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2023.05.10
小粒

「みんな小粒の船から降りないでください。いい景色を見せてあげます」 1周年記念ライブ『Dr.小粒の謎』公演レポート!!!

 ライブ活動を始めてから、5月で一周年を迎えた小粒。彼女が、5月3日に四谷LOTUSで「1周年記念ライブ『Dr.小粒の謎』」を開催。ゲストに、早坂七星/あまネッシーも登場。当日の模様を、ここにお伝えしたい。


 フライヤーや告知画像に記された、kotubumanに扮した8bitな小粒の姿と、ゲーム開始時の映像。それが予告していたものが、その後のライブのスタートと共に明かされた。ここへ至るまでの心のストーリーを描いたゲームの映像。そして…。

  小粒のライブは、なんと『エアーマンが倒せない』を歌いながらち、スタート。ゲーム好きの小粒らしい選曲なのも嬉しいが、何より彼女の凛々しい歌声が気持ちを奮わせる。小粒の煽る声に合わせ、フロア中からも熱い声と拳が突き上がる。みずからが心を勇者へと染め上げ、エアーマンを倒そうと、画面の中のプレイヤーになった気分で。しかも、フロアにいる大勢の粒(人)たちも仲間に従えながら、小粒はバトルモードで闘うことを楽しんでいた。
 

LIVE

  MCでは、手にしたスケッチブックを開きながら、「1年間、アイドルとして楽しかったことランキング」を発表  第3位が、ななちぇさやあまあまなど、「友達」が出来たこと。第2位は、日頃の溜まった鬱憤をすべて吐き出している「粒ログ」をやっていること。第1位が、昨夏に出たイベントがめちゃめちゃ楽しかったことから「山中湖」。さらに番外編として、「ヤングチャンピオン初裏表紙グラビア」を上げていた。なぜ、番外編だったかの理由が、「表紙をやりたい願望があるから」だそう。さすが、心は大粒の小粒らしい発言だ。


 次に歌ったのが、小粒のライブに欠かせない。小粒も、会場中の人たちも海老反りダンスをしながらライブハウスという海の中、みんなで海老化してゆく『エビ海⽼Everyday』。この日も、小粒が舞台上で元気よく力いっぱい海老反りダンスをしながら満面の笑顔で熱唱。フロアには大勢の観客たちがいることから、小粒のように感情全開で海老反りダンスが出来ない変わりに、それぞれが与えられた空間の中で身体を揺らし、高く掲げた手やペンライトを逸らしながら、声を張り上げはしゃいでいた。いつものこととはといえ、茹で上がるくらいに熱狂していける、この一体感がたまらない。


LIVE


  立て続けに、小粒は『マヨコーン』を熱唱。曲が始まるのに合わせ、フロア中から起きたMIX。この曲でも小粒は、終始舞台の上で大はしゃぎ。途中に見せたラップも、愛らしい。この曲でも小粒は、プチ海老反りダンス??をする様も見せながら、甘々な衝撃を与えていた。なんてハイカロリーな、はちゃめちゃに騒げる楽曲だ。そのぶん運動量を通したカロリーの消費量かなり多く、この日も、ラ○ザッ○以上に、いい感じにカロリーを消費していた。


 次のMCでは「小粒の思い出」と題して、数多く飾った写真の中かち、ファンの人たちに気になった写真を指差してもらい、その写真について説明。この日は、1回目の小粒のアーティスト写真についてのプチ思い出を語っていた。


 小粒が、手に小さな釣り竿を用意。次に歌ったのが、熱狂する観客たちを次々と一本釣りしてゆく『進め!マグロちゃん』。激しくもパワフフルなダンスロックナンバーに乗せ、小粒が感情のエンジンをグーッと力強く押し込み、沸き立つ気持ちのままに荒波を掻き分けて突き進む。フロアからは「マグロ マグロ マッグロっちゃ~ん」のかけ声も飛び交っていた。フロア中で騒ぐ大量のマグロ(観客たち)を、小粒は釣り竿を巧みに操り、甲板(フロア)上を左右に動きながら次々とマグロを釣り上げていった。小粒の熱狂というエサに食いつき、心がトロトロに熱狂でトロけてゆく様もフロア中に広がっていた。
 

LIVE


 ここからは企画コーナーへ。ゲストとして、早坂七星とあまネッシーが舞台へ登場。実戦したのが、ゲーム対決。先に報告しておくと,この日の敗者に下された罰ゲームが、「本気の告白動画をSNSにあげること」。
  ゲームの内容は、出された3つのお題の中から、回答者が1つをセレクト。そこに書かれてあった気持ちで、言葉をセリフのように読み上げる。それが、用意した3つのお題の中のどれなのかを観客たちが当てるという内容。

 

 早坂七星の選んだお題は、「時間がせまっての、もう」「いらいらしての、もう」「攻撃的な闘牛の、もう」。さすが声優らしく、早坂七星はかなり勇ましい声で「もう」と叫ぶ。その声を聞いて、フロア中の人たちが3番を選択。結果は、3番が正解。

 あまネッシーは、「とても感謝しての、ありがとう」「お母さんに、ありがとう」「ファンに、ありがとう」の3題。あまネッシーは、元気いっぱいに「ありがとう」とお辞儀をしながら感謝の言葉を述べていた。ファンたちはみんな3番を選択。こちらも大正解。

 小粒は、「生きるべきか死ぬべきか、それを名優が言う」「生きるべきか死ぬべきか、それを声優が言う」「生きるべきか死ぬべきか、それを子役か言う」。小粒はシリアスなモードでセリフを告白。ここでは1番が多い。正解は1番。でも、2番を上げた人も多かったことから。正解率が一番低かった小粒が敗者となり、今後、罰ゲームの「本気の告白動画」をアップすることが決定した。


 ここからは、コラボステージへ。2人は『アカツキアライヴァル』を歌唱。小粒がハートフルな歌声でリード、その歌声を受けて、あまネッシーが高めのキーを生かした歌声を凛々しく響かせる。サビでは2人でデュエット。異なる色を持つ2つの声が溶け合えば、巧みに歌声を掛け合う場面も登場。2番では、逆にあまネッシーがリードを取り、小粒が思いを返してゆく。サビでは、2人とも沸き上がる気持ちをぶつけるように熱唱。間奏では2人が寄り添いながら、観客たちに「写真タイム」と撮影を求める場面も登場。力強さの中にもハートフルな色を抱いた小粒の歌声。可愛い中にも強い意志を持ったあまネッシーの歌声。2つの歌声がかさなりながら、観客たちの気持ちを熱くさせていった。


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  続いてのデュエット相手が、早坂七星。ここで2人はデュエットチームの"ななつぶ"にチェンジ。"ななつぶ"として歌ったのが、『思い出は億1000万』。先に、2人の歌に合わせ、観客たちが「億1000万億1000万」と声を上げる練習を。そのうえで"ななつぶ"は:『思い出は億1000万』を熱唱。2人とも歌声やキャラクターの成分が似ていることもあって、ときに顔を見合わせながら、笑顔で熱唱。小粒は、スケッチブックに書いた歌詞をめくりながら歌う技も披露。サビ歌では、観客たちと「億1000万億1000万」と熱く歌をかけあっていた。2人が感情のストッパーを壊し、無邪気にデュエットを楽しんでいた姿も、見ていて嬉しいインパクトだった。


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 ここからは、3人によるコラボステージへ。届けたのが、3人バージョンの『エビ海⽼Everyday』。いつもは小粒が一人で海老反りしているが、この日は3人が舞台の上で海老反りダンスを披露。。3人が一緒に声を張り上げて観客たちを煽る様も胸熱だが、やはり3人揃ってかわいく海老反りダンスしてゆく様は、嬉しいくらいに胸キュンだ。3人ともかわいさを全面に押し出しながら歌唱&パフォーマンス。異なる3つの歌声が甘々に重なりあう様は、とても華やかだ。「えーん、海老になっても君がすきだ」「恋をしてるときは幸せすぎて甲殻類でも空を飛べる気がするんたー」とセリフも加えながら、3人と観客たちが、ピッチピチの海老反りダンスをしながら。終盤には、3人がフロアの上に現れた透明なレールの上を並んでくるくると回りながら、しっかりと茹で上がっていた。
 

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 最後に、出演者と観客たちみんなで記念撮影。そこで流れた『バースデーソング』に合わせ、小粒の一周年の誕生日を祝い、バースデーケーキが登場。まさかの展開に小粒は大喜び。出てきたケーキの上に乗っていた苺を、思わずパクついていた。
 

LIVE
 

 小粒は、「1年目超幸せです、ありがとう」と発言。小粒は、あまりにも嬉しすぎて、舞台の上でケーキを食べだした。しかも、スプーンでがっつりすくい取り、一気に3口も頬張っていた。感想の声を求められて「ビックリ。こういうのは生誕祭でやるもんだと思っていました」と、口をモグモグしながら言葉を述べていた。
  他にも小粒は、「デビューライブのときはホントに心細かったです」と、当時のことを振り返りながら思いを述べていた。その間も、ケーキをむさぼり食らっていたところが小粒らしいじゃない。
  ふたたびケーキを手にしての記念撮影へ。食べかけのケーキを囲んでる撮るのも、小粒らしさ?!「みんな小粒の船から降りないでください。いい景色を見せてあげます」と、小粒は最後に宣言していた。
 

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 アンコールで小粒が最後に歌ったのが、こちらも、彼女のライブには欠かせない甘々なシティポップチューンの『しゃけなベイベー』。白い衣装に着替えた小粒は、超甘々な歌声で、大勢の仲間たちへ甘えるように、大きく手を振りながら「ベビベヒベイビー しゃけなベイビー」と歌っていた。互いに熱い関係を求めあう、その様に気持ちがトロけそう。いや、トロけちゃマグロ(まずい)。イクラでも甘く思いをシャケ(かわ)しあっていたい。この甘い時間をずっと味わっていたかった。


  小粒らしい、ずっと輝く笑顔に満ちた1周年公演だった。2年目の小粒が、どんなおいしいネタの数々を揃えながら、どんなワクワクする景色を見せてくれるのか、これからが楽しみになってきた。


LIVE

PHOTO:小粒のライブ会場に足を運んだこつぶっこの勇者たち
TEXT:長澤智典


【セットリスト】
『エアーマンが倒せない』
『エビ海⽼Everyday』
『マヨコーン』
『進め!マグロちゃん』
企画
『アカツキアライヴァル』(小粒/あまねネッシー)
『思い出は億1000万』(小粒/早坂七星)
『エビ海⽼Everyday』(小粒/早坂七星/あまねっしー)
-ENCORE-
『シャケなベイベー』


★インフォメーション★

・夏予定、『小粒、襲来』

フライヤー

・IDOL大博覧会
日付:2023年5月21日(日)
場所:Veats Shibuya
時間:OPEN 11:00 / START 11:15
チケット:https://tiget.net/events/245316
配信:https://twitcasting.tv/c:icolony/shopcart/232411


【SNS】
https://twitter.com/KotubuKosian
https://profcard.info/u/vVetVVjJ7zfae1yDoUWC5uFsZEi2

【スケジュール】
https://timetreeapp.com/public_calendars/kotubukko

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