6月17日(土)に渋谷DAIAで行うI-GET主催イベント『Venus Connection』より、Venus Parfaitがついにライブ活動をスタートさせる。この日は、READY TO KISS・放課後プリンセス・THE PINK MICROPHONE・BABY TO KISS (Opening Act) が共演。さらに、6月10日(土)より『Dream Again』と『Private Lesson おしえてあげる』の2曲が配信になる。彼女たちが今、どんな気持ちでデビュー公演を迎えようとしているのか、4人の言葉を紹介したい。 

 

このユニットを立ち上げた身としては、本当に「始めて良かったな」と思っています。

――Venus Parfaitの結成を発表したとき、身近にもいろんな反響の声は返ってきていました?

森のんの  反響はすごいですね。今までアイドル活動をやっていた人たちが復活するとあって、喜んでくれる方々はとても多かったです。だからこそ、ライブ本数を絞った形でとはいえ、その期待に応えられるように活動をしていきたいなと思いました。

一ノ瀬杏樹  元READY TO KISS・SAY-LA・スルースキルズのメンバーが集まっていることから、「えっ、このメンツが揃うの?」という嬉しい声を聞くたびに、新たなグループの誕生をみんながワクワクしながら待っててくれてるんだと感じることが出来ました。その声を聞くことで、私たちも、ふたたびアイドル活動を行う楽しみが余計に沸いてきました。だから、6月17日のライブが今から楽しみです。

辺見レナ  わたし、ちょうどゴールデンウィークの時期に、スルースキルズの10周年を祝うライブにも参加したんですけど。その日のライブを観に来てくれた人たちから、「Venus Parfaitのライブも観に行くから」「絶対に観に行く」という言葉をたくさんいただけたのが嬉しくって。スルースキルズの場合、READY TO KISSさんやSAY-LAさんとの接点がなかったからこそ、この3グループのメンバーが合体することが楽しみなんですけど。ただ、スルースキルズのメンバーたちは、ファンの方々にずっと罵られ続けてきてたから、それがどうなっていくのか…。

3人  えーっ、そうなん(罵られてたん)だー!!!

辺見レナ  そう、スルースキルズは、ライブに出るたびに「ブス!!」「バカ!!」「帰れ!!」など、いっつも罵られれば、それがスルースキルズのライブスタイルとして定着し続けていました。だから、わたしのアイドルとしての経験って罵られてきたもの。でも、Venus Parfaitは"大人の女性"を魅力にしながらも、そこは純粋にアイドルしているから、その(罵られる)声がなくなってしまう活動って一体どんな感じになるのか、わたし自身もまだつかめないように、そこも楽しみです。 

――Venus Parfaitのライブ会場で、いきなり「ブス!!」「帰れ!!」の声が飛んだら、3人が驚いてしまうんじゃない??

森のんの  びっくりしちゃう!!びっくりしちゃう!!(驚きすぎて、言葉を2回繰り返してました)

辺見レナ  わたしも、ファンの人たちも、ずっと罵り、罵られ続けての関係性できていたから、その関係がなくなってしまうことへ互いに戸惑っていると思います。あっ、でもどうだろう??わたしは、どんな風に声をぶつけてくれるのか楽しみにもしています。

河合風花  わたし、SNS上への書き込みで「活動するかも」とちょっと匂わせていたから、「待ってました」という声から「チケット取りました」という報告まで届いています。他にも、今のメンバーと一緒に活動を始めたことで、それぞれのファンの方から感謝やお礼の言葉をいただきました。このユニットを立ち上げた身としては、本当に「始めて良かったな」と思っています。

森のんの　こちらこそ、ありがとう!!

――すでに、元アイドルの方々からもリアクションが届いているんですよね。

河合風花  「わたしもやりたいです」という声もけっこう届いているから、私たちも、今後どうVenus Parfaitが進化していくのか楽しみです。

それは、勝手にえっちな目でこの歌詞をみているからじゃないですか?

――6月17日(土)に渋谷DAIAで行うI-GET主催イベント『Venus Connection』より、Venus Parfaitのライブ活動がスタートします。しかも6月10日(土)より、『Dream Again』と『Private Lesson おしえてあげる』の2曲が配信リリースにもなります。それぞれの楽曲の魅力も聞かせてください。

森のんの  じゃあ、まずは『Private Lesson おしえてあげる』から教えてあげますね。わたし、普段はグラビアアイドルとして活動をしていることから、「セクシー」「えっちなお姉さん」という認識が強いんですけど。その印象と強く重なるのが『Private Lesson おしえてあげる』になります。SAY-LAのときのイメージとは真逆の曲調だから、聴いてもらえたら嬉しい驚きを覚えてもらえると思います。

――「一対一で手取り足取り 特別個人授業」など、歌詞がとてもえっちですよね。

森のんの  えっ、そうですか?それは、勝手にえっちな目でこの歌詞を見ているからじゃないですか?『Private Lesson おしえてあげる』は、いろんな受け止め方の出来る歌詞だから、その人自身の心模様が見えてくるのが特徴なんですね。だから”えっち”と思った人は、その人自身が"えっちな人"なんだと思います。

――そこ、お願いをしたら、もうちょっと詳しく教えてもらえます?

森のんの  ライブに来ていただいたら、何でも教えますよ。

――『Private Lesson おしえてあげる』は曲調や歌い方の面で妖艶さも出ているじゃないですか。そこも、Venus Parfaitの魅力ですよね。

森のんの  "大人の女性だからこそ"という雰囲気は出ていますよね。Venus Parfaitの中、セクシーな大人の女性は、わたしが担当させていただければ良いかなと思っています。大人の女性にも、いろんなタイプがあるから、そこは、各メンバーそれぞれの"らしさ"を感じてください。

――続いては、杏樹さんの『Private Lesson おしえてあげる』についての思いを聞かせてください。

一ノ瀬杏樹　わたしも、READY TO KISSで活動しているときには表現していなかった、大人の色気全開の楽曲という印象です。だから、この歌を聴いた人たちからどんな反響が返ってくるのかすごく楽しみです。ただし、わたし自身が、READY TO KISSとして活動をしている頃から、ブリブリのアイドルキャラではなかったから、むしろ、こういう曲調のほうが合っているのかなとも思えました。ダンスパフォーマンス面でも、『Private Lesson おしえてあげる』の曲調にぴったりのセクシーさも出しているから、そこにも注目してください。

――杏樹さんも、歌詞のように「酸いも甘いも」知っている方?

一ノ瀬杏樹  そうですね。READY TO KISSを卒業してから、いろんな酸いも甘いも感じる経験を重ねてきたから、その味を出せる大人の女性になっていますし、そこをライブでは感じてもらえたらなと思っています。

――レナさんも、これまでとはガラッと変わった印象を与える楽曲になりましたよね。

辺見レナ  だいぶね(笑)。わたし、スルースキルズ時代には"うざちょす担当"だったから、Venus Parfaitで見せている"大人の女性"とはだいぶかけ離れていました。だから、これまで応援してくれているファンの方々は「こんなにも大人の女性の楽曲を歌うの?!」と驚くどころか、「オドオドしちゃうんじゃないの??」と思ってしまうほど。わたしのファンには、割と"ドM"の人が多いから、Venus Parfaitでは"ドS"感も出せたらなと思っています。 

――普段のレナさん自身は、けっして"S"寄りではない??

辺見レナ  わたしですか??残念ながらSっ気はないです(笑)。だけど、『Private Lesson おしえてあげる』の中では、なるべくドS感を出してせまろうとは思いますけど。ただし、ドエロな感じではないです(笑)。ダンス面にはちょっとセクシーな振りも多いから、そういうところで攻めた大人の色気を出せていけたらなとは思っています。

――レナさんファンにとっては、新しい面を見れる楽曲だ。

辺見レナ  Venus Parfaitとして活動をすること自体が、以前とはだいぶ色が異なるから、めちゃめちゃ新鮮だと思います。

――風花さんの、『Private Lesson おしえてあげる』についての印象も聞かせてください。

河合風花  わたしも、ドSで教えてあげるのではなく、優しくセクシーに教えてあげたいなと思っています。『Private Lesson おしえてあげる』の歌では、何度も「Baby  教えてあげる」と歌っています。もちろん歌詞のように「一肌脱いであげる」し、「Private Lessonで教えてあげる」気持ちでいるから、歌を聴きながらドキドキしてもらいつつ、「何を教えてくれるんだろう」と、そこは想像を膨らませながら期待していてほしいです。

――一体、何を「Private Lessonで教えて」もらえるのか…。

森のんの  そこも、受け取る側の想像次第です。ぜひ、いろんな妄想を膨らませてください。

河合風花  みんなが求めてくれたら、Lessonをしてあげますから。

――『Private Lesson おしえてあげる』こそ、まさに"大人の女性"らしさを発揮した楽曲ですよね。

森のんの  まさに、Venus Parfaitらしい楽曲だと思います。

ファンの人たちも、私たちと一緒にその"輝き"を求めてほしいし、共に"輝いて"ほしいなと思います。

――『Dream Again』も、これから始まるVenus Parfaitのメンバーの気持ちと、とてもリンクした歌になっていません?

河合風花  初めてデモ音源として『Dream Again』を受け取ったとき、「まさに、今のわたしの気持ちにピッタリ」だと思ったし、そのときに「あれっ、わたしプロデューサーの(石谷)光さんに、自分の気持ちを伝えてたんだっけ?」と勘違いしたくらい、わたしもそうだし、今のメンバーの気持ちにぴったりの楽曲だから、これからのVenus Parfaitの代表曲になりそうです。実際、今の自分の気持ちのまんま歌えましたからね。

辺見レナ  『Dream Again』の歌詞って、これまで私たちが経験してきたことや、だから感じている思い、新たにスタートする今の心境がその通りに出ているんですね。だからこそ『Dream Again』の歌詞は、じっくりと浸るように聴いてほしいなと思いました。しかも『Dream Again』は、私たちとファンの人たちも繋げられる楽曲。わたしも、めちゃめちゃ感情移入しながら歌いました。

一ノ瀬杏樹  わたしも、今の自分の心境とすごくリンクしした歌詞だと受け止めています。本当に感情を込めて歌えているし、歌詞に出てくる「君ともう一度」の"君"を、わたしはメンバーもそうだし、応援してくれるファンの人たちにも重ねて歌っています。歌いながら、わたし自身も君ともう一度あの場所で輝きたいし、夢の続きを見てみたい気持ちになれるんですね。だからこそファンの人たちも、私たちと一緒にその"輝き"を求めてほしいし、共に"輝いて"ほしいなと思います。

森のんの  人生の中、一人一人が主人公だからこそね。

――のんのさんの感想も、ぜひお願いします。

森のんの  曲調がまさにI-GETナンバーらしいし、すごくキャッチーな歌だから、ファンの人たちも受け入れてもらいやすいだろうし、ライブで一緒に盛り上がれる楽曲になりそうだなと思っています。歌詞も前向きな内容だから、私たちの再スタートにぴったりです。今はコロナ禍も落ち着いて、ライブで声出しも出来る環境じゃないですか。今の時期に、こういう前向きな曲を歌えるのも嬉しいですよね。

そこはちょっと…Privateなお話だから、さすがにLessionは(笑)。

――この2曲をライブで初披露する場が、6月17日(土)に渋谷DAIAで行うI-GET主催イベント『Venus Connection』になります。中には、共演者としてREADY TO KISSという、メンバーにとっては馴染み深いグループもスタートに花を添えています。

河合風花  それが嬉しいですよね。

森のんの  私たちが活動していた頃から月日が経っていることもあって、メンバーさんも変わっているから「初めまして」になる方々もいますけど。でも、よく知っているグループとまた一緒に出来るのって、嬉しいですよね。

――のんのさん、コロナ禍以降、初めてのライブになるんじゃないですか?

森のんの  わたし、コロナ禍で卒業ライブが出来ないままに卒業をしているから、そうなります。ただし、SAY-LA時代に打ち出していた"アイドルサイボーグ"の姿は、わたしの中ではSAY-LAの卒業と同時に封印しました。だからVenus Parfaitでは、またぜんぜん違った印象を持って楽しんでもらえると思います。ぜひ、"えっちなお姉さん、森のんの"としての姿を楽しみにしていてください。

河合風花  初ライブの告知をしたのが5月14日でしたけど。ようやく発表できたことで、嬉しいくらいに今はそわそわしています。

森のんの  ほんと、そうだね。Venus Parfaitとしての楽曲が出来上がり、曲に振りがついて、本格的にレッスンが始まれば、レコーディングやMVの撮影もやって。その合間での初ライブの発表だったから、どんどん再スタートが現実になってきているなぁというのを、私たち自身も強く実感しています。

河合風花  今も、限られた時間ですけど、みんなで集まりライブパフォーマンス用にと磨き続けています。だからこそ、デビューライブのときまでに"美しい大人の女性"としての完璧なパフォーマンスを見せようと、今も、メンバーといろんな話をしながら、楽曲も、グループとしてもブラッシュアップし続けています。

森のんの  大人の女性たちだからこその、いろんなお話をしながらね。

――そこは、教えてくれないのでしょうか?

森のんの  そこはちょっと…Privateなお話だから、さすがにLessionは(笑)。

Venus Parfaitは"罵るアイドル"じゃないから、「罵るのは駄目よ、ここの現場は違うのよ」と教えてあげようと思っています。

――ぜひ、初ライブに向けての意気込みも聞かせてください。

河合風花  私たちの再スタートというのもありますけど。新しいユニットのお披露目の場だからこそ、観に来てくれたみんなを惹きつけるパフォーマンスを見せていかなきゃと思っています。ぜひ、パフォーマンスしている中から見える大人のセクシーさに注目してください。

森のんの  私たち、ライブを見てくれた全員(のハート)を落とす気持ちで向かいますから。

――のんのさんにセクシービームを向けられたら…。

森のんの  百発百中えっちに落とします!!!!

辺見レナ  わたし自身は、スルースキルズ時代には対バンしてこなかったグループの方々との共演にもなるから、そこも楽しみなんです。何より、以前のグループのカラーとはまったく異なるからこそ、わたし自身が今、初心に戻ってレッスンの日々を過ごしているんですね。だからこそ、アイドルとしての初ステージのような新鮮を気持ちも胸に舞台に立とうと思ってるし、応援してくれているファンの方々にも、その新鮮さを見せていきたいんですけど。ただ、これまでとは本当にノリが違うから、今は、どうノリをつもうかもそうだし、ファンの方々がどんな風に反応してくれるのか、そこは不安と楽しみと両方あります。

――もし、罵る声が飛び交ったときはどうします?

辺見レナ  Venus Parfaitは"罵るアイドル"じゃないから、「罵るのは駄目よ、ここはスルースキルズの現場との違うのよ」と教えてあげようと思っています。

森のんの  私たち罵られた経験とかないから、そういう言葉が出てきたら、びっくりして固まっちゃうかも知れない…。

――杏樹さんの、ライブに懸ける意気込みもお願いします。

一ノ瀬杏樹  デビュー日が近づくにつれて、メンバーと集まる機会も増えたし、ライブの内容面でのディスカッションはもちろん。グッズについてのアイデアなども、メンバー内からポンポンと出てくるんですね。そこがすごく新鮮だし、スタッフさんも含め、お互いの意見や考え方の風通しがすごくいいから、わたしもそうだし、メンバーみんな自分を出しやすい環境で活動できています。だからこそ、すでにグループとしての熱量が高まっているのもすごく感じているし、「いいグループになりそう」という手応えを早くも感じています。ただ、わたし自身が緊張しいだから、本番当日のことを考えるたびに胸がドキドキしてしまうんですけど。でも、本番当日は緊張など見せることなく、優雅にセクシーに。それこそ"大人の余裕"を出したパフォーマンスで魅せていくつもりです。

――"大人の余裕"を見せてゆくのは大事ですからね。

一ノ瀬杏樹  そこなんですよね。もちろん、心の中では一生懸命に向かいますけど。そこは大人の女性のグループ、一生懸命さを表に出してしまうと格好よさがなくなってしまうからこそ、ステージ上では大人の女性としての余裕ある姿を見せていこうと思っているので、その姿にこそ注目してほしいです。

森のんの  当日は、広い心を持ってライブに向かいます。それにVenus Parfaitの毎回のライブは、みなさんへのLessionの場ですからね。

河合風花  いろんなことを「教えてあげる」場になります。

森のんの  MVも、2曲とも撮影をすれば、衣装も異なるから、ライブではどちらの衣装で登場するのかも、今後の楽しみになっていくと思います。

――楽しみにしています。最後に、風花さんにシメてもらいましょうか。

河合風花  今まで、それぞれに可愛いアイドルをやってきたメンバーたちが、こうやって集結。今度は、大人の女性の魅力を持って新たにみなさんにせまります。6月17日のデビューライブをきっかけに、みなさんに、"美しさ"と"色気"をたくさんお届けしながら、いろんなことを教えていこうと思っています。そのLessonが一体何なのか…。気になったら、ぜひライブに足を運んでください。ちなみに、"大人の色気"は4人それぞれ異なるから、その違いもライブを通して確認してもらえたら嬉しいです。

森のんの  その日には、また新しいお知らせも出来そうだから、そちらも楽しみにしていてください。


TEXT:長澤智典