FEATURE
感情をとても出しやすい楽曲だからこそ、ライブで『Welcome』に触れて欲しいです。 はちみつBLACK インタビュー・1
新メンバー(福ノ瀬まい・わたちゃんこ)を迎え入れ新体制になったはちみつBLACKが、2ndアルバム『INFINITYMARCH』を8月15日に3-TYPE発売する。同作品の魅力はもちろん。結成2周年を迎える今の心境も、メンバーたちに伺った(わたちゃんこは欠席)
2人ともかわいらしさを魅力にしていたから、「はちみつBLACKの中に新しい風が吹いた」気持ちでした。
――6人の新体制になってから、どれくらいの期間が経ちました?
あむのあむ 2か月以上は経ちました。
――4人としての活動期間は…。
リオ・アスナブル だいたい4カ月くらいは、4人で活動をしていました。
――その頃から新メンバーの加入を前提に活動をしていたのでしょうか?
鼓もね子 最初の時点では、気持ちを新たに4人で頑張っていこうと活動をしていました。
――4人で活動を始めた頃、不安などもありました?
あむのあむ ありました。でもそれ以上に、新メンバーが入るのが決まり、6人体制のお披露目公演へ向かうまでの日々は、私たち自身、やることがいっぱいありすぎて、パンクしないかの不安もあったよね。
リオ・アスナブル 新体制になることが決まり、6人でレッスンを始めたのが、新体制としてのお披露目公演から1か月前頃のことでした。その時期は、4人でライブ活動をしながら、同時に、6人でのフォーメーションのレッスンもしていたから、覚えることが多すぎて、みんな頭の中がキャパオーバーのパンク状態。ライブでは、4人のはちみつBLACKをしっかり見せなきゃと、4人でのレッスンを継続しつつ。新体制としての新しいはちみつBLACKのフォーメーションも形作らないといけないから、6人でのレッスンも頑張って…。あの時期は、みんなプレッシャーを感じていました。
鼓もね子 新メンバーの加入が決まっても、実際に顔あわせをして新体制として始動するまでの期間が約1か月と、ほんと短かったからね。
鼓もね子 6人体制になってスタートをするほぼ直前の時期まで4人と6人のフォーメーションのレッスンをしていたから、頭の切り換えがもう大変!!
――まいさんとわたちゃんこさんも、レッスン期間が短い中で曲を覚えなきゃいけない日々だったわけだ。
福ノ瀬まい そうなりました。私たち新メンバーも、短期間ではちみつBLACKの楽曲全部の歌や振りを身体に覚えこませるのはけっこう大変でした。
――まいさんは、以前からはちみつBLACKのことは…。
福ノ瀬まい 知っていました。以前からライブを観ていたし、かっこいいグループだとずっと思っていました。今まで自分がライブを観に行っていたのは比較的明るくてかわいいグループが多かったから、はちみつBLACKのようなかっこよさを押し出したグループに入ると決めたのは良いけど、わたし自身がかっこよさを出せるのか不安もありながら、歌や振りを覚えていた日々でした。それと、短期間でメンバーの一人としてグループにしっかり馴染んでいけるのか。そういう不安も、あの頃はありました。
リオ・アスナブル でも、そんな心配はいらなかったよね。
鼓もね子 そうだね。むしろ私たちのほうが、2人が「初めまして」と挨拶をして入ってきた時点で、2人ともかわいらしさを魅力にしていたから、「はちみつBLACKの中に新しい風が吹いた」という気持ちでした。はちみつBLACKと言えば“かっこよさ”を魅力にしたグループですけど、2人がそこへ“かわいらしい”という新しい魅力を加えれば、新体制へ向けたレッスン期間中も、こちらが何もいわずとも、2人とも、やるべきことを毎回しっかり身につけていたように、本当に努力家なんです。2人とも見た目は小柄でおとなしそうですけど。ちゃんと自分の芯を持ちながら活動をしていたから、そこは、グループとして新しい一面を見せていくうえでも強みになったことでした。
かっこいい印象を与えていたはちみつBLACKに、かわいらしい要素を加えてくれたのは大きかったなと思います。
――2人とも、第一印象とは違っていた形だ。
もよもくら いい意味で違ってました。
リオ・アスナブル 2人とも、ほんと明るい性格なんですね。中でもわたちゃんこは、出会ったときから「すっごいしゃべる子」という印象はあったけど(笑)。彼女が入ってからは、はちみつBLACKの楽屋が、より賑やかになったよね。
あむのあむ 確かに。
リオ・アスナブル それまでのはちみつBLACKのメンバーって、楽屋にいるときはみんなでワイワイもするけど、比較的それぞれにやりたいことや、やるべきことへ集中していくメンバーが多かったんですね。だけどわたちゃんこが入ってからは、とにかく楽屋が賑やかになったよね。
もよもくら 賑やかだね。2人が加入したことでグループ全体の印象も変わりました。かわいさを魅力にした新メンバーが加わったことで、かっこいい印象を与えていたはちみつBLACKに、かわいらしい要素を加えてくれたのは大きかったなと思います。ファンの方々や、はちみつBLACKに初めて触れる人たちも推しを選ぶ幅が広がったといいますか、メンバーの個性の色がさらに増えたことで、今まで以上にはちみつBLACKの持ついろんな面を見せていけるようになれば、そこへ反応を示してくれる人たちも増えてきたなと思います。
――くらさんも、かわいらしさを魅力にしていますよね。
もよもくら あっ、ありがとうございます。普段のわたしはかっこいい系ではないですが、はちみつBLACKの空気に触れていると、自然にそのモードになっていけるんですね。そこが、はちみつBLACKの持っている空気なんでしょうね。
――新体制になってからほぼ3か月後に、2ndアルバム『INFINITYMARCH』を発売するわけですけど。短期間で7曲をレコーディング。同時に、ライブ活動もしながら…と考えたら、かなりバタバタとした中でのレコーディングじゃなかった?
リオ・アスナブル レコーディングも、ライブ活動も、新曲の振り入れもと、あの時期は、とにかく全部を詰め詰めでやっていました。
鼓もね子 そのぶん、短期間ではちみつBLACKをパワーアップさせることも出来たよね。私たちは、その日毎のライブ映像を撮っては、その姿を確認していますけど。その映像を観ているだけでも、4人のとき以上にステージ上での存在感や迫力が増してきたなと感じています。
もよもくら 嬉しいのが、新曲が増えていくたびに、はちみつBLACKにいろんな新しい要素が加わってきたことでした。
鼓もね子 今回のアルバムを聞いてもらえたら伝わると思いますけど。以前のはちみつBLACKにはなかった、アイドルらしいかわいい楽曲も増えてきました。
あむのあむ はちみつBLACKの中に新しい一面が生まれれば、それによって、グループとしての幅も一気に広がったと思います。
挑発的な歌詞もありますけど、そういう面も含めて面白い感じで聞いてくれたらなとわたしは思っています。
――ここからは、2ndアルバム『INFINITYMARCH』の魅力について語っていただこうと思います。まずはMVも制作した『Welcome』の魅力を、それぞれ伝えていただいても良いですか?まずは、あむさんからお願いします。
あむのあむ 『Welcome』をライブでやると、かならずと言っていいほど盛り上がります。ダンスも真似しやすいし、手拍子やジャンプをする場面もいっぱいあるし、みんなと声をかけあえば、一緒にジャンプもしていけるから、ライブでとても映える曲です。
――『Welcome』の歌詞が挑戦的といいますか、力強いじゃないですか。歌っているときは、どんな心境でいます?
あむのあむ 確かに『Welcome』の歌詞は挑発的というか、挑戦的な歌詞だし、夢や未来に向かってみんなを引っ張っていく内容だから、わたしはみんなを引っ張ってゆく強い気持ちを持って歌っています。
――続いては、リオさんお願いします。
リオ・アスナブル わたしも、『Welcome』は振りコピしやすい楽曲という印象です。でも一番の魅力は、私たちメンバーどうしもそうだし、そこへ巻き込んだお客さんたちも、そう。会場中にいる人たちの気持ちを一つにしていける楽曲であること。実際に、初見の人たちも巻き込んでみんなを一つにしていける魅力を感じていれば、一緒にライブを楽しめる空気にしていく力を『Welcome』は持っています。みんなが振りを真似てくれるのも嬉しいけど。この曲で、それぞれが思うがまま自由に楽しんでくれているのも嬉しいです。
『Welcome』の歌詞の中、私たちは「全力で行くぞ ついてこいもっと」と歌っています。その歌詞通り、私たちは『Welcome』を全力でパフォーマンスをしていれば、お客さんたちもその熱を感じ取って、私たちと同じくらいの熱量になって騒いでくれるんですね。その景色をよく見ていることもあって、わたしは「一緒に私たちについてきて!!」という気持ちで毎回『Welcome』を歌っています。その気持ちが伝わるごとに反応も大きくなるのも嬉しいです。
――次は、くらさんかな。
もよもくら 『Welcome』は、はちみつBLACKのライブの定番曲です。2人も言ってたけど、お客さんみんなが振りを真似て一緒に踊れば、「ハイ」「ハイハイ」など共に声を出して楽しんでくれるから、そういう空気を作りだしていけるのが『Welcome』の強みだと思います。YouTube上に『Welcome』のMVもアップしているから、その映像を見て曲のノリを予習し、そのうえでライブに参加してもらえたら、より楽しめると思います。
個人的に嬉しい発見だったのが、サビのユニゾンで歌っているところ。メンバーの組み合わせによって表情が変わっていくところは聴きどころだし、わたし自身も新しい発見になったところでした。
――歌詞では、けっこう思いをストレートにぶつけていますよね。
もよもくら 「見飽きてる茶番劇には 対バンでわからせるから」などですよね。中には、挑発的な歌詞もありますけど、そういう面も含めて面白い感じで聴いてくれたらなとわたしは思っています。
――最初に歌詞へ触れたとき、どんな印象でした?
もよもくら こういう歌詞は初めてだったから嬉しい衝撃を覚えた面もありましたけど。でも、思いの伝わりやすい歌詞だと感じています。
――もね子さんの、『Welcome』についての印象もお願いします。
鼓もね子 先日、MVがYouTube上にアップになりましたけど。今までに出したMVとは違ってイメージショットなどは一切なければ、ライブハウスを舞台に、実際にライブしているときと同じ状況を作って撮影をしたから、その映像を観れば、いつものはちみつBLACKのライブに近い臨場感を感じてもらえると思います。
もちろん、音源で聴いていただいても楽しめますけど。『Welcome』は、ライブで歌ってこそ映える楽曲。歌っているときのメンバーの表情からも気持ちが見えれば、歌詞もわかりやすいし、曲調もアップテンポで明るいから、私たちも、観ている側のテンションも上がりやすいんですね。ほんと、感情をとても出しやすい楽曲だからこそ、わたしはライブで『Welcome』に触れて欲しいと思っています。
――最後は、まいさんですね。
福ノ瀬まい 『Welcome』は、みんなもすぐに真似できる簡単な振りも多いからか、対バンイベントで歌うと、はちみつBLACKファン以外の方々も、初見ですぐに真似て踊ってくれます。それが、見ていて嬉しいです。ライブ後の特典会やSNS上でのツイートを見ていても、『Welcome』の音源化を望む声が多く寄せられていたから、今回のアルバムに収録になったことで喜んでる人たちも多いだろうなとも思っています。
――『Welcome』は、何時頃から歌っているの?
鼓もね子 ライブでは、もう1年くらい前から歌っていました。ほんと、お待ちかねの…って感じです。
リオ・アスナブル 待望のって感じがします。
福ノ瀬まい 満を持してのリリースになれば、楽しみにしていた方もいっぱいいると思うから、アルバムが発売になったらたくさん聴いてほしいです。
――まいさん自身の、『Welcome』を歌っているときの心境も教えてください。
福ノ瀬まい 気持ちが高ぶってきます。とくに、フロアにいるお客さんたちがワーッと盛り上がってくれると、私たち自身も気持ちがさらに盛り上がっていくんですね。歌詞もちょっと挑発的なように、そこに気持ちを染めあげ、かっこよさも出しつつ歌えば、テンションもぶちアガっていく。わたし自身は、みんなで楽しい空間を作りたい気持ちも持ってライブで歌っています。
――2ndアルバムの『INFINITYMARCH』に収録した曲たちは、すでにライブで歌い続けてきた曲たちも多いのでしょうか?
鼓もね子 時期はバラバラですけど、ずっとライブで温め続けてきた曲たちが中心だから、ファンの人たちにとっても待望の音源化という楽曲は多いと思います。まだライブで披露してない新曲は、『セツナロマンス』と『Giant Killing』になります。
――ここからは、『Welcome』以外の各自のお勧め曲を教えていただいても良いですか?ふたたび、あむさんからお願いします。
あむのあむ TYPE-Bに収録している『BLAZE』を、わたしはお勧めしたいです。その理由が、わたし、格好よく歌うのが苦手でしたけど。それでも『BLAZE』では、ラップパートを任せていただけることになりました。わたしにとっては大きな課題でしたけど。実際にライブで披露していく中、「ラップがかっこいい」と言ってもらえるようになれば、自分でもかっこよく歌えるようになれたから、『BLAZE』は個人的に思い入れの深い曲であり、わたしに自信を与えてくれた歌になりました。
リオ・アスナブル あっ、わたしも『BLAZE』がお勧めなんですけど。TYPE-Cに収録している『Giant Killing』も、わたしは推し~~~
(2回目へ続く 8/15公開)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
■はちみつBLACK「Welcome」ミュージックビデオ
https://youtu.be/TFoMbTGVklw
■はちみつBLACK 2ndアルバム「INFINITYMARCH」
発売日:2023年8月15日(火)
形態数:3形態
価格:¥1,200(税込)
TypeA (QARF-60186)
M1. Welcome
M2. ワッショイ賛歌
M3. IʼM ME
M4. 運命線オーバードライブ
M5. セツナロマンス
TypeB (QARF-60187)
M1. Welcome
M2. ワッショイ賛歌
M3. IʼM ME
M4. 運命線オーバードライブ
M5. BLAZE
TypeC (QARF-60188)
M1. Welcome
M2. ワッショイ賛歌
M3. IʼM ME
M4. 運命線オーバードライブ
M5. Giant killing
■ライブイベント
8月27日(日) 都内某所にて結成2周年LIVEを開催予定。
■はちみつBLACK
HP https://www.hmbk.jp
Twitter https://twitter.com/HMBK_0803