FEATURE

2024.12.14
放課後プリンセス

放課後プリンセス インタビュー!!!!『窓辺のラプンツェル』では、「君は絶対に幸せになるんです」と断定しています。だからこそ本当に勇気をもらえるし、そこが、この曲の素敵なところです。

 放課後プリンセスが、12月11日に最新シングル『窓辺のラプンツェル』を発売する。2025年2月23日には,新宿LUMINE 0ホールでワンマン公演の開催も決定している。彼女たちが、『窓辺のラプンツェル』にどんな思いを感じ、歌にしたのか。今の放課後プリンセスの魅力とは…。いろんな角度から4人の声をお届けします。


プリンセスをモチーフにした物語であって、登場人物がプリンセス本人とは限らない。たとえプリンセスが主人公でも、そのプリンセスの心模様をいろんな角度から歌にしています。


──放課後プリンセスと言えば、今へ至るまでにもいろんな「プリンセスナンバー」を歌ってきましたよね。

森川優羽 シンデレラや白雪姫など童話に出てくるプリンセスから、クレオパトラやマリー・アントワネットなど実在したプリンセス、映画『ローマの休日』に出てくるアン王女のように作品に出てくるプリンセスなど、いろんなプリンセスを題材にした楽曲を歌ってきました。
  放課後プリンセスは「学園」と「プリンセス」の2つに世界観を分けて表現しています。「プリンセス」側の楽曲を表現するときに勘違いされがちなのが、たとえば「白雪姫」なら、「白雪姫」の物語を歌にしているグループだと思われがちなこと。でも、私たちが伝えたいのはそこではなく、一人一人のプリンセスを題材にするうえでも、そのプリンセスをどの角度から見て、どういう物語にして伝えるのかを大切に表現しています。たとえば童話を元にしていたら、その童話自体や、中に出てくるプリンセスが生まれた背景なども深く調べ、そのプリンセスのどこに視点を当てたから、こういう歌になったなど。そこまで内容を汲み取ったうえで、それぞれの楽曲に込めた思いを大事に歌っています。

水野青海  あくまでも、プリンセスをモチーフにした物語であって、登場人物がプリンセス本人とは限らない。たとえプリンセスが主人公でも、そのプリンセスの心模様を、放課後プリンセスはいろんな角度から表現しています。

花咲果林  そのプリンセスごとにいろんな視点で世界観を描きだしているからこそ、私たちも歌詞を読み込んだうえで、それぞれに思い描いた解釈をすり合わせ、自分たちなりに捉えた視点で毎回歌にしています。

森川優羽  私たちは、プリンセスの生い立ちや物語の背景、映画が題材の場合は、その作品もしっかりと観て、それぞれに解釈を深めたうえで伝えています。だからこそ一つ一つの歌詞に書かれた世界観へ注目してほしいし、聴く人たちにも、その内容を読み解く楽しみも味わってもらえたらなと思っています。

──放課後プリンセスが誕生したのが2011年。現在14年目になれば、その時期のメンバーの個性や雰囲気に合わせて、いろんな曲調の楽曲を表現してきましたよね。

森川優羽  そうなんです。これまでに放課後プリンセスは、明るい性格や、暗い闇な感情、病んでいる心模様など、人の持ついろんな感情を深く掘り下げて歌にしてきました。曲調の面でも、青春を覚えるような爽やかさもあれば、艶やかな大人っぽさを持った曲もあるなど、そこは、その時代のメンバーたちに似合う歌として表現してきました。 
  今のメンバーは、放課後プリンセスからアイドル活動を始めているように、アイドル未経験者ばかり。だから、楊貴妃を題材に「わたしが死んでもあなたを守っていきたい」と深い心情を歌う曲たちよりも、「未来に向かって頑張ります」という、私たち自身がアイドルとして始まり、物語を作っていくうえで似合う明るい曲たちを多く歌ってきたし、それが、今の私たちが作りあげる放課後プリンセスの色になっています。

花咲果林  ファンのみなさんと一緒に、放課後プリンセスの明るい未来を作っていきたい。そういう私たちの思いに似合う楽曲を中心に表現していれば、プリンセスを題材にした歌たちでも、そういう視点で表現していることが今は多いです。

水野青海  その時代のメンバーに合った曲を歌い表現していくことが放課後プリンセスの特色ですし、それが、楽曲面での多彩な面にも繋がっています。


今は、プリンセスな先輩方を見習いながら、わたしも素敵なプリンセスになれるように日々頑張っています。


──夜空さんは、今年の7月31日にメンバーになったばかり。良ければ、グループの印象を聞かせてください。

大原夜空  16時までの活動は学園を舞台にした制服姿で、16時以降はプリセス姿に変身。衣裳も異なれば、楽曲の雰囲気も、制服姿とプリンセス姿では印象が変わるように、2つのスタイルでの楽しみ方が出来るところにわたしは魅力を感じています。実際に、昼公演と夜公演ではパフォーマンスも変わるんですね。一つのグループで2つの見せ方を楽しめるところこそ、放課後プリンセスならではの魅力です。

──夜空さんも、プリンセスの要素を持っている方だ。

大原夜空   そこは、まだまだこれからな気がします。わたし自身クラシックバレエを習ってきたこともあって、いろんなプリンセスへの憧れは小さい頃から持っていました。今は、プリンセスな先輩方を見習いながら、わたしも素敵なプリンセスになれるように日々頑張っています。

──良ければ、夜空さんから観た3人のプリンセスらしさも教えてください。

大原夜空  果林ちゃんはすごくかわいくて甘い感じのプリンセス。歌声も甘いです。優羽ちゃんはスタイルがよくて、ダンスも得意。その身体を生かしたパフォーマンスがすごく素敵な人だから、パフォーマンス面でのプリンセスだとわたしは思っています。青海ちゃんはしっかり者。果林ちゃんと優羽ちゃんが甘い歌声なら、青海ちゃんとわたしはちょっと低めの声をスパイスにしています。だから、青海ちゃんはスパイスなプリンセスです。

花咲果林  4人ともみんな個性がバラバラだからね。それが混じりあって、他にはない独自性を持った色になっている。そこが、放課後プリンセスらしさであり、今の4人の魅力なんでしょうね。

森川優羽  夜空ちゃんは加入してからまだそんなに月日が経ってないから、ファンの人たちの前で見せてない魅力がまだまだあります。彼女は大阪出身だから、楽屋でもよく笑わせてくれるし、一人でボケとツッコミをやれる人なんです。

大原夜空  基本はボケなんですけどね(笑)。わたしはお笑いプリンセスとして、放課後プリンセスの中に新しい風を吹かせたいと思います。


私たちは放課後プリンセスとしての最後の世代になるかもしれない。つまり、ずっと続けていく気持ちでいます。


──3人が放課後プリンセスのメンバーになってから、どれくらいの月日が経ちました? 

森川優羽  2025年3月で3年だから、2年半以上活動しています。

花咲果林  私たちの場合、先輩方が一気に卒業をしたタイミングで、新たに5人の新体制としてスタートしています。その形でずっと活動をしてきましたが、昨年末と今年の春にメンバーが卒業。そこから3人体制で活動を続けてきました。そこへ夜空ちゃんが加わり、8月より、今の4人体制で歩み続けています。

──メンバーの入れ代わりがあったにせよ、新体制以降からは、それ以前の放課後プリンセスとは異なる,このメンバーだからこその独自性を持った色を築き上げてきましたよね。

森川優羽 そう感じていただけているのであれば嬉しいです。新体制として始まった当初こそ、「先輩たちのようになりたい」「先輩たちのようになるんだ」という気持ちで活動をしていましたけど。(当時の)5人とも先輩方と同じタイプではなかったし、それよりも自分たちらしさをもっと魅力にしていきたいと思うようになり、そこから、私たちだからこその新しい放課後プリンセスらしさをみんなで探しながら進んできました。それは、今も続いていることです。その気持ちを踏まえたうえで、新しい放課後プリンセスらしさを感じていただけているのであれば、それはとても嬉しい言葉です。

──今の放課後プリンセスの魅力を、3人はどのように捉えています?

森川優羽  先輩方が作りあげてきたパフォーマンスは本当にすごくて。わたしも短い期間でしたが、一緒に活動をしていた中、手の届かない存在感を持った方々だなという印象を覚えていました。今のメンバーは放課後プリンセスからアイドル活動を始めているように、まだまだアイドルとしての活動歴は短いです。だからこそ親近感を覚えてもらいやすいというか、ファンの人たちに見守られながら成長してきました。その親しみやすさこそが、今の放課後プリンセスの魅力だとわたしは感じています。

花咲果林  まさに、その言葉通りです。そのうえで付け加えるなら、今回、夜空ちゃんという新しいメンバーを迎え入れたように、長く先を見たらまた変化はあるかも知れませんけど。私たちは放課後プリンセスとしての最後の世代になるかもしれない。つまり、ずっと続けていく気持ちでいます。4人とも「ここで勝負をかける」気合をすごく持っているし、活動していくうえでの肝の据わったメンバーたちばかり。その心の内も、今の放課後プリンセスの魅力になっています。
「私たちは放課後プリンセスとして最後の世代になるかもしれないと、言われています」

水野青海  みんな度胸があるからね。わたしも、少しだけ先輩方と時期がかぶっていたから、その活動も経験してきましたけど。今のメンバーで動いている期間のほうが圧倒的に長いからこそ、わたしも、先輩方と同じ道を辿るのではなく、たとえ同じ楽曲でも、私たちだからこそ出せる曲の色を追求しながら、ここまでの2年半進み続けてきました。その姿勢は今後も変わらないからこそ、わたしも、このメンバーだからこそ出せる色であり、似合う色を持った放課後プリンセスを求め続けたいし、それが自然と放課後プリンセスらしい色になっていくんだと思っています。


面白いなと思ったのが、ラプンツェルの気持ちを歌っているのではなく、ラプンツェルに思いを寄せる僕の気持ちを歌にしているところ。


──放課後プリンセスは、12月11日に最新シングル『窓辺のラプンツェル』を発売します。この楽曲の印象を聞かせてください。

大原夜空 今回は、ラプンツェルという塔の上にいるプリンセスをモチーフにしていますけど。わたしが面白いなと思ったのが、ラプンツェルの気持ちを歌っているのではなく、ラプンツェルに思いを寄せる僕の気持ちを歌にしているところ。3人も語っていましたけど、かならずしもプリンセスの気持ちを歌にしているわけじゃないところが、放課後プリンセスの楽曲らしい視点。わたし自身も、ラプンツェルへ思いを寄せながら、その姿を見ている僕の視点や思いに共感したし、そこへこの曲の面白さを感じました。

森川優羽  ほんと、そこだよね。ラプンツェルって塔の上にいるじゃないですか。この曲に出てくる僕は、「一緒にいこう」とラプンツェルへ誘いの声をかけようとしますけど。ラプンツェル自身が行動を起こさないと、その環境は何も変わらないんですよね。歌詞の中へ「無限の世界が広がっている」や「君は絶対幸せになれるんです」と書かれてあるように、わたしは『窓辺のラプンツェル』を聴いて、「行動を起こすことで可能性は無限に広がっていくし、その先にはかならず幸せが待っているんだ」というポジティブな気持ちになれました。誰だって人生の中、思い描いている未来図ってあると思います。その未来は、みずから行動を起こせば叶うし、幸せにもなる。この歌はそういう気持ちにさせる力を持っているからこそ、わたしはそうなってほしい気持ちを持って歌っています。

大原夜空  『窓辺のラプンツェル』の歌詞は、本当に前向きですよね。この曲は、わたしが放課後プリンセスに加入して、一番最初にいただいた曲になります。このグループで活動していくことの嬉しさはもちろんありますけど、正直、不安も覚えながら始まった中、自分への応援歌のようにも響く『窓辺のラプンツェル』を、4人体制の始まりの曲として歌えたことがすごく嬉しいんです。曲の中へ、「一緒にいこう」のセリフが出てくれば、 その言葉にもわたしは、「君の気持ち次第で何処へだっていける。だから、一緒にいこう」と背中を押された気持ちでいました。このメンバーと一緒に未来へ向かって行くわたしにとって、すごく合う楽曲にもなりました。メロディーもかわいいし、振り付けも好きなんです。何よりも、歌詞の内容が今の自分にぴったり。わたし自身は、自分の気持ちを高める応援歌として聴いているように、みなさんにも応援歌して聴いてもらうのも良いなと思っています。

花咲果林  わたし、『窓辺のラプンツェル』を聴いたとき、「アイドルを目指していた頃の自分の気持ちとリンクする部分がいろいろある歌」だと感じました。『窓辺のラプンツェル』は、未来を切り開いてゆく新しい一歩を踏み出せる応援歌。わたしもアイドルになるまで、なかなか結果を出せず、周りの人たちにも「違う道を歩んだほうがいいんじゃない?!」とけっこう言われましたし、それで悩むこともありました。自分が本当にやりたいことなのに、なかなか芽が出ずに悩んでいた中、放課後プリンセスと出会い、自分が望む未来への道を切り開き、新しい一歩を踏み出せました。いろいろと悩みながらも、自分の気持ちを信じて未来を切り開けた。その気持ちは、『窓辺のラプンツェル』の歌詞にもリンクする部分がありました。
  この曲の中、とくに好きな歌詞が「君は絶対に幸せになるんです」の部分。その歌詞は自分自身にも言い聞かせていける言葉ですし、わたし自身がファンのみんなのことを幸せにする気持ちでいつも歌っています。だからこそ、より強くこの歌詞に共感できるし、感情移入して歌えるんだと思います。

水野青海  『窓辺のラプンツェル』は、今の放課後プリンセスらしい楽曲だと思いました。みんなも言ってたように「君は絶対に幸せになるんです」の歌詞が、とくに素敵といいますか。普通は「いつか幸せになりたい」や「君はきっと幸せになれる」など、願望を歌詞にしていくことが多いじゃないですか。だけどこの曲では、「君は絶対に幸せになるんです」と断定しています。だからこそ本当に勇気をもらえるし、そこが、この曲の素敵なところです。


今の放課後プリンセスの『オーロラ・ドリーミング』を楽しんでもらえたらなと思います。


──嬉しいのが、C/Wに同じプリンセスナンバーであり、眠り姫を題材に据えた『オーロラ・ドリーミング』を新録曲として並べたこと。3人にとって『オーロラ・ドリーミング』は…。

花咲果林  私たち3人が初めてレコーディングを行った、新体制になった放課後プリンセスとしてのデビュー曲でした。

森川優羽  あのときの5人でレコーティングをした当時とは、2年半の歩みを通したことで歌い方も変わりましたし、歌詞に込める思いにも深みが増しています。ここには、夜空ちゃんも加えた今の4人の歌声を詰め込みました。ぜひ、今の放課後プリンセスの『オーロラ・ドリーミング』を楽しんでもらえたらなと思います。もちろん、以前の形と聴き比べてもらうのも楽しみ方ですから。

水野青海  初めてレコーディングをしたときと今とでは、歌ううえでの気持ちも違ってきたからね。2年半前に『オーロラ・ドリーミング』の歌入れをしたときには、「私たちはここから始めていくんだ」というキラキラした感情が本当に強かったし、まだまだ技術が足りてないぶん、我武者羅に、ただ真っ直ぐにと、気持ちだけでぶつかっていました。そこから2年半の活動を続けてきたからこそわかったこともいろいろありました。もちろん、すべてが上手くいくわけではないこともわかっています。でも今回、『オーロラ・ドリーミング』を新たにレコーディングしたことで、「わたしは今、ここから輝く」という自分にしてくれたし、そういう気持ちに染め上げてゆく楽曲だと改めて感じました。3人とも、いろんな経験を踏まえたうえでその思いを歌ったからこそ、みんなの歌声自体にも深みや説得力が増したなとわたしは感じました。

森川優羽  確かに、いろんな経験を重ねてきたからね。

水野青海  だからこそ、いろんな感情を乗せて表現できるようになったんだと思います。

花咲果林  ほんと、いろんなことがあったよね。悔しい気持ちになった経験もたくさんあったけど。今回、この4人で改めて歌ったことで、成長した姿をここに詰め込めました。ぜひ、そこを感じてもらえたら嬉しいです。

──3人は、いろんな思いを胸に『オーロラ・ドリーミング』を歌いましたが、この曲を夜空さんは、どんな気持ちで歌いました?

大原夜空   みんなが一度レコーディングをした楽曲を、わたしを入れてもう一度歌入れさせてもらえたことが本当にありがたかったし、嬉しかったです。3人は、この曲にすごく深い思い入れを持っていれば、あれから2年半の中、さらに深みを増した思いを持って歌入れをしています。わたしも、今の自分が込められる思いのベストを詰め込もうと思ったから、レコーディングまでに楽曲をたくさん聴き込みました。今のわたし自身が、3人が初めて『オーロラ・ドリーミング』を歌ったときと同じような気持ちで歌ったからこそ、新鮮な思いを持って歌ったわたしの声と、3人の深みを持った歌声がしっかり調和できたと思っています。とくに、みんなで作りあげたハーモニーはぜひ聴いてほしいです。

──『窓辺のラプンツェル/オーロラ・ドリーミング』、このプリンセスナンバーの組み合わせ、めちゃめちゃ似合いますね。

花咲果林  今、ふたたび新体制になった私たちの気持ちにも2曲ともリンクしてくるから、本当に気持ちの重なる2曲になりました。


放課後プリンセスこそがわたしのいるべき場所であり、ここで活動をしていくことが、わたしにとっての幸せなんだと再確認できた年になりました。


──年末や年明けまで、まもなくの時期です。良ければ2024年の活動を振り返りつつ、2025年に向けての思いも聞かせてください。

森川優羽  昨年末と今年春に相次いでメンバーの卒業があったことから、わたしが昨年の今頃に思い描いていた2024年の未来図とは違った1年間になりました。もちろん今年だって、活動をしていく中、いろいろ楽しいことがありましたけど。わたし自身は、いくつもの厳しい壁にぶつかり、それを乗り越えてきた1年間であり、一人の人間として成長することの出来た年になったと感じています。壁を乗り越える経験を踏まえ、改めて自分の生き方や考え方を見直すことが出来れば、放課後プリンセスこそがわたしのいるべき場所であり、ここで活動をしていくことが、わたしにとっての幸せなんだと再確認できた年にもなりました。

──いろんな試練を乗り越えたことで…。

森川優羽 自分の気持ちは、間違いなく強くなりました。壁を乗り越えるたびに強い気持ちが増えれば、「生きてるな」という実感も強くなる。わたしは海・山・風みたいな、ほのぼのとした高知県の田舎町で育ちました。もちろん、のんびりとしたあの場所で暮らすのも心地よくて好きでしたけど。向上心といいますか、学び続けたいし、何かへ挑戦したい気持ちも胸の内にずっとありました。その気持ちを持って挑戦し続けてきたことでご縁をつかみ、東京へ上京しました。わたし、そういう刺激の多いデコボコとした道を歩むのが好きなんでしょうね。だからこそ、いろんな壁があっても突き進んでいける。そんな今の活動が刺激的だし、わたしに合っているんだと思います。

花咲果林  わたしも、デコボコな道のほうが刺激的でいいなと思いますし、ハングリーな精神の強い性格です。表立って見せてはいませんが、つねにハングリー精神を心の中に持っています。だからわたしも、デコボコした活動のほうが、自分の人生らしいと思ってしまうんでしょうね。この1年間を振り返っても、自分の中で責任感が強くなったし、花咲果林という存在を、より人前で出せるようになった年だとも感じています。そうなれたのも、2人のメンバーが卒業し、3人体制で活動をしていた時期に、それぞれか「放課後プリンセスを引っ張っていかなきゃ」という自覚や責任感を持ってグループの活動を進めてきたからです。責任感が強くなるにつれ、顔つきが変わるって本当なんですよね。今年はよく「顔つきが変わったね」「意志の強い顔になったね」と言ってもらえることが多くなりました。それくらい2024年は、わたしを強くしてくれた年になったと思います。

森川優羽  その成長は、1年前の3人の写真と見比べてもらえればわかると思います。ほんと、良い意味で3人とも顔つきが違いますから。

水野青海 新体制として活動を始めたことで生まれたグループとしての勢いや、今の時代だからこそ受ける刺激も、もちろんあります。でも、放課後プリンセスという長く活動を続けているグループに所属しているからこそ、歩みの中で培ってきた魅力や持ち味、独自性も間違いなくあります。もちろん、グループとして歩み続ける以上は進化や変化はしていきますが、培ってきた放課後プリンセスらしさもけっして忘れてはいけないし、そこも大事にしていきたい。それを改めて感じさせられたのが、わたしにとっての2024年の活動でした。

大原夜空  放課後プリンセスというグループの持つ歴史の歩みという財産。その姿を長く応援し続けてきたファンの方々の思いや熱意があるからこそ長く続けてこれたし、これからも続いていくんだという実感は、まだまだ短い中ですけど、わたしも感じています。


応援してくださる方々の生活の一部に放課後プリンセスの存在があることが本当に嬉しいです。


──2025年の放課後プリンセスの最初の大きな動きが、2月23日に新宿Lumine 0で行うワンマン公演になります。

花咲果林  この日は、新体制になった放課後プリンセスとして初のワンマン公演になります。しかもこの日は、わたしのバースデーも兼ねているからこそ、たくさんの方々に観に来てほしいなと思っています。この日は、新体制放課後プリンセスの魅力を存分に詰め込んだ内容にしていきます!!!!

──最後に、これからへ向けてメッセージをお願いします。

森川優羽  まずは、最新シングル『窓辺のラプンツェル』を通して、放課後プリンセスのことを好きになって、愛してくれる人たちの輪を、今まで以上に大きく広げていきたいです。でも一番は、放課後プリンセスの楽曲やライブ、私たちとの出会いを通して笑顔になれれば、幸せを感じてもらえる人をどんどん増やしていくこと。これからも、その笑顔や幸せを世界中に広げていきたいです。

大原夜空  わたしにとって2025年を迎えるというのは、アイドルとして初めて新年を迎えることにもなります。アイドルとして新たに1年間を始められるのも楽しみですけど。まずは、もっともっと成長して、わたしのことを多くの方へ知ってもらえるようになりたいです。『窓辺のラプンツェル』は、わたしにとってのデビュー曲。だからこそ多くの方々へ届くように、これからも精一杯頑張ります。

花咲果林  『窓辺のラプンツェル』はすごく前向きな応援歌になっているから、一人でも多くの方にエールを届けられたらなと思っています。放課後プリンセスのファンの方々は国内に止まらず、海外にも多くいます。応援してくださる方々の生活の一部に放課後プリンセスの存在があることが本当に嬉しいんですね。だからこそ私たちも日々成長しながら、放課後プリンセスに触れることで、その人が幸せでいてもらえるよう、私たちも気持ちを前沸きに頑張り続けます!!!!
  それと、『窓辺のラプンツェル』のMVも公開になりました。映像は、『窓辺のラプンツェル』の歌詞に書かれた世界観とリンクしている部分がたくさんあります。中でもお気に入りが、Dメロで「絡み合った運命が」と、わたしと優羽ちゃんの2人で歌いながら、次第にみんなの歌声が重なりだす場面。あそこは観てほしいのと、わたしは「一緒にいこう」のセリフも言っているから、そこの場面もぜひ観てください。

水野青海  今回のMVは、窓辺でなど室内もあれば、森の中という自然に囲まれた環境での撮影も行いました。森の自然に囲まれた中、曲が済むにつれ、メンバーの表情も明るく前向きに変わっていきます。そういう変化してゆく様にも注目してください。
  『窓辺のラプンツェル』を作ってくださった石谷光さんは、放課後プリンセスにとって昔から馴染み深い方。光さんの楽曲には本当に放課後プリンセスらしさを感じれば、新体制以降も含め、今の放課後プリンセスにとても似合う楽曲が多いです。もちろん、今回の2曲も、そう。ファンの方々でも、光さんの楽曲が好きな人たちが多いように、戻ってこれる場といいますか、放課後プリンセスらしい場を作ってくださいます。そういう曲たちを今回も歌えたことが本当に嬉しくて…。今も、『窓辺のラプンツェル』のリリースに向けて。さらに、来年に控えているワンマン公演を見据え、ライブ活動と平行してリリースイベントも積極的に行っています。リリースイベントで新たに出会い、広がったファンの方々を、今度はライブの場へ呼び入れ、夢を追いかける仲間として一緒に進んでいけたら…。ぜひ、放課後プリンセスに注目してください。


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>

放課後プリンセス 『窓辺のラプンツェル』 Music Video

 

NEW Single
『窓辺のラプンツェル』

発売日:12月11日
品番:FORZA-040
レーベル:FORZA RECORDS                                  
収録曲
窓辺のラプンツェル
オーロラ・ドリーミング
〈商品形態〉
・CDシングル
・Mカード集合バージョンA.B
・Mカードソロバージョン4タイプ


アー写

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