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2024.10.20
君とセレンディピティ

告白の声へ触れるたび、甘酸っぱい気持ちにずっと溺れていたかった。 君とセレンディピティ『Road to 2nd Anniversary ~ 関東ツアー」ファイナル公演レポート!!!!!

 君とセレンディピティが、結成2周年を祝うべく、5月より続けてきた『Road to 2nd Anniversary ~ 関東ツアー」。同ツアーのファイナル公演が10月14日にWITH HARAJUKU HALLで行われた。新曲『ないしょばなし』も配信リリースになったばかりの彼女たちの姿を、ここに紹介したい。

 

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 これまでのツアーの日々を振り返る映像を投影。数々の思い出が駆けめぐる?!そして迎えた、この日‥。『OVERTURE』が流れるのにあわせて、胸が高まりだす。 メンバーの紹介映像を受け、5人が舞台へ。そして「人生はBeautiful!!!」の声を合図に、ライブが幕を開けた。

 『人生はBeautiful!!!』が流れたとたん、観客たちが一斉に熱い声をぶつけだす。その声を5人は気持ちを弾ませる力にし、満面の笑顔を浮かべて舞台の歌で華やいでいた。彼女たちがHAPPYな風を吹かせるたび、心がワクワクしだす。いつしかメンバーらと一緒に声を上げ、今を思い切り謳歌していた。一人じゃない、ここにいるみんなで作りあげる笑顔に満ちたこの空間が最高に美しい!!

 「また僕を困らせる 裸足のシンデレラ」と歌うメンバーの声から始まったのが、『裸足のシンデレラ』。この曲へ触れるたび、彼女たちと過ごしてきた眩しい夏の景色が甦る。いや、舞台の上で軽やかに歌い躍る5人と一緒に、この場へズーッと終わらない夏の物語を描き続けたくなる。眩い輝きや声援が途切れない限り、彼女たちは僕らのテンデレラでい続けてくれる。それを確信しているからこそ、フロア中の人たちが大きな声を張り上げ、拳やカラフルなペンライトを振りながら、舞台上の5人に思いの風を届けていた。無邪気な彼女たちが好きだ。だから僕らも無邪気になって思いきりはしゃげる。それって夏の風のせい?!いや、君とセレンディピティのせい。でも、それが嬉しいんだ!!!!!


 10月10日で結成から2周年を経過。MCでは、「最高のファイナルにします」(今井侑未)、「今日は全部出しきれるように頑張ります」(立花なつみ)、「最も熱いライブにします」(石橋なな)、「世界一の笑顔を届けたいと思います」(双葉さき)、「今日はいい日にしましょう」(天内はる)と、それぞれが語っていた。この日より5人は、とてもチャーミングな新衣装姿。他にも5人はMCで、このツアー中に行ったチャレンジ企画として、アポなしでいろんなお店へ出向いてポスターを貼ったり、街中でビラ配りをした想い出話に花を咲かせれば、この日全楽曲を披露することも語っていた。


 フロア中のペンライトの輝きが真っ白に染まった。「ここにいるみなさんと一緒に、たくさんの夢を叶えていきたいです」の言葉を受けて歌ったのが、『翼』。曲が始まったとたん、フロア中で白いペンライトの光が羽ばたく翼のように揺れだした。彼女たちは『翼』の中で、「人は誰も産まれながらに翼かあるんだ」と歌っている。観客たちは、その翼を振り上げた拳やペンライトの輝きに変え、5人と一緒に君とセレンディピティ流の飛び方で未来へ羽ばたこうとしていた。もちろん5人も、歌詞に込めた思いへ自分の気持ちを染め上げ、思いを一つに重ねあわせ、歌声の翼をはためかせながら未来へ飛び立つ気持ちで歌っていた。5人の晴れた歌声が、心を晴れ渡らせる。5人の歌声の翼へ寄り添い、一緒に思いの翼を羽ばたかせれば素敵な未来の景色に出逢える?!だから、拳や手にしたペンライト振りながら、心をずっと羽ばたかせていた。

 このまま5人と一緒に羽ばたき続けたい。彼女たちが「君といつまでも」と歌う声を合図に、楽曲が、さらに力強く羽ばたきだした。フロア中の人たちも、『君といつまでも』を歌う5人に向けて、熱い声をぶつけだす。彼女たちは歌っていた、「君がいるから 僕は今 幸せ感じられている」と。その気持ちは、ここにいる誰もが感じている思い。フロアにいる一人一人へ思いを届ける5人の歌声に思い切り浸っていたい。君(君とセレンディピティ)がいるから、ここにいる僕らは、何時までも幸せを感じていられるし、だからいつも側にいたくなる。終盤、5人と一緒に場内中の人たちが大きく手を振りながら、互いに、君といつまでも一緒にいたい気持ちをわかちあっていた。

  『夕焼けの向こうに』では、夕焼け色の光を背に、5人は「夕焼けの向こうに何があるか確かめにいこうよ」と優しい笑みを浮かべて歌いかけてきた。ミドルメロウで切ない、でも希望を覚える楽曲に乗せて、未来をつかもうと言葉のひと言ひと言を輝く思いで包むように歌っていた。5人が心を一つにして歌う温かい声に抱かれていると、気持ちがほっこりとしてくる。だからみんな、舞台の上の5人を優しい視線で見つめていた。


 続く『キスとハグして』は撮影可能曲。SNS上には、多くの映像がアップになっているだろうか。キュンと胸をときめかす『キスとハグして』では、大勢のかわいいダンサーたちが登場。みんなで「キスとハグして」とせまる姿が、とてもチャーミング。この曲へ触れるたびに、ハートがキラキラに煌めいてドキドキ高鳴りだす。だから「キスハグ キスハグ キスキス ハグハグ」と振りをしながら歌う彼女たちを真似ながら、一緒にドキドキしていたかった。「キスとハグして」と歌う声に,思わず声を返したくなる気持ちも納得だ。このときめきにずっと溺れていたい。。終盤、「やっぱりもう1回だけ」の言葉に続いて、「キスハグ」の歌を繰り返す様もときめきすぎる。

 

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 続いて披露する新曲『ないしょばなし』の前に、彼女たちはこの曲について「とてもかわいくて甘酸っぱくて青春を思い出す曲。ストーリー性のある曲なので歌詞に注目」「大好きな気持ちを込めて歌います」と語っていた。 


  「君が大大大好き 何時までも」と歌いだす新曲の『ないしょばなし』は、女の子が胸に秘めた片思いの恋心を語るように歌う曲。一人一人が歌うたびにフロアからメンバーコールが飛び交う。この曲を歌っているときのメンバーの指の動きにも注目してほしい。心に秘めた「大好き」な気持ちを、彼女たちが胸をときめかせて歌う姿にきっと落ちてしまうはずだ。『ないしょばなし』では、少しずつ心情の変化していく歌詞にも注目してほしい。甘酸っぱい恋物語を一緒に味わっている気分になれるかも?!この曲を通した5人の甘い告白は、とてもチャーミングだ。

 
 後半は、盛り上がり系の楽曲をラインナップ。5人と一緒に声出しをし、熱気を一つにしたうえで、ライブは、「アイドル』など話題の曲たちに乗せて5人が愛らしく、ときには妖しくせまったダンスパフォーマンスからスタート。かわいい中にも、躍動した姿を魅せていたところも見どころだ。舞うように軽やかに踊るところが、愛らしさを魅力にした君とセレンディピティらしさ。

  そのうえで届けたのが、ダーク浪漫/ゴシックファンタジアな『ファントム』。ハロウィンの季節にも似合う曲とはいえ、一人一人が凛々しい歌声を響かせ、ミュージカルの一場面を歌い演じるような姿も見せてパフォーマンス。5人のかわいさの中にも影の見える歌声やパフォーマンスに、フロア中の人たちの視線が釘付けになっていた。笑顔だけではない、その表情の裏に秘めた切ない感情もぶつけるからこそ、より彼女たちに惹き付けられる。
  
 胸をドキドキ騒がせる『夏は恋』のイントロが流れたとたん、フロア中から熱いコールが飛び交いだす。5人は軽やかにステップを踏みながら、眩しい夏の乙女となり、「好きだよ」と胸に閉まった思いを届けていた。5人の眩しい歌声に向け、フロア中から熱い声が飛び交う様も、この空間に生まれた景色に相応しい。5人と観客たちによる熱情したやりとりに運命を感じてしまう?!「愛してるよ」のセリフも胸をギュッとさせる。ふたたびこの場に生まれた熱情した景色、好きだよ!!!!!

 その勢いをさらにキラキラ加速するように、5人はチャーミングな様で『好きだ!好きだ!大好きだ!』を愛らしく歌唱。「好きだ好きだ君のこと」と5人が告白するように歌うたびに、胸が騒ぎだす。この曲では、ポンポンを手にしたかわいいダンサーたちがふたたび登場し、5人やみんなへエールを送っていた。華やかな乙女たちに「弾きだ好きだ誰よりも」と歌われると、思いきり照れてしまう。だから大勢の人たちが照れた気持ち変わりにガチ恋口上をぶつけていた?!ほんと、5人が大好きだ!!

  続く『セレンビティアンセム』では、5人とダンサーたちが手にしたタオルを振りながらさらに感情のアクセルを踏み込み、晴れた歌声で元気いっぱいに歌っていた。もちろんフロアでも、タオルやペンライト、高く掲げた拳を振り回し、熱いエールを送るように声を張り上げてゆく。この曲でも、「好き」の気持ちを熱狂を通して互いに確認し、分かち合う。だからずっと手にしたタオルを振り上げ、熱い口上を5人にずっとぶつけていたかった。彼女たちの歌う「君が好きだよ」の声が最高の心のアンセムとして響いていた。

 ライブも終盤へ。彼女たちが『チャンスは廻る』を通して「チャンスは廻るものだから」「チャンスは逃げはしないから」と歌うたびに、その声からエールをもらえる。彼女たち自身が、何度も苦難を経験。同時に、目の前に降ってきた小さなチャンスを逃さずにつかみ、チャンスの芽を少しずつ、でも大きく育ててきた。「チャンスは廻るものだから」「チャンスは逃げはしないから」と元気いっぱいに歌う言葉を耳にするたびに、声を張り上げたくなる。この会場に生まれた熱い声のやりとり。そう、熱狂もまた、君とセレンディピティのライブへ触れるたびに廻ってくるものだから。

  最後に君とセレンディピティは、『僕は負けない』を熱情した思いを胸に歌唱。彼女たち自身が、みずからの気持ちを鼓舞するように歌っていた。「負けないでと君が手を挙げるから」の声が気持ちを熱くする。彼女たちと一緒に思いきりはしゃぎたい。5人は『僕は負けない』を歌いながら、この場にいるみんなと心を一つにしていた。ここにいる全員で負けない勇気を手に、ここで得た思いの宝物を胸に、これからも彼女たちは走り続ける。夢を追うその姿をずっと観ていたいからこそ、熱情した声で思いをぶつけたくなる。

 

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 最後に、メンバーがこの日の感想を述べてくれた。ここでは、石橋ななの言葉を代表で載せておきたい。

  「このツアーを通して改めて感謝を感じました。この2年いろいろとあったので、こうやって2周年を迎えられてほっとしてます。何よりも、アイドルと、君とセレンディピティ好きな気持ちは負けないと思っているからこそ、今、ここに立てているし、ここに立っていることが嘘いつわりのないこと。3年目もたくさんの人に愛されるように頑張っていきます。『この出会いが、幸せな未来になりますように。』」(石橋なな)


 アンコールでは、ふたたび新曲の『ないしょばなし』を、「君が大大大好き いつまでも ドキドキしたい胸の奥」と歌唱。胸の内に秘めた思いを告白するように一人一人が歌うたび、フロア中から熱い声が飛び交う。君たちが大大大好きだから、ときめきが大きく膨らんでゆく。このドキドキしたい気持ちを、5人とずっと分かち合っていたい。そんな風に心を染め上げてくれるのが嬉しい。一人一人の恋の告白に触れるたび、胸がキュッとする甘酸っぱい思いに心が染まる。「気づいてよドキドキする胸素の鼓動」。その告白の声へ触れるたびに、甘酸っぱい気持ちにずっと溺れていたくなっていた。

  君とセレンディピティは、10月24日より,フリーライブ全部で22本行うことを発表。3年目の君とセレンディピティにも、引き続き熱い視線を向けてほしい。

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PHOTO: Shintaro Iwase
TEXT:長澤智典 
  

10月21日(月)発売『週刊ヤングマガジン 47号』
天内はる 巻末グラビア4P掲載

『君とセレンディピティ 無銭フリーライブ’22連発』
1発目は、10月24日(木)汐留シオサイト 地下歩道にて。
詳しくは君セレ公式SNSにてチェックしてください。

セットリスト
『OVERTURE』
『人生はBeautiful!!!』
『裸足のシンデレラ』
MC
『翼』
『君といつまでも』
『夕焼けの向こうに』
MC
『キスとハグして』
MC
『ないしょばなし』
MC
『ダンスナンバー』
『ファントム』
『夏は恋』
『好きだ!好きだ!大好きだ!』
『セレンビティアンセム』
『チャンスは廻る』
『僕は負けない』
-ENCORE-
『ないしょばなし』


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