FEATURE

2024.09.11
IQ99

まだ見ぬ新しいページに、IQ99がどんな心踊らせる物語を綴るのかを一緒に見たくなる。その約束を『5TART』を通して指切りしていた。 IQ99ライブレポート!!!!!

  2024年8月10日にデビュー5周年を迎えたIQ99が、9月9日(月)に白金高輪SELENE b2で『IQ99 5周年ワンマンライブ「5TART」』を行った。(ワンマンライブ前のインタビューはこちら

  ライブの幕開けを飾ったのが、小(リル)団長を中心に、メンバーらも参加したリルダンサーズ。頭を晴れた景色に染め上げた大勢のパリピなダンサーたちが、舞台の上で華麗に、華やかにダンス・パフォーマンスを披露。楽曲と巧みにリンクした踊りの数々が、とても印象的だ。曲が変わるたびにメンバーの編成も変化。途中に、水着ギャルのダンサーやちょうせい豆乳くんも登場。観客たちをしっかりと巻き込み、リルダンサーズは、この場に心踊らせるパーティー空間を描きだしていった。

LIVE


  胸を騒がせる華やかで性急&ダンサブルな音楽が、フロア中を煌めかせる。その音に誘われて登場したメンバーたち。IQ99が最初に届けたのが、『ぼくらと生きるしかないって』。背景にMVも投影。新衣装姿で登場した5人は、わちゃわちゃとしたパーティーチューンに乗せ、観客たちを、最初から自分たちの懐へぐいぐい引き寄せる。いや、最強の笑顔を浮かべ、観客たちの頭の中から次々と理性を消していた。だから、人間であることを忘れてはしゃぐオタクたちが、フロアのあちこちで思いきりコールや口上をぶつけていた。ヤバいよ、最初からテンションMAX/感情爆盛り状態じゃないか。その楽しさこそが、IQ99のライブらしい!!!!!
 ほら貝の音を合図に飛びだしたのが、『IQPR』。曲が始まったとたん、フロア中から「FU-FU-」の声が飛び交う。いわゆる自己紹介ナンバーだけに、メンバーの一人一人にスポットが当たるたび、観客たちが一斉にメンバー名をコールしながら祭り上がる。異常なほど熱気にあふれたこの空間は、一体何なの??ここはパラダイス? それとも天国??はたまた龍宮城??わくわくしたこの衝動をぶちまけながら、5人と一緒に祭り上がらなきゃもったいない!!!!!
 続く『ぎゅいぎゅい!マジカルステージ』。でも、まるでカラフルな歌謡ショーのように舞台の上を染め上げて歌い躍るメンバーたち。ともにキュンキュンとハートを鳴らし、彼女たちの歌声に合わせて「OTAKU」「IQ99」と叫びながら胸をときめかせ、一緒に歌い踊っていたい。途中に、名探偵の謎解きのような音楽に乗せた舞台劇も挿入。リアルという空間を飛び越え、何時しかこの会場にいる人たちみんなが、5人が作りあげるマジカルでファンタジックな浮世の世界で、浮かれはしゃいでいた。


 わちゃわちゃとしたMCでは、メンバーが新衣装を紹介。木星&自衛隊の強ぜろ。金星&パティシエ衣装の愛妹みい。土星&CAさん衣装の猫好杏。水星&警察官衣装の松山ごま。火星&アンパンマン‥消防士衣装の小ばぁびゐ。ぜひ、そこにポイントを置いて見てほしい。

  彼女たちは、この大都会を妖しく駆け回るキャッツアイ‥ではなくエスパーに変身。『エスパーDEないと』で彼女たちは艶めいた‥いや、セクシーな歌声を魅力に魅惑的なパフォーマンスも巧みに織り交ぜ、観客たちの視線をステージの上に釘付けにしていた。都会の夜を彩る妖艶なエスパーのかける魔法に、すっかりハートはメロメロだ。
  ふたたびこの空間を派手で華やかな。でもカオスな世界へ染め上げるように、彼女たちは気持ちのアクセルをオラオラと吹かしながら『ナカザワールドカオス』を熱唱。かわいく攻めるその姿が印象的だ。5人の動きを真似ながら、一緒に感情のアクセルを吹かせたい。途中には、小ばぁびゐが愛妹みいを背負って駆けめぐる風の場面も登場。わちゃわちゃとした楽しさに目や心が奪われるが、彼女たちはオラオラとしたカオスな姿も見せてゆく。だから、フロア中の人たちも声を張り上げ、熱いエールをぶつけていた。さぁ、もっともっとはちゃめちゃに駆け回れ!!!!!
  多くのスポットライトに照らされ、小ばぁびゐが歌いだした。『Teacher KOKESHI』でも、5人は少し妖艶な香りを振りまき、観客たちの視線を釘付けにするように艶めいた姿で歌い踊っていた。甘く妖しいダンスミュージックの上で、ときに妖しく、ときには怪しくせまる5人に刺激を受け、フロア中の人たちも身体を横に揺らし、甘い官能の世界へ浸り、彼女たちと一緒に大きく手を振り、ダンシングドールと化した5人の姿に嬉しく溺れていた。

LIVE

 ふたたび、メンバーらも含めたリルダンサーズたちのパフォーマンスを挟み、次のブロックへ。大きなスクリーンに映し出されたのが、夏に公開したところ一部熱狂を呼び起こした??『平成龍宮城~俺の一番星~』のMV。映像を上映している時点で、フロア中の人たちが「Say!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!~」と拳を振り上げ騒ぎだす。その上で、ここを良いフロアに染め、ギルガメッシュな夜へ塗り上げるように、観客たちの一番星ことIQ99のメンバーが登場。
  その場所は何時しか深海に変わっていた。深い深い海の底から現れた5人の一番星たちが、この場を一気に華やかな平成の龍宮城に染め上げ、みんなで一緒に「Say!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!魚!」と歌い騒ぎだす。ここは令和に甦ったジュリアナ??時代の歩みを忘れた平成の龍宮城??理屈なんかどーでもいい、5人と一緒に手にしたタオルをくるくると回し、『平成龍宮城~俺の一番星~』に乗せ、5人の乙姫様たちと一緒に「Say!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!饗!」と浮かれ騒げばいい。だって、目の前にいるのは僕らや私たちの一番星なんだもの!!!!!

 今宵の宴は終わることをすっかり忘れてしまったようだ。続く『midnight parede』で彼女たちは、自己肯定感を高め、みずからの気持ちも高ぶらせ、世の中のネガティブな空気を吹き飛ばすように荒々しく華激に挑発してゆく。怪しく跳ねたジャジーなダンスナンバーの上で、5人が古のナイトクラブの踊り子となって、観客たちの闇な感情をアップデートするようにせまっていた。
  とても華やかで胸踊らせる楽曲が流れだした。メンバーと観客たちが、シンガロングナンバー『Remember me,Remember me』に乗せ、共に「Wow!Oh!Oh!」と声を張り上げ、気持ちを一つに赤く染め上げだす。高揚し続ける熱血ロックナンバーの上で、5人は駆けだした熱情をエモくパワフルな歌声に乗せ、観客たちと滾る気持ちをシンクロしながら燃え盛っていた。落ちサビでは、熱唱する愛妹みいに向けてフロア中の人たちが押し寄せる場面も。5人と一緒に拳を高く突き上げ「Wow!Oh!Oh!」と声を張り上げ続けたい。そのひとときこそが最高にエモい!!!!! 
  その勢いをさらに加速するように、IQ99は『忠犬Finaly』を突きつけた。熱情エモチューンの登場に、場内中の人たちも熱くクラップをし、力強く声を張り上げ、ともに熱狂の限界を超える勢いで暴れ騒いでいた。転調や巧みなダンスミュージックも差し挟み、この空間を野獣の雄叫びが響き渡る最強の宴の場に染め上げていった。

  MCも手短に(時間が押しているとアナウンスあり、これもライブ感‼)、次に披露したのが新曲の『ハッピーエンドストーリー』。キラキラした輝きを放つ、とても夢に満ちあふれたアップチューンだ。彼女たちは、愛らしさをたっぷり振りまきながら正統派なアイドルとしての姿を見せていた。螺子を外しまくったわちゃわちゃとした姿も好きだが、ドリーミーで眩しい輝きを放つ歌を甘い笑顔で届ける様も、彼女たちに似合う表情だ。この曲で5人が聴かせる綺麗なファルセットボイスも、ぜひライブで味わってもらいたい。うっとりするかもよ‥。

LIVE
 
 高ぶる感情へエモカワな衝撃を注ぐように、彼女たちはこの曲でもあいらしさを魅力に『sad good bye』を歌っていた。けっして能天気な歌ではない。むしろ、挫けそうな気持ちを支え、前向きにしてゆくエモチューンだ。彼女たちが、歌詞のひと言ひと言へ、弱さを振り切る力を注ぐように歌うからこそ、一緒に明日も前を向いて生きる勇気を手に出来る。だから、大勢の人たちが熱い熱い声を張り上げ、5人に想いをぶつけていた。

 これまでに出逢った人たち。そして、これから出逢うまだ見ぬ仲間たちへ向け、彼女たちは、ここから新しい物語を、新たな6ページ目へ描くように、最後に新曲『5TART』を披露。一人一人が胸の内に閉まっていた想いを声のペンにして、この場にいる一人一人の心のノートへ、ここから新しいスタートを切る決意を綴るように歌っていた。決意の言葉のひと言ひと言が勇気のインクで輝きを放ちながら綴られるたび、5人と一緒にこの世界を動かしてみたくなる。彼女たちは、ここから駆けだす気持ちはもちろん、先に広がる道へ君も一緒に駆けようよと声をかけてきた。だから、まだ見ぬ新しいページに、IQ99がどんな心踊らせる物語を綴るのかを一緒に見たくなる。その約束を『5TART』を通して指切りしていた。「約束しよう  ずっと一緒だよ 毎日が5TART日和でしょ!」。その言葉をずっと信じていたい。


 アンコールでメンバーと観客たちは、ここから一緒に歩きだす約束を交わしながら、共に大きく手を振り上げ、想いを一つに重ねあわせて『マンダム』を歌っていた。一人一人が力強く歌うたびに、フロア中から熱いクラップや声が張り上がる。この切ない歌も、今は互いの気持ちを一つに結び合う約束の歌として力強く胸を打ち続けていた。


  ここで、メンバーらが簡潔に感想の言葉を述べていた。ここでは、さらに簡潔にまとめあげて伝えたい。

 「新メンバーとして温かく迎え入れてくれありがとうございます。IQ99として輝きだす、その光の中でまた輝けるように、これからも正直に生きていきます」(猫好杏)

 「この中で一番楽しんだ自信はあります」(小ばぁびゐ)

  「みんなにはいつも助けられてばかりだけど、これからもIQ99にしか出来ないことをずっとやっていけたらと思っているので、これからもIQ99の最高をみんなと作っていきたいです。誰もおいていかないので安心してください」(松山ごま)

  「いろんな人のおかげで5周年を迎えられたと思っています。ここにみなさんがいたことは絶対に忘れません。これからもこの5人でたくさんの想い出を作っていくので、絶対についてきてください」(強ぜろ)

  「本当にこんなにたくさんの人たち見てもらえて嬉しいです。IQ99はまだまだ想像を超えた楽しい景色を生み出せると思うし、みんなに見せていきたいので、IQ99を信じて、これからも幸せになっていきましょう」(愛妹みい)


LIVE


  愛妹みいの「やっぱり」の言葉に向け、フロア中の人たちが「ぼくらと生きるしかないって!!」と絶叫。最後の最後に、IQ99はふたたび『ぼくらと生きるしかないって』を熱唱。ギラギラに爆裂した最強のパーティーチューンに乗せ、みんなで心の手を繋ぎあおう。ときに熱いMIXもぶつけながら、誰もが、ここで生きている実感を思う存分に味わっていた。「せーので」の声にあわせて一斉に飛び跳ねる様も胸アツだ。理屈なんかどーでもいい、煽りに合わせて一緒に踊り、MIXを叫んでいけばいい。無条件で頭をダイヤモンド以上に輝かせるこの楽しさへ、今はどっぷり浸っていたい。一人一人が、5人と"楽しい"のチューニングを合わせるたびに、何度も何度もアガれるなんて最高じゃない。何時しか喉が切れそうな勢いで叫んでいたよ。だからこそ、これからもIQ99と一緒に生きるしかないよね。


LIVE

PHOTO:林ユバ
TEXT:長澤智典


セットリスト
『リルダンサーズ』
SE
『ぼくらと生きるしかないって』
『IQPR』
『ぎゅいぎゅい!マジカルステージ』
『エスパーDEないと』
『ナカザワールドカオス』
『Teacher KOKESHI』
『リルダンサーズ』
MV
『平成龍宮城~俺の一番星~』
『midnight parede』
『Remember me,Remember me』
『忠犬Finaly』
『ハッピーエンドストーリー』
『sad good bye』
『5TART』
-ENCORE-
『マンダム』
『ぼくらと生きるしかないって』
 

<インフォメーション>


▼IQ99『5TART』ライブMV
https://youtu.be/NO8rWDxV9-8?si=77Xz8GzZGbMHqgHD


▼IQ99「平成龍宮城~俺の一番星~」 MV
https://www.youtube.com/watch?v=1G3_2vegzdc



■ワンマンでの重大告知

その①
#龍宮城ツアー の詳細発表
11月16日(土)~17日(日)沖縄SOUND GOOD
1月4日(土)埼玉 西川口ハーツ
2月16日(日)岩手ClubChange
3月15日(土)徳島 銀座CROWBAR
3月16日(日)神戸 太陽と虎

その②
2025年2月11日(火)
ファーストフルアルバムリリース決定
リリースイベントは12月より開始
 
◼サブスクはこちらから!!
https://nex-tone.link/A00138612
https://nex-tone.link/A00119599

◼︎ライブに行きたくなったらこちらから
予約▶ https://iq99-official.com/


SNS

HP  https://iq99-official.com/
X  https://x.com/___IQ99___
YouTube https://www.youtube.com/@___IQ99___

強ぜろ  https://x.com/zerotsuyoi
愛妹みい  https://x.com/543mmi
松山ごま  https://x.com/Goma_matsuyama
小ばぁびゐ  https://x.com/Lil_BARBIE666
猫好 杏 https://x.com/ANZU_NYANKONEKO

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