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2023.08.18
わーすた

アイドルグループ・わーすたが、8月12日に横浜・1000CLUBにて、生バンドライブ『The World Standard~史上最高の恋しよう?~』を開催した。

バックバンド「NEKONOTE BAND」と一緒に作り上げる生バンドライブは、わーすたの代名詞になりつつある。
最初に生バンドライブを行ったのは、2017年4月に東京・Zepp DiverCityで開催したワンマンライブ。
それから約2年半後の2019年10月。わーすた初のフリーライブを代々木公園野外ステージにて生バンドライブ実施し、3000人以上のファンを集めた。
そして、2021年3月には、わーすた史上最大キャパシティ「TOKYO DOME CITY HALL」での6周年ライブを開催し、この公演でも3回目となるバンドセットでのライブを成功させていた。

本公演では、8月30日にリリースする新曲「メロメロ!ラヴロック」を始め、よりパワーアップしたパフォーマンスで、
わーすたの代表曲から最新曲まで、新旧織り交ぜながら全18曲をパワフルに披露。

本記事では、夜公演をレポートする。

午後7時。昼公演の熱気をまだ残しつつある会場内に、1000CLUBにぎっしり詰まったオーディエンスの緊張と高揚が混ざりあっている中、NEKONOTE BANDが登場。
SE「OVERTURE」が鳴ると、そのリズムに合わせて生のビートを重ねていく。聴き慣れたSEも生演奏で聴くと昂揚感が段違いで、客席から湧き上がる“わーすた”コールもいつもより熱を帯びる中、わーすたのメンバーがステージへ登場。

1曲目は、今年2月にリリースしライブでは既に定番曲となっている「すまん、犬。」
廣川が「今日はようこそ!みんなこの夏1番の恋始めよ~!」と煽ると、地鳴りのような歓声が客席から起こり、ペンライトが振り乱される。
普段はディスコのような優雅さを持つ「The world standard dancing club」も、この日はロック調でかき鳴らす。
そして、流れるかのように「清濁あわせていただくにゃー」へ。
わーすたを代表する楽曲になりつつあるこの楽曲にオーディエンスは全員でジャンプし、ボルテージは既に急上昇。

廣川は、「すごいね!もう会場が温まりまくってるね!」と話すと、
松田、小玉も「本当に熱い!すごいね!」と興奮ぎりに応えた。
メンバーそれぞれの自己紹介を終えると、三品が、「皆さん、今日はせっかくの生バンドじゃないですか?本当に歌いたい曲が山ほどあったんですよ。だが、苦渋の決断。激かっこよメドレーで、盛り盛りで楽曲をお届けしたいなと思います!とんでもないスピードで、過ぎていくので、聞き逃さないように、見逃さないように、一緒についてきてくれますか!」と煽ると、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、怒涛のメドレーへ突入。

「萌ってかエモ」「ミライバルダンス」「アンバランス・アンサーズ」「プリティー☆チャンネル」「いぬねこ。青春真っ盛り」「詠み人知らずの青春歌」「PLATONIC GIRL」のわーすたアップチューンのメドレーを約10分間、ノンストップで披露。
楽曲の切り替わりの滑らかさ、髪まで躍動するダンス、生バンドでしか出せない重厚感のある音とアレンジ、メインボーカルの廣川・三品を始めとするアイドル界屈指の歌唱力を存分に魅せ、会場はロックバンドフェスに来たかと錯覚するような熱気に、オーディエンスからステージへ上げかけられる声もガラガラになっていた。

メドレー披露後、三品は「熱すぎるよ!!みんな、よくついてきて来れましたね!」と話すと、
小玉は、「ついていくのギリギリだったもんね、私たちも。(笑) だから、すごいよみんな!」と夏のアイドルフェスで鍛えられた彼女たちも、このメドレーはかなり効いた様子であった。

そんな中、松田が切り出す。
「皆さん、次の曲なんですけど、私たち「メロメロ!ラヴロック」リリースするじゃないですか。そのカップリング曲を、今日初めて披露しちゃいます!意外と思うかもしれません。アンニュイな感じの私たちを楽しんでください」と、本日が初披露となる「セラセラヴィ。」を披露。
メドレーの時の雰囲気とは180度変わり、艶やかなで少し余裕を持ったお姉さんの雰囲気を持ったメンバーたちが、お洒落でゆったりとした空気感を演出する。疲労する足腰に癒やしのサウンドが吸収されていくような感覚に陥る。
このパフォーマンスの振り幅こそが、わーすたが群雄割拠のアイドル界の第一線で、ファンを魅了し続ける所以なのかもしれない。

ライブはあっという間に中盤へと進み、アコースティックゾーンへ。
4人はライブ人気のバラード「空とサカナ」を椅子に座ってしっとりと歌声を届けると、そのままライブでの披露はレアな「四季ドロップス」もアコースティックアレンジでパフォーマンス。
メンバーそれぞれ声色の違いがよく表れ、その儚さと心地よさに、ついつい体を揺らしてしまう。

「さあ、ここからは雰囲気をガラリと変えていきたいと思います!今日はNEKONOTE BANDさんに加わって、私たちも一緒に音楽を奏でつつ、ソロで歌っていきたいと思います!」と廣川が話すと、三品がアコースティックギターを担ぎ、他のメンバーもカスタネットやタンバリンを手にし、ソロでの歌唱パートへ。

まずはリーダーの廣川が、2018年にスペインのスーパー兄弟デュオ「Adexe & Nau」(アデクセ アンド ナウ)とコラボレーションした「ヨ・キエロ・ビビール」を南米の陽気さを全面に出し披露すると、
続いては松田が、「1人で歌唱することは珍しい」という楽曲「Zili Zili Love」をジャジーで妖艶な雰囲気でパフォーマンスした。
普段のワンマンライブで披露することが珍しい楽曲たちが次々にセットリストに入っていく中、三品は「けっこう久しぶりに聞く曲かもしれないんですけど、一人で歌ってみたいと思います」と話し、「スタンドアロン・コンプレックス」へ。三品のクール且つ力強い歌声で場内を一気に引き込むと、
最後は小玉が「最後は一緒に声出して、踊って、一緒にバーン!として、シューっと、ポーンとして、一緒に楽しんでいきましょうね!」と、独特の小玉節で「デデスパボン!」をパワフルに披露。
メンバー4人それぞれの魅力がぎっしりと詰まったソロパートに、会場がわーすたの世界観にどっぷりと浸かっていくのが感じられた。

ライブ終盤に差し掛かり、先月配信限定シングルとしてリリースされ、食事宅配サイト"nosh"とのコラボレーションシングル「ミラクルマジカルヘルシーパワー」をポップに披露すると、ファンから圧倒的支持を持つ「ハロー to the world」へ流れるように展開。エモーショナルで、メンバーのこのライブへ懸けてきた想いが真っ直ぐに伝わるパフォーマンスに涙を流すオーディエンスの姿も見られた。

三品が「残り本当に僅かな時間です。皆さん、全部出しきって、ついてきてくれますかー!楽しんでいこうよ!」と投げかけると、
わーすたを代表するヒット曲「最上級ぱらどっくす」から「マッシュ・ド・アート」へ。オーディエンスのボルテージも最高潮となり、
「みんなの熱意をもっともっと私たちに見せてー!」廣川が叫び、今月30日にリリースされる新曲「メロメロ!ラヴロック」をラストに披露。
終盤にかけて怒涛のアッパーで力強い楽曲で、ライブ本編を駆け抜けた。

アンコールでは、観客による「わーすた」コールの大合唱から、
廣川の「アンコールありがとう!」の声とともに、わーすたのメンバーが再度ステージへ上がる。
「メロメロ!ラヴロック」のカップリング曲「星の降らないタイムライン」を初披露すると、

アンコールのMCでは、今年10月沖縄でのワンマンライブや、小玉の生誕イベント、アパレルブランド「SPPINS」とのコラボ決定、ファンクラブ限定イベントや、カレンダー発売決定など、ファンにはたまらない告知が数多く行われ、今年さらに加速をしていくわーすたに向けて温かい拍手と声援が送られた。

そして、来年3月にわーすたの9周年記念ライブが発表されると、
廣川が、「今回、9周年ライブの発表が早いと思った方が沢山いらっしゃるかなと思っているのですが、
何で今回、ちょっと早いかと言うと、みんなに宣言したいと思ったことが、今日、あります」と神妙な面持ちで語りだすと、
「私たち、わーすたは、武道館を目指したいです!」と力強くも目に涙を浮かべながら宣言した。
他のメンバーも、こらえることが出来ずに涙を見せる様子はこの宣言に対しての生半可でない想いや信念を感じ取ることが出来た。

廣川は涙を流しながら、
「今日の生バンドライブは、すごく節目になる日だなと思っていました。
4人体制になってからも、コツコツと地道に1つずつ大切に頑張ってきた感覚があって、それをずっとがむしゃらに精一杯応援してくれるみんながいつも目の前にいました。
そろそろ私たちなりに、みんながもっとわーすたを応援したい!と思ってもらえる意味を感じてもらえたらいいなと思って、
4人で話し合って、もうすぐ10周年だし、それまでに絶対にみんなに目標を掲げたいなと思って、今日"武道館に立つ"という目標を言わせていただきました。
本当は5人で叶えたかったけど、私たち今の4人は最強だと思っているから、9周年ライブを半年以上前から発表して、絶対9周年ライブを完売させて、今ここにいるみんながもっとわーすたを誇りに感じてもらえるようなグループになって、良い9周年の走り出しをして、10年目に向かって頑張っていきたいなと思っています」と、これからのわーすたの進む道しるべをしっかりと伝えた。

観客席からは、「絶対行こうね!」「絶対武道館!」という歓声が響き渡り、わーすたがアイドル界で唯一無二の存在として、
多くの人の愛を受け取りながらここまで成長を重ねてきたことを証明する瞬間であった。

松田は「最後、力使い果たしてくれますか!声出せますか!」と叫び、本ライブでのラスト曲「SHINING FLOWER」を会場が一体となって腕を高く突き上げながら全員で合唱。
ライブのラスト、三品は「本当にありがとうございました!今日は最高の夏の1日を作らせてくれてありがとう!みんなにとって今日が、大切な日になっていたら嬉しいです」と感謝の気持ちを改めて伝えると、
最後に廣川が「これからも私たちについてきてくださいという気持ちだけです!今日は来てくれて本当にありがとうございました!」と締めてライブは幕を閉じた。

今回、わーすた史上4度目となった生バンドライブを大成功の形で終え、人気、実力ともに確実に伸ばしてきている彼女たち。
来年迎える9周年、そして目標を掲げた「武道館」の舞台に向けて、今後わーすたがどのように大きく歩みを進めていくのか、
これからの彼女たちの活躍に増々期待が高まっている。


アー写


<公演概要>
『The World Standard~史上最高の恋しよう?~』

日時 : 2023年8月12日(土)  
昼公演:OPEN 15:15 / START 16:00、夜公演:OPEN 18:15 / START 19:00
場所 : 横浜・1000CLUB
<NEKONOTE BAND>
・Guitar:きこり
・Bass:tmsw
・Drums:坂本暁良
・Bandmaster/Keyboard:岸田勇気

<Set List>

【昼公演】
OVER TURE
M1 すまん、犬。
M2  The world standard dancing club
M3  清濁あわせていただくにゃー
M4(メドレー) 
萌ってかエモ
ミライバルダンス
アンバランス・アンサーズ
プリティー☆チャンネル
いぬねこ。青春真っ盛り
詠み人知らずの青春歌
PLATONIC GIRL
萌ってかエモ
M5 セラセラヴィ。
M6 空とサカナ (アコースティックver)
M7 暮れないハート (アコースティックver)
M8 ヨ・キエロ・ビビール (廣川奈々聖ソロ)
M9 Zili Zili Love (松田美里ソロ)
M10 スタンドアロン・コンプレックス (三品瑠香ソロ)
M11 デデスパボン! (小玉梨々華ソロ)
M12 ミラクルマジカルヘルシーパワー
M13 グループフルーツムーン
M14 最上級ぱらどっくす
M15 マッシュ・ド・アート
M16 メロメロ!ラヴロック

ENCORE
EN1 星の降らないタイムライン
EN2 サンデー!サンシャイン!

【夜公演】
OVER TURE
M1 すまん、犬。
M2  The world standard dancing club
M3  清濁あわせていただくにゃー
M4(メドレー) 
萌ってかエモ
ミライバルダンス
アンバランス・アンサーズ
プリティー☆チャンネル
いぬねこ。青春真っ盛り
詠み人知らずの青春歌
PLATONIC GIRL
萌ってかエモ
M5 セラセラヴィ。
M6 空とサカナ (アコースティックver)
M7 四季ドロップス (アコースティックver)
M8 ヨ・キエロ・ビビール (廣川奈々聖ソロ)
M9 Zili Zili Love (松田美里ソロ)
M10 スタンドアロン・コンプレックス (三品瑠香ソロ)
M11 デデスパボン! (小玉梨々華ソロ)
M12 ミラクルマジカルヘルシーパワー
M13 ハロー to the world 
M14 最上級ぱらどっくす
M15 マッシュ・ド・アート
M16 メロメロ!ラヴロック

ENCORE
EN1 星の降らないタイムライン
EN2 SHINING FLOWER
 

◆同ライブにて告知解禁案件

1) 10月9日(月)「わーすたワンマンライブin沖縄」タイトル決定
 1部:わーすたワンマンライブin沖縄 ~まやーの夏は終わらない!~
 2部:わーすたワンマンライブin沖縄 ~まやーと宴だ!いーやーさーさー!~
2) 10月1日(日)「小玉梨々華 23rd birthday event」開催決定 
 会場:The Garden Room
3) アパレルブランド「SPINNS」コラボ決定
4) 11月22日(水)「わーすたカレンダー2024」発売決定
5) 12月27日(水) 「わーしっぷ大感謝祭2023」開催決定
 会場:新宿ReNY
6)「わーすた9周年ライブ」開催決定
 2024年3月24日(日)【大阪】「umeda TRAD」
 2024年3月30日(土)【東京】「EX THEATER ROPPONGI」

※詳細は以下オフィシャルサイト等で随時更新

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