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2025.04.22
Appare!/工藤のか

Appare! 工藤のか卒業公演開催 6年半の活動から新たなステージへ歩みだす 私が好きなAppare!を、みんなはもっと好きでいて欲しいです!

2025年4月19日(土)、 「工藤のか卒業公演」がヒューリックホール東京にて開催された。
アイドル・工藤のかとして約6年半の活動の幕を閉じ、新たなステージへ歩み出した。
工藤のかがグループに加入したのは、2018年12月8日。まだ、改名前の「天晴れ!原宿」の時である。 最初は、軽い気持ちで「天晴れ!原宿」のオーディションを受け、加入することになった。 人前に出ることも苦手、ダンスも苦手で、先生に「辞めた方がいい」と言われるほどで、とアイドルには不向きと思われた。 しかし、メンバーが本気でアイドルに向き合う姿を見て、苦手を上回る強い責任感と使命感で克服し、グループの一員として懸命に努力してきた。

VS野音そして、大雨で開催が危ぶまれた日比谷野音でのライブを成功させる頃には、「Appare!を知ってくれて応援してくれていること、本当に感謝しています!! 日比谷野音は伝説のライブだったと思います!でも、さらにステップアップできるように気を引き締めて頑張ります」と更なるステージを目指すほどに、Appare! とファンが、彼女の中で大切な存在になっていた。
そして、2024年8月16日。Appare!が必死になって辿り着いた武道館公演が台風で中止になった時には「これまでも、みんながいてくれたから頑張れたし、これからも みんなと一緒に頑張っていきたいと思います」と、その大きな瞳に涙を溜めながら語った。
そこから約半年後の2025年1月29日には悲願の日本武道館のリベンジ公演を開催する事ができた。この公演にて、本人が好きだと公言していた『汽水ガール』を歌った時には「みんなに歌詞を伝えたい」と語り、さらに「ファンのみんながどんな時も味方でいてくれてよかったです。Appare!を、自分のことのように喜んだり泣いてくれたり。そんな仲間がいることはとても幸せです」と、ファンとの絆を大切な宝物にしてきた。

そんな、「Appare!・工藤のか」でいられる最後の卒業公演が、4月19日にヒューリックホール東京にて開催された。

SEと共に登場したのは工藤のか1人。ステージのスポットライトにひとり照らされ、真っ直ぐに会場のファンを見つめ『Our Music』をアカペラで歌い出す。一小節を歌い「最後までみんなで、歌をみんなの心に届けたいと思います」と宣言すると、登場したメンバーの衣装が歴代の工藤のかの衣装というサプライズからライブがスタート。
『OSHIOSHIO』での自己紹介パートにて七瀬れあが「推しポイントはロングツインテール」と言うが、今日は全員が工藤のかをイメージした髪型にしているので「じゃなかった(笑)」というシーンも。
『ぱ ぴ ぷ ぺ POP!』『好きだ、まじで!』『ダフネ』とポップで明るく楽しい楽曲が続く。卒業公演を明るく楽しいAppare!らしいライブにしたいというイメージが伝わってくる。
最初のMCでは、工藤のかが自己紹介で久々にコール&レスポンスをすると、会場のファンから盛大なレスポンスが返り、早速泣きそうになってしまう。そして、ステージの装飾の話になり、センターのフラワーアーチは工藤のかの希望で、Appare!のメンバーカラーで7色になっていると明かされた。
MCが終わり6曲目は、この7人体制がスタートした時の楽曲『約束の続き』だ。会場と配信を観ているファンたちには、たくさんの思い出が思い起こされたに違いない。次は昨年の夏、日本武道館公演が台風で中止になった時にYoutube配信で披露した『大快晴ボンボヤージュ!』と、Appare!を推し続けた人にはエモすぎる楽曲が続く。
グッとくるモードから一転、『あっぱれサマーっ!!』『カラフルミラクルディスカバリー』とアップテンポな楽曲になりボルテージをあげていく。ここで盛り上がり鉄板曲のひとつ『キミだけのワンダーランド』となり、会場のファンたちから全力で「僕らいはいつも以心伝心」とコールがされる。
再びMCとなると「の〜かちゃん、の〜かちゃん」と大きなコールがあって凄かったとメンバーたちが語る。
ここで工藤のかから気持ちが語られる。「Appare!になった時は自分に自信が無かったけど、みんなのおかげで自信が持てるようになってました。みんなのおかげです。私がいなくなってもAppare!をずっと推してほしいと思います。私が好きなAppare!を、みんなはもっと好きでいて欲しいです」
その気持ちを受け止めた会場は大きな拍手に包まれた。
そして、ロングスカート姿だった工藤のかがスカートが取り外すと、ミニスカートの衣装姿に変身する。そんな工藤のかから会場のファンに「紫のペンライトにしてくれてありがとう。でも、ここからは推しの色にして欲しいです。7色のペンライトをみたいです」とお願いする。このお願いに答えて、ファンたちが推しのカラーに変え7つの色が会場に煌めく。
もう、この公演もラストパートとなる。今まで煽りをしてこなった工藤のかが、同期の藍井すずの煽り「お前らの手とその足、何のために付いてんだよ!踊るためについてんだよー!いくぞ〜〜!! 『アッパライナ』!」と叫ぶ。
 ここからはAppare!といえば「最高に盛り上がるライブ」を体現する楽曲が続く。『アイネクライネ幼き恋だね』『虹をかけろ!』『Summer spit!』『絶対猛信デイドリーマー』とこの日最高の盛り上がりを見せた。
もう残すところ、あと1曲となる。
「次が、Appare!の工藤のかちゃんの最後の曲です」と工藤のかが告げ『新世紀ヒットパレード』がスタートする。思い残す事がないように、Appare!もファンも全力で気持ちを込めてこの曲を楽しむ。朝比奈れいの「わたしたちAppare!は永久に不滅です」のフレーズが全員の胸に刺さったに違いない。

そしてこの公演ラストは、橋本あみ→藍井すず→七瀬れあ→藤宮めい→永堀ゆめ→朝比奈れいと、個別に花と想いの言葉が贈られてた。
最後に「私は、みんなのことを言葉にできないほど大切に思っています。この6年半、ありがとうございました」とファンに感謝とお礼の言葉を伝えてステージを後にした。
これで「工藤のか卒業公演」は終わるはずであったが、ファンからの熱いアンコールに応えて急遽『本日は晴天なり』を披露し、これが本当に7人のAppare!の最後の曲となった。
全16曲+1曲を終え、7人で声を揃えて最後の「Appare!でした。ありがとうございました」と挨拶がされ「Appare!・工藤のか」から「工藤のか」になった。

しかし、6年半で紡いだファンやメンバーとの絆は切れる事はないはずだ。新天地で辛い時、くじけそうな時には、この絆が彼女を支え明るい未来へ導いてくれるだろう。
新体制となるAppare! 、そして 工藤のかをこれからも、応援してほしい。


LIVE

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《セットリスト》
SE
1:Our Music
2:OSHIOSHIO
3:ぱ ぴ ぷ ぺ POP!(short ver.)
4:好きだ、まじで!
5:ダフネ繋ぎ
MC
6:約束の続き曲振り
7:大快晴ボンボヤージュ!
8:あっぱれサマーっ!!
9:カラフルミラクルディスカバリー
10:キミだけのワンダーランド
MC
11:アッパライナ
12:アイネクライネ幼き恋だね
13:虹をかけろ!
14:Summer spit!
15:絶対猛信デイドリーマー
SMC
16:新世紀ヒットパレード
アンコール
17:本日は晴天なり
 

アー写
■Official Site
https://appare-official.jp