釣りをやるということは、釣った魚をさばいて、料理にして食べるまでが大事。そこまでしっかりできる人になりたい。

　りあくしょん☆バイトのメンバーとして活動中。メンバーのソロインタビュー・シリーズ。ここでは、彩恵みくのインタビューをお届けしよう。

――まずは、応募の経緯から教えてください。

彩恵みく  わたし、もともとアイドルが好きで、アイドルになる夢を持っていました。加えて、わたしは宮城県の沿岸部出身。幼い頃から、海は身近な存在…というか、遊び場。だから、「釣りガール×アイドル」という募集内容を見た瞬間、応募しない選択肢はわたしの中にはなかったです。これが、アイドルだけなら躊躇していたと思いますけど。そこへ「釣りガール」という言葉が加わっていたのは大きかったですね。

――昔から、釣りにも親しんでいました?

彩恵みく  うちのおじいちゃんが釣り好きで、よく一緒に釣りに出かけていました。と言っても、わたしはかかった魚を釣り上げるときにリールを巻く係。それ以外はずーっと、釣っているおじいちゃんの側で遊んでいたから、釣りについて行っていただけで、釣りをしたことはなかったです。

――アイドルに憧れたきっかけも教えてください。

彩恵みく  わたし、「Hello! Project」が好きなんですね。わたしの場合は、YouTubeを通して「Hello! Project」さんのいろんな動画を見ていく中、キラキラ輝く女の子たちに憧れを抱き、いつしか「わたしもアイドルになりたい」と思うようになりました。ただ、田舎に住んでいたこともあって、なかなか踏み出す勇気がなかったところ、今回踏み出せたのも、アイドルと釣りガールという二つの要素があったからでした。

――アイドル活動へ踏み出したことで、気持ちの面での変化もいろいろと現れています?

彩恵みく  メンバーみんなかわいいじゃないですか。わたし、田舎出身だから、早くみんなのように「キラキラした自分になりたい」ことから、もっともっと自分磨きをしなきゃと食事に気をつけたり、筋トレも始めました。細かいことですけど、これからは人に見張られる機会が増えるから、たとえば買い物へ行ったときにも、人に綺麗に見られるようにと背筋をピンと伸ばして行動をするなど、そういうところにも意識を向けるようになりました。

――アイドルとして必要な心がけは、何だと思います?

彩恵みく  笑顔を絶やさないこと。わたし、もともと明るく元気な性格だから、誰に会ってもつねに元気で明るくいようと、より心がけるようになりました。

――明確な夢や目標が生まれると、自分自身にもいろんな変化は出てきます?

彩恵みく まだまだですけど、以前と比べたら変わってきたなと自分でも感じています。とくに意識面での変化は大きいです。

――釣りへの興味はどうですか?

彩恵みく  小さい頃はリールを巻くだけの釣りでしたけど(笑)、なかなか釣れないもどかしさも含めて楽しむおじいちゃんの姿を間近で見ていたから、それを今度は自分がやるんだと思えたら楽しみです。

――魚はさばけます?

彩恵みく  わたしの実家は沿岸部ということから、食卓には毎日のように海産物が並んでいたし、お魚を食べるのは日常でしたけど…。実家には母親という最高の料理人がいたから、わたしが包丁を持ってやることといえば、母親が切り身にしたお魚を一口サイズに切るくらい。それも、つまみ食い要員とてしてやっていたことだから、魚をさばくのはこれから覚えます。釣りをやるということは、釣った魚をさばいて、料理にして食べるまでが大事。そこまでしっかりできる人になりたいです。

――りあくしょん☆バイトという名前の由来は知っていました?

彩恵みく  いえ、意味を聞くまで知りませんでした。わたし、最初はリアクション芸を求められるアイドル活動なのかな?と勘違いしていました(笑)。でも、リアクションは得意だから、何かあったらリアクションしようと思っています(笑)。

――みくさんが、りあくしょん☆バイトに期待していることとは?

彩恵みく  メンバーみんな個性的だから、そこを上手く生かせたら、すごく個性的なのにバランスの取れたグループになれるなと思っています。互いの魅力を生かしながら、そのうえでまとまりのあるグループになれたら最高ですよね。個人的には、自分がパワフルな存在でいることで、まわりの人たちにも元気を与えていけたら…。アイドルは、みなさんに元気を与えるお仕事ですから、そこは上手く自分の天職にしていけたらなと思っています。

photo：清田大介　/text：長澤智典