FEATURE
純情のアフィリア、新たな冒険の旅は全国へ。その始まりの地となった横浜公演をレポート!
11月21日(土)よりスタート、純情のアフィリアの全国ワンマンツアー「純情のアフィリア ワンマンツアー2020 RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-」。横浜BAYSISを舞台に、初日は昼夜ニ公演を実施。ここでは、夜公演の模様をお届けします。
ようやく、全国ツアーを始められる。。。その言葉を心待ちにしていたのは、舞台上のメンバーたちも、フロアを埋め尽くした観客たちも同じ。まだまだいろんな制約があるのはわかっている。それでも、未来へ向けて踏みだせた事実が、とても嬉しいじゃない。
彼女たちは歌いだした、「あした世界が 終わるとしても きっと僕らは 唄い続けてるよ」と。 ライブの冒頭を飾ったのが、今の彼女たちの気持ちを代弁したようにも耳に届いた「Spark In My Heart〜世界が終わるとしても」だ。一人一人が強い意志を胸に、この曲を力強く歌い踊っていた。ファンたちと距離の近い会場という理由もあるせいか、ソーシャンディスタンスを心かけてるとはいえ、彼女たちの歌い続ける強い意志や、求める人たちがいる限り歌を届ける想いは、8人の気迫の籠もったステージングからしっかりと伝わってきた。だからこそ大勢の人たちが、彼女たちと一緒に拳を高く突き上げていたのだから。
会場の空気を塗り替えるように。この場に輝く光と、身体を火照らせる熱い陽射しを降り注ぐように、純情のアフィリアは「はじめてのSEASON」を歌いだした。この時期にこの歌へ触れることで、またここから新しいシーズンを彼女たちと一緒に描き始められるんだなという気持ちになっていた。「はじめてのSEASON」が、ここから新しい物語を綴るための書き出しのようにも感じていた。そんな風に想像を巡らせたなら、すっごくドキドキしてこない?!
「ここから歴史を刻んでいきます」というアンナの力強い言葉を合図に、ライブは次のブロックへ。
熱を撒き散らすように駆けだした「残酷のバベル」を歌いながら、8人はふたたび熱く気持ちを高ぶらせてゆく。視線は攻めるように歌う凛々しい姿を追いかけながら、彼女たちが力強い声を放ちながらも笑顔で歌う姿を確認するたびに、言葉にならない嬉しさを覚えていた。どんなクールな姿を描きだそうと、彼女たちの笑顔は何時だって心のオアシスになる。
ヤバいね、憂いを持った表情で歌う姿に触れたとたん、胸がキュンと高鳴った。彼女たちは、愛しさをたっぷり降り注ぐように「未来が私を待っている」を歌っていた。とてもポジティブな未来を見据えた歌なのに、彼女たち自身が甘えた素振りで歌い踊るから?!チャーミングなステージングなのに、そこから匂う大人な香りにすっかり心が捕らえられていた。
ファンタジックでマジカルな世界へ誘い込むように、純情のアフィリアは「プリンセスとカエルの魔法」を歌唱。キラキラした瞳で歌われるたびに、歌詞のようにドキドキしてしまう。思いきりアイドルしている8人の姿に、心の手を伸ばして触れたくなる。女の子らしさたっぷりに歌い踊る姿へ触れている間中胸がときめいていたのは、彼女たちにかけられた魔法のせい?!
おーっ!!まさかの「ニーハイ・エゴイスト」の登場だ!!小悪魔風に可愛く甘く攻めたステージングに、気持ちはメロメロだ。可愛らしくせまりながらも、そこへ巧みにセクシーさをちら見せながらせまる彼女たち。その甘さの中に隠したエロティシズムは、嬉しい狂喜だ。女の子たちが隠した本性を、わざとスカートの裾を翻すように見せながらせまる、あのステージングには見るたびにハートがヤラれてしまう。
フロアに生まれた熱をさらに情熱的に沸かせるように、純情のアフィリアは立て続けに「SURVIVE!!」を歌唱。高ぶった気持ちへ、彼女たちはさらに熱を注ぎ込む。連続で小悪魔な姿を見せ、観客たちを甘く挑発してゆく彼女たち。その刺激がたまらない!!
小悪魔の次は純情??と見せかけ、彼女たちはアゲアゲなテンションを武器に、フロア中の人たちを「純情 Myself」を通し、はしゃぎたくなるパーティ空間へ連れ出した。楽しい刺激が止まらない。その熱を間近で感じられるこの空間にいれることが嬉しい贅沢じゃない!!
アンナの壊れ具合も見どころだったアンナ/カナ/ユミによる軽妙なMCに続き、ここからはセレクトコーナーへ。
最初に登場したカオリ/クロエ/アミナが歌ったのが、「ココロノヒカリ」。キラキラと輝きを放つ華やかな楽曲に乗せ、3人は胸に秘めた想いを伝えるように歌っていた。心の内側に渦巻く気持ちをぶつけるように歌うからこそ、そのステージングからも輝きを放つだけではない奥深い存在感を覚えていた。
バトンは、セラ/ベールへ。2人が歌ったのが、懐かしき「ルミナスの泉」。純情のアフィリア…というよりも、このグループの積み重ねた歴史の原点とも言える楽曲の一つを、2人は乙女の仕種たっぷりに愛らしく歌ってくれた。ダンスも清楚でおしとやか。そんな姿を、純情な様で歌う2人の姿が眩しく見えていた。
セレクトコーナーのバトンの最後は、アンナ/カナ/ユミ。3人はエレクトロかつスペイシーで華やかな「約束のあの空の果てへ」を、華麗に舞うように歌い踊っていた。高い表現力を求められる楽曲のように、3人は笑顔を浮かべながらも、楽曲の世界へ溶け込むように想いを同化させながら歌っていた。
「メンバープロデュース公演」のブロックに登場したのが、アンナ。ここのコーナーは、公演ごと、その日担当のメンバーがソロで1コーナーを担当。アンナが披露したのが、ソロパートの多い「Like? or Love?」をメンバーの物真似も入れながら歌うスタイル。先にMCで宣言していたように、アンナは巧みに歌声の表情を変え、各メンバーの物真似をしながら、「Like? or Love?」を自己主張たっぷりに歌い踊っていた。メンバーそれぞれの個性がわかっている人ほど楽しめたステージングだったように、そのマニアックさは「メンバープロデュース公演」だからこそ見せた表情だ。
続いて披露したのが、新曲の「RE:QUEST」。ファンタジックで冒険心満載な映画の幕開けのようなイントロを受け、楽曲は壮麗な景観を描くように広がりだす。とても美しくもきらめきを感じる表情は、サビへ入ったとたん、一気に大空へ羽ばたくように華やかに舞い上がる。1曲の中で、いろんな場面を巡るように進む、とても爽やかでアドベンチャー感たっぷりの楽曲だ。純情のアフィリアの中に、とくに今回のツアーの中では、セットリストの中に一つの変化と新たな彩りを与えてゆく魅力的な楽曲になりそうだ。
ライブも後半戦へ。ここからは、ラストまで一気に駆け抜けてゆく展開へ。その幕開けは、純粋で純情な想いを詰め込んだ卒業ソングの「Everlasting Friends」から。ここからふたたび熱を上げて最後まで走ってゆくうえでも、清楚でロマンチックな歌から心をふたたび温められたのも嬉しかった。それ以上に、汚れなき美しい心模様に触れながら、一緒に心澄む想いを覚えていた。
「Everlasting Friends」から季節を少しだけ戻すように届けたのが、「魔法のチョコレート伝説」。会場中へ、ドキドキの甘い刺激を振りまくように歌うメンバーたち。笑顔で歌い弾けてゆく姿を見ながら、一緒にそのドキドキを感じてたい。甘く蕩ける世界で一緒にとろけたい。
「騒げー!!」の熱い声を合図に飛びだしたのが、「スキハ無敵」(2020スペシャルイントロ)。「Say!」「Ha!」の掛け声を耳にし、気持ちが熱く騒ぎだす。本当は一緒に声を上げたかったけど、声出しができないぶん、彼女たちと同じ振りをしながら、高ぶる想いをぶつけていた人たちがフロア中にたくさんいた。メンバーらの煽る声に触発され拳やペンライトを振りながら、気持ちだけは無敵になり、この瞬間を楽しんでいた。
心を晴れ渡る世界へ連れ出すような楽曲だ。胸に抱いた強い想いをぶつけるように熱量を持った声で歌うメンバーたち。でも楽曲自体がドラマチックさと解放感を持っているからこそ、希望を胸に想いをぶつけたくなる。「それだけが、生きる意味なんだ」と歌いながら、強く鳴る心の鼓動を感じていたい。
フロア中で揺れるカラフルなペンライトの光も推進力に、純情のアフィリアは「気持ちを一つに「Lost In The Sky」を、運命を絶対につかんでやるという強い意志を持って歌っていた。一緒に伝説を作りあげようと熱く呼びかけていた。
この日の公演の最後に純情のアフィリアが歌ったのが、「Embrace Blade」。彼女たちは歌いかける、「ヤミを照らし進もう 過去より、たしかな紲で…」と。新しい物語を描きだすためにも、彼女たちは過去さえもしっかり自分たちの糧にしながら突き進む。力強く凛々しく歌い踊るその姿には、新しい冒険へと向かう強い意志が刻まれていた。
ツアーはまだまだ続く。これから彼女たちが、毎回の公演にどんな物語を描いてゆくのか楽しみにしていて欲しい。毎回セットリストも変わってゆくので、どのライブに足を運んでも楽しめるのは間違いなさそうだ。
<夜公演 セットリスト>
「Spark In My Heart〜世界が終わるとしても」
「はじめてのSEASON」
MC
「残酷のバベル」
「未来が私を待っている」
「プリンセスとカエルの魔法」
「ニーハイ・エゴイスト」
「SURVIVE!!」
「純情 Myself」
MC
「ココロノヒカリ(カオリ/クロエ/アミナ)
「ルミナスの泉」(セラ/ベール)
「約束のあの空の果てへ」(アンナ/カナ/ユミ)
メンバープロデュース(2)アンナ
「Like? or Love?」
MC
「RE:QUEST」
MC
「Everlasting Friends」
「魔法のチョコレート伝説」
「スキハ無敵」
「それだけが、生きる意味なんだ」
「Lost In The Sky」
「Embrace Blade」
取材・文:長澤智典
<インフォメーション>
純情のアフィリア ワンマンツアー2020 「RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-」日程
▼11月21日(土):横浜BAYSIS
▼11月23日(祝):長野市芸術館アクトスペース
▼11月28日(土):名古屋ボトムライン
▼12月6日(日):大阪 BANANA HALL
▼12月26日(土):大手町三井ホール(ツアーファイナル)
▼2021年1月11日(月祝):沖縄ガンガラーの谷(エピローグ)
特設サイト:http://stand-up-project.jp/live/j-afilia_2020tour
▼名古屋【 名古屋ボトムライン 】
日程:2020年11月28日(土)
会場:名古屋ボトムライン
時間: (昼)13:00開場/13:30開演(夜)18:00開場/ 18:30開演
料金:チェキ付き2部通し券(Zaikoのみ)6,500円
各部チェキ付き優先入場券(Zaiko):4,000円
各部前売り券:2,800円(eプラス)
当日券:3,500円
入場順(2部通し券 → チェキ付き優先入場券 → 前売り券 → 当日券)
※ライブストリーミング配信も実施予定!
★ファンミーティング
日程:2020年11月29日(日)
会場:未定
時間:12:00開場/12:30開演
料金:未定
▼大阪【 大阪 BANANA HALL 】
日程:2020年12月6日(日)
会場:大阪 BANANA HALL
時間: (昼)13:00開場/13:30開演(夜)18:00開場/ 18:30開演
料金:チェキ付き2部通し券(Zaikoのみ)6,500円
各部チェキ付き優先入場券(Zaiko):4,000円
各部前売り券:2,800円(eプラス)
当日券:3,500円
入場順(2部通し券 → チェキ付き優先入場券 → 前売り券 → 当日券)
※ライブストリーミング配信も実施予定!
★ファンミーティング
日程:2020年12月5日(土)
会場:未定
時間:16:00開場/16:30開演
料金:未定
▼東京【 大手町三井ホール 】(ツアーファイナル)
日程:2020年12月26日(土)
会場:大手町三井ホール
時間: (昼)12:45開場/13:30開演(夜)17:45開場/ 18:30開演
料金:チェキ付き2部通し券(Zaikoのみ)7,500円
各部チェキ付き優先入場券(Zaiko):4,500円
各部前売り券:3,500円(eプラス)
後方チケット:1,000円(eプラス)
当日券:4,000円
入場順(2部通し券 → チェキ付き優先入場券 → 前売り券 → 当日券)
※ライブストリーミング配信も実施予定!
▼ 沖縄【 ガンガラーの谷 】(エピローグ)
日程:2021年1月11日(祝月)
会場:ガンガラーの谷
時間: 18:00開場/ 18:30開演
料金:チェキ付き優先入場券(Zaiko):5,000円
前売り券:4,000円(eプラス)
当日券:4,500円
入場順(チェキ付き優先入場券 → 前売り券 → 当日券)
※ライブストリーミング配信も実施予定!
「君と9人のエトランジェ プロローグ -DAY-/-NIGHT-」が待望の映像化!!
2021年1月20日発売
【昼公演】 Blu-ray1枚組 ※プレイパス対応
■特典映像~純情のアフィリア ワンマンライブ「君と9人のエトランジェ プロローグ -DAY-」 オフショット~
【夜公演】 Blu-ray1枚組 ※プレイパス対応
■特典映像~純情のアフィリア ワンマンライブ「君と9人のエトランジェ プロローグ -NIGHT-」 オフショット~
【初回封入特典】プレイパス封入
価格:各6,000円+税 品番:<昼公演>USSW-50047 <夜公演>USSW-50048
※プレイパス(R)は、レコチョクが提供するデジタルコンテンツのサービスです。
購入したBlu-rayに封入されているカードに記載された「QRコード」または「プレイパスコード」を登録することで、スマートフォンで楽曲・動画を再生できます。
発売元:Stand-Up! Records
販売元:MAGES.
※純情のアフィリア全国ツアー「RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-」公演最終日2020年12月26日(土)にLIVE会場で先行販売を実施。
PROFILE
全国展開中のカフェ&レストラン「アフィリアグループ」を代表するメンバーから構成された学院型ガールズ・ボーカルユニット。
萌え業界の2大メーカー、志倉千代丸と桃井はるこのダブルプロデュース。
デビュー以来400本以上のライブイベント出演を経てZeppTokyoや五反田ゆうぽうとホール、Tokyo Dome City Hall、舞浜アンフィシアター、さらには台湾・香港にてワンマンLiveを開催。様々なLiveイベントでもパフォーマンスを披露。
ヒットメーカー、つんく♂や大島こうすけなどからも楽曲提供を受けている。
また、ダンスの振り付けをラッキィ池田が担当。ユニークな振り付けも特徴的。
2015年11月18日に発売された15thシングル「Embrace Blade」(TVアニメ「対魔導学園35試験小隊」OPテーマ)は、デイリーチャート2位、ウィークリーチャート7位を記録。2016年3月2日には「いつか見た虹のその下で」を発売し、ウィークリーチャート5位を記録。
2016年7月26日には17thシングル「Lost In The Sky」を発売し、デイリーチャート1位を記録!
2017年1月25日に発売した18thシングル「魔法のチョコレート伝説」はウィークリーチャート8位を記録。連続シングルベストテン記録。
2017年6月「アフィリア・サーガ」から改名、新メンバー加入など大改革を発表。
TVアニメ「はじめてのギャル」OPテーマ、TVアニメ「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」のEDテーマ「起・承・転・結・序・破・急」、TVアニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」OPテーマを担当。
最新シングルオリコンデイリーチャート5位、ウィークリーチャート8位獲得。イベントを各地で開催中のほか、単独定期公演も開催中。
いま、「もっとも近い、会えるアイドル」として渚カオリ/葉山カナ/優希クロエ/寺坂ユミ/桜田アンナ/夏目ベール/雨森セラ/東城アミナの8名で活躍中!
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