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2022.06.05

LAPINAILE

新アイドルイベント「FAZ」ライブレポート LAPINAILE編

1曲ごとにドラマを描きだす、LAPINAILEの姿に惹かれていた。いや、落とされた。

5月22日(日)に東京キネマ倶楽部で行われた新たなアイドルライブイベント「FAZ」。この日は、i Colonyがライブ中継と映像のシューティングで参加。出演者のライブの模様は、後に「iColony アイドルライブ動画ch」で公開になる。その日の公演の中から、LAPINAILEのライブの模様をお届けします。

LAPINAILE

完全セルフプロデュースアイドルとして活動中のLAPINAILE。彼女たちのライブは、妖しくもプチ・スリリングなムードも醸しながら幕開けた。心地よく跳ねる楽曲にあわせ、気持ちがどんどんカラフルに色づいてゆく。愛らしさの中へ、女性としての魅力も滲ませながら２人は歌う。一つ一つのさりげない仕種や、抑揚した歌声に、胸がキュンと鳴る。だから、その姿から視線を逸らせなかった。

続く楽曲でも、ちょっとアンニュイな姿からライブを始めたと思ったら、楽曲が躍動するのにあわせ、2人の気持ちにもどんどん熱情が増していた。2人とも、揺れ動く感情を抑揚した歌声に乗せて届けてゆく。しかもその気持ちは、つねに光り輝く未来を見つめていた。だから、自然に気持ちが弾みだす。2人に煽られるように、熱く手拍子をしてしまう。

哀愁ロマンティックな香りと、沸き立つ熱い想いが心の奥底から沸き上がる。二つの感情表現の魅力を兼ね備えたドラマチックな歌をLAPINAILEは届けてきた。とても情熱的な楽曲や2人の歌声だ。気持ちを熱く奮い立てるアニソンのような雰囲気を持っているところにも、強く惹かれた。1曲ごとにドラマを描きだす、その姿も魅力的だ。

LAPINAILEは、晴れた世界へ連れ出す楽曲を通して、見ている人たちの気持ちを騒がせてくれた。無条件に元気というパワーを与えてゆく姿が最高だ。あふれだす想いを、2人は笑顔と晴れやかな歌声を通して届けてくれた。2人と一緒にはしゃいでいた人たちも、きっと沸き立つ気持ちを抑えきれなかったのだろう。一緒に「ウリャオイ!!」気分で楽しめる空間がそこに生まれたなら、もちろん参加して楽しんでしまうよな。その光景が、堪らない!!

沸き立つ熱情と勢いをさらにパワーアップするように、最期に歌った楽曲でも、LAPINAILEは見ている人たちの心を熱く沸き立てていた。アニソンにも通じる後半2曲の表情は、とくに惹かれた要素。ペンライト振り上げ、フロアで熱狂する人たちの気持ちも、わかる。途中に挟んだセリフも、胸にグッときた。

PHOTO: 朝日美羽、安藤潤成、久保鈴奈、高橋愛果、豊田詩緒里、永瀬一幸、早田一生、大西基
TEXT: 長澤智典

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