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2020.06.21
開歌-かいか-

開歌-かいか-、Space emo池袋を舞台に無観客ライブ配信を開催!!

 2019年4月に誕生、「鮮やかに咲くような歌声を届けること」をコンセプトに活動をしている開歌-かいか-。メンバーは、百岡古宵/佐々木亜実/渡邉陽/琴平萌花/青木眞歩/南雲咲楽の6人。彼女たちの美しくも暖かな歌声/ハーモニーは、触れた人たちの心をいつも「ほっこりとした優しさ」で包み込んでくれる。

 開歌-かいか-は、6月16日に1stミニアルバム『花歌-はなうた-』をリリース。そのフラゲ日である6月15日に、彼女たち-はSpace emo池袋を舞台に無観客ライブ配信を行なった。この日は、学業の都合により百岡古宵は欠席。5人で素敵なライブを届けてくれた。さっそく、当日の模様をここにお届けしよう。

 

開歌-かいか-のライブに触発され、あなた心にも輝きが降り注いだら…。

 

 闇に包まれた会場の中、ブラックライトに照らされ舞台上に浮かび上がったのが、蛍光色に輝く艶やかな5つの花柄のシルエット。耳に飛び込んできたのが、重なりあう美しい5声のハーモニー。「なんてことのない歌なんだ 世界に響いたのは 泣いているのは誰? これは君の歌だ」と、彼女たちは「ポプラ」の一節を響かせだした。一瞬にして、歌声に心が引き込まれる。たった20秒という短い時間が、永遠の至福のときにも覚えてゆく…。

かいか

ピアノの旋律へ導かれるように輝き出したライトの光に照らされ、開歌-かいか-のメンバーたちの姿が舞台上に浮かび上がった。ライブの本編は、ミニアルバム『花歌-はなうた-』と同じように「星雲少女」から幕を開けた。           

孤独という闇を消し去り、希望という光へ気持ちを馳せるように、メンバー一人一人が想いを強く込めた言葉(歌詞)を紡ぎだす。気持ちを一つに重ねながら駆けだした、5人の感情。高まる熱に合わせ、想いを込めた歌声も膨らみ出すのが舞台上から伝わってくる。とくに、サビ歌で響かせた彼女たちのハーモニーには、未来へ繋がる希望さえ感じさせた。騒ぐ気持ちを声に乗せて歌う彼女たちの姿は、まるで未来へ夢を馳せる青春映画のようだ。ときに重なりあい、ときに一列にと姿を変えながら、舞台上へパフォーマンスを描きだすメンバーたち。胸の内から沸きだした夢に馳せる思いは、何時しかこの狭い空間を飛び越え、満点の星空へと繋がっていった。

 

自動式の人形のような愛らしい動きを示しながら、楽曲は「ゆびさきに向日葵」へ。ノスタルジックな感覚覚えるしっとりとしたバラート曲を、彼女たちは想いを紡ぐように歌いだす。胸の内に生まれた小さなときめきは、恋が始まるように芽吹き、想いを育てながら、サビ歌を響かせる頃には、期待を抱いた温かい感情にまで膨らんでいた。一人の少女の心の中に小さく芽吹き出した初な恋心。その心模様が、夏を待つ期待に重ね合わさるように熱を帯びてゆく。彼女たちの動きが次第に大きく躍動してゆくのも、開花しだした恋の気持ちと重ね合っていたから?!

 

歌声もダンスも鋭さを見せながら、5人は挑発するように凛々しく。何より、攻めるような強さを持って「かいかのMUSIC」を歌唱。それまでの愛らしい表情とは異なり、笑顔の中にも挑戦的な姿を示す彼女たち。5人はダイナミックなパフォーマンスを交じえ、躍動する姿を描きながら、観ている人たちを煽りだす。その凛々しい姿が、少女たちの中に潜む大人な魅力として見えてきたように、とても恰好いい。

かいか

MCでは、この日からリリースイベントが始まることから、新作ミニアルバム『花歌-はなうた-』の話題話へ。ここでは、光る衣装も紹介。これからは輝く衣装姿でライブをやってくれるように、今後のライブ活動が楽しみになってきた。

 

流れだしたのが、開歌-かいか-の始まりの歌「歌の咲く島」。円陣を組んだ5人は、互いの顔を見合わせ、歌声を響かせる。開歌-一番の魅力となるハーモニーワークをたっぷりと楽しめるのはもちろん、流れるようでありながらもダイナミックな動きを示す5人のダンスからも目が離せない。一人一人異なる声の色を放ちながら。しかも、フレーズごとにリードを取る人の声の色によって、そのハーモニーはさまざまな歌声のグラデーションを描きだす。それぞれの歌声が響きあう中に包まれていると、そのまま歌声の泉の中へ溺れてしまいたくなる。その声に抱かれながら、ひとときの微睡みを覚えていたい。なんて歌に心が癒されるんだろう。この時間を永遠に抱きしめたい。

 

最後は、「花歌-はなうた-」のリード曲「ポプラ」だ。5人は軽快に跳ねながら、自分たち自身が馳せる夢の景色を呼び寄せるように、心が求めるまま、無邪気な笑顔で「ポプラ」を歌いあげる。汚れのない真っ直ぐな表情と歌声で期待や夢を馳せるように歌う5人の姿に触発され、胸のドキドキが膨らみだす。彼女たちは、「なんてことのない 歌うたおう 世界に響かせよう」と高らかに歌いたす。想いを詰め込んだ開歌-かいか-の歌に触発され、あなたの心にも輝きが届いたなら、幸いだ。何より、一つ成長の階段を上り、さらに開花し出した彼女たちの姿がそこには花開いていたことが嬉しかった。

 

開歌-かいか-のリリースイベントは始まったばかり。このドキドキとワクワクを、これからも楽しみにしていただきたい。

 

 

取材・文:長澤智典
写真:もりたはぢめ

 

 

<セットリスト>
「Intro」
「星雲少女」
「ゆびさきに向日葵」
「かいかのMUSIC」
「歌の咲く島」
「ポプラ」

<インフォメーション>

かいか

1stミニアルバム「花歌-はなうた-」
発売日:2020年6月16日(火)
品番:TPRC-0259
価格:¥2,000 (税込)
収録内容:全6曲
・intro
・星雲少女
・さふらん
・かいかのMUSIC
・赤い靴
・ゆびさきに向日葵
・ポプラ


開歌-かいか-
公式HP
http://zizoo.jp/caeca/

公式Twitter
https://twitter.com/ca_e_ca

 

 

 

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