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和久田朱里|Star☆Tの良さをもっと伝えたいなっていう想いは常にあります
「ステージに上がることに対してお金払わなくていいんだ」みたいな(笑)
ーーで、Star☆Tに入った経緯をお聞かせいただきたいのですが。
和久田:高校に入ってできた友達がダンスをやっていたので、私もまたやりたいなって思ったんですよね。で、その頃バイトも始めていたので、自分のバイト代でまたレッスンを始めたんです。ダンススクールに通って。新しいスクールだったんですけど、そこでダンスの発表会に出た時にStar☆Tの1期生もそのステージに出ていて…。
ーーあぁ、なるほど~。
和久田:はい。そこで「ああ、豊田にアイドルいるんだ」って初めて知ったんです。
ーーそこで知ったんですね。Star☆Tってその頃デビューしたばかりだったんじゃないですか?
和久田:本当にしたばかりでした。多分デビューステージぐらいだったんじゃないですかね。ゲストみたいな感じで出ていたのを「へー」と思って見てて…。で、2期生募集がすぐにあったんですよ。そしたら、ダンスの先生が「朱里ちゃん、やればいいじゃん」って言われて、「じゃあ、やってみよっかな」って。“ノリ”で受けてみた感じでした。
ーー先ほど小学校の頃からミュージカルとかダンスとかやられてたとおっしゃっていましたよね。その頃からパフォーマーへの憧れとかあったんですか? ミュージカルやりたいとか、ダンサーになりたいとか、アイドルになりたいとか。
和久田:いや、将来どうなりたいとかじゃなくて、たぶんその時は楽しいからやってただけだと思います。
ーーでも、そのダンス発表会にStar☆Tが出ていなければ、あるいはその発表会に和久田さんが出ていなければ、“Star☆Tの和久田朱里”は生まれていなかったかもしれないですね。
和久田:そうですね。なかったかもしれないです。
ーーダンスの先生に勧められてとおっしゃっていましたが、自分から「どうしても」っていう気持ちではなかったと?
和久田:いや…。でも、なんて言うんだろう…。それだけ習い事やっていると裕福って思われるかもしれないですけど…
ーーめちゃめちゃ裕福な印象なんですが(笑)。
和久田:自分のお金は自分で稼がなきゃというのがずっとあって…。で、実際にアイドルを見て、なんて言うか…。ダンスの発表会ってレッスン費を毎週払うじゃないですか?
ーーはい。
和久田:発表会に出るとなったら…
ーーまたさらにお金がかかるんですよね?
和久田:はい。出演料と衣装代と、みたいな。メイクも買わなきゃいけないですし…。すごいお金がかかってたんです。それも曲数ごとに増えるみたいな。
ーー曲数ごとに増えるんですね。
和久田:そうです。それぐらいお金がかかるんですけど、でもそのステージを見てて「この子たちは与えられたステージで与えられた衣装を着てお仕事としてやってるんだ」って思ったんですよ。
ーーあぁ。さらに「お金までもらって」ってことですもんね。
和久田:そう、その時は多分「もらう」ってことまでは意識してなかったと思いますけど、「ステージに上がることに対してお金払わなくていいんだ」みたいな(笑)。「いいな」みたいなのはあったと思います。
ーー「踊りたい」「歌いたい」っていう気持ちはあって、そのために費用を払っていたんですが、「あ、それがなくてもできる世界があるんだ」ってことを知ったというか。
和久田:「いいな」「そっち側でやりたいな」って。
ーーそこからすぐにStar☆Tに入れたわけですか?
和久田:そうです。でも、オーディションも1回見送ってるんです。2期生募集を受けたんですが、オーディション日に検定試験が入っちゃって…。
ーー秘書検定を持ってらっしゃるんですよね?
和久田:持ってます。
ーーそれですか?
和久田:それとか…。なんかいっぱいあるんです。タイピングとかビジネスプログラミングとかいろいろあって、どの検定だったか憶えてないんですが「すみません、検定が入ったのでオーディションに行けなくなっちゃいました」みたいなことを言って…。別日に1人で受けました。
ーーでも、それでパッと一発で受かったわけですね。
和久田:あの時期は多分結構高い合格率でした。その時はギャルギャルしてたので、清水Pも「1人ぐらいこういうのもいていいか」みたいな感じだったと思います。
ーーその時は“品行方正な和久田さん”とはちょっと違う感じだったんですか?
和久田:私、どちらも並行してきてるんです。優等生とちょっとツンツンな感じのと。その時は多分ツンツンしたのが出てたのかな? 例えば、AKB48の板野友美さんみたいな感じでギャルギャルしてました。
ーーじゃあ、派手に遊んだりもしてたんですか?
和久田:遊んでたのかなあ? めっちゃカラオケに行ってました。
ーーあぁ。
和久田:あ、思い出しました。演技がやりたかったんです。Star☆T入る前。忘れてた。多分それはミュージカルの影響だったと思います。テレビドラマもよく観てたので、演技がしたくて映画のオーディションも受けたんです。でも落とされて…。
ーーそれ、清水さんの映画ですか?
和久田:そうです。
ーーなんか言っていましたよね? 「清Pラジオ」で。でも清水さん、その時のことは憶えてなかったんですよね?
和久田:憶えてなかったです。私も憶えてなくて…。Star☆Tのオーディションのメールのやり取りをしてて「あれ? このメールアドレス登録してある」と思って…。それが映画オーディションのアドレスで「あれ?」みたいな。「私これ1回落ちてるぞ」っていう(笑)。
ーーなるほど。1回落とされたのでリベンジみたいな(笑)。
和久田:(笑)。まぁ、とにかく目立ちたかったんだと思います。
「歌もダンスも何も引っ張れない私がリーダーでいいの?」って思ってました
ーー2012年7月14日に2期生デビューとありますが、和久田さんのデビューもその時ですよね?
和久田:そうです。
ーーその頃のことって憶えていますか?
和久田:2012年。8年前ですよね? すごい…8年前! でも最初はあまりいい思い出がないです。
ーーそうなんですか?
和久田:はい。最初はマイクが5本で5人しか持てなかったんです。今は7本なんですけど。なので私は、前にいる1期生が休んだらそのポジションに入るみたいな、今で言う“アンダー”みたいな役割だったんですよ。当時からダンスレッスンもすごく厳しかったですし…。「2期生が入ってからのCDを出します」っていう時にもグループ内でオーディションがあったんです。その時に5人枠のうち4人はすぐに決まって、あと1枠入りますという時に、私ともう1人候補がいたんですが、最終的に私が落ちたんです。「Dong!Dong!」っていうシングルなんですが…。
ーーあぁ。
和久田:あれってジャケットに5人写っていて、その他のメンバーはブックレットを開いたところに小さく写っているだけなんですよ。それがめっちゃ悔しくて。「うわ、こんなに差があるんだ」みたいな。ミュージックビデオもその5人はアップがあるんです。でもそれ以外は後ろで踊っているだけだったので、「もう、なんでこんな所にいるんだ!」って思ってました。
ーーそれまで習い事をいろいろされて技術も磨いてきたわけですし、学校では生徒会長をやられたりとか“前面”に出るタイプでした。
ところが、Star☆T加入早々そういった厳しい現実を突き付けられた、というわけですね。ある意味そこで初めて経験したというか…。
和久田:そうでした。高2で初めて経験しました。
ーー前回インタビューさせていただいた時に、Star☆Tも「山あり谷ありだった」とおっしゃっていましたが、和久田さんにとっては最初は結構険しい“谷”から始まったと。その後はどうだったんですか?
和久田:それで歌とダンスが嫌いになったんです。嫌になって…。だけど入ったからには続けたいし、「頑張ろう!」って思って続けててきたんですが、その期間はすごく長かったと思います。
ーー「続けることが好き」っておっしゃいましたが、もしかしたら和久田さんも何かきっかけがあれば辞めていたかもしれない、って感じでしたか?
和久田:「辞めたい!」って言ってレッスン場を飛び出したことはあります(笑)。
ーーありますか? それぐらい大変だったわけですね? でも「続ける」という性格があったからこそここまで続いているわけですね?
和久田:そうかもしれないですね…。東京遠征に初めて行った時とか、当時“橋本三姉妹”(編注:橋本杏奈、橋本優奈、橋本佳那の三姉妹。全員1期生でそれぞれ2016年~2017年に退団)が人気だったんですけど、その3人だけバーッて列ができてて、私は立ってるだけだったんです。もうすごいメンタルやられちゃって…。その頃は辛い思い出のほうが多いかもしれないです。
ーーそうですよね。そういう現場を見ることもあって、「うわぁ、厳しいな、辛いだろうな」と思ったりするんですけど…。和久田さんでも最初はそういうことを経験されたわけなんですね…。
和久田:してますしてます。全然してます。
ーーでも、その後リーダーになったわけですよね。入られてから2年後ぐらいとか?
和久田:そうです。
ーーですよね? 割と早いですよね。
和久田:そうです。なので「歌もダンスも何も引っ張れない私がリーダーでいいの?」って思ってました。
ーーあぁ、そうだったんですか…。
和久田:そうです。でも、そうやって人に何かをお願いしたり、人をまとめるということはできるほうで、性格的に“姉貴分”というか“リーダー”気質なのは自分でも自覚していたので、そちら面ではちゃんと頑張らなきゃなって思ってました。まぁ、引っ張るメンバーがあまりいなかったというのもありましたけど…。
ーーリーダーになった時っていうのは、グループの中には人気メンバーがいて、その一方でそれを支えたり、まとめたり、引っ張ったりしていく役割の人も必要で、自分はその方が合っていると思ってそれを引き受けた、と?
和久田:そうですね。裏方もすごい好きで、自分が真ん中にいる人間ではないと思っているので…。それはずっと思ってます。
ーー「真ん中にいる人間」ではないかもしれないですけど、「後ろからそういったものを動かす人間」であると。ある意味、“プロデューサーの役割も担う和久田さん”、通称“わくP”にも通じるものがあると思います。
和久田:そうですね。でも、マイクを持てないのはやっぱり嫌ですね。
ーーなるほど。最初いろんな厳しさを味わう所から始まったわけじゃないですか。その後どこかでドーンと上がったんですか?
和久田:いや、単純に卒業していったメンバーの空いた所に入ったって感じです。
ーー先ほどの橋本杏奈さんとか安藤笑さんとかが退団されて東京に行かれたり…そういった“危機”がありましたよね?
和久田:はい。
ーーそこを和久田さんら埋めて、リーダーとして引っ張って、グループを立て直していったって感じですか?
和久田:私、引っ張れてるのかなぁ…?
ーーそうなんじゃないですか???
和久田:どうなんですかね? でもホントに、抜けたポジションに入ったって感じです。歌も苦手なんで…。「歌へた選手権」みたいなのに出たこともあるんですよ。
ーーえっ?なんですかそれは?
和久田:なんかの対バンライブで企画があって、「歌うまメンバー」みたいな選抜があって、逆に「歌へたメンバー」も集められたことがあって、私は「歌へた」に入れられました(笑)。
ーーえー、いやいや。
和久田:でも初めてちゃんとしたソロパートをもらえたのが「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」の落ちサビだったんですよ。
ーーあぁ。僕がStar☆Tを知ったのがその頃です。
和久田:楽曲を作ってくださったのが青SHUN学園のSHUNさんだったんですが、Star☆Tのことを思って曲を作ってくださって、レコーディングに行った時に「ここは和久田さんに歌って欲しい。Star☆Tを引っ張ってきた和久田さんに歌って欲しい」って言ってもらえて…。今ちょっと泣きそう…。久しぶりに思い出した。そこで「あ、やはり続けてることって大事だな」って。
ーーちょっと人生を学びますね、ホントに。でもホント、続けることって大事ですよね。
和久田:そう、だから自分の取り柄はこうやって続けてることっていうか…。
ーーまさにその頃Star☆Tを知ったので、もう和久田さんって“リーダー”で“主要メンバー”っていう印象でしたから、それまでにそういった苦労があったんだな、というのはちょっと意外でした。ある意味、あの落ちサビが一つのきっかけとなってグーンとモチベーションみたいなものが上がったわけですか?
和久田:はい。ちゃんとした自覚が出たのはその頃だと思います。
Star☆T リリース情報
2020年4月1日発売
9thシングル
「Woman」
type-A[通常盤]THPL-0026 500円(税込)
※シングルCDのみ スリムケースタイプ
type-B[ボーナスDVD付き]THPL-0027/28 1,000円(税込)
※「Woman」「Star☆TSOLO10」全11曲ミュージッククリップ、メイキング映像「Woman」「Star☆TSOLO10」収録DVD付き
(メンバー&プロデュ―サ―によるオーディオコメンタリーあり)
※CDはtypeA,typeBとも同内容です。
Star☆T ライブ情報
Toyota Citizen Music Park~豊田市民音楽広場~毎月第一第三金曜日19:00~
豊田市駅前GAZAビル南広場
※現在はライブ出演自粛中のため、豊田市駅前GAZAビル南広場での定期ライブは休止中です。配信やリモートコラボ動画公開などを行っていますので、詳しくはStar☆Tサイトをご確認ください。
和久田朱里(わくだあかり) プロフィール
2期生 総リーダー
ニックネーム/あかりん わきゅ 担当カラー:紫
生年月日/1994年5月15日 星座/おうし座
血液型/O型 身長/160cm 出身/豊田市
キャッチフレーズ/今日も盛り盛りSexy番長!
趣味/カフェ巡り アイドル、お笑い鑑賞。
特技/メンバーの可愛い写真を撮ること どこでも寝れること
好きな食べ物/チョコレート フルーツ 家系ラーメン
チャームポイント/八重歯
将来の夢/Star☆Tをもっと有名にすること!
受賞・Star☆T以外の活動実績等/普通自動車免許 秘書検定2級
〈舞台〉
・アリスインプロジェクト「チェンジングホテルNAGOYA」2016.6
・アリスインプロジェクト「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」2017.6
・劇団スカブラボー「さなげ山荘事始め」主演2017.10
・アイドリームシアター「七人の部長」2018.2
・アリスインプロジェクト「レッド ホット キッチン」2018.6
・劇団わに社「しがみつく鰐」2018.11
〈映画〉
・「公務員探偵ホーリー3~でも主役はStar☆Tだけどね~」2014
・豊田アイドル映画プロジェクト「restart」主演女優賞 2016
・「インビシブル ネクストチルドレンプロジェクト」2019
〈イメージガール〉
・アップルワールド豊田店
・武蔵のキクラゲ
〈その他〉
ラジオ エフエムとよた「Star☆Tのいちについてよ~いスタート!」レギュラー
MC 小坂本町一丁目映画祭 vol.13 2015.2
MC 小坂本町一丁目映画祭 vol.14 2017.2
雑誌 東海ウォーカー 2016.8
雑誌 フリーペーパーchaoo(2015.10)(2015.12)(2018.8)
中日ドラゴンズ応援モデルDgirls 2016
サロンモデル
ひとことメッセージ/豊田市を、Star☆Tを好きな人がたくさん増えるように頑張ります!ぜひ、会いに来てください!