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2024.08.05

KAIJU ON THE STAGE

彼女たちの歌声のKISSはとても甘そうにみえて、意外とメラメラしていた。 KAIJU ON THE STAGE「- FIRST CONTACT-」公演レポート!!!!!!

　「超ド級のアイドルエンタメで世界を丸のみにするアイドル怪獣！」こと、KAIJU ON THE STAGE。メンバーは、高橋玲乃・薄倉里奈・及川美玖・栖亜真彩・瀬那真洋・南雲えれなの6人。彼女たちは、7月31日にラゾーナ川崎プラザ 2F ルーファ広場グランドステージで行った「- FIRST CONTACT-」公演を持ってライブデビュー。当日の模様を、ここにお伝えしたい。

　暮れかかった場内にキラキラとしたファンタジックな『怪獣』(SE)が流れだすのに合わせ、メンバーたちが舞台へ駆けだした。ここは、野外というとても開放的な空間。この場に集まったファンたちはもちろん、ショッピングなどで訪れていた人たちの興味感心の視線も惹きつけるように。いや、その場にいる人たちすべての感情を丸飲みするように、途中から激しくなる楽曲に乗せて、メンバーたちはパワフルなダンスパフォーマンスで挑みだした。高まる期待。高ぶる感情。そして‥。

　5人より一歩前へと踏み出した南雲えれなが、愛らしい歌声で「あのねギブミーギブミー内緒のChu!!」と歌いだした。KAIJU ON THE STAGEのライブは、胸をキュっと疼かせる『ギミキス♡ダーリン』からスタート。フロアからは、早くも熱い声が次々飛び交いだす。メンバーたちはその声援も胸に、舞台の上ではしゃぎながら、圧倒するくらいにかわいい衝撃を見せてきた。みんな笑顔だ。６人とも、この場で自分を輝かせることを楽しんでいる。それが、彼女たちの歌声やパフォーマンスからしっかりと伝わってきた。メンバーたちに「あのねギブミーギブミー内緒のChu!!」「でもキスミーキスミーまだ足りない」と愛らしく歌われるたびに、ハートの鼓動が早くなる（鳴る）。ドキドキときめいた思いを一つに重ねあわせてパフォーマンスをする姿が、胸をずっとくすぐっていた。

　大きく手を振りながら歌いだした『笑顔になれ』でも、6人は少し甘えた素振りを見せながら、ときめく心のチューニングをみんなで一つに合わせ、素敵な笑顔でせまってきた。舞台の上でくるくると舞い踊る彼女たちの姿に、ドキドキが止まらない。6人の笑顔にこのままギュッと心をつかまれていたい?!この曲で彼女たちは、愛しい人に向けて「笑顔になれ」と伝えてきた。終盤には、6人が一緒に肩を組みながら歌う場面も登場。その姿に眩しい青春模様も感じていた。

『クラウドメンタリー』は、エレクトロでダンサブルな跳ねたアップチューン。躍動する楽曲に乗せ6人は、愛らしさそのままに。でも，挑発するような様も見せていた。強い言葉の数々を、目の前にいる一人一人の心へ突きつけるように歌う姿へ気持ちが惹かれる。楽曲に乗せ、次々と激しいダンスを見せるところも魅力の一つ。間奏での一体化したダンスパフォーマンスも、嬉しい見どころだ。落ちサビでの愛らしい表情から、ふたたび力強く攻める姿へ変わる様にも興奮を覚えた。その様に触れ、場内のあちこちから熱い声が上がっていたのも納得だ。　　

　MCでも、一人一人の自己紹介に向けて、フロアのあちこちから熱い声が飛び交う。そこからも、彼女たちへの期待が伝わってきた。ときどき稲光し、雷の音が鳴り響くのも、自然が彼女たちに届けた素敵な?!演出だ。

次に披露したのが、攻めたアップチューンの『もみくちゃコモンセンス』。メンバーたちは楽曲が始まるのに合わせて、いきなりツーステを踏み出した。その様に触れ、フロアのあちこちからも熱い声が飛び交う。歌が進むごと、彼女たちの声が熱を帯びてゆくのが伝わる。わちゃわちゃ弾けた楽曲の上で、かわいらしさを見せながらも、終始激しくパフォーマンス。途中には、手にしたタオルを振り回して観客たちを挑発。間奏では、メンバーと観客たちが一緒に身体を折り畳む場面も出てくるなど、6人と一緒に思いきり騒げる楽曲なのが嬉しい。とくに、メンバーと観客たちがツーステを踏みながら共に熱狂へ向かって駆けだしてゆく様は、観ているだけで胸が熱くなる。

一体化した6人の晴れた明るい歌声から始まったのが、『美味なエブリデイ』。触れた瞬間から胸がキュンキュンと鳴る楽曲だ。6人はカラフルでポップに弾けた曲に乗せ、眩しい青春の一瞬一瞬を楽しむように舞台の上ではしゃいでいた。その姿が、とても愛らしい。ときにメンバーみんなで肩を組み、大きく手を振り合えば、その場にいる人たちも一緒に振りを真似ていた。ともに幸せを噛みしめながら、素敵なパーティ気分を味わえる楽曲だ。一緒にわちゃわちゃ弾けられるのも最高だ。

　MCではメンバーみんな、いろんな苦難を乗り越え、ふたたび、KAIJU ON THE STAGEという新しい姿でアイドル活動をしていけることに嬉しさや喜びを覚えていた。彼女たちがKAIJU ON THE STAGEを通して、どんな新しい夢を叶えていくのかが楽しみだ。いや、KAIJU ON THE STAGEが、どんな見たことのない未来の景色を見せてゆくのかに期待したいし、6人と一緒にいろんな夢を叶えたい。

　最後のブロックは、後ろ向きの姿からスタート。蝉の声へ誘われるように、6人が元気いっぱいに駆けだした。彼女たちは『地球丸ごとI♡YOU』を通し、早口で歌いながら、どきどきする気持ちを次々届けてきた。華やかに駆ける楽曲に乗せて軽やかに歌い踊る6人の姿が「大大大大大好きだ」。ドキドキとした胸の鼓動に合わせるように疾走する楽曲の上で、一人一人が胸の内に抱いた恋心を「君が大大大大大好きなんだ」と元気に歌う。その姿がとてもチャーミングだ。

「あのねギブミーギブミー内緒のChu!」「ヤバくなってキャッとなってなんちゃって」と、南雲えれなと薄倉里奈が歌う声を合図に、最後にKAIJU ON THE STAGEはふたたび『ギミキス♡ダーリン』を歌唱。先ほど以上に愛らしさを振りまきながら歌う姿に、胸がキュンキュン高鳴るからだろう、場内のあちこちから熱い声が飛び交い続けていたように、みんなが6人に夢中なっていた。彼女たちの歌声のKISSはとても甘そうにみえて、意外とメラメラしていた。次第に強くなる雨など気にすることなく、最後の最後まで元気と愛らしさを満載したパフォーマンスを見せながら、KAIJU ON THE STAGEは、この場に素敵な始まりの景色を描きだしていった。

　さあ、ここから始まったKAIJU ON THE STAGEの物語を、これから一緒に追いかけようじゃないか！