FEATURE

2024.07.22
Merci Merci(メルシーメルシー)

今年の夏の思い出の集大成として、お祭りの最終仕上げのライブ!という意気込みで挑みたいなと思っています。 Merci Merciインタビュー!!!

結成3周年を迎えたMerci Merciが、8月31日(土)に神田明神EDOCCO STUDIOで『Merci Merci Summer Festival2024 ~まだまだ”ナツ”は終わらない!~』 公演を行う。
公演へ向けての思いを、1期生である内田ゆめ・齋藤栞・本條杏実の3人に聞いてみた。

 

「もっと自分もしっかりしないとな」という気持ちに変化していきました。

 

──7月21日でMerci Merciも3周年を迎えました。どうですか3年前と今を比べてみて。まずは、栞さんからその思いを聞かせてください。

齋藤栞  3年前と今では、環境面での変化はとても大きいなと思います。Merci Merciがスタートしたのはコロナ禍でした。あの頃は、動きたくても動けないもどかしさがみんなの中にすごくありました。私を含め、アイドル活動が初めての子や歌やダンスが未経験のメンバーも多くいて、歌やダンスを学ぶのはもちろんですが、まずはグループの存在を知ってもらおうと、日々必死で配信を行うことから私たちは活動を始めました。
 Merci Merciの場合、無観客ライブ配信という形でデビューをしたので、有観客でライブができたときに初めて「本当に目の前にファンの人たちがいる!」と嬉しい驚きを覚えたのもいい思い出になっています。今では楽曲ごとにファンの方々がいろんなコールを入れてはライブで一緒に盛り上がってくれるまでになったし、改めて「私たちアイドルしてるんだ!」と実感しています。北海道から沖縄まで全国各地から会いに来てくださったり、ファンの方たちの存在が自分の中でどんどん大きくなってきたことも、デビューした当初と今とでは感じ方に変化が生まれたところです。

アー写
▲齋藤栞

 

──ゆめさんは、どのように心境の変化を感じていますか?

内田ゆめ  私、アイドル活動を始める前まで人前に出る活動をしてこなかったんですよね。それまでは、陸上やラグビーなどスポーツに熱中してきた人で。急にアイドル業界へ飛び込んだので、歌もダンスも本当に未経験。活動を始めたばかりの頃はまわりを見渡す余裕がなくて、自分のことしか考えられない毎日でした。でも3年経った今は、自分のことだけじゃなく、後輩たちのことも含め、もっとグループ全体のことを見ていかなきゃという意識になったのも理由にあるのか、少しずつですが全体を見渡して活動できるようになってきたなと自分でも思います。1期生として入ったときはまわりの先輩に本当に甘えっぱなしでしたが、2期生が入って先輩の立場になってからは、「もっと自分もしっかりしないとな」という気持ちに変わって行った感じですね。

アー写
▲内田ゆめ


──グループ内の雰囲気も、3年前と今とでは違います?

内田ゆめ  活動を始めた頃は一人一人が個性を磨きながら、自分の色を際立たせていく。そんな個性の強いメンバーたちが1つに集まってMerci Merciを形成していました。今は、いろんな具材という個性が集まって一つの美味しいお鍋になるのと同じように、それぞれの個性を尊重し認めあったうえで、Merci Merciとして魅力を発揮していくグループに成長したなと感じています。
  最近ではメンバー個々に特色や表現したいことを生かそうとしていますね。私はラジオ番組のパーソナリティをやらせていただいていますし、女優やモデルだったり、それぞれの可能性を伸ばしていくための活動も広がっているように感じています。個々の魅力が確立し出しているからだと、私は受け止めています。

──杏実さんは、この3年間の歩みをどのように捉えています?

本條杏実 以前は大学でミュージカルや声楽を学んでいたので、そういう経験はあっても、まさか自分がアイドルになるとは思ってもいなかったです。活動を始めたばかりの頃は力みながらも頑張っていましたけど、3年間という日々を重ねていく中、メンバーみんなとの強い絆が生まれるごとに、自分らしさもだんだん見つけられてきたなという印象です。
 最初の頃「自分の個性をもっと出して」と言われてきたこともあって、たくさんのメンバーがいる中で自分なりに模索を続けてファンの方々からいただく声やメンバーからいろんなアドバイスをもらうようになって、徐々に「自分の求められているものを活かすってこういうことなんだ」と気づくようになりました。それが、ファンの方によく言っていただく「癒し系」という特色なのかな。「私の中に人を癒す要素があるのなら、それを表現したいな」と思うようになったことで、自分の気持ちの中に変化が現れて、そこから、いろんな物事に対して柔らかい気持ちで取り組めるようになった気がしています。

アー写
▲本條杏実


──個性は、いろいろと経験を重ねながら気づいていくものですからね。

本條杏実  だと思います(笑)最初の頃は自分の個性が何かわからなくて「私はどうしたら良いですか??」状態でした。でも、段々とメンバーそれぞれの持ち味や個性もわかってきたことで、MCやパフォーマンス面に生かしたり、自分とメンバーとのバランスも考えられるようになってきたなと思います。

──そうやって経験を重ねていく中、杏実さんの個性として見えてきたのが「癒し要素」だったわけだ。

本條杏実  今でも自分では「そうなのかな?!」という意識ですけど(笑)。それと、歌に特徴を感じてもらうことも多いですね。自分のパートもちろん、コーラスを任せてもらうこともあるから、いつもみんなの心へちゃんと届くようにと。歌詞に込めた思いや世界観をしっかりみんなの胸に響かせようと意識しながら、毎回歌っています。

──良ければ、杏実さんから見たゆめさんと栞さんの個性も教えてください。

本條杏実   見た目通りかも知れないですけど、ステージの上のゆめは盛り上げ上手というか、いつも元気なエナジーを振りまいてくれます。それこそ、わたしがみんなに「いくよー!!」と言うのと、ゆめが「いくよー!!」と言うのではぜんぜん違っていて。ゆめが言うと会場全体が明るく盛り上がっていく、ゆめはまさに太陽のような人。本当にエネルギッシュです。
  しおりんは、最初すごいおしとやかさんと思っていたんですけど意外と活発で…。パフォーマンスの面ではおしとやかさを見せてもMCになると元気だし、お客さんたちの気持ちを引き寄せる言葉遣いや会話が上手だから、ファンの方々との一体感を深くしてくれます。ゆめが勢いよく盛り上げるタイプなら、しおりんはみんなを温かく巻き込んでいく。本当に2人とも盛り上げ上手です。でもステージを降りると、いつもMerci Merciのことを真剣に話しているし、とても真面目なんです!!

内田ゆめ   杏実ちゃんも含めて1期生はみんな真面目だと思う。3人ともMerci Merciの活動については普段からめちゃめちゃ話をしています。

齋藤栞  大人数から始まった私たち1期生ですけど、メンバーが卒業や加入をするたびにグループの体制や雰囲気も変わっていくわけじゃないですか。そのたびに「新たなMerci Merciをどう作りあげようか」と話し合いを重ねながら今まで進んできていますし、今もその意識を持って活動を続けています。

本條杏実  ゆめはステージの上でみんなを引っ張ったりメンバーの気持ちを鼓舞するリーダーシップを持っていて、しおりんは優しくみんなをまとめるリーダーシップを持っている。その2人がいることで、2期生や3期生たちも安心して気持ちを委ねていけるんだと思います。

齋藤栞  そんなこと言ってますけど、こうやって言葉でみんなをまとめあげてくれているのが杏実ちゃんだから!

内田ゆめ   そう、杏実ちゃんはわたしが暴走しても、しっかりまとめあげてくれるからね。わたし、気づいたら暴走しているから(笑)杏実ちゃんがいないと不安です。

本條杏実   何かが起きたときは「どうにかしなきゃ」と思うけど…表立ってMerci Merciを引っ張ってくれているのは、この2人ですから。

2人  いやいや、そこは杏実ちゃんだよ!!(笑)


Merci Merciの楽曲には、1曲ごとに主人公の設定があるんです。


──Merci Merciはたくさんの楽曲を配信/CDリリースしています。幅広い表情を持ちながらも、どの曲も爽やかですよね。

本條杏実  嬉しいです!Merci Merciは個性的なメンバーの集まったグループらしく、楽曲にもいろんな個性を反映しようと、いろんな曲調を歌い続けています。それこそ、デビュー曲『君と紡いだ二人の夢は…』 のようなMerci Merciとしての王道曲から、みんなでコールをしながら盛り上がれる曲、アイドルらしさへ全振りしたかわいい曲に、ちょっと背伸びをした大人の歌などなど、ここへ至るまでにもいろんな楽曲を歌ってきました。ライブで表現をするときも、1つとして同じライブにしたくはないからこそ、そのときのセットリストごとに「どういう表情を出して見せようか」「何をテーマや意志に据えて表現していこうか」を毎回みんなで考えながらパフォーマンスをしています。

内田ゆめ  実は Merci Merciの楽曲には、1曲ごとに「この曲は何歳の頃のどういう気持ちの女の子なのか」という主人公の設定があるんですよ。

齋藤栞  しかも、楽曲の主人公はいつも同じ女の子。高校生の頃の姿から歌い始めた物語は、やがて大学生になり、社会人として世の中へ飛び出してなど、成長を追うように歌っている面もあれば、いろんな年代ごとに、外交的から内向的な面など、主人公の心情をいろんな角度から描き出しています。

内田ゆめ   現時点で、高校生から社会人2-3年目の心情まで、大体10歳くらいの振り幅を持って表現してきています。ライブではメンバーそれぞれのいろんな表情や心模様を感じてもらえるし、そこを魅力にもしています。

──皆さんそれぞれのお勧め曲も教えてください。

齋藤栞  やっぱりデビュー曲の『君と紡いだ二人の夢は…』ですね。活動を始めたばかりの頃は「もうすぐ自分の歌うパートだ」と身構えてしまうくらい歌うのに必死でしたけど、今は歌詞の気持ちへ自分も染まったうえで、その思いを届けられるようにとか、自分の気持ちにも余裕を持って歌えるようになりました。それは他の曲にも言えることで、自分の解釈が深まるほどに「この子ってこういう心情だけど、自分はこういう気持ちもあるからそこも乗せて歌いたいな」とか、歌うたびに伝え方にも変化や深みが出て行くなと思いながら、今はいろんな楽曲をパフォーマンスしています。

内田ゆめ   私が推したいのは『灼熱サマーナイト』ですね。この曲に出てくるのは、最初は全然自信がなかったけど周りの応援を受け自分らしさを見つけて成長していく女の子なんです。当時は自分と照らし合わせて歌ったことで、成長へ導いてくれたなと感じています。

本條杏実  『恋するホライズン』は夏にぴったりの楽曲だから、MVも含めてみんなに聴いてほしいし見てもらいたいなと思います。他にファンの方から支持をいただくのは『走って!!!~Run For My Life!~』ですね。それまでの楽曲と比べたら、直接的な表現を多く使った理由もあるのか、「心に響く」という言葉をたくさんいただきます。力強さを持って始まる曲ですが、落ちサビではすごく丁寧に歌うこともしています。葛藤する心情を真っ直ぐに表現している内容だからこそ、聴いた人たちも強く共感を覚えやすいのかなと思います。


それぞれの魅力も引き出したうえで、力強く熱いライブを作りあげようと思っています。


──8月31日(土)にワンマン公演が開催ですね。

齋藤栞  具体的な内容は「お楽しみに!」になりますけど、今回はいい感じでお祭り感を出したいです。新体制としての初ワンマンライブになるので、「こんなにMerci Merciは進化したんだよ」という姿をお披露目できたらなと思っています。毎回のことですが1部と2部で別の内容をお見せするので、是非、両方のライブを通してMerci Merciの魅力を味わっていただきたいです。
内田ゆめ 始まりが無観客ライブだったからこそ、目の前にお客さんがいることは今でも本当にありがたいなと思っています。さらに今回は過去最大の動員を目指した客席設定にしています。チケットを完売してぎゅうぎゅうの会場で、いつも応援してくれるみんなや「初めまして」の方々とも一緒に祭り上がれるライブにしていきたいです。メンバーそれぞれの魅力も引き出したうえで、力強く熱いライブを作りあげようと思っています。

本條杏実  ファンの方々も、すでに「夏祭りだー!!」という期待を持ってくれているようです。私たちもワンマン公演史上1番熱く1番楽しかったと思えるライブにしたいです。今年の夏の思い出の集大成として、お祭りの最終仕上げのライブに!という意気込みで挑みたいなと思っています。

齋藤栞  この時期にはMerci Merciの活動も4年目に入っていますし、さらに勢いへ弾みをつけるためにも、この日の公演を良いステップアップの場にしていきたいです。

──Merci Merci4年目のビジョンも最後に聞かせてください。

本條杏実  今は、1期生・2期生・3期生ともに忌憚なく意見を言い合える関係で活動をしています。最近ではメンバーみんなで目標ややりたいことを話し合っています。活動4年目は、メンバーみんなで描いた夢を1つ1つ叶えては、その夢を叶えるたびに応援してくれている皆さんへ報告をして、大きくなっていけたらなと思っています。

齋藤栞  8月31日のワンマン公演では、Merci MerciMerciらしいお祭りを会場のみんなと作っていきたいです。一瞬も見逃さずに楽しんでいってください!

内田ゆめ   どんな内容になるのかも含め、首を長くして待っていてくださいね!!


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


アー写

Merci Merci(メルシーメルシー)
グループ名はいつも応援してくださるファンの方たちに「ありがとう!の気持ちを忘れない!」という思いでフランス語の「ありがとう」を意味する「Merci!」に由来。
2021年7月10日お披露目配信ライブを行い、同年7月21日デビューシングル『君と紡いだ二人の夢は…/拝啓 臆病だったあの日へ』を発売。
現役大学生を中心としたガールズユニットから活動をスタートした同グループは、形を変えつつも強い信念で自分たちの道を信じて歩き続ける。

■2024年8月31日ワンマンライブ『Merci Merci Summer Festival2024 ~まだまだ”ナツ”は終わらない!~』
神田明神EDOCCO SUTDIO 第1祭13:00~/第2祭18:00~

■内田ゆめメインパーソナリティラジオ「アット・フライデー」
毎週金曜日14:00~17:00 全国コミュニティFMにて絶賛生放送!メンバーも週替わりで出演し、マイ・トレンドを紹介します!

SNS
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公式モバイルファンサイト「 Merci Famille」https://fanicon.net/fancommunities/5220

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