FEATURE

2025.03.01
Baby’z Breath

8人の新体制となったBaby'z Breath、その始まりの景色を紹介。 「Baby’z Breath単独公演#17 〜新メンバー登場公演〜」レポート!!

 新メンバーに蒼木柚と吉野瑞穂を迎え、2月23日(日)にANDA G2で行った「Baby’z Breath単独公演#17 〜新メンバー登場公演〜」を通して、新体制としてスタートを切ったBaby'z Breath。ここに、当日の公演の模様をお伝えしたい。

 

1


 ライブの幕開けを飾ったのが、Baby'z Breathの始まりを告げた『どんな未来でも』。彼女たちにとってライブを行ううえで欠かせない楽曲であり、大切なライブのときには重要な場面で歌うことも多い。この日も、8人の新体制を披露する最初の楽曲として持ってきたところが印象深い。

  次のブロックからは、蒼木柚と吉野瑞穂以外の6人体制でのライブへ。アッパーでダンサブルな『SING・LA・BANG・SHOW!』で彼女たちは、ステージの上で思いきり弾けた姿を見せていた。身体に染みついた編成という理由もあるのか、6人とも笑顔を浮かべ、まずは自分たちが楽しもうという気持ちでいた。
  歌始まりの『PROTOSTAR』で響かせた、晴れた歌声。歌詞に綴った思いに自身を染め上げ、その先に待っている輝く未来へ期待や思いを馳せるように歌っていた。メンバーたちの美しい歌声の掛け合いも印象的。みずから輝こうとする姿は、何時だって見ている人たちの心に眩しさを降り注ぐ。
  『キミラシクアレ』を歌う6人は、「君らくしあれ」の歌詞のように、夢や未来、希望に恋する乙女らしい無邪気な姿で煌めいていた。この曲を通してメンバーらが「馬鹿でもいい 笑われていい~君らしくあれ」と歌うたびに、その言葉から勇気をもらえる。『キミラシクアレ』は彼女たち自身にも向けていれば、この曲に触れた人たちへのエールソングとしても胸に届く。だからみんな、自分らしい楽しみ方でこの曲を受け止めていた。
  ふたたびアッパーでダンサブルな楽曲が流れだした。『NOIR STEP』では、凛々しい歌声をみんなで重ねあわせ、胸の内に渦巻く思いを奮い立てるように歌っていた。明るく晴れた姿にも気持ちが惹かれるが、熱い思いを真っ直ぐにぶつける姿も、受け止めた側の気持ちを熱くする。
  胸の内で奮い立つ情熱をさらに高めるように飛び出した『Endless Evolution』でも、6人は凛々しい歌声で歌唱。歌詞に綴った言葉へ気持ちの高ぶりを覚えるたび、熱情した声で思いを伝えてきた。自分の気持ちと重ねやすい歌が多い理由もあるのだろう、曲ごとに綴られた思いに気持ちを染め上げ、歌詞へ登場する主人公と化して歌う姿に勇気や元気はもちろん。彼女たち自身の未来へ向かう決意などいろんな気持ちを感じれば、その歌声に、観客たちも未来へ進むためのエールをもらっていた。
  イントロが流れたとたん、フロアから起きた熱いMIX。『Run to the STAR』でも、6人は胸の内にずっと熱した気持ちを抱き、その思いを少しずつ高めながら、サビで強い意志を持った声にして力強く歌いあげていた。この曲では、同じ夢を追いかけてほしい君に向けての思いを歌にしている。もちろん、その"君"は、Baby'z Breathを応援している仲間たち。だからこそ、一緒に気持ちを高めあい、約束の未来(ステージ)に向かって共に進もうと、6人は熱い思いをぶつけてきた。
   そのうえで、歌ったのが『希望の地図』。このブロックでは、Baby'z Breathとして活動していくうえで一人一人が胸に抱いている思いや意志、夢や希望など、未来へ向けて駆け続けるうえで大切にしているいろんな心模様を一気に見せてきた。メンバー一人一人が描いているBaby'z Breathとして描きたい希望の地図。彼女たちが示した決意を受け止めることで、共に歩む気持ちに心が染め上がる。

 ふたたび、ここからは8人体制へ。MCで吉野瑞穂が語っていた、「毎週ライブがあるアイドル活動は初めてなので、毎週同じメンバーで会えるから、また学校に通い始めたみたい」の言葉も印象的だった。蒼木柚の「曲がかかると緊張するかも知れない」の言葉から、以外と堂々としているメンバー??と考察もしていた。

2

  後半のブロックは、8人が愛らしさを振りまくように、ハートをキュンキュンモードに染めて歌いだした『オトメゴコロ』からスタート。何時だって、たとえ体制が変わろうと、Baby'z Breathには恋に恋する乙女心を届ける歌がとても似合う。新メンバーの2人も自然に溶け込んでいたからだろう、8人体制で歌い踊る姿に違和感を覚えるどころか、それがBaby'z Breathとしての当たり前の姿として素直に受け止めていた。その姿に触れ、ずっと胸がキュンと鳴っていた。
  続く『ナミダのスコール』では、しっとりと歌声を響かせて始まった。一人一人が胸の奥に抱いた思いを少しずつ零すように歌えば、サビでは濡れた気持ちに光を射すように、心晴れ渡る気持ちで歌っていた。間奏では、新メンバーの蒼木柚と吉野瑞穂にエールを送る場面も登場。彼女たちが思いを一つに届ける歌声には、いつだって強い意志や決意を覚える。だから、見ている側もライブに触れるたび魂を揺さぶられる。
  さぁ、この空間を華やかなダンスパーティーの場に染め上げようか。そんな思いも感じつつ、眩しい笑顔で『GIMME!!GIMME!!』を歌い踊る8人の姿を、心を弾ませながら受け止めていた。「楽しんだもの勝ちさ」の歌詞のように、この場にいる以上は楽しまなきゃもったいない。もちろん、メンバーと観客たちみんな、ずっとずっと楽しみ続けていたように、その気持ちに拍車をかけてくれた気分だ。
  最後に彼女たちは、ふたたび『どんな未来でも』を歌唱。曲が始まったとたん、フロアのあちこちからメンバーを呼ぶ熱い声も飛び交う。いつだって、そう。「どんな未来でも 大丈夫 頑張る私は 無敵なの」「どんな時だって 負けないよ 輝く私は 素敵なの」と、眩しく輝いた姿で歌う彼女たちの声を聴くたびに、その言葉を信じたくなる。だから一緒に大きな夢をつかむ、その景色を見たくて彼女たちを応援するのだろう。『どんな未来でも』へ触れるたび、彼女たちと同じように輝く自分になれる。8人と一緒に高く拳やペンランイトを振り上げるたびに、気持ちが輝きを増していく。気づいたらすっかり笑顔の自分でいた。またその笑顔をチャージしに行きたい。

3


TEXT:長澤智典


セットリスト
SE
『どんな未来でも』
MC
『SING・LA・BANG・SHOW!』
『PROTOSTAR』
『キミラシクアレ』
『NOIR STEP』
『Endless Evolution』
『Run to the STAR』
『希望の地図』
MC
『オトメゴコロ』
『ナミダのスコール』
『GIMME!!GIMME!!』
『どんな未来でも』

4

 
HP: https://stand-up-project.jp/babyz-breath/
X:  https://x.com/Baby_z_Breath
 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2025.03.09
ガルポ!ズ INTERVIEW
最新記事更新日 2025.03.08
ガルポ!ズ LIVE レポ