FEATURE
SAY-LAインタビュー 藤沢泉美・沙藤まなか・加藤まい・ももち もも編【前編】
見えないところでの苦労を重ねてゆくほど、アイドルは綺麗な花を咲かせられるからね。
10月12日に最新シングル「水色ラフレシア」を発売するSAY-LA。この作品の魅力について、2チーム(藤沢泉美・沙藤まなか・加藤まい・ももち もも)(咲山しほ・七聖真祐・小椋妃奈乃)に分けて取材を行いました。
ここでは、藤沢泉美・沙藤まなか・加藤まい・ももち ももチームによるインタビュー前編をお届けします。
私たち、生まれながらの正統派アイドルです。
――「水色ラフレシア」は、すでにライブでも披露しているそうですね。ファンの方々からは、どんな反響の声が返ってきています?
藤沢泉美 SAY-LAファンは"正統派アイドル"好きが多いように、「水色ラフレシア」を聞いたみなさん「いい曲だね」と褒めてくださっています。今、リリイベによっては映像撮影を自由にしていることから、「朝に「水色ラフレシア」を聞いて元気出してるよ」という声もいただいてます。
――メンバーみなさん、正統派アイドルで…。
藤沢泉美 はい!!
沙藤まなか 即答すぎ(笑)。
ももち もも 私たち、生まれながらの正統派アイドルです。
たとえ時間をかけてでも構わないから、水色(SAY-LAカラー)の花を一緒に咲かせましょう。
――ここからは、収録曲の魅力を一つ一つ語っていただこうと思います。まずは、表題曲の「水色ラフレシア」からお願いします。
藤沢泉美 ラフレシアの花ってご存じですか?
――何年も咲くことのない花で、開花したと思ったら数日で枯れてしまう幻の花ですよね。しかも、開花すると腐臭を発するという…。
藤沢泉美 調べていただけたんですね、ありがとうございます。わたしの口からも説明をすると、「ラフレシアは開花まで2-3年かかる花で、開花しても数日しか咲かない花。開花した花を観ること自体がとてもレアなことから、幻の花」と呼ばれています。
ラフレシアは赤色の花ですけど、あえてSAY-LAのカラーである"水色の花を咲かせるラフレシア"と例えたことで、「本当は存在しない花。でも、あるかも知れない」という、幻の部分をより強調したタイトルにしています。ただし、私たちが「存在しない花」でも「臭い存在」でもないことは、先にお伝えしておきます。
私たちは「水色ラフレシア」を通して、みなさんへ向け「私たちは今、日本武道館公演を目指して活動をしています。その目標が本当に叶うのか、このまま叶わずに終わるか…つまり、掲げた花(目標)が花咲くのか、咲かずに幻になってしまうか、正直わからない。たとえ時間をかけてでも構わない。一緒に水色(SAY-LAカラー)の花を咲かせましょう」と歌っています。
――花を咲かせても(目標を達成しても)、すぐに枯れてしまうわけではないですよね。
藤沢泉美 もちろん、ずっと咲かせ続けます。
沙藤まなか 綺麗な花を咲かせるまでには、何年もいろんな経験を重ねていくことが必要だし、大事なこと。それがあるからこそ、本当に綺麗な花を咲かせられる。「水色ラフレシア」の歌詞には、アイドルとして生きてゆくうえでの私たちの意志や心構えも書かれています。
藤沢泉美 その通り!!見えないところでの苦労を重ねてゆくほど、アイドルは綺麗な花を咲かせられるからね。
ももち もも アイドル活動をしてくって苦労が多いんですね。
藤沢泉美 ももちゃんも、苦労してここまで来てるでしょ(笑)
みなさんも一度聞いてラフレシアという言葉を11回耳にしてください。聴くたびに回数も増えていくから、言葉の沼にどんどんはまっていくと思います。
――ももさんが感じている、「水色ラフレシア」の魅力もお願いします。
ももち もも サビの振り付けを"天才振付師"のいずみんさんが考えたんですけど。みんながすぐに真似のできる"ラフレシアダンス"になっているから、ぜひ真似してほしいです。わたし、「大切なあなたといる日々 それこそが 探し求めた かけがえのないラフレシア」の歌詞が好きなんです。ここを歌うときは、いつも"ももちゃんズ"のことを考えて歌っています。
――ももちゃんズ?
藤沢泉美 ももちゃん推しのファンたちの総称です。いず国民と一緒です。わたしも、いず国民のことをいつも思って歌っています。
ももち もも わたし、歌うときはももちゃんズのみんなをめっちゃ見て歌ってます。
――……まいさん、「水色ラフレシア」を聞いての言葉を聞かせてください。
加藤まい ラフレシアの花は、咲いた姿を見れること自体が貴重なように、それを例えて「あるか、どうかもわからない幻の花」とも言われています。歌詞の中で「幻の花を見に行こう 大切なあなたといる日々 それこそが探し求めた かけがえのないラフレシア」と歌っているように、わたしもファンのみんなと一緒に、幻の花を探し(夢を追いかけ)ながら、現実として花咲かせたいです。この曲を歌っているときに、みんなペンライトを振ってくださるんですけど。そのときのカラフルな光景も大きく花開いたラフレシアみたいに見えて、わたしは好きな光景です。
沙藤まなか わたし、「ちょっと怖いけど きっと一緒なら それも見つけられるよ」の歌詞が好きです。最近でこそ、不安もなくなりましたけど。SAY-LAとして活動を始めた頃は、いろんな不安を心に抱えていました。とくにわたしの世代は、みんな地に足をつけた活動をしていれば、家庭を持っている人たちもいます。そういう人たちと比べてしまい、変に不安を覚えていたことが最初の頃は本当に多かったなと思い返します。あの頃も、今もそう。たとえ不安なことがあっても、ライブを通してファンの方々の楽しんでいる表情を見るたびに、わたしは自信や勇気をもらえます。ファンの人たちと一緒なら、どんな不安なことがあっても真っ直ぐな気持ちで挑戦していける。そういう気持ちを持って、わたしはいつも「水色ラフレシア」を歌っています。
――アイドル活動を続けてゆくうえで、まったく不安がないと言ったら嘘になりますもんね。
沙藤まなか まったく不安がない…と言ったら、それは嘘になりますけど。ただ、今のほうが不安を覚えることは本当に減りましたし、「SAY-LAとして頑張ろう」という気持ちのほうが大きいです。
これは、ファンの方が言ってたことですけど。「水色ラフレシア」の中、私たちは合計11回ラフレシアと歌ってるんですね。確かに、数えたら11回歌ってました(笑)。「水色ラフレシア」自体がキャッチーな歌だし、「ラフレシア」と11回繰り返してるからすぐにその言葉を覚えてしまうそうです。なので、みなさんも一度聞いてラフレシアという言葉を11回耳にしてください。聴くたびにその回数も増えるから、言葉の沼にどんどんはまっていくと思います。
今までのパスタシリーズの中では一番美味しそうだったから、一番好きかも知れないです。
――2曲目には、お馴染みパスタシリーズの最新曲「純愛ペスカトーレ」を収録しました。
藤沢泉美 これまでのパスタシリーズ曲って、アンハッピーエンドで終わることが多かったんですけど。「純愛ペスカトーレ」は、ハッピーエンドで終わる歌になりました。曲調も明るいように、新しいSAY-LAの色を感じれたから、わたしは「純愛ペスカトーレ」を気に入ってます。落ちサビは、今までのSAY-LAにはなかった静かな感じだけど、そこからまた元気になっていくように、「純愛ペスカトーレ」を通して、みなさんに元気いっぱい"純愛"をお届けしたいと思っています。
――「純愛ペスカトーレ」に登場する主人公の気持ち、わかります?
藤沢泉美 ちょっと照れてしまうことで素直になれなくなる気持ち、わたしもわかります。わたしがライブで歌っているときって、いつも、こういう気持ち。取材時点では、まだ「純愛ペスカトーレ」をライブで歌ってはいませんが、わたし、SAY-LAのどの曲を歌うときも純愛(素直)な気持ちだから、この曲を歌うときも、きっといず国民へ向け、少し照れながらも真っ直ぐな気持ちをぶつけて歌うと思います。
ももち もも えっ、いず国民にだけ?
藤沢泉美 もちろん、SAY-LAファンみんなに…いや、会場中の人たち…世界中の…すべての生物に伝える気持ちで歌うから。
ももち もも スケール大きすぎ(笑)。
――「純愛ペスカトーレ」の主人公は、照れるあまり自分の気持ちに嘘をついてしまいます。いずみさんも、そうなるときあります?
藤沢泉美 「好き」という気持ちを素直に、しかも、全開でぶつけてくる人もSAY-LAファンには多いんですね。わたし自身、その気持ちを受け止めたとき、照れるあまり本音とは違う言葉を言うこともあるように、その気持ちはわかります。
ももち もも わたしもわかる!!
――ももさんも、素直になれない性格?
ももち もも いえ、わたしは真逆です。
藤沢泉美 真逆なんかーい(笑)
ももち もも わたし、「好きなら好き」と気持ちがはっきりするし、純粋だからこそ隠し事はできない性格です。でも、歌詞に出てくるような「好き」と言えない気持ちもわかるから、「純愛ペスカトーレ」を歌うときは可愛い女の子の気持ちになって歌っています。
――ももさん、パスタシリーズをレコーディングで歌うのは今回が初めてですよね。
ももち もも はい、初パスタシリーズです。今回のシングルに新しいパスタ曲が入るとき聞いてたから、ファンの人たちとも配信を通して「次は何パスタが来ると思う?」と話をすれば、メンバーとも、何パスタが来るのか予想していたんですけど。まさか、ペスカトーレが来るとは…。それ以前に、わたしペスカトーレって知らなかったから、調べてみたら海鮮系のパスタでした。今までのパスタシリーズの中では一番美味しそうだったから、わたし一番好きかも知れないです。
藤沢泉美 わたしも、ペペロンチーノ・カルボナーラ・イカスミパスタ・ペスカトーレの中だったら、ペスカトーレが一番好きです。
ももち もも でも、誰もペスカトーレは想像していませんでした。
パスタシリーズはワンマン公演のときにメドレーにして歌うこともあるから、この曲も加え、4曲続けて歌ってみたいです。
――まいさんは、パスタシリーズへの参加は2曲目になります。
加藤まい 「純愛ペスカトーレ」の曲調って可愛らしい感じがするけど、ペスカトーレは海鮮系のパスタのように格好いい感じの言葉だから、そのギャップがあっていいなと思っているのと、わたし自身可愛らしい曲が好きだから、この歌も大好きです。
わたし、Aメロの歌詞が可愛いなと思っています。 それにこの曲を歌っていると、歌詞の情景が浮かんでくるんですね。わたし、歌いながら海辺で花火を観ている景色を思い浮かべてました。
沙藤まなか それ、歌詞のまんまじゃん!!
加藤まい わたしも、「次のパスタシリーズは何かな?」と楽しみにしていました。個人的には、ミートソースが良かったんですけど…。
ももち もも わたし、たらこスパが良かったです。
藤沢泉美 わたしは、アラビアータ!!
沙藤まなか わたしもアラビアータが好きで、次はアラビアータだと思っていたら…。
藤沢泉美 プロデューサーの光さんがいうには、「アラビアータもペペロンチーノと同じ辛い系だから、まだタイミングじゃない」みたいです。
沙藤まなか わたしはパスタシリーズの最初になる「ガチ恋ペペロンチーノ」から参加しているんですけど。それまでのSAY-LAって、正統派のキラキラとしたグループという印象があったんですね。でも、「ガチ恋ペペロンチーノ」をもらったときに、「あれっ、今までのSAY-LAの曲調とは違う」「当時のREADY TO KISSがやっていたような、駄洒落シリーズがSAY-LAの流れにもきた??」と思ったし、当時のファンの方々もわたしと同じ感想を持っていたんですけど。パスタ曲がシリーズ化していく中、私たちメンバーも、ファンの方々も「次は何パスタが来るのか」と期待するようになっていました。それこそが、同じグループを長く続けていく意味なんですよね。
継続は力なりじゃないけど、最初は「えっ?」と思っていたのに、今じゃ楽しみにしているように、シリーズ化していくってそういうことなんだと思います。おかげで最近では、「SAY-LAってパスタ系の曲を歌っているグループでしょ」と初見さんにも言われるようになりましたし、そういうイメージがSAY-LAにはすっかりついているようです。
――最近のパスタシリーズは正統派な曲の印象からズレてたけど、今回の「純愛ペスカトーレ」でふたたび正統派に戻した形じゃない?
沙藤まなか そうなりました。パスタシリーズは、ワンマン公演のときにメドレーにして歌うこともあるんですけど。この曲も加え、4曲続けて歌ってみたいです。
(後編へ続く)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
SAY-LA 「水色ラフレシア」MV
https://youtu.be/-O4YDx4GzVc
SAY-LA
2021年10月12日発売
ニューシングル
「水色ラフレシア」
ジャケット違いの2type発売。
A-type (IGET-018)
B-type (IGET-019)
各1182円(税抜)
I-GET MUSIC
〈収録曲〉
M1. 水色ラフレシア
M2. 純愛ペスカトーレ
M3. かけがえないLove & Peace
M4. 約束の三年目 今ここから描き出す物語
(M1〜M4のoff vocal versionの全8曲収録)
「3000年に一度の正統派アイドル」のキャッチコピーで活動する女性アイドルグループSAY-LA (セイラ)。
東京を拠点に全国そして海外でも精力的に活動。これまでにシングル2作品でオリコンデイリー1位、週間3位を獲得したほか、タイ、フィンランドなど海外の大手配信サイトでも上位にランクイン。2021年6月には六本木EXシアターでのワンマンライブを成功させ勢いに乗る彼女たちが放つ6枚目のニューシングル!
<楽曲紹介>
表題曲「水色ラフレシア」はキャッチーなメロディーが印象的な楽曲。花を咲かすのには2年かかるが咲いたら約3日で枯れてしまうので目にすることは難しく幻の花とも言われている、世界最大の花ラフレシアの希少性を、人間が思い描く理想や愛に擬えている。
M2「純愛ペスカトーレ」は、これまで「ガチ恋ペペロンチーノ」「初恋カルボナーラ」「黒歴史イカスミパスタ」と続いてきたパスタシリーズの楽曲。今回は直球のアップテンポな王道ラブソング。
M3「かけがえないLove & Peace」は世界平和を願う祈りがテーマのミディアムテンポのポップナンバー。歌詞に出てくる「ジョン」はジョン・レノン。
M4「約束の三年目 〜今ここから描き出す物語〜」は、SAY-LAが3年前に掲げた武道館での単独公演という目標に向かう誓いを歌った楽曲「三年後の約束」のアンサーソング。 2021年6月に行われた六本木EXシアターでのワンマンライブで初披露された。
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