうちに何回も何回も繰り返し聴きたくなって、勝手に口ずさむようになりました。スルメ曲って感じ。なので、21日に披露する時も、みんなも最初は不思議な感覚になると思いますが、多分繰り返し聴きたくなる曲だと思います。今までのミームの曲にありそうでなかった曲ですね。
――他の方はいかがですか?
おきんとん:今までは色っぽく歌ったことがなかったんですが、リガチャは色気を出しました。
――色気を出してる! 僕はまだマモルさんの仮歌しか聴いてないんですが…(笑)。
おきんとん:(笑)。ダンスも特徴的な感じに仕上がっているので、披露するのがめちゃめちゃ楽しみです。
ねお:サビの部分が2人、4人と分かれている曲は初めてなので、すごく新鮮でした。ダンスも初めて取り組むジャンルで、結構難しかったです…。でも、何回も聴くとハマッってしまうし、ダンスも見入ってしまう感じなので、「はやく見せたいな」と思います。
――サビもみんなで、というのではなくて、いろいろな声の掛け合いのようなスタイルですか?
夏目:そうですね。
――それぞれの声の色が模様になるイメージですね。あむさん、いかがですか?
あむ:歌詞が不思議です。「ダッタッ!ふむふむ」とか、ちょっと変な感じの歌詞ですけど、意味がすごく深いです。
おきんとん:私は「染脳ミーム OR 死す」という部分が好きです。
あむ:「オアシス」という部分はカタカナだよね?
書庫:「OR 死す」だよ。
夏目:これは「オアシス」とも読めるんです。歌詞がかなり遊んでいますね。
――おぉ、なるほど。
書庫:そういう言葉遊びは結構あります。
――面白いですね。この曲、先に歌詞を見たんですが、「これどんな曲調なんだろう?」って思いました。もっと派手でポップな、ちょっと遊びっぽい曲かなと一瞬思ったんですが、実際に聴いてみるとオシャレな曲ですよね。歌詞と曲にすごいギャップを感じました。
おきんとん:(歌詞を見ながら)「シャバい」って何?(笑)
キセ:調べたんだよね…。
ねお:「冴えない」「ダサい」「根性なし」でした。
――皆さん「シャバい」なんて使いますか?
一同:使いません…。
――かなり昔の言葉ですね。元々は、いわゆる“任侠”といいますか、“そっち系”の人の言葉です。
おきんとん:「シャバ」のことですか?
――そうです!「シャバ」。“入ってる人”と“シャバの人”の対比で、“シャバの人”というのは、そっち系の人に言わせれば「軟弱な」「ダメな」という意味になる、と。
一同:あぁ…。
――で、もう一つの新曲は29日のお楽しみですか?
一同:はい!
ライブは「生で体感して欲しいな」って思うんです(夏目)
――では、9月29日のワンマンライヴに向けて、話せる範囲で結構ですので、どんなものになるか教えてください。
書庫:はい。29日のワンマンライブ。「染脳ミームと君だけの世界」を作ります。だから「絶対来ないと後悔するよ」「みんな来い」と。来ないと絶対後悔します! 正直なところ、みんな来てくれるのかな?という不安はあります。でも、来てくれた人には全力で楽しんでもらって、ミームに染脳されてに来て欲しいです。私たちは、9月29日のワンマンに賭けていて、練習も頑張っています。この先の未来が懸かってますから、みんな絶対来て欲しい!!
――続いて、キセさん行きましょう。
キセ:私も最初はワンマンに人が来るかな?と不安だったんですが、昨日のライブでたくさんの人と盛り上がって、「染脳ミーム優勝だったな」と感激したので、自信をもって「ワンマンに来て」と言えるようになりました。そして、ワンマンで披露する新曲が本当に良くて、絶対に泣けるのでぜひ欲しいです。それだけでもワンマンに来る価値ありです。
――先ほど触れなかった曲ですね。泣ける曲なんですね?
キセ:本当に泣けます。
――次は、ねおさん。
ねお:昨日のライブがとにかく楽しすぎるぐらい楽しくて、みんなたくさんツイートしてくれて、「染脳ミームのライブ楽しかった」「もう現実戻りたくない」と熱く書いてくれていました。ワンマンは1時間ぐらいやると思いますが、そんな楽しい時間をいっぱい過ごせるので、みんなに来て欲しいです。昨日「また来るね」と言ってくれた初めての方も、ワンマンにまた来てください。一緒に盛り上がりましょう!
――リーダーはいかがですか?
おきんとん:昨日のライブが「良かった」というツイートが、私の中のツイッターで話題になっています。
一同:(笑)。
――それは世界にも繋がっている、世界のツイッターだとも言えると思うんですが(笑)。
おきんとん:なんか「ヤバい」と思ってて…(笑)。最近ライブに来てなかった方が、ツイッターで盛り上がってるのを見て、「ワンマン行こうかしら?」と言ってて、「あぁ、この人たちは昨日のライブを見れなかったんだ」と思ったんですよ。楽しいことはちゃんと目で見て感じて欲しいですし、ワンマンに来て後悔はさせないし…。私たちも後悔したくないですから…。
――昨日のライブに来れなかった人で「行きたいな」って思ってる人がたくさんいるわけですね。
おきんとん:なので、昨日よりもグレードアップしたすっげーものをみんなで作りたいと思います。「みんな来てくれるかなぁ?「って自信がなかったんですが、でも昨日は、みんなであれだけの人を楽しませることができたので、「いけるかもしれない」っていう気持ちが生まれました。
――やはり昨日はいいきっかけというか、いい滑り出しになったようですね。あむさん、最後に締めますか? それとも今言っておきますか?
あむ:今言います(笑)。
――では、どうぞ。
あむ:最初のワンマンライブが埋まるかどうか、今めちゃめちゃ不安です。でも、染脳ミームに入って初めてお母さんに観てもらうつもりなので、特別なものにしたいです。
――お母様、まだご覧になったことがないんですね。
あむ:まだなくて。なので、ミームとファンの人とで絶対最高のステージにしたいなと思っていて…。頑張りたいです。毎回来てくれるファンの方々が今のライブでの成長を感じてくれているので、1周年のライブではめちゃめちゃ成長したってところを見せたいですし、新規の人たちにも「最高じゃん」って思わせたいですし…。ファンの人みんなを幸せにするライブにできたらなと思います。
――素晴らしい答えですね。
おきんとん:アイドルの鏡です!
――ファンの方にももちろんですけど、お母様にもいいものを見せたい、と。では最後、夏目さん、締めていただけますか?
夏目:いえいえ、そんな締めるなんて…。ミームのライブは今、動画がフルで撮れてしまうので、結局「どうせ動画で見られるからいいや」って思ってる人もいると思うんですよ。「また次があるからいいや」って思ってる人もいるだろうし…。でも、同じライブは二度とないし、ライブは「生で体感して欲しいな」って思うんです。昨日の主催ライブの動画を見直したんですが、楽しいのは伝わるけど、でも実際はあの画面以上に楽しかったので、それを感じられるのは現場しかないと思います。初期の頃、まだ試行錯誤していた時期に観た人たちが、今の私たちを観ると、絶対「あれ? 楽しいじゃん」ってなってくれるという自信がありますね。昨日のライブの反響で「楽しかった」「染脳ミームなにこれ、楽しいじゃん」っていうのがホントに多かったので、それがすごい自信になりました。だから、メンバーみんなが言ってるように、来ないと本当に後悔すると思います。ホントに身も精神も削って、時間も削って頑張っているので…。染脳ミームについてきて欲しいなって気持ちでいっぱいです。
――素晴らしい締めです!ありがとうございます!
一同:パチパチパチ(拍手)!
染脳ミーム ライブ情報
『感染中期』
1st anniversary one man live
日時:2019.09.29(日)open 17:45/start 18:30
会場:青山 月見ル君想フ
チケット:ADV ¥2,800+1D /DOOR ¥3,300+1D
https://t.livepocket.jp/e/mid-term_infection
染脳ミーム 商品情報
『Epidemic』
【CD】KNSN-001 1,944円(税込)
【収録曲】
01.千のmeme
02.パンデミックジェネレーション
03.感染地帯確定
04.行く
05.感染天使
06.薔薇の棘、スカート破れた
※Spotify、Amazon Music、LINE MUSICをはじめ各種サブスクリプションにて配信中。