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2023.05.13
山崎亜美瑠(ex.NMB48)

「橋本祭2023〜ホントノミリョク〜」イベントレポート!!!! 山崎亜美瑠 編

 5月6日、渋谷REXを舞台に、気になるガールズバンド/シンガーが出演するイベント「橋本祭2023〜ホントノミリョク〜」が行われた。出演したのは、以下のアーティストたち。

月刊PAM(ex.THE COINLOCKERSのメンバーである船井美玖、宇都宮未来の2人によるユニット)
山崎亜美瑠(ex.NMB48)
長久玲奈バンド(Vo.長久玲奈(ex.AKB48)/Gt.Hannalyne(ex.THE COINLOCKERS)/Ba.鏡味のぞみ(ex.THE COINLOCKERS)/Dr.山木コハル(ex.X21)) 
月照ラス(声優、上間江望がヴォーカルを担うバンド)

  タイトルの「橋本祭り」とは、渋谷REXの橋本裕也店長が大推薦しているバンド/シンガーたちということから命名。しかもこの日は、橋本店長の誕生日当日。そのめでたい日に、彼が一押し…4押しのガールズたちを、イベントを通して紹介していた。ここからは、山崎亜美瑠の当日の模様をお伝えしたい。
 

山崎亜美瑠(ex.NMB48) 

"君"に出会えたことはきっと奇跡だと山崎亜美瑠は歌っていた。その君が僕であれたら、そんな嬉しいことはない。

 山崎亜美瑠のライブは、Buono!の『初恋サイダー』をカバー歌唱し、スタート。まさかの楽曲の登場に、フロアのあちこちで、彼女の歌声に合わせて手にしたペンライトや手を振り上げれば、声を張り上げ、瞬時に楽曲の世界へ飛び込み、はしゃぎだす人たちも登場。山崎亜美瑠自身も、フロアにいる一人一人の胸の奥へ思いを届けるように温かい歌声の矢を次々と打ち放っていた。そのハートの矢に射抜かれた人たちが、舞台の上に熱い視線を注ぎながらも、ずっとクラップし続けていた。落ちサヒで、フロア中のあちこちで自然とケチャが起きる様も、胸熱だ。初恋のときの、あのキュンとしたときめきが、一瞬甦ってきた気分だ。

 次に披露したのが、山崎亜美瑠の始まりを告げたオリジナルナンバーの『keep singing!』。彼女自身が、どんな思いで新しい物語の始まりを告げたのか。その気持ちを歌詞にしたためつつ、今もずっと胸に抱き続けている思いを、山崎亜美瑠は爽やかな楽曲と、晴れ渡る歌声に乗せて届けていた。彼女は、「光の中、自分を探して」と歌っていた。でも、山崎亜美瑠の自分らしさを示したその歌声は輝く光となり、フロア中の人たちの心へしっかりと降り注いでいた。彼女の歌う姿を愛おしい視線を向けて見つめながらも、ずっと手拍子し続ける人たちがフロアのあちこちにいたのも印象的だ。何より、「わたしがわたしであるため」と、自分らしく生きる姿を舞台の上で示す山崎亜美瑠に触れ、その心の奥にある思いを、もっともっと深く知りたくなっていた。「光の中、自分を探して 透明な思いを歌に乗せて、届け先へ 声の限り わたしがわたしであるため」。そのサビ歌に触れるたび、心が輝きで満ちてゆく。

 軽やかに弾むビートが、妖しい夜の帳を連れだした。スタイリッシュでアーバンな香りを振りまいた『tokyo』へ気持ちを寄り添え、山崎亜美瑠は少し妖艶な香りも振りまきながら歌っていた。爽やかな表情も魅力的だが、少し影を忍ばせた大人の女性としての仕種を見せる様も、心惹かれる魅力だ。山崎亜美瑠は、東京で必死に自分を持って生きようとする女性の心模様を、少し背伸びした心の色で。でも、フロアにいる一人一人のハートを、この曲でも射抜くように妖しくせまっていた。

 ここから2曲は、ふたたびカバー曲を歌唱。低音域の声の魅力もさりげなく生かすようにねっとり絡みつくような歌声で、山崎亜美瑠はaikoの『カブトムシ』を歌っていた。彼女の艶やかな歌声が、甘い香りを放ち、この場にいる人たちの心を引き寄せる。フロアにいる人たちも、手にしたペンライトを揺らしながらも、その歌声に心をじっと傾けていた。最後、音が止まってしまい、彼女の歌声のみに。そこをアカペラで熱唱したことで、誰もがその表情豊かな歌声に強く強く惹かれていった。第2回「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で第2位に輝いた実力は、伊達じゃない。  

  一転、Aimerの『残響散歌』では、スリリグな曲調に気持ちを重ねるように、山崎亜美瑠自身も凛々しい歌声で。いや、突き刺すような強い声と伸びやかでパワフルなハイトーンの声を魅力に、フロア中の人たちの気持ちを熱く揺さぶっていた。とても存在感のある躍動した歌声だ。オケで聴くのも良いが、きっとバンド演奏に乗せたら、さらに気持ちを揺さぶる歌として響くんだろうなとも感じていた。

 最後に披露したのが、6月13日にシングル発売する『Before Christ』。とても力強く、スケールあふれる楽曲だ。山崎亜美瑠自身が、壮大な音世界へ身を委ね、男性目線での恋心を、思いを叫ぶように歌いあげていた。ときおり綺麗に響かせるハイトーンの歌声も、この曲を彩る嬉しいアクセントになれは、山崎亜美瑠自身の歌唱力の魅力としてもしっかりと見えていた。彼女の歌に触れているうちに、何時しか楽曲の世界観へ心が吸い寄せられ、歌の主人公と気持ちを重ね合わせながら、愛おしい恋心に。君に出会えたことの奇跡に、喜びを覚えていた。この歌に登場する"君"に出会えたことはきっと奇跡だと山崎亜美瑠は歌っていた。その君が僕であれたら、そんな嬉しいことはない。僕らは、山崎亜美瑠に出会えたことが素直に嬉しい喜びだった。この曲のみ撮影がOK。ぜひ当日の模様を、SNSを通してもチェックしていただきたい。


LIVE


PHOTO:大西基
TEXT:長澤智典 


https://lit.link/amiru7?fbclid=PAAaaeSSaHs07bS2owoKADwgELrtyoKNDKJK1yP1X8-sA5-KA7Hg4xUtak7to


 渋谷REXではガールズハンド/シンガーも積極的にイベントとしてプッシュしていくので、興味のある方はライブハウスへコンタクトしてもらいたい。

https://ruido.org/rex/
https://twitter.com/SHIBUYA_REX
https://twitter.com/rex_yuya
 

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