FEATURE

2022.06.10

BEATism

新アイドルイベント「FAZ」ライブレポート BEATism編

「ルールは全部自由だ」。BEATismのライブにときめきが止まらない!!

5月22日(日)に東京キネマ倶楽部で行われた新たなアイドルライブイベント「FAZ」。この日は、i Colonyがライブ中継と映像のシューティングで参加。出演者のライブの模様は、後に「iColony アイドルライブ動画ch」で公開になる。その日の公演の中から、BEATismのライブの模様をお届けします。

BEATism

　イントロが流れた瞬間から、胸がわくわくしてきた。BEATism、触れたとたん無性に心が騒ぎだすライブって素敵なことじゃない。そんな風に気持ちを染め上げてゆくのも、メンバーたち自身が夢あふれた輝きを放つ存在だから。もし、不安を抱えていたとしても、そんなものさえ塗り潰せるくらいの希望と勇気を彼女たちは持っている。その感情が、歌声やパフォーマンスを通して伝わってきた。だから、その姿がとても眩しく見えていたのだろう。

　たおやかな表情を見せながら、ライブは進んでゆく。メンバー一人一人が声のバトンをまわすように歌を紡いでいた。一人一人の想いを繋ぎあわせ、サビへ至る頃には美しく大きな一つの歌声として昇華。躍動したパフォーマンスも魅力的だが、想い込めた言葉をみんなで重ねあわせて届ける姿にも惹かれてゆく。メンバー一人一人の姿を追いかけながら、気がついたら、彼女たちの届ける想いを胸の奥に次々としまい込んでいた。

　和要素も組み込んだ『舞WORLD！』でも、彼女たちはときめく乙女心を、わくわくした気持ちのまま舞台の上から直送してくれた。人が何を言おうと、自分の考え方も個性も消せやしないし、消したくもない。自分の個性を認めながらこの世界で生きてゆく術を、彼女たちは超ポジティブに変換しながら伝えてきた。乙女はいくつになってもずっと無敵でいられる。みずから信じた想いに嘘をつくことなく、同じ夢に向かってわがまま無邪気に走り続ければ、きっと未来には晴れた景色が待っている。そんな気分へ導いてくれたのも嬉しかった。「ルールは全部自由だ」。その言葉、肝に命じておきます。

最後も、見ている人たちを超アッパーな気持ちへ染め上げるように、メンバーらは晴れた声で歌っていた。ライブを見ている人たちを、楽しい風が吹くパラダイスへと連れ出す。彼女たちの無邪気に歌い踊る姿に触れていたら、一緒に両手を上げ、この楽しさへ参加せずにいれない。いつだって見ている人たちの心を超ポジティブに染め上げてゆくBEATism。煌めくようなこの楽しさ、もっともっと味わっていたい。

PHOTO: 朝日美羽、安藤潤成、久保鈴奈、高橋愛果、豊田詩緒里、永瀬一幸、早田一生、大西基
TEXT:長澤智典

LIVE