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2022.02.12
mememolic sympathy

mememolic sympathyは、触れれば触れるほど離れられなくなるグループだ。 mememolic sympathyライブレポート

 音楽事務所サンクレイド アイドル部へ所属するグループたちが集まり、毎月1回行っている無料公演。1月27日(木)に目黒鹿鳴館で行われたのが、新たにグループへ加わっためるみるくのお披露目ライブ。SK Covers・mememolic sympathy・芯辣melt・MiiS・2o Love to Sweet Bullet・君に恋をした。・めるみるくが出演したイベントライブの中から、ここではmememolic sympathyのライブの模様をお伝えしたい。


mememolic sympathy

 「レトロポップディスコ型アイドル」として活動中のmememolic sympathy。ミラーボールの光が降り注ぐ中、メンバーたちが舞台へ。楽曲の世界へ酔いしれるように、3人はしっとりと「セツナCry」を歌いだした。80年代ユーロ系歌謡ポップのノリを持っているところが心地好い。歌がとてもメロディアスで胸をキュンとしめつける魅力を備えている。それもあるのか、心はずっと3人の歌声を追いかけていた。サビ歌で3人の歌声が重なりあったときのエモさには、何度も味わいたくなる中毒性がある。3人組とはいえ、令和に甦ったWINKかと思ってしまうくらいだ。

  続く「オンリーロンリーダイアリー」でも、次第にビートを上げながらもmememolic sympathyの魅力になる哀愁味を活かした歌が胸をギュッとしめつける。彼女たちのライブに触れていると、昭和の時代へタイムトラベルしてゆく気分になる。でも、低音の聴いたビートは今の時代を反映しているように、哀愁や郷愁を覚えながらも、そこへ新鮮さも感じていた。何より、病み付きになる耳心地好い歌を、気持ちはずっと追いかけていたかった。

  mememolic sympathyはまだ活動を始めて間もないグループ。MCのたどたどしさが、とても初々しい。でも、歌声やパフォーマンスにはキャリアの浅さなど感じさせないところが魅力だ。

 楽曲を重ねるごと、mememolic sympathyは華やかさと輝きを増してゆく。続く「アプロディーテ」では、今まで以上に躍動した姿を見せながら、「君をひとりじめしたいよ」と挑発してきた。楽曲や歌のメロディー、3人の声質が耳心地好いからだろう、「アプロディーテ」に触れながら、彼女たちが歌う恋物語を心で追いかけていた。そうさせる魅力を、3人は振りまいていた。まだまだ未完成なのは、確かだ。でも、3人の歌声が重なりあったとき、無性にその歌声に心が奪われてゆく。ハートを嬉しく浸食する、その世界観へ病み付きになりそうだ。

  最後にmememolic sympathyは、ふたたび「セツナCry」を歌唱。冒頭で披露した楽曲へキラキラとした華やかさを加えれば、テンポアップした形へ昇華したことで、心弾みながらも、レトロ歌謡な世界へ気持ちはどっぷりと溺れていた。また触れたくなる、触れれば触れるほど離れられなくなりそうなグループだ。

TEXT:長澤智典


LIVE


セットリスト
「セツナCry」
「オンリーロンリーダイアリー」
「アプロディーテ」
「セツナCry」


アー写

mememolic sympathy
https://twitter.com/mememo_idol

サンクレイド・アイドル
https://twitter.com/sunkrad_idol
 

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