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2022.06.08
Nina Pelea

新アイドルイベント「FAZ」ライブレポート Nina Pelea編

Nina Peleaの作りだす世界へどっぷり落ちてしまいたい。
 

 5月22日(日)に東京キネマ倶楽部で行われた新たなアイドルライブイベント「FAZ」。この日は、i Colonyがライブ中継と映像のシューティングで参加。出演者のライブの模様は、後に「iColony アイドルライブ動画ch」で公開になる。その日の公演の中から、Nina Peleaのライブの模様をお届けします。
 

Nina Pelea

 Coco海⾥完全セルフプロデュース。Nina Peleaのライブは、冒頭からサビ歌始まりの楽曲「NINA PELEA」で幕開けた。この曲は作詞をCoco海⾥本⼈が担当 するニナペレのデビュー曲となり、メジャー1stシングルとしてオリコンデイリー4位を獲得した曲だ。Nina Peleaはこの楽曲に触れた⼈たちのハートをいきなりグ ッとつかんでいった。凛々しさと哀切さなど、揺れ動くいろんな感情の⾊を、Nina Pelea は1 曲の中へいろいろと織り混ぜ歌っていた。臨場感に満ちたドラマチッ クな幕開けを告げるアニソンのような楽曲なのも、瞬時に⼼惹かれた理由。とてもパワフルな歌声とパフォーマンスだ。その姿に触れ、魂を熱く騒がせる⼈たちの 気持ちも、すごくわかる。

 少し哀切な表情から始まった楽曲「嘘つきラビリンス」。こちらも作詞はCoco 海⾥本⼈が担当している。歌が進むごとに熱情と抑揚を増しながらどんどんアガっ てゆく。⼈の⼼をグッとつかむアニソンを構成する美味しい要素がNina Peleaの歌うどの楽曲にもぎっちり詰め込まれている。しかも、⼈の琴線を熱く揺さぶる感 情的な歌声や歌詞を持っているとなれば、その世界へ⾶び込み、どっぷり浸りながら熱情したくなる気持ちも納得だ。

 『キミのとなり』は、愛らしさとキラキラした要素を重ねあわせた、胸をキュンとときめかせるアイドルソング。いや、どれもアイドルソングだが、⼈のハートを 瞬時につかむ美味しい要素を、どの楽曲も備えている。だから、アイドル好きのみならず、ヲタク⼼を持った⼈たちの琴線をギュッととらえ、虜にしてゆくのだろ う。⼼にハートマークをたくさん作りながら、愛らしさを振りまき歌うNina Peleaの姿を、歌の世界へ夢中になりながらも追いかけていた。

 Nina Pelea の作りだす⾳楽は、その世界へ⾒ている⼈たちを瞬時に引き込む。ソロアイドルでありながら、楽曲の総合プロデュースそして作詞を⾃⾝で担当し、 誰にも真似できないアイドルでありアーティストの特別な地位を確⽴していた。彼⼥の作り出す世界の奥深くへと⼊り込み、落ちてしまいたくなる。無我夢中で彼 ⼥の姿を追いかけていたら、瞬く間に時間が過ぎ去っていた。


PHOTO: 朝日美羽、安藤潤成、久保鈴奈、高橋愛果、豊田詩緒里、永瀬一幸、早田一生、大西基
TEXT:長澤智典


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