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「クマリデパート 5thワンマンライブ ニューヤングパワーマックス5000%特盛レッドヒルブリッツにおいでよ!こころのデパート」ライブレポート
2020年2月、この赤坂にクマリデパートが開店した。
オープニングSE「おいでよ!クマリデパート」をアレンジしたメロディが流れ、いつもの通り両手をあげ小刻みにジャンプする4人。待ってましたとファンがクラップで答える。今日のライブがオープンした!
そこから流れるように「シャダーイクン」が始まる。エレクトロニックなサウンドに少し懐かしさを感じるメロディに、マレットが高揚感を誘う。細かいリズムを刻みながらも、ステージの4人は最初からフルスロットルで踊りだす。ファンたちも推しジャンプやワイブで答える。
王道アイドルをコンセプトとしているクマリデパート。エレクトロニックやバンドロック、EDMを"クマリ流"に王道アイドルへ昇華している。その楽曲の数々はバラエティに富んでおり、ライブできくと尚楽しい。ただ彼女たちの凄さはそこだけではない、魅せる見られるということに関して緻密にプロデュースされており振り付けにもかなりのこだわりを感じる。振りのバリエーションが多く、どの楽曲の振り付けも無駄な部分がない、コミカルな振りも多く見ているだけでも楽しいが、振りコピをしたくなるキャッチーなものも多いのだ。常に笑顔で踊っているので惑わされてしますが、その振り付けたちは見た目以上にハードで、その運動量はアスリートといっても過言ではないだろう。クマリデパートというコンセプトされたアイドルのパフォーマンスは、ライブというよりもはやショウだ。それくらいステージに立つ彼女たちは僕たちのことを楽しませてくれる。
すでにYouTubeでMVが公開されている最新ナンバー「サクラになっちゃうよ!」では、春風を感じる乙女心を爽やかに歌う。「あれ?ロマンチック」からアッパーチューンが続く、CD音源だけでは味わえない、おそらくライブ用に調整をしているだろう楽曲たちがまた会場に合う。
いったんメンバーたちがステージから下がりVTRが流れる。映像内では、メンバーが次々と猫に(猫耳に)なっていく。そしてメンバーが再びステージ上に登場、猫耳をつけた姿で。「ネコちゃんになっちゃうよ〜」とタイトルコールとともにこの日初披露された。小気味良いリズムに乗せてラップを刻む。「サマーニッポン夏サマー」「二十四時間四六時中」と爽やかなナンバーが続き。再びVTRへ。
「極LOVE浄土」の衣装にチェンジをして登場。未来的だが90年代雰囲気も纏う衣装だ。曲もディスコサウンドともいうべき懐かしい雰囲気のあるダンスナンバー。これまたイメージの異なる姿を魅せる。ファンク風な振りで舞い踊る。
「平日の夜にも関わらず、クマリデパートのためにこんなにもたくさんの人が時間を作ってくれて集まってきてくれたことが幸せです。フウカは、お歌が好きだしメンバーと歌うのも好きだし、クマリデパートの楓フウカとして歌えていることがとっても幸せです。私はホワイト担当ですが、これからもいろんな色を出していけるように頑張っていきます。クマリデパートはこれからも続いていくし、パワーアップしていく予定しかありません。これからもよろしくお願いします」(フウカ)
「今回のワンマンライブは、節目のライブでクマリデパートがこれから成長していくための道しるべとなる大切なライブです。そういうライブにたくさんの人たちがこうして足を運んできてくれることがありがたいですし、嬉しいしです。これからクマリデパートは新しい色が入って新しい輝き方をすると思いますが、小田は赤色担当として赤を背負ってメンバーも含めてみんなをたくさん笑顔にできるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。」(アヤネ)
「ファンの皆さんがこのライブのためにお仕事頑張るねとか勉強頑張るねとか言ってくださっていたりして、すごく励みになりました。アップアップガールズ(2)さんとコラボすることがあって考え方とか意識が変わりました。これから、まだまだまだまだ進化していきますので、クマリデパートを見ててください。これからもよろしくお願いします。」(ナコ)
「前回のワンマンライブから倍以上の規模となってもちろん不安もありました。この4人でこの夢のステージに立てて素敵な景色を見せてくれたことが本当に嬉しいです。これからもクマリデパートのリーダーとして引っ張っていければと思っておりますので、これからもよろしくお願いします。」(ニコ)
始まりの曲「愛 phone 渋谷」。EDMのサウンドに乗せてファンたちは懐かしむようにコールを届ける。本編最後はミディアムバラード「眠れない夜は。」。眠れない夜は君の声が響きわたるよ。今日のライブをここまで駆け抜けてきた余韻のように4人の声が響きわたる。ステージとファン、お互いを想うように声を届け合う。そうして本編が終了した。
アンコールの声に響く中、映像が流れ出す。どうやらオーディション風景のようだ、2人の女性がダンスをしたり、歌唱をしている。顔は見えない。4人が見守る中、合格発表がされる。「今回のオーディションは、2人とも合格です。」泣き崩れる二人。
映像がフェードアウトし、新メンバーを加えた6人が横並びになる。「おいでよ!クリマデパート」が流れるとこの日一番の歓声と新たな2人を迎え入れるように、メンバーカラーの黄色とミントグリーンのサイリウムで客席が答える。
緊張の面持ちだったが一所懸命さが伝わってくる黄色担当 山乃メイ「クマリデパート、ずっとずっと本当に大好きだったので、こうやって新メンバーとしてここに立てていることが本当に幸せです。メンバー4人に少しでも早く追いつけるように頑張っていきますので、これから応援よろしくお願いします。」(メイ)
長身でスタイル抜群の七瀬マナ。笑顔を絶やさずいる姿は大器を予感させる。「こんなに大きな会場で、こんなに素敵な衣装で、こんなにたくさんのファンの方々の前で、ご挨拶できることとても嬉しく思います。これからたくさん練習をして、一日でも早くメンバーのみなさんに追いつけるように、ファンの方々に認めてもらえるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。」(マナ)
新メンバーを加えた6人体制は4月11日「@JAM THE WORLD 春のジャムまつり!2020」で正式お披露目となる。
ライブは再び4人に戻り「アンサー!!」を歌唱。出会いってきっと奇跡だ、偶然でなく必然だ。
みんなとここまで歩んできた道を思い返すように、きっとここにいるファンのみんなも出会ったタイミングはそれぞれだけど、今こうしてここに集結していることが奇跡のように、そんなメッセージが伝わってくるようだ。そしてまだ見ぬこれから出会うファンのみんなに向けて歌っているように見えた。これからは6人で歩んでいく、多くの出会いがあるだろう、きっとこの先にも。「僕は世界で一番幸せだーーー!」とニコが叫ぶ。
アンコールはこれで終了してしまったが、興奮覚めらやぬまま、なんとWアンコールへ!白のロング
Tシャツ姿で登場した4人は「サクラになっちゃうよ!」を再び歌い、この日を締めくくった。
<セットリスト>
00.SE
01.シャダーイクン
02.クマニキ
03.ピアノ
04.サクラになっちゃうよ!(新曲)
05.あれ?ロマンチック
06.ウダガワ・ヨッキュー
07.セカイケイ
08.ネコちゃんになっちゃうよ〜(新曲)
09.サマーニッポン夏サマー
10.二十四時間四六時中
11.極LOVE浄土
12.愛 phone 渋谷
13眠れない夜は。
アンコール
EN1.おいでよ!クリマデパート
MC
EN2.アンサー!!
Wアンコール
WEN1.サクラになっちゃうよ!
<インフォメーション>
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クマリデパート 4thシングル
「サクラになっちゃうよ! 」
好評発売中
価格:¥1,000 (税抜)
https://www.youtube.com/watch?v=GqHgH1Mt62g
JOYSOUNDにて
クマリデパート全曲配信決定!!
本人映像もあり!
クマリデパート5thシングル
今夏発売決定
6人体制初シングル!!
取材・文:もりたはぢめ
photo by Jumpei Yamada