Speak emo
今回は「演じるRYUTistを聴かせるシングル」だと思います
ちょっとだけ生活に余裕ができたかなって思います(ともちぃ)
――表題曲「センシティブサイン」ですが、まずはデモを聴いた時どういう印象を受けましたか?
むうたん:爽やかな曲だなって思いました。春っぽいなって感じましたね。
ともちぃ:私も春っぽいなと思いました。春って“スタート”の季節だと思うんですが、それにピッタリな曲だと思いました。
みくちゃん:仮歌を聴いた時点で、RYUTistが歌ってるのが想像できました。
のんの:春って環境が変わるので、少し不安もあれば、これからへの期待もあると思うんですが、それが表れている曲だなって思いました。
――作詞作曲はシンリズムさん。「シンリズムさんが曲を書いた」という情報が公開された時、「うわっ、またいい人選をしたな」と思ったんですが、実際こうして曲を聴くと、とてもいい曲なんですが、「ちょっとシンリズムさんぽくないな」って気もしました。まぁ、個人的な印象ですが…。
一同:あぁ。
――思いのほかシンプルですよね?
一同:そうですね。
――もっと複雑な和音とか落差のあるコード進行なのかな?と思っていたら意外とシンプルで、それも新鮮に感じました。
ともちぃ:確かに。
のんの:私たちに合わせて作ってくださったんだな、っていうのは思いましたね。
みくちゃん:(昨年11月の)新宿ReNYさんでのライブにシンリズムさんが来てくださったんですよ。多分その後に出来た曲だと思うので…。
ともちぃ:絶対そうだよ。
みくちゃん:ライブの映像とかも見てくれてたって言ってましたし…。
むうたん:そうそう。
――で、シンプルでストレートなぶん、すごく歌が重要になってきてる印象ですが…。
むうたん:難しかったですね。
みくちゃん:この曲は難しい。
ともちぃ:うん。
のんの:この曲を練習してた時はもうちょっと柔らかく歌ってたんですが、実際のレコーディングの時はわりと力強く、サビとかはかなり力強く歌いました。
ともちぃ:「明るめに」っていう感じで。
――そうなんですね。ところで「センシティブサイン」というタイトルですが、これはどういう意味ですか?
ともちぃ:「敏感な印」…(笑)。
みくちゃん:もう、それ和訳しただけじゃん!
――どういう意味だと捉えて歌っていますか?
ともちぃ:のんのが最初に言ってたように、新しいことへの期待と不安が入り混じった感じの、ちょっと感情が浮き沈みしやすい…。
のんの:繊細な。
ともちぃ:そう「繊細な」ってことかなと思いながら歌ってます。
――では、この場合「サイン」はどういう意味になりますか?
ともちぃ:「先で待ってて きっと出会えるから」という歌詞があるので、きっと「今ここが大事な時だよ」っていうサイン…なんですかね…?
――なるほど。夢羽さんはどう思われますか?
むうたん:「先で待ってて きっと出会えるから」という歌詞があるんですが、これが「サイン」なのかなって。お客さんに向けて歌う時に、それが「先に続くサイン」というか「先でまた出会う時に通じるサイン」になるのかなって。
――あぁ、「合図」みたいな。
むうたん:そうです。
――素晴らしい解釈ですね。
ともちぃ:乃々子さんがこの間い言ってたこの曲の解釈が素晴らしくて。
――では、お願いします。
のんの:私はこの歌詞をいただいた時…ちょっと待ってくださいね…。
一同:(笑)。
のんの:えぇ~っと、「少し待ってて」「ずっと大切な あなたに」っていうのは一体誰なのか?って考えたんです。歌詞を読み返してずっと考えてたんですが、ふと気づいたんですよ。「未来の自分」だって。Aメロでは今の私たちが自分たちのちょっと強がってるようなところを「あまり良くないね」って反省してるんですが、Bメロで…ちょっと待ってくださいね…Bメロは置いといて…。
――あ、はい、置いといて(笑)。
のんの:(笑)。「憧れた町まで 先で待ってて きっと出会えるから」っていう歌詞があるんですが、それは、自分が想像してる未来に憧れている自分のことを歌っていて、「そのようにきっとなれるから」ということなのかなって思いました。
――なるほど~。
みくちゃん:その解釈を聞いて「すごいな」と思ったんですよ。ずっと「センシティブサイン」の意味を考えてたんです。例えば、大切なあなたが未来の自分だとしたら、未来の自分が、今の自分に「大丈夫だよ、頑張れるよ」みたいな感じで、いろんな手がかりというか、いろんなサインを残してくれていて、今の自分は未来の自分になるためにそれを辿ってるんじゃないかって。だから「センシティブサイン」は、未来の自分が今の自分に語りかけてくれてるサインというか…。「大丈夫だよ」みたいな「まだ出来るよ」みたいな感じで言ってくれてる「サインなのかな?」って思ったんです。
――素晴らしいですね。「サイン」って、道路標識とかの「標識」って意味もありますが、まさに未来に辿り着くまで「どこをどう通っていくか」を示す道標っていう感じですね。
みくちゃん:はい。未来の自分が今の自分に送ってくれてるエールとも言えるかもしれません。
――では、それを踏まえて宇野先生一つお願いします。
ともちぃ:はい。先生は~(笑)。えー、2番サビの歌詞「なぞろうよ 雨に流れる前に」「足早で向かうよ」っていう箇所なんですが、多分これもその合図の一つで…。今すごく苦しいこととか辛いことがあっても大丈夫だから、諦めないでどんどん先に進もうっていう意味なんじゃないかなって思いました。あんまり振り返り過ぎないで、どんどん先に進んで行こうよ、って。
――さすがです。素晴らしい解釈ですね。で、この歌詞。一行一行、一語一語進んでいくにつれ、ニュアンスが変わっていく箇所がたくさんありますよね。特にAメロとか。
ともちぃ:そうですね。
――「平気なフリして 強がって見せる」とくるので、あぁ、何かに対して虚勢を張ってるんだなと思いきや、その後に「~癖も 本当はあまり良くないね」と。「良くない」っていう風に“反省”したりしてるわけですよね。あと、「必ず春はくるよ」という一節では、「あぁ、春はくるのかな」と思ったら、その直後に「信じたいな 今だけ」と。来るかどうか分からない、みたいな感じじゃないですか。そういう“行ったり来たり”するのを表現するって、難しくなかったですか?
みくちゃん:そうですね。この曲は…主人公の心情を考えるのが難しくて…。一行ずつ見ると「あ、違うんだ」「あれそうなのかな?」って思って。春の多感で敏感な時期の“グチャグチャ感”みたいなものを表してるのかな?って思いました。
ともちぃ:すごいナヨナヨしてるよね。
みくちゃん:そう。だからこの曲は、元気に歌う曲でもないし、かといってしんみり歌う曲でもなくて、主人公の心のモヤモヤを表現するのが難しかったなって思います。
のんの:確かに、ポジティブになったりネガティブになったりしてるから、ちょっと気持ちが不安定な感じがありますね。
ともちぃ:それが「センシティブ」な。
――まさに「センシティブ」ですよね。あ、なんかいろいろ繋がってきましたね(笑)。
一同:(笑)。
――やっぱり春は、そういう不安定な気持ちになるものですか?先ほど乃々子さんもおっしゃっていましたが「期待もあれば不安もあり」みたいな感じですか?
みくちゃん:ありますね。現在の自分にも。
――そういえば、友さんは二十歳になられたばかりですよね?
ともちぃ:はい、そうです。
――お酒飲めるようになったわけですよね?
ともちぃ:そうですね。でもまだ飲んでないんです。
――あまり興味ないですか?
ともちぃ:興味はあるんですけど…。飲む機会をちょっと見計らってます。
――二十歳になって、法律的に大人というか、いろいろ出来るわけじゃないですか。やはり不安とか期待とか?
ともちぃ:そんなに前と変わらないですけど、でも、ちょっとだけ生活に余裕ができたかなって思います。
――それは時間的にってことですか?
ともちぃ:時間的にです、はい。
――金銭的に、ってことではないんすか?(笑)
ともちぃ:金銭的にはもう全然です。
――そんなことないでしょ。
ともちぃ:そんなことあります!
――(笑)。まぁ、そういう生々しい話はちょっと置いといて。
一同:(笑)。
――なるほど。そういう「不安と期待」とか「移ろいゆく感じ」には、何か強い色ではなくて、微妙で繊細な、それこそ「センシテイブ」な色彩がありますよね。
みくちゃん:それこそすごい「淡い」感じがします。ジャケットみたいなの。この曲のカラーはちょっとふわっとした感じだなって思います。
――ジャケットとも繋がりましたね。
みくちゃん:はい(笑)。
――あと、ちょっと思ったんですが、未来の自分やこれからのことに想いを馳せて不安や期待を抱いたりする部分は、「黄昏のダイアリー」の続編みたいな雰囲気もあったりしますよね。
みくちゃん:確かに。「黄昏のダイアリー」には「いつか進んでも」っていう歌詞がありますが、「進んだ後」ってことですよね?
――そうです。
みくちゃん:進んだ後の新しい環境に対する「不安」とか「期待」ですね。
――はい、そうです!
ともちぃ:それが高校3年生だとしたら、多分みんな大学に進学して、それぞれ別の道に進んでいった後の4月…。
――そうですよね。
ともちぃ:それが「センシティブサイン」に続く、と。
――まさにそうです。
むうたん:たしかに、言われたら…。
――なんか大人が仕組んでるんじゃないですか?そういう「続編」みたいな体で(笑)。
ともちぃ:何も聞いてないです。
みくちゃん:何も聞いてないです。
のんの:もしかしたら仕組まれてるかもしれない…。
RYUTist ライブ情報
【RYUTist presents 「 HI, HOW ARE YOU with tipToe. & nuance」】
会場:LiveHouse柳都SHOW!CASE!!(新潟県新潟市中央区古町通7番町997番)
( http://ryuto-af.co.jp/)
日程:2019年5月26日(日)
時間:開場12:15 – 開演13:00
出演:tipToe. / nuance / RYUTist
チケット:前売3,000円(税込) – 当日3,500円(税込)
※入場時、別途ドリンク代が必要となります。
〈チケット受付〉
ローソンチケット
0570-084-003
<受付URL> https://l-tike.com/order/?gLcode=72246
<Lコード>72246
【RYUTist presents 「 HI, HOW ARE YOU with SOLEIL 」】
会場:新宿MARZ(新宿区歌舞伎町2-45-1第1トキワビルB1F)
(http://www.marz.jp/)
日程:2019年6月1日(土)
時間:開場 18:00- 開演 18:45
出演:RYUTist / SOLEIL
料金:前売 3,000円(税込) / 当日3,500円(税込)
※入場時、別途ドリンク代が必要となります。
〈チケット受付〉
e+(イープラス)
<受付URL> https://eplus.jp/sf/detail/2921400001-P0030001P021001?P1=1221
【RYUTist HOME LIVE~8th Anniversary@SHIBUYA CLUB QUATTRO~】
会場:SHIBUYA CLUB QUATTRO(東京都渋谷区宇田川町32−134・5F)
(https://www.club-quattro.com/shibuya/)
日程:2019年8月11日(日)
時間:開場15:00 – 開演16:00
出演:RYUTist
チケット:全席自由 3,800円(税込)
※入場時、ドリンク代別途必要となります。
〈チケット受付〉
・電子チケットぴあ
0570-02-9999
<受付URL>http://w.pia.jp/t/ryutist-8th/
<Pコード>147-905
・ローソンチケット
0570-084-003
<受付URL> https://l-tike.com/ryutist
<Lコード>74258
・e+(イープラス)
<受付URL> https://eplus.jp/ryutist-19/
RYUTist 商品情報
「センシティブサイン」
発売日:2019年4月23日(火)
価格:1,000 円+税
レーベル:PENGUIN DISC
品番:PGDC-0010
収録曲:
M1.センシティブサイン 作詞・作編曲:シンリズム
M2.素敵にあこがれて 作詞・作編曲:佐藤望
M3.バ・バ・バカンス! 作詞:飯泉裕子/作編曲:佐藤清喜/Horn Arrange:佐藤清喜・三橋俊哉