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2022.06.06

高貴な絶対零度

新アイドルイベント「FAZ」ライブレポート高貴な絶対零度編

高貴な絶対零度、とてもドラマチックな舞台劇描くパフォーマンス姿が、舞台の上にはあった。その麗美で凛々しい姿に、いつのまにか強く惹かれていた。

5月22日(日)に東京キネマ倶楽部で行われた新たなアイドルライブイベント「FAZ」。この日は、i Colonyがライブ中継と映像のシューティングで参加。出演者のライブの模様は、後に「iColony アイドルライブ動画ch」で公開になる。その日の公演の中から、高貴な絶対零度のライブの模様をお届けします。

高貴な絶対零度

「コンセプトは「Doll×Don't flirt」かわいいだけじゃない....品とかっこよさを兼ね備えた唯一無二のお人形」と名乗る、高貴な絶対零度。

　アイマスクを付けたメンバーたちが舞台へ登場。壮麗なSEに乗せ、彼女たちは怪しげな夜の舞踏会の雰囲気をこの会場に作りだす。ライブはマイアスクを外したメンバーたちが、胸をドキドキ騒がせる怪しくも妖しい宴の中へ、見ている人たちをグイグイ誘い込むように始まった。歌い踊る姿が、とても力強く凛々しい。そのパフォーマンスに触れ、一緒に参加するというよりは、一瞬たりとも見逃すことなくその姿を追いかけたい気持ちでいた。とても魅せる要素の強い、気品にあふれたライブだ。

　グループ名を冠した『高貴な絶対零度』は、ゴシック/シンフォニックな要素を携えたスリリングさと熱情した感情をクロスオーバーした楽曲。メンバーたちは勇壮な楽曲の上で、気持ちの熱をどんどん上げながら歌っていた。凛々しい歌声やパフォーマンスの中から熱情を覚えるのも、彼女たち自身が生々しい気持ちを隠すことなくぶつけていたからだ。高貴な人形なのに、ヒューマンな感情が伝わるところも魅力だ。

ミディアムメロウな曲調に乗せ、メンバーたちは秘めた情熱を心の器から零すような雰囲気で歌っていた。胸の内に抱えた気持ちを、哀切な歌声を重ねあわせ届ける彼女たち。可愛いの中から影を背負った表情も覗かせる。その妖しさに、気持ちがずっと惹かれていた。

　勇壮さと浪漫重ねあわせた楽曲の上で、沸き立つ感情を凛々しく歌いかけるメンバーたち。とてもドラマチックな舞台劇描くパフォーマンス姿が、ステージの上にはあった。その麗美で凛々しい姿に、いつのまにか強く惹かれていた。

PHOTO: 朝日美羽、安藤潤成、久保鈴奈、高橋愛果、豊田詩緒里、永瀬一幸、早田一生、大西基
TEXT:長澤智典

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