FEATURE

2022.09.23
CHERRY GIRLS PROJECT

CHERRY GIRLS PROJECT 来瞳舞夢、最後の生誕祭はキネマ倶楽部に嵐をも呼び込んだ!?

CHERRY GIRLS PROJECTで5年半もの間、ずっと一筋で活動し所属グループをメジャーデビューまで牽引したエースである来瞳舞夢が10月1日の卒業公演を最後にアイドル人生にピリオドを打つ。その前に迎えたのが最後となる9月19日の生誕祭。(FAZ VOL.2)今やCHERRY GIRLS PROJECTのホームグラウンドとも言える、東京キネマ倶楽部で行われた。奇しくもこの日は台風の予報で降ったり止んだりを繰り返しながら、外の天候は荒れまるで来瞳と別れを惜しんでいるようだった。

ステージではまずソロの来瞳舞夢で登場し、本人のステージデビューの際に歌った「baby灼熱の太陽」を力強い歌声で歌い上げる。8ビートのオーソドックスなROCK曲だがファンにも馴染の人気曲なのであろう。早くも大きな盛り上がりを見せ、次に披露したのは初のCD曲である「TIME」であった。多人数の歌割りを想定している楽曲だけあって、なかなか難しそうだったがこれも素晴らしかった。こういう曲を難なくソロでサラッとこなせるのも、実力者だからこそ出来る芸当だろう。

次に所属するCHERRY GIRLS PROJECTとしての出番。人気曲を次々と歌い上げていくと会場の雰囲気も一転し、共演していたアイドルもチェリガのステージに釘付けになっていた。それほどいまのチェリガはメジャーデビューメンバーから2人卒業しているとは言え、このシーンでは図抜けて実力が高い。行き過ぎた演出や仕掛け、奇を衒ったようなことをせずただ黙々と実力を上げる為にライブを積み上げていった結果であろう。

メジャーチームと対抗しても何ら遜色ないように見える。素晴らしいパフォーマンスを繰り広げていった終盤最後のMCでプロジェクターと呼ばれるファンが考えたセレモニーが始まった。たくさんの贈り物やオーディエンスやメンバーの真心を貰い、来瞳本人も明るい笑顔を見せ幸せな空気に会場が包まれた。それにしても惜しい人物であることは間違いない。まだ卒業までいくつかの公演は残されている。皆さんも稀代のボーカルを見に会場に足を運んでは如何だろうか。


Text:青木裕子


<セットリスト>
来瞳舞夢
1. baby灼熱の太陽
2. TIME
CHERRY GIRLS PROJECT
1. 旅人であれ
2. モンスター
3. 絶望のナルシス
 生誕セレモニー
4. ときMORE
5. 僕たちの為に、あの鐘は鳴る

<来瞳舞夢卒業公演>
CHERRY GIRLS PROJECT
来瞳舞夢、真汐里緒、能守由逢卒業公演
2022年10月1日(土)
会場:HOLIDAY SHINJUKU
時間:15:20OPEN/16:00START
※TIGETにて予約受付中

GOLDRAIN TOUR2022
10月8日(土)秋田@Asyl
10月9日(日)仙台MACANA
10月10日(月祝)栃木足利大使館
10月13日(木)埼玉浦和ナルシス
10月15日(土)静岡SUNASH
10月16日(日)名古屋RADHALL
10月19日(水)大阪BIGCAT
10月20日(木)東京キネマ倶楽部

CHEERY GIRLS PROJECT INFOMATION
・CHERRY GIRLS PROJECT公式サイト:https://cherrygirlsproject.com/
・オフィシャルTwitter:https://twitter.com/cgp_db
・オフィシャルYouTube:https://www.youtube.com/channel/UCCTvSTQ0N9YiANIFo8QsuXw


プロフィール
■CHERRY GIRLS PROJECT
2017年結成。2019年よりプロデュースが現在の体制になり本格的に活動開始。同年から半年に一度のペースでワンマンライブを開催。
東京FMホール、恵比寿リキッドルーム、新宿BLAZE、オルタナティブシアターでのワンマンライブでは連続SOLDOUTを果たす。
2020年2月にリリースされた6枚目のシングル「幻日」はドラムに高橋まこと(ex.BOØWY)を招聘し、オリコン初登場3位、総合ウイークリー21位、インディーズウイークリー1位を記録。2021年にはGOLDRAINTOUR2021と銘打ち、5都市を回る初の全国ツアーを開催。地方公演は全てSOLDOUTし、ファイナル公演のTSUTAYA O-EASTにも満員マークがついた。2022年6月22日にはビクターエンタテインメントより、「愛をちょうだい」でメジャーデビュー。大型ロックフェスへの参加を打ち出し、YAONのNAON、ROCKS FORCHILEにも出演。小中規模のロックフェスにも積極的に参加。活動の幅を拡げている。

■introduction
ナンデモアリが出来るほど、才能と度胸に恵まれたわけでは無い。頑張ることすらカッコ悪いと評される奇妙なこのセカイで、運命に導かれ集まった普通の女の子たちが、敢えて頑張ることで己の存在価値を見出し、少しづつ、少しづつ、だが、確実に前に進みヒトツのことを貫いてゆく。メインストリートでは無い故の、苦悩と葛藤。理不尽に働く見えない力。彼女たちの闘いの瞬間と渇望。つき動かせない壁と世間の不条理。身命を賭すような、その刹那の生き様をコレシカデキナイ歌とダンスで表現するエモパンク&ロックで”チェリー”なガールズユニット。

■CatchWord
壁や序列を、ぶっ壊す。


 

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