FEATURE

2021.11.22

東京セラフィム

私たちは、天使として「みなさんを救済するために活動をしています。東京セラフィム・インタビュー

「混沌の世を愛と奇跡で救済する為に東京に最高位の天使セラフ達が舞い降りた。天界から放たれるサウンドの無限の愛で奇跡を起こし、混沌とした世界を導き救済する」をコンセプトに誕生したのが、触れた人たちの心を救済する天使たちが集まった東京セラフィム。
2021年5月31日にプレ・デビュー。6月5日に行った主催公演より正式に始動。メンバーは、神凪星七・姫崎もえ・牧乃めい・愛宮璃花・小日向みくの5人。11月28日には、小日向みくの生誕祭の開催も決定している。心を救済してゆく5人。その素顔を追いかけた。

メンバーのうちの誰か一人は刺さるんじゃないかなと思えるくらい、いろんな個性を持った子たちが揃っているのが今の東京セラフィムです。

――東京セラフィムが活動を始めてから約5ヶ月の日々が経過しました。まずは、5ヶ月間の活動を通し、今、感じている思いを聞かせてください。

姫崎もえ ここへ至るまでの日々にも、東京セラフィムにはいろんなドラマがありました。期待と不安の両方を抱えながら始まった東京セラフィムでしたが、早い時期から遠征などを行えば、そういう機会を通してメンバーどうしの絆を深めていけたことは、メンバーの団結力を作るうえでとても良かった経験になりました。でも、8月中旬に結成時のメンバー2人が卒業。そこから2ヶ月ほど3人(姫崎もえ・神凪星七・牧乃めい)で活動を続けてきました。正直、心細い面も最初はあったんですけど。逆に3人になったことで、向かう気持ちも含め、より一層メンバーどうしの絆を深める機会になったなとわたしは感じていました。そこへ、10月16日から2人(愛宮璃花・小日向みく)が加入し、今に至るんですけど。新しく入った2人ともよく話をしているように、今の東京セラフィムは、この仲良さといいますか、メンバーどうし信頼しあえているところが大きな強みになっているんです。今は、その絆を魅せれる部分も東京セラフィムの魅力だなと思っています。

神凪星七 ホント、そうだよね。メンバーみんなキャラクターが違っていれば、本当に個性豊かな子たちばかり。だから、上手く波長が合ってるのかも知れない。きっと東京セラフィムのライブを見てくれたら、メンバーのうちの誰か一人は刺さるんじゃないかなと思えるくらい、いろんな個性を持った子たちが揃っているのが今の東京セラフィムなんです。
もえちゃんも言ってたけど、メンバーみんな仲が良いのも、ほぼ毎日一緒に過ごしながら自分の素を素直に出し合えているからなんです。今って、家族と過ごす時間以上にこのメンバーたちと過ごしているからね。

牧乃めい 濃い毎日だよね。わたしの場合、初めてのアイドル経験が東京セラフィムなんですね。だから最初の頃は、アイドルってどんな風に活動していけば良いの??状態。他のメンバーってみんな、何事に対してもストイックなんですね。だから一人戸惑いながらも、他のメンバーたちについていくのに必死でしたし、今も必死です(笑)。とくに2人(神凪星七・姫崎もえ)は最初からプロ意識が高かったんですね。3人で活動していた頃は、2人へついていくのにもう必死。おかげでわたしの中に"負けない強い気持ち"が芽生えました。それも、2人のおかげだなと思っています。
そして今、新しく2人(愛宮璃花・小日向みく)が入ってくれたんですけど、2人ともすごく真面目な子たちだから、さらに「わたし自身がもっともっと頑張らなきゃ」と心に刺激を受けています。

愛宮璃花 そう言ってくれましたけど、わたしもアイドル経験は東京セラフィムが初めてなので、正直、今も戸惑いながら必死にメンバーについていってる状態です。
わたしが最初に東京セラフィムを見たときに、みんな可愛いし、楽曲も、グループ自体もキラキラ輝いて見えていたから、王道アイドルグループという意識で捉えていました。正直、最初は「こんなキラキラとしたグループの中に上手く混じっていけるかな?」と不安もありました。だけど、メンバーとして加入したら、みんな優しく迎え入れてくれて、私がわからずに戸惑っていると、みんな「ここはこう躍るんだよ」「この歌ではこう声に表情を出したほうがいい」などいろいろ教えてくれるから、すごく楽しくやれています。
正直、今も覚えることが多いから、心に余裕のない面もありますけど。そこは私なりに成長しながら、東京セラフィムのライブでもっと輝ける自分になれるようにと今は思っています。

小日向みく 私も、そこは一緒。私は、東京セラフィムのライブを見たときに、自分好みの楽曲や衣装など、本当に自分の感覚とフィットする要素が東京セラフィムにたくさんあったから「入りたい」と思って、今、ここにいます。
わたし、けっこう人見知りな性格だから、入ったばかりの頃は、わたしから上手くしゃべることが出来なかったんですね。そんな私にこのメンバーは優しく接してくれれば、わからないことも積極的に教えてくれます。悩み事を相談しても、親身になってくれますし。わたしも、東京セラフィムのメンバーとして活動を始めたばかりだから、今も不安はありますけど。このメンバーといると、楽しみのほうがどんどん増えていきます。それくらい、みんな頼れる人たちです。

東京セラフィムのライブを通して、「明日頑張ろう」と前向きな気持ちになれるような救済をしていきたいと思って、私たちは活動をしています。

――みなさんは、「天使」なんですよね。

姫崎もえ そうです。私たちは、天使として「みなさんを救済するために活動をしています。でも、けっして難しいことをやっているわけではないです。たとえばですが、お仕事面でも、そう。日々生きてく中、「大変だ」「しんどい」と思うことって誰にもあると思います。そういう人たちの気持ちを、東京セラフィムのライブを通して、「明日頑張ろう」と前向きな気持ちになれるように救済していきたいと思いながら私たちは活動をしています。わたしは姫崎と名乗るように、東京セラフィムの中では「姫天使」のような存在。姫として、みんなを救済したいなと思っています。

神凪星七 わたしは「えちえち天使」(笑)。でもいつもファンの人たちに対してはわがままかも。「わがまま言わないの」ってよく言われてます。でも、メンバーにはわがままを言って迷惑をかけたくないから言わないです。

牧乃めい わたしは、「山羊天使」です。

――えっ?????

牧乃めい わたし、山羊が好きなんですよ。名前も「めい」のように「めぇぇぇぇっ」っていう山羊の鳴き声っぽい名前じゃないですか。しかも名字が、牧乃のように牧場っぽい。11月28日に、わたしは生誕祭公演を行うんですけど。そのサブタイトルも「みんな集まれめいめい牧場」なんですね。それくらい山羊大好きキャラを全面に押し出しています。
ただ、そうやって「山羊天使」キャラを出してると、そこを細かく突っ込んでくる方もいますけど、好きに理屈はいらないので、変に突っ込まないでください(笑)。

愛宮璃花 わたし、デビューに当たって付けたキャッチフレーズが「愛を届けにきたよ」でした。だから「愛天使」にはなるんですけど。このグループの中、自分でも「一番テンション高いのは私」という自覚があるように、「元気な天使」のほうが“らしい”気がします。

牧乃めい 一人だけ、異常なほどテンションが高いからね(笑)。

愛宮璃花 独り言になっちゃっているのか(笑)、よく一人でしゃべってます(笑)。でも、メンバーみんなそれを普通に受け止めてくれてるし、5人みんなでよく一緒にご飯にも行ってるように、ここは本当に居心地の良い場所だなと私は感じています。

小日向みく わたしは、「癒しの天使」です。実際にファンの方々からも「話をしてると癒される」と言われているんですが、わたしも「少しでも優しい気持ちになってほしい」から、そういう気持ちになってもらえるように心がけています。本当に癒しキャラになれているのかは活動を始めて間もないのでまだわかりませんけど、東京セラフィムの中の私としては、「癒しの天使」としての面を（魅）力にしていきたいなと思っています。

「君恋エフェメラル」を聞いたら、みんな東京セラフィムにガチ恋したくなると思います。

――東京セラフィムは今、配信音源を4曲リリースしています。その曲たちの魅力も教えていただけますか?

姫崎もえ 「キミトボクノ…」は、東京セラフィムとして一番最初に誕生した楽曲になります。ライブでも、一番最初に歌うことが多い、格好良さと可愛さの両面を持っている楽曲です。「キミトボクノ…」のライブの中に、後ろ向きになったメンバー全員が一斉に振り返る場面があるんですけど、そのときに、一人一人違うポーズを取っています。そのポーズにもメンバー一人一人の個性が出ているように、そこへも注目してください。

神凪星七 「天界から来たよー」みたいな歌詞も、すごくいいよね。東京セラフィムの中には、わたしが作詞を担当した「君恋エフェメラル」という曲があります。この歌は、わたしの生誕祭で初お披露目になったんですが、歌詞は、ガチ恋しているヲタクの人の気持ちを書いています。だから、わかる人にはめっちゃ突き刺さる内容になっています。

牧乃めい ファンの人たちも「歌詞がいい」って、すごく言ってくれてるからね。

神凪星七 そうなんです。きっと「君恋エフェメラル」を聞いたら、みんな東京セラフィムにガチ恋したくなると思います。

牧乃めい 「天涯ノスタルジア」は、今ある持ち曲の中でも一番格好いい歌。個人的にも、サビの振り付けがめっちゃ格好良くて大好きです。今は可愛らしい楽曲が多い理由もあるせいか、「天涯ノスタルジア」を歌っているときのメンバーの表情も、他の曲を歌っている時とはぜんぜん違います。なので、そこを見てほしいんです。私自身、この格好いい曲調が大好きです。

愛宮璃花 個人的な思いも混じっていますけど。私、「天上天下ラブソング」こそ東京セラフィムの代表曲だと思っています。ライブでも最後に歌うことが多いですし、サビの振り付けが真似しやすいのも加わって、ライブでもめっちゃ盛り上がるんです！ぜひ、ライブで一緒にこの曲で盛り上がりましょう！

神凪星七 これまでの４曲は配信音源になっていますけど、次に紹介する「トキメキ創世記」はまだ配信音源にはなっていない、ライブでしか聴けない歌になります。この曲のサビを歌うときに、メンバーみんなで指をピストルの形にしながら、みんなへ向かって「バーン!!」と撃つんですね。そのときに、ファンの方々も撃たれる真似をしてくれるんですけど。この曲でメンバーが手をピストルの形にして「バーン!!」と撃ったら、ぜひ、みなさんも倒れてくれたらすごく嬉しいし、そうやってライブで一体感を作れたらなと思います。

小日向みく 全体的な話になってしまいますけど。東京セラフィムには「天上天下ラブソング」や「キミトボクノ…」のような歌詞もダンスも可愛い曲だけじゃなくて、「天涯ノスタルジア」のように格好良く躍れる楽曲があったり。「トキメキ創世記」も躍れる曲だけど、歌詞がめちゃくちゃキャッチーで良かったり。「君恋エフェメラル」は少し切ない感じの歌なんですね。今の東京セラフィムのライブからは、本当にいろんな表情を見れるから、そこをぜひ感じてほしいなとも思います。

牧乃めい あと、これは課題でもあるんですけど。東京セラフィムの楽曲の歌詞への理解を深めるほど、その歌詞をどうパフォーマンスを通して伝えていけば良いかへ難しさを覚えます。それをしっかり自分たちのものにしていけたとき、より説得力を持った東京セラフィムのライブを魅せれるなと私は感じています。

タイトルへ「みんな集まれめいめい牧場」と名付けているように、みんなでホワホワーッとした山羊感を出した楽しい生誕祭にしたいなと思っています。

――これからの東京セラフィムですが、11月28日に牧乃めいさんの生誕祭が控えています。こちら、どんな内容になりそうですか?

牧乃めい タイトルへ「みんな集まれめいめい牧場」と名付けているように、みんなでホワホワーッとした山羊感を出した楽しい生誕祭にしたいなと思っています。この日は、みんなに山羊の格好か、山羊の耳を付けてきてほしいんですけど。山羊耳とかなかなか売ってないんですね。だからみんなには動物の格好か、動物の耳を付けてきてもらい、ライブハウスという牧場で楽しめたらなと思っています。わたし、生誕祭は生まれて初めての経験になります。この日はソロでも歌おうと思っているので、みんなで楽しく放牧しましょう。

東京セラフィムって、知れは知るほどにはまっていく沼みたいな存在。

――最後に、ひと言ずつメッセージをお願いしようか。

小日向みく　もっともっと大勢の人たちに東京セラフィムの魅力を知ってもらいたいなというのが、今の素直な気持ちです。私自身が入って間もないように、東京セラフィムのことを知れば知るほど「えっ、こういうところもあるんだ」と深くはまっていくんですね。東京セラフィムって、知れは知るほどにはまっていく沼みたいな存在。ぜひ、みなさんも東京セラフィムを知って、その沼にどんどんはまってください。

愛宮璃花 わたし自身、東京セラフィムが初めてのアイドル活動のように、今も緊張を覚えながらライブ活動をしています。わたしは今、東京セラフィムの曲を、心疲れている人たちに元気を与えたり、笑顔で帰ってほしいと思いながらライブで歌っています。これからも東京セラフィムは、みんなに笑顔を与えていけるグループとしてやっていきたいです。

牧乃めい 私たちも、そう。東京セラフィムを応援してくれているファンの人たちも、それぞれに生活の中ではいろんな大変なことがあるんだろうなと想像します。わたしがアイドル活動をしているのは、そういう人たちの心の支えに少しでもなれたらなと思ってのこと。これからも東京セラフィムは、みんなの心の支えになっていきたいから、心の支えを求めている人たちはぜひライブに来てください。

姫崎もえ 東京セラフィムのメンバーは5人とも可愛くて、魅力があります。このメンバーみんなや、グループとしての魅力をぜひ知ってほしいです。その魅力をしっかり伝えきるためにも頑張り続けます。

神凪星七 活動を始めてから半年も経ってないように、正直、まだまだな部分もいろいろあります。でも、伸びしろもいっぱいあるグループです。今、ファンになると古参になれます。今ならまだ、「デビューから見てるよ」と堂々と言える時期です。だからこそ、ぜひ古参メンバーになり、これからの東京セラフィムを応援してください。よろしくお願いします。

PHOTO:高田メタル
TEXT:長澤智典