FEATURE
22/7(ナナブンノニジュウニ)「Fivesta」@西新井文化ホールの公式ライブレポートが到着!

22/7(ナナブンノニジュウニ、通称「ナナニジ」)の2期生5人による『22/7 LIVE「Fivesta」』が、5月24日、西新井文化ホールで開催された。
本公演は、メンバー自らセットリストや演出をプロデュース。また、今年2月に初めて共演を果たしたソニーグループの最新技術「groovots(グルーボッツ)」を使用したキャラクターとの再共演を始め、堀口悠紀子氏協力のもと実現したキャラクターの独白、2期生のために制作された楽曲の初披露、足立区からのオファーで実現した明日のステージを夢見る少女たちを導く企画など盛りだくさんな内容で、5人の確かな成長と絆、そして未来への強い思いを感じさせた祝祭の模様をレポートする。
頼れる同期と、愛するキャラクターたちと――。22/7の未来へつなぐ〝希望〟の絆
ステージに立つ5本のスタンドマイク。開演に先駆け、5人の演じるキャラクターが海辺でライブ直前の思いを交わすというこの『Fivesta』のキービジュアルイラストを彷彿とさせる朗読劇が行われた。先輩たちと一緒に撮影をした思い出を振り返りながら「いつか、私たちにも後輩ができたら……」と想像する5人。「何が起きても、曇り空はいつか晴れますから」「そして、希望をつないでいくんだね」「私たちが、ね」と笑い合う。そうしてあたたかな気持ちに包まれた会場に衝撃が走ったのは、諸注意を告げるアナウンスだった。22/7として初の「カメコ席」を設けたことに留まらず、なんと1曲目からスマートフォンでの撮影を可能としたのだ。
これから何が行われるのかまったく想像のつかない混沌感を高める『Overture』が流れる中、マリンルックを基調とした衣装をまとった5人が颯爽と登場。立ち昇る朝陽を背にしたかのような光に眩しく輝きながらグループ加入後、初めて参加したシングル『曇り空の向こうは晴れている』で祝宴の幕を上げた。続く『世界中で歌おうぜ』では、ゲーム『アイドルマスター』シリーズのアイドル・如月千早の武道館単独公演「OathONE」に導入されたことでも話題の、ソニーグループ開発のエンタテインメント向け群ロボットシステム「groovots」が登場した。今年2月に同会場で開催された『ナナニジライブ in ジャパンフェスタ』以来の共演となる「groovots」には、メンバーとお揃いの衣装を身に纏った5人の”ちびキャラ”が投影され、姿を現した。22/7のキャラクターモデルが”ちびキャラ”化するのは今回が初めて。再びの共演に気持ちを高ぶらせたメンバーはタオルを振り回し、椎名の煽りでさらに畳みかけると、会場の一体感は序盤からマックスに達した。
また『謎の力』でこぶしを突き上げて盛り上げたかと思えば、なんと『好きと言ったのは嘘だ』で客席に降りて練り歩きながら愛を伝えるというサプライズを繰り広げ、会場を興奮の渦へ巻き込むのだった。
かわいらしく動き回るちびキャラと共に行われた自己紹介。5人は、ライブグッズの「推しメンTシャツ」を着たファンが作り出すカラフルな景色を前に、本公演がソールドアウトした喜びを伝える。ここで撮影可能タイムが終了したのだが、ファンがスマホを下ろしたか確認した椎名桜月のふざけ方がまるで先輩の天城サリーのようだと指摘される場面が笑いを誘った。
これまでの22/7のライブにはなかったものを新しく打ち立てた5人の姿は自由を求める『不確かな青春』の歌詞とも重なるドラマを感じさせる。その青春模様は『ポニーテールは振り向かせない』でせつなく深まり、また一転してSF的世界観の中『絶望の花』で毅然と咲き誇る。5人という少ない人数ながら、まるで個性の違う奇跡的なバランスと豊かな表現力によって加入前の楽曲が再構築されていく様に感動すら覚えた。
悩みに悩んで組んだという今回限りのユニットパートも、個性が発揮された見どころの一つ。相川奈央と月城咲舞というダンスを得意とする2人に、艶のある歌声が魅力の椎名という3人で鮮烈に披露された『赤いバラの理由』。麻丘真央と望月りのというグループでも屈指の「かわいい」を極めた2人の『好きになるのは自由だし...』では、ふんわり甘いひとときに頬がゆるんだ。
やがて、ファンと同じように自分たちの顔がプリントされた推しメンTシャツに着替えた5人はステージに6人の少女を呼び込む。同会場で今年2月に開催された「ジャパンフェスタ」をきっかけにした西新井との親交のなかで、足立区からのオファーを受けて実現したコーナーだ。これまで根室市で地域おこしライブを開催したり、天童市で一日駅長を務めるなど各地域からのオファーにより地元に密着した活動を行ってきた22/7だが、今回は講師となったメンバーがダンスを教え、共に満員のステージに立つという子どもたちに夢を与える企画となった。約2ヶ月のレッスン期間を経て今日という日を迎えた少女たちは、キラキラと瞳を輝かせながら『半チャーハン』と『あなたでなくちゃ』の2曲を披露。ポジティブなパワーに溢れ会場をさらなる熱狂に包み込む。
ルージュのメンバーカラーをまとった月城をセンターにした『ロックは死なない』。ヒーロー感が熱く、乗り越えてきた試練の数々がまぶたに浮かぶ。事前にレクチャー動画を公開しファンと一緒に踊る企画とした『Why are you crying?』では、相川の厳しい喝が飛ぶ中、パラパラダンスで会場が一つになる。『YESとNOの間に』は、麻丘を先頭に夢に向かって走る姿が清々しく、望月の満ち足りた笑顔にも癒された。
そして、あっという間に迎えてしまった本編ラストナンバー『未来があるから』。椎名の透き通った歌声は美しい流線を描いて、心に触れていく。最後に5人でピースを合わせて形作った一つ星の輝きは、同期の絆の証であり、22/7を未来へと連れて行く標ともなるに違いない。
「Fivesta!」という本公演ならではのアンコールの呼び声に応えて再登場した5人は、加入後、初めて袖を通した『曇り空の向こうは晴れている』の衣装を着用しており懐かしさに目が潤む。一列に並んで力強く波打つ『空のエメラルド』は、初期のメンバーたちが必死に何かを掴もうとしていた物語が5人の中にも息づいていることを感じさせた。そして――。「『2期生』と呼びますとは言われていなかったし、期別曲が欲しいと思うことすらおこがましいと思っていました。この5人で、この機会に初めて披露できることが本当に幸せで、大切な曲です」という椎名の言葉に会場中が息をのむ。3期生を迎えたことを機に、2期生と呼ばれるようになった今の彼女たちのために制作された楽曲『お姉ちゃんだから』。メンバー自身が関わっているという振りには、彼女たちにとって特別な曲へのオマージュも感じられる。互いに顔を覗き込み、ときに頭を撫でたり、微笑みを交わしながら歌い継ぐ中に込められた思い、彼女たちだけの物語が胸を打った。歴代の修業の場である定期公演同様、最後は『循環バス』を披露。そこへ登場したのは、5人の等身大キャラクターたちだった。
キャラクターたちの姿は浮かんでは消えて、どんなときも彼女たちと存在を共にしていることを伝えるかのようだった。
そして、5人がいなくなったステージではキャラクターによる独白が行われる。いつか卒業してしまうかもしれない先輩や、それぞれの道を歩むことになった3人の同期生たちへの思いと共に初めて語られることになった繊細な内面は、どこかリアルメンバーともリンクしつつ独自のバックボーンが描かれていた。その理由は、後にメンバーの口から明かされることとなる。ひとえにキャラクター愛を持って活動してきた彼女たちだからこそ作り上げられたステージだったのだ。
Wアンコールで歌われた『曇り空の向こうは晴れている』は1曲目のときよりもいっそう、それぞれのセリフの輪郭が際立って響く。それは、初期メンバーのイメージとは真逆と言ってもいい明るさで新たな色を加え、22/7の第二章へとページをめくったときの衝撃を思い出させるものだった。「希望っていうのは人から人へ繋げて行くものなんだ」――。その言葉は、過去の彼女たちから今の彼女たちへと繋げられたメッセージのように確信に満ちている。
断片にはなるが、全員の言葉をここに残したい。
「みなさんの期待を越えられるか不安で緊張もしていましたが、1曲目でメンバーの笑顔を見てスッと気持ちが落ち着きました。この同期がいなかったら、ここまで続けられなかったなって思います。これからもずっと一緒に活動していきたいと思うので、よろしくお願いします」(麻丘)
「私たちが加入したときは先輩方の背中が本当に大きくて、一緒に活動できることが幸せでした。そんな先輩方の背中を越えられるよう努力してきて、こうしてみなさんの前でパフォーマンスできることがすごく幸せです」(月城)
「どのイベントもライブもそうですが、本当に〝人々〟の温もりとか力、ありがたみをより一層感じたライブでした。みんなにも、一緒に活動してくださってありがとうございますという気持ちでいっぱいです!」(望月)
「このライブが決まったとき、どうしても私たちのキャラクターの何かを残したくてスタッフさんにはいろいろと無理難題をお願いしました。私たちのキャラクターの設定はすごく自分たちに近くて、それも嬉しいことだけど、(先輩たちのキャラクターのように)公式の設定が欲しいと思っていたところ、堀口悠紀子先生が独白を書いてくださったこともその一つです。みんながどうにか実現しようと頑張ってくれて、一から作ったライブなので、本当に大切で幸せな思い出になりました」(椎名)
「誰かがやりたいと言ったことをどうにかして実現しようとしてくれるメンバーやスタッフさんがいて、実現したものを見たいと思ってくださるお客さんがこんなにいて、それが本当に私は嬉しいです。みなさんへの感謝の気持ちをステージで返すことが、私の義務であり権利でもあると思っています。スタッフさんたちにも『この子たちと歩みたい』と思ってもらえる、そんな私たちになれるように5年目から6年目、7年目も頑張っていきたいです」(相川)
他のメンバーが挨拶をしている中で、涙を拭くために舞台袖に引っ込んだ麻丘が何やら相談をしてきた様子……。その結果、何とこの日三度目となる『曇り空の向こうは晴れている』、さらに『YESとNOの間に』という2曲を急遽追加することに!最後の最後まで、メンバー手動で作り上げた2時間半。5人の名前を呼ぶコールで会場が一つになり、彼女たちらしい明るく笑顔いっぱいに満ちた光景の中で終演を迎えたのだった。
これまでへの感謝と、これからへの決意が感じられた盛りだくさんのステージ。5人はより固く結ばれた結束のもと、初期メンバーの背中を押し、3期生の手を引いて進んでいくだろう。再び、15人が一つになる日――。今年11月7日の開催が発表されている、約4年ぶりの東京国際フォーラム ホールAでの公演「22/7 ANNIVERSARY LIVE 2026」が待ち遠しい。
文責:キツカワトモ 写真提供:ソニー・ミュージックレーベルズ

©22/7 PROJECT
<イベント概要>
22/7 LIVE「Fivesta」
会場:西新井文化ホール
日程:2026年5月24日(日) 開場15:00/開演16:00
《セットリスト》
- M0 Overture
- M1 曇り空の向こうは晴れている
- M2 世界中で歌おうぜ
- M3 謎の力
- M4 好きと言ったのは嘘だ
- M5 不確かな青春
- M6 ポニーテールは振り向かせない
- M7 絶望の花
- M8 赤いバラの理由
- M9 好きになるのは自由だし...
- M10 半チャーハン
- M11 あなたでなくちゃ
- M12 ロックは死なない
- M13 Why are you crying?
- M14 YESとNOの間に
- M15 未来があるから
- EN1 空のエメラルド
- EN2 お姉ちゃんだから
- EN3 循環バス
- ↓
- WEN1 曇り空の向こうは晴れている
- WEN2 曇り空の向こうは晴れている
- WEN3 YESとNOの間に
<イベント情報>
22/7 ANNIVERSARY LIVE 2026 開催決定!
会場:東京国際フォーラム ホールA
日程:2026年11月7日(土) 開場18:00/開演19:00
《チケット》
指定席:9,900円(税込)女性エリア:9,900円(税込)
車椅子席:9,900円(税込)
《オフィシャル2次先行》
期間:2026年5月23日(土)12:00~2026年6月7日(日)23:59
お申し込みはこちら ⇒https://l-tike.com/227/
<22/7(ナナブンノニジュウニ) - Profile>
秋元康総合プロデュース、Sony MusicとANIPLEX がタッグを組んだデジタル声優アイドルプロジェクト 22/7(ナナブンノニジュウニ)。日本を代表する有名クリエイターがてがけたキャラクターを演じる声優アイドルを募るオーディションで結成された。
22/7(ナナブンノニジュウニ)公式HP http://www.nanabunnonijyuuni.com/
22/7(ナナブンノニジュウニ)スタッフtwitter https://twitter.com/227_staff
22/7 計算中 Twitter https://twitter.com/227keisanchu
