10月9日に東京キネマ倶楽部で行われた「FAZ vol.3」。当日のライブより、思い出とプレゼントのレポートをお届けします。

思い出とプレゼント

　9月24日に新体制としてスタートしたばかり。とても清楚な姿だ。その印象通り、思い出とプレゼントのライブは、キラキラとした王道アイドルチューンの『Draw the story』からスタート。彼女たち自身が、夢を降り注ぐキラキラとしたアイドルとして生きることを楽しんでいる。自分たちが輝くことで、その輝きがいろんな人たちに伝播し，この空間がたくさんの輝きに包まれてゆくことを知っている。甘い笑顔を見せ、愛らしく手を振り歌う彼女たちの姿に、心は早くもキュンと惹かれていた。

　続く『恋心変わり』で彼女たちは淡い恋心を、少しドキドキしながら。でも、輝くときめきを隠すことなく真っ直ぐに届けてきた。一人一人が、胸の内から沸き立つ甘く熱い想いを、しっかりと胸に届くように歌っていた。恋をしたときに覚える、激しく、でも嬉しく揺れ動く感情を、思い出とプレゼントは"ときめいた想い"のまま伝えてきた。その淡い乙女の恋心に触れ、ずっと一緒にドキドキしていたい。

　『消えたモンブラン』を歌いだすのに合わせ、メンバーたちのテンションも一気に急上昇。わちゃわちゃと明るく弾けた楽曲の上で、メンバー自身も心をキラキラ輝かせながら歌い踊っていた。消えたモンブランを探すため、探偵になった彼女たちが謎を究明してゆく、そんな乙女の好奇心と甘い恋心が、『消えたモンブラン』から見えてきた。この曲を歌い踊る姿に触れながら、いつの間にか歌詞の世界へ飛び込み、彼女たちの心に波長をあわせ、恋する乙女探偵気分を一緒に味わっていた。

  最後に思い出とプレゼントは、腕を高く突き上げながら「オーオーオー!!」と歌いだした。『トワイライトダンス』を通して。いや、この日のライブ中、メンバーたちはずっとアイドルとして輝きながら、見ている人たちと一緒にときめきあうことを楽しんでいた。"ドキドキ"と“ときめき"をチャージしたくなったら思い出とプレゼントのライブに足を運べばいい。しっかり満タンにしていけるはずだ。

PHOTO: 永瀬一幸、大西基
TEXT:長澤智典

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