FEATURE
【寺嶋由芙インタビュー】ニューシングル『恋の後味』をリリースする寺嶋由芙の好きな味を探る!あの定番グルメを食べたことがない!?
2013年よりソロアイドルとして活動中の「ゆっふぃー」こと寺嶋由芙が12月14日にニューシングル『恋の後味』をリリース。いしわたり淳治が作詞を手掛けた同曲でシティポップサウンドに初挑戦した。カップリング曲では西寺郷太をゲストボーカルに迎えて、名曲『渋谷で5時』をデュエットカバーするなど、新境地を開拓している。
今回は、11月25日に来阪していた彼女に直撃インタビューを敢行!シングルについてはもちろん、『恋の後味』というタイトルにちなんで、さまざまな飲食物の好きな味を聞いた。
●盟友・上野優華の結婚を祝福!
――ゆっふぃーさんに今年1月にインタビューさせていただいた際、関西弁の「知らんけど」にハマっているという話をされていましたが、「知らんけど」が今年の流行語大賞にノミネートされました!(その後、トップ10入りが発表されました)
「私のおかげじゃないですか?(笑)。私のまわりの人はあまり言わないけど、若い女の子はみんな言っています。適当なことを言った後、<知らんけど>って言って会話を終わらせたい気持ちはわかります。知らんけど(笑)」
――「知らんけど」以外で、好きな関西弁はありますか?
「京都弁の<はんなり>が好きです。はんなり生きたいです(笑)」
――そんなゆっふぃーさんに今日絶対お聞きしたいことがあります。私もよくインタビューさせていただいている、ゆっふぃーさんと同じソロシンガー仲間の上野優華さんがご結婚されたということで、お祝いコメントをお願いします!
「本当におめでとうございます!私も嬉しいです!優華ちゃんの番組(テレビ神奈川『上野優華の角打ちゆうか』)にもお邪魔してきたんですけど、“ユフマリユウカドール”と言って、私と、髙橋麻里ちゃんと、上野優華ちゃんと、ほわどる(WHY@DOLL)ちゃんの5人でいつもイベントをしたり、ごはんに行ったりしていたんですけど、優華ちゃんは一番年下なのに一番しっかりしているから、順当だなって思いました(笑)。優華ちゃんが決めたことなら間違いないので、我々はついて行くだけです(笑)」
――上野優華さんから事前に報告はあったんですか?
「いや~そのへんはちょっと(笑)」
――その返答で察しました(笑)
●寺嶋由芙の「○○総選挙」!
――ニューシングル『恋の後味』というタイトルにちなんで、ゆっふぃーさんの好きな味をいろいろお聞きしていきます。「寺嶋由芙の○○総選挙」みたいな感じです。まずは、「うまい棒」の好きな味は?こちらはベスト3を発表して下さい。
「私は冒険しない性格なので、1位は、コーンポタージュです。まろやかで美味しい!後味が残りすぎないところも好きです。2位は、めんたいです。ピリッとして好きなんですけど、ちょっと後味が残りがちなので、次の仕事に響くんですよ(笑)。3位は、サラミです。これも同じく次の仕事に響くので、その後に歌わない時とかに食べます」
――続いて、果汁100%ジュース「トロピカーナ」の好きな味は?
「100%ジュースは何でも好きなんですけど、1つ選ぶならパインアップルです。子どもの頃、フルーツジュースはアップルかオレンジを飲んでいたんですけど、中高生の頃に初めてパインアップルが私の前に現れて、<なんて美味しいんだ!>と思って(笑)。私の中ではちょっと格上というか、大人が飲むものというイメージがあります」
――ちなみに、西寺郷太さんから提供された楽曲のタイトルが『君にトロピタイナ』なので、「トロピカーナ」にしました(笑)。続いて、「アイスクリーム」の好きな味は?
「ミルクです!バニラじゃなくてミルク!牧場のしぼりたてのアイスが好きで、イチオシのアイスは、我が千葉県の成田ゆめ牧場で売っている、ミルクのソフトクリームです(商品名は「生乳仕込みのソフトクリーム」)。超おいしいです!ぜひ皆さんに食べに行っていただきたい!」
――牧場のソフトクリームは間違いないですね。続いて、「ラーメンのスープ」の好きな味は?
「東京にいる時はあまりラーメンを食べないんですけど、札幌では味噌、博多では豚骨とか、そのご当地の味を食べるようにしています。冒険はしないです(笑)。最近は、和歌山に行った時に、醤油ラーメンを食べました」
――ご当地の味が一番だと。では、「カップヌードル」の好きな味は?
「スタンダードな醤油味です。カレーとか食べたことがないです」
――えっ!?カレー味のカップヌードルを食べたことがない?
「もちろんあるのは知っていますけど、それを選ばないですね」
――シーフードは?
「ないかも…」
――それは珍しいですね。初めて食べた時のリアクションが見たいです。続いて、「ランチパック」の好きな味は?
「秋限定なんですけど、いもあん&マーガリンです。それがない時は、小倉&マーガリン!マーガリンが好きです」
――ちなみに、売上ランキングによると、「たまご」、「ピーナッツ」、「ツナマヨネーズ」がベスト3だそうです。
「おかずっぽいのが上位なんですね。私は甘いのが好きです」
――ではラストです。「ポテトチップス」の好きな味は?
「ピザポテトです。ワンマンライブが終わったら、ピザポテトとコーラをセットで食べるのが好きです。あと、はちみつバターみたいな甘じょっぱい味も好きです。私はむくみやすいので、しょっぱすぎるものを食べすぎないように気をつけているんですけど、ライブの後は汗をかいたからいいやと思って(笑)」
●『恋の後味』のヒロイン像を考察!『渋谷で5時』のセリフの秘密とは?
――12月14日にニューシングル『恋の後味』をリリース!シティポップサウンドに初挑戦されましたが、いかがでしたか?
「おしゃれな曲が来たぞと思いました(笑)。音をはめすぎるとちょっと違うけど、ずれてもいけないという独特のノリが難しかったです」
――この曲は、土曜日の午後、渋谷の映画館で元カレと遭遇してしまって、しかも座席が隣になるという…
「なんてこった(笑)。平静を装って隣の席に座っている時に、その元カレとの思い出がよみがえってきたり、どうしようっていう葛藤とか、いろんな感情の動きが1曲の中に詰まっているところが、いしわたりさんの歌詞のすごいところだなと思います。元カレに会ってビックリしただけでは終わらずに、過去を振り返る気持ちだったり、でもなんとなく未来が見えるような瞬間もあったりして、この曲自体が映画のような雰囲気があるなぁと思いながら歌っています。
――ストーリー性があって、聴く側に考える余地が多いところもいいですよね。主人公の女性の年齢や職業が特定できないので、それを考察するという楽しみ方も出来ます。
「私も考えました!私の中では30代前半ぐらいの女性で、仕事に邁進(まいしん)していて、彼とは1年前ぐらいに別れて、もう大丈夫と思っていたのに、再会してしまって、大丈夫じゃなかった自分に気付いてショックを受けているという感じです。でも、スタッフの皆さんとも話したら、大学生の恋だと思うとか、別れて2~3ヶ月ぐらいで会ったんじゃないかとか、人によって人物像が違うんですよね」
――どれが正解とかはないですからね。元カレの「クセのある歩き方」というフレーズも気になります。どんな歩き方やねんと(笑)
「姿勢が悪いとか内股とか、わからないですけど(笑)」
――そんなふうに考えさせられている時点で、いしわたりさんの術中にまんまとハマっているんでしょうね。ちなみに、ゆっふぃーさんが誰かとたまたま再会して、ビックリしたようなエピソードはありますか?
「たぶん6~7年前だと思うんですけど、ちょっと仕事が上手くいかなくて、環境を変えるか変えないか悩んでいた時に、ヴィレッジヴァンガードさんが出した、ひこにゃんのパロディで、『ふこにゃん』という不幸を招く黒い猫の置物があったんですよ。私がゆるキャラが好きだから、オタクがプレゼントしてくれたんです。心機一転になればと、豪徳寺の招き猫神社(東京都世田谷区)で、ふこにゃんをお祓いしてもらおうと思って、持って行ったら、私がアイドル活動を始めたばかりの頃に応援してくれていた3人の中の1人と偶然会って、<元気してる?>みたいな話をちょっとしたら、私はすごく元気になって、アイドルを続けようと思ったということがありました。ふこにゃんが導いてくれた懐かしいオタクとの再会によって初心に帰れたという、いい話です(笑)」
――カップリング曲は『渋谷で5時』を、「ゴーチン」こと西寺郷太さんとデュエットカバーされています。『渋谷で5時』を選曲した理由は?
「プロデューサーの加茂さんのアイデアです。カバーをやりたいという話をしていたんです。当時の曲を知っている方々が寺嶋由芙という存在を知ってもらう入口にもなるので。最初は誰かの曲をソロでカバーするつもりだったんですけど、その後の打ち合わせで、加茂さんが<『渋谷で5時』にしましょう!西寺郷太さんにお願いしましょう!>って」
――『恋の後味』の舞台も渋谷ですが、選曲と関係ありますか?
「それは関係ないです。たまたまです」
――『渋谷で5時』は、ゆっふぃーさんのセリフで始まって、セリフで終わります。
「イントロのセリフは、オリジナルの菊池桃子さんのセリフを完コピしています。アウトロのセリフは、オリジナルでは電話で話していた部分を、今のカップルは電話じゃなくてLINEだと思うので、<昨日LINEしたアレ>に変えたり、私が推している<プレミアムフライデー>を入れてみたりしました。今っぽい言葉を入れることで、何十年後かにこの曲を聴いた時に、LINEって懐かしいねとか思ってほしいなという狙いがあって、今の空気感を残しておこうと、わざと入れました」
――もし、ゆっふぃーさんが渋谷で5時に待ち合わせをしてデートするなら、どんなデートをしたいですか?
「東急の地下街に、【東横ハチ公】(東横のれん街の看板犬)というゆるキャラがいて、8が付く日にグリーティングをやっているんです。今もやっているのかわからないですけど。だから、東横ハチ公に会える日だったら会いに行きたいです(笑)。あと、【あいりっすん】という渋谷区のPRキャラクターとか、渋谷Flowerプロジェクトの【くもっくる】にも会いに行きたいですし、サンリオショップにも行きたい!」
――それはデートというより、ゆっふぃーさんの普段のオタ活ですよね(笑)
「私の行きたいところに行くので、私に合わせて下さい(笑)」
――来年はデビュー9周年イヤーということで、1月9日の北海道・札幌から、2月26日の東京・浅草まで全国5ヶ所をまわるツアーも決定しています。東京以外の各地の昼公演ではゲストの方も出演されますが、意気込みを聞かせて下さい。
「コロナ禍ということもあって、ワンマンで各地をまわることが多かったんですけど、今回はゲストさんをお招きして、異文化交流をしたいなと思っています。私が誰かと何かをしている姿を観ていただいて、ゲストさんのファンの皆さんにも、ゆっふぃーも元気に頑張っているんだなと思っていただけたら嬉しいです」
――最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします!
「12月に『恋の後味』をリリースして、1月からはツアーも始まりますし、おかげさまで毎日忙しく楽しく活動させていただいています。デビュー9周年を迎え、10年目に突入するゆっふぃーに、お気持ちとお時間を分けていただけたらと思います。今後もよろしくお願いします!」
【取材・文・写真=ポッター平井】
<インフォメーション>
<リリース>
2022年12月14日(水)発売
寺嶋由芙
New SINGLE『恋の後味』
全2形態
◆初回限定盤
TECI-918 / ¥4,500(税抜価格 ¥4,091) / シングルCD+DVD
<CD>
1. 恋の後味
2. 渋谷で5時
<DVD>
「寺嶋由芙生誕ワンマンライブ2022~わたしより張り切っている横顔に祝われながら夏がはじまる~ supported by JOYSOUND 」ライブ映像を収録
◆通常盤
TECI-919 / 定価:¥1,500(税抜価格 ¥1,364) / シングルCD
<CD>
1. 恋の後味
2. 渋谷で5時
3. 恋の後味 -Off Vocal-
4. 渋谷で5時 -Off Vocal-