FEATURE

2022.06.09

瞬きもせず

新アイドルイベント「FAZ」ライブレポート瞬きもせずに編

瞬きもせずにずっと見つけていたかった、瞬きもせずのライブ。

5月22日(日)に東京キネマ倶楽部で行われた新たなアイドルライブイベント「FAZ」。この日は、i Colonyがライブ中継と映像のシューティングで参加。出演者のライブの模様は、後に「iColony アイドルライブ動画ch」で公開になる。その日の公演の中から、瞬きもせずのライブの模様をお届けします。

瞬きもせず

　「その眩しさずっと見つめていたい」をコンセプトに活動中。瞬きも忘れ見つめていたくなるライブを魅力にしているように、彼女たちは、冒頭から見ている人たちの熱い視線を集めるように、チャーミングな姿で、一緒にわちゃわちゃ騒げるポップでダンサブルなアッパーチューンを届けだした。愛らしいという言葉を、彼女たちはナチュラルな姿で見せてきた。だから、その姿を夢中になって追いかけたくなるのかも知れない。

楽曲が流れだしたとたん、騒ぎたい感情のアクセルをグッと踏み込んでいた。アッパーでパワフルなダンスロックチューンの『TRAVEL FEVER』だ、オラオラな気持ちも混ぜ合わせ歌うメンバーらの姿に刺激を受け、こちら側の気持ちまでオラオラと高ぶりだしていた。雄々しさを抱いた楽曲を愛らしい笑顔で歌えば、虎になりきって??チャーミングに歌う様なども彼女たちは見せていた。

1曲ごと巧みに表情を塗り替えながら、瞬きもせずはいろんな魅力を見せ、見ている人たちの心を釘付けにしてゆく。哀切さ抱いた、プチ・センチメンタルな香りも抱いた楽曲を通し、彼女たちは見ている人たちのハートをキュンと鳴らしていった。躍動した楽曲にも惹かれるが、心で想いを受け止め、寄り添える歌も素敵だ。

最後は、ふたたびフロア中の人たちとわちゃわちゃ騒ぎながら楽しい空間を作りあげるように、彼女たちは歌い踊っていた。時に高く飛び跳ねながら、時にメンバーどうしではしゃぐような様も見せつつ、瞬きもせずは、見ている人たちを「楽しい」だけが心を支配する姿にしていった。この楽しさ、もっともっと長く味わいながら、彼女たちと一緒に騒いでいたい。最後のラインダンスも魅力的だった。

PHOTO: 朝日美羽、安藤潤成、久保鈴奈、高橋愛果、豊田詩緒里、永瀬一幸、早田一生、大西基
TEXT:長澤智典

LIVE