FEATURE

2021.09.28
純情のアフィリア

純情のアフィリア、時の流れを忘れてしまう素敵な魔法にかかったひとときを過ごせる全国ツアー「魔法陣と水の妖精~Magic Circle and Siren of Water fairy~」「昼公演」だからこその見どころをキャッチ!!

純情のアフィリア、時の流れを忘れてしまう素敵な魔法にかかったひとときを過ごせる全国ツアー「魔法陣と水の妖精~Magic Circle and Siren of Water fairy~」「昼公演」だからこその見どころをキャッチ!!

 9月25日(土)に日本橋三井ホールを舞台に、純情のアフィリアが全国ワンマンツアーの二日目に当たる公演「魔法陣と水の妖精~Magic Circle and Siren of Water fairy~」を昼夜ニ二公演行った。ここでは、昼公演の模様をお伝えしたい。


  物語の始まりを告げるようなライブの幕開けだ。全国ツアーは始まったばかり。まだまだ続く長いストーリーへ期待を持たせるように、ライブは「起・承・転・結・序・破・急」から始まった。
  今回は、どの公演も昼夜二公演制を取っている。一部重なる楽曲があるとはいえ、二公演とも異なる選曲で構成。これは、全公演に共通してゆくこと。序盤は、「起・承・転・結・序・破・急」の曲調面での流れを受け、続いて青春の息吹を覚える楽曲「転校ガール」を歌唱。少しの哀愁を覚えながらも、その始まりを楽しんでいた。

 MCでは、楽屋トークの延長では??と思える緩ーい会話のやりとりをしていくところも、純情のアフィリアのライブらしい見どころ。「世界を明るくしてくれるセイレーンを探す冒険の旅を続けること」が、今回のツアーのテーマ。この日の公演も、彼女たちは「セイレーン」を探すことを目的に実施。シリアスなテーマを掲げつつ、それを説明してゆく中、緩い会話に変わってゆくところも見ていて微笑ましい。


 前半部最初の見どころとして披露するのが、純情のアフィリアの公演ではお馴染みのメドレーコーナー。昼夜公演異なる楽曲を並べていたように、どの公演でどんな流れを作りあげるのかも楽しみな見どころだ。
 アフィリア・サーガ・イースト時代から数えると長い歴史を重ねてきたグループのように、メドレーコーナーでは、どの時代からとは具体的なことは記さないが、歴史を自由に行き来しながらいろんな曲たちを、心わくわくしながら楽しめたのが嬉しかった。
  昼公演のメドレーでは、キラキラとした輝きを放つ曲たちを多く並べ、見ている人たちの胸をときめかせば、メンバーたちも無邪気な笑顔を浮かべ歌い躍っていたのも嬉しい見どころだった。
  メドレーコーナーと言いつつも、それぞれの楽曲をしっかりと歌うように、1曲1曲をノンストップで楽しんでゆく感覚を味わえるのも嬉しいポイント。むしろ、一度上がった気持ちの熱をどんどん上げ続けてゆく構成のように、夢中になりながらも、あっと言う間に過ぎていくこのひとときを存分に楽しんでいただきたい。

     
 次に登場するのが、「メンバープロデュース公演」。東京公演の昼の部では、葉山カナがプロデュース。東京の夜公演には同コーナーは組み込まれていなかったように,こちらは、各地で行われる昼公演のみで登場するコーナーか??どういう形にせよ、メンバーの個性が見えてくるコーナーを各地で味わえるのは、このツアーの嬉しい見どころになりそうだ。
 葉山カナは、「起・承・転・結・序・破・急」「いまは魔法はつかわない」「ハツコイ///ストライプ」を、渚カオリと寺坂ユミをパートナーに10期メンバーで歌唱。少人数編成だからこそ、しっとりした表情でも、弾けた曲調だろうが、歌声の魅力をじっくりと味わえるコーナーにもなっていた。3人だからこそのフォーメーションは、まるで舞台劇の一場面のように見えるときもあった。


  次のブロックへ繋ぐまでの桜田アンナ・夏目ベールによる、半分ネタバレも有りのぶっちゃけたMCからも、2人の炸裂したキャラクターが見えてきたように嬉しい見どころだった。


  次は、セレクトコーナーのブロックへ。今回のツアー用の衣装へチェンジした姿で最初に登場したのが、葉山カナ・優希クロエ・雨森セラ。彼女たちは、颯爽とした姿で「SURVIVE!!」を歌唱。笑顔を浮かべながらも、可愛いだけではない大人の魅力もさりげなく振りまいてゆく姿も、見ていて惹かれた面。

 歌のバトンを受け取ったのが、渚カオリ・ 東城アミナ・寺坂ユミ。3人は、フロア中にキラキラと輝く眩しい声を降り注ぐように「キラキラレディオ」を歌っていた。一緒に声を上げられないだけで、見ている大勢の人たちが心で熱した声を上げれば、フロアでは無数の揺れるペンライトの光が大きく揺れていた。

  最後に登場したのが、桜田アンナ・夏目ベールの2人。彼女たちは、キャクターにピッタリのポップに弾けたパーティロックチューンの「女神さまのポイントカード」を満面の笑顔で歌えば、舞台の上で無邪気に飛び跳ねながら、この瞬間を思う存分に楽しんでいた。たった2人でも、この会場へ晴れた笑顔の景色を作り上げてゆくところは、さすがだ。

  それぞれの組み合わせの中から、そのユニットごとのキャラクターがしっかり見えてきたのも、このブロックの見どころになっていた。


 次のブロックで歌ったのが、ツアーのタイトル「魔法陣と水の妖精~Magic Circle and Siren of Water fairy~」にも記した、このツアーのテーマ曲「Magic Circle and Siren of Water fairy」。とても美しくもの悲しい楽曲だ。そこへ切なさを覚えるのは、今回のツアーへ掲げた「世界を明るく照らすセイレーン」というテーマに絡め、セイレーンへ思いを馳せるように歌うから?それまで明るい表情の楽曲が中心だったぶん、思いを胸にしっとり歌う彼女たちの声が、ひと際胸にジンと染みてきた。後半から、一気に光を集めるように美しくもドラマチックな展開を描き出すのも、ファンタジックなこの楽曲の魅力だ。その様は、まるでミュージカル劇のようにも見えていた。

 次に歌ったのが、11月24日にシングル発売する「Sing a World ~キミがくれた魔法~」。メンバーみんなが思いを一つに歌う始まりの景色に、胸がドキッとした。短い時間の中へ、ドラマチックな場面をギュッと濃縮した楽曲だ。彼女たちの歌い躍る姿に触れていたら光降り注がれゆく気持ちになっていたのも、純情のアフィリアがこの歌を通し、見ている人たちの心を前向きに塗り替えてゆく魔法をかけてくれたから。メンバーの大きく振り上げる手の動きに合わせ、フロア中でも大きく揺れる腕やペンライトの動きのなんて鮮やかだったことか。


 ライブも終盤へ。ふたたび、会場にいる人たちや配信を通して見ている人たちを現実を忘れたファンタジックな世界へ連れ出すように、純情のアフィリアのメンバーたちは愛らしさを振りまきながら「この世界に魔法なんてないよ」と歌いだした。終盤のブロックでは、「愛」や「魔法」という言葉が似合う純情のアフィリアらしい楽曲を次々と歌唱。「この歌に永遠の愛を捧ぐ」でメンバーらが見せた無邪気に戯れる姿を含め、昼公演では、愛らしい純情のアフィリアの姿を味わえるライブ構成を作り上げていた。
  終盤へ向け、どんどん"楽しい"と"愛らしい"姿がパワーアップ。気がついたら、彼女たちの姿とシンクロするように、気持ちも身体もわちゃわちゃと騒いでいたように、時の流れを忘れてしまう素敵な魔法にかかったひとときを過ごせるはずだ。


 その公演ごとに異なる内容は、もちろん。昼公演だからこそ見せる特色も含め、あなたも一日二公演とも触れながら、異なる二つの魅力を味わっていただきたい。


PHOTO:黒澤奨平
TEXT:長澤智典

 

LIVE

PHOTO:黒澤奨平 ※ギャラリーにも多数ライブ写真を掲載しておりますのでぜひご覧ください。
 

<インフォメーション>


全国ツアー日程
・純情のアフィリア 全国ツアー
『魔法陣と水の妖精 〜Magic Circle and Siren of Water fairy〜』

【沖縄】
10月09日(土) 沖縄 ガンガラーの谷
https://standup.zaiko.io/_item/340826

【神戸】
10月23日(土) 神戸 VARIT.
https://standup.zaiko.io/_item/340827

【大阪】
10月24日(日) 大阪 Banana Hall
https://standup.zaiko.io/_item/340828

【福岡】
10月31日(日) 福岡 DRUM LOGOS
https://standup.zaiko.io/_item/340829

【名古屋】
11月14日(日) 名古屋 ボトムライン
https://standup.zaiko.io/_item/343201

【静岡】
11月21日(日) 浜松窓枠
https://standup.zaiko.io/_item/343202

【東京ファイナル】
11月27日(土) 品川インターシティホール
https://standup.zaiko.io/_item/343266

【エピローグ 北海道】
12月26日(日) 北海道cube garden
https://standup.zaiko.io/_item/343204
 

【イベントHP】
http://stand-up-project.jp/live/j-afilia_2021tour

※全公演ZAIKOにてストリーミング配信あり。
※新型感染症の状況によっては延期、中止の可能性もございます。予めご承知おきください。

純情のアフィリア SNS

http://j-afilia.jp/
http://stand-up-project.jp/j-afilia/
https://twitter.com/AfiliaSaga

 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.11.27
ガルポ!ズ INTERVIEW
最新記事更新日 2024.12.16
イベント情報