FEATURE

2024.09.08
UtaGe!

『サンサン・サマー』は声出しや一緒に踊るなどみんなで盛りあがれる、「これぞUtaGe!の夏曲」という楽曲です。 UtaGe! インタビュー!!!!!!!

  UtaGe!が、2年強の活動の中で歌い続けてきた曲たちの中から、「UtaGe!と言えば」という人気曲の数々や、「UtaGe!の新たな可能性を示した」いろんな表情を持った曲たちをピックアップ。3-Type に分け全部で20曲収録したアルバム『BangQuet!』を、9月3日に発売。9月25日(水)には、代々木公園野外ステージで無料ワンマン公演の開催も決定。9月28(土)には水瀬さちの卒業公演も控えている。ここでは7人に、アルバム『BangQuet!』の魅力を語っていただいた。


羽賀うるな・茜音ぱぴこ・ 葉月みる・伊吹うにのお勧め曲は…。


──3-TYPEリリースするアルバム『BangQuet!』には、共通曲/各盤収録曲合わせて全部で20曲収録しています。中に入れた楽曲は、どういう基準で選ばれたのでしょうか。

羽賀うるな  UtaGe!として、今回初めてのCDリリース。しかも、アルバムという形を取ることから、デビュー初期から最新ナンバーまで。以前にサブスク化している楽曲から未音源曲まで、「このアルバムを聴けば、UtaGe!のことがわかるよ」という曲たちを詰め込みました。

──良ければ、一人一人お勧めの楽曲を教えてください。

羽賀うるな  わたしが強く思い入れを持っているのが、Type-Aに収録した『True Song』です。この楽曲の歌い始めがわたしという理由もありますけど。UtaGe!と言えば弾けた楽曲が多い中、珍しく、エモいのにしっとり系の楽曲という理由から選びました。レコーディングのときに深く思いを込めて歌ったのも、とても想い出深いですし、一発で歌入れを終えたことも嬉しい想い出です。

──何時頃からですか、弾けた宴曲以外の楽曲も増えだしたのは。

羽賀うるな  デビュー当初から、バンドサウンドを取り入れた楽曲もありましたけど。エモい曲や、しっとり系の歌など、曲の幅が広がりだしたのは活動から1年経った頃からだと思います。デビューから1年間の活動を通してUtaGe!らしいスタイルを築きあげたからこそ、その時期から「UtaGe!はこういう表現も出来ますよ」と幅を広げ始めました。

茜音ぱぴこ  わたしがお勧めしたいのが、Type-Aに収録した『SHINING STARS』です。この楽曲は、まだメンバーが6人だった旧体制の頃から歌ってきた楽曲。それを、(一人卒業後)新メンバーとして加入した2人(葉月みる・伊吹うに)と一緒に7人バージョンにリメイクして収録できたのも嬉しかったんですけど。わたしたち自身が、7人のスタイルで改めて歌ったことで、グループとしての成長やUtaGe!の未来を感じれたことから選びました。『SHINING STARS』もエモい曲ですけど。『True Song』とは違って、力強く歌った楽曲。その歌声から、7人の"UtaGe!の未来"に賭ける思いを感じてもらえたら嬉しいです。

──今の体制になったことで、この曲に込めた思いも…。

茜音ぱぴこ  さにパワーアップしました。未来を向いた内容の曲だからこそ、メンバーみんな気持ちを込めやすいことも、この楽曲に込めた思いがより膨らんだ要因になっています。

葉月みる  わたしは2曲上げたいです。1曲目が、『カラフルバケーション』です。この楽曲は、新体制になって最初に生まれた曲。UtaGe!には珍しい、かわいいポップな楽曲。新メンバーの2人は、既存曲の場合、卒業をしたメンバーのパートを2人で分けて歌うことが主だったから、歌うパートが少なかったんですけど。『カラフルバケーション』をきっかけに、自分の歌うパートが増えだしたのが嬉しかったです。しかも、わたしは落ちサビを担当。とても想い出深い楽曲になりました。
  もう1曲が、『ココカラ、』です。新体制お披露目公演のタイトルも『ココカラ』だったように、新体制になったUtaGe!にとって、とても大切な楽曲になりました。わたし、聴かせる系の楽曲を歌うのもダンスを踊るのも苦手。それを克服するため個人レッスンを繰り返せば、歌詞をノートに書きながら内容の理解を深めた曲でした。『ココカラ、』は、UtaGe!の活動の中の節目節目で歌い続けている、とても大事な楽曲です。

伊吹うに  わたしは、共通曲の『ハチャメチャUtaGe!ビ→ト』がお気に入りです。UtaGe!と言えば、騒ぐかわいい系の楽曲が多いです。『ハチャメチャUtaGe!ビ→ト』も騒ぐ系の楽曲ですけど、ちょっとロック寄りのスタイル。振り付けも、HIP HOP系のダンスを軸にしています。UtaGe!の場合、振りコピしやすい簡単な振りが多い中、この曲の振りはめちゃめちゃ難しいです。でも、わたしはHIP HOP系のダンスを学んできたから、むしろ得意分野。振り入れのときもすごく楽しく覚えていた、大好きな曲です。


咲乃ゆい・水瀬さち・月宮ひなりのお勧め曲は…。


咲乃ゆい  わたしの思い入れのある曲は、Type-Cに入っている『にゅーげーむ!!』です。この曲は、水瀬さちちゃんとのWセンター曲。歌詞に、2人のおっちょこちょいぶり?天然っぶりが書かれています。その内容が、すべて実話を元にしているのもポイントだし、歌詞に2人の名前もさりげなく隠れています。それもあって、わたしの中のお気に入り。「我等、友情永久不滅」の歌詞からも、メンバーの絆を感じる、とても大切な楽曲です。

──あのコミカルな内容は、事実だったんですね。

咲乃ゆい  そうなんです。中に、「降りる駅 過ぎてない?」と歌詞が出てきます。わたしは今、群馬から通っています。帰りの電車の中、疲れが溜まったときなど、たまに降りる駅を寝過ごしてしまうんですね。そうなると、また戻ってというのが大変なんです。しかもわたし、最寄り駅から歩いて40分くらいの場所に住んでいるから、ますます帰りが遅くなってしまう。そういうときは、母に迎えに来てもらうこともあります。今もたま~に「うわーっ、やっちゃったぁ」となるときがあるから、そのたびに落ち込むんですけど。こうやって歌詞になったら、「これもポジティブに捉えて楽しもう」という気持ちにもなれました(笑)。

水瀬さち  わたしが想い出に残っている楽曲は、Type-Bに収録した『アオイハル』です。これは、6人メンバーだった旧体制の頃から歌い続けてきた楽曲。つらいことを乗り越えたとき、いつもこの曲が側にあったからこそ、わたしは『アオイハル』に強く想い出を重ねてしまいます。

──良ければ、その想い出も教えてください。

水瀬さち  活動1年目の夏に、メンバーみんなで富士山へ登りました。麓から一気に登ったからそのきつさもありましたけど。でも、一番ヤバかったのが頂上に着いて以降。降りるときに雨が降り出し、急激な寒さの中、凍えながら。しかも、滑り落ちそうになりながら下山したんですけど。悪天候で体力が奪われていく中、メンバーと喧嘩をするなど、いろいろありました。そのときの模様をまとめた、『アオイハル』を背景に流した映像をワンマン公演で観たとき、「あのときはいろいろあったけど、みんなで頑張って良かった」という想い出に変わりました。他にも『アオイハル』は、6人体制が終わるときや、7人体制が始まるときなど、大事なライブのとき大切に歌ってきた楽曲だし、そのたびにファンの人たちと一緒に感動を分かちあい、想い出を作ってきました。だからこそ思い入れも深いし、個人的にも、一緒に頑張り続けてきた曲という印象があるから、わたしは『アオイハル』をお勧めしたいです。他にも、「チャレンジ企画」として、1ヶ月で一人1000枚のビラを配る挑戦をしたとき、日々のライブやレッスン、配信などの合間を塗って、メンバーそれぞれがチラシ配りを続けていました。あのときの大変さも、『アオイハル』を聞くと自然に思い返します。

羽賀うるな  富士山を登るのって、体力的にはきつかったけど、1日で出来る挑戦じゃないですか。でも、1000枚のビラ配りは、日々の活動の合間にやっていたから、日に日にジワジワと精神が削られていくんですね。

茜音ぱぴこ  それこそ、対バンイベントと対バンイベントの合間の時間を使ってビラを配ったり。あの時期は、オフの日もビラ配りのために動くなど、本当に精神とプライベートな時間を削りながらやっていました。

水瀬さち  わたし、その忙しさから体調を崩してしまい、一時期お休みをもらいました。でも、あの過酷な挑戦があったからこそ、今のたくましいUtaGe!があるなとも思います。『アオイハル』は、そういうきつい挑戦をしているときのことを思い出せてくれる歌です。

──さちさん、『にゅーげーむ!!』の印象についてはどうですか?

水瀬さち  「おにぎりを落とした」ことなど、自分自身、失敗談としてツイートしたことを、この曲では歌詞として使われています。正直、ちょっと恥ずかしい気持ちもありながら。でも、ファンの方々から、「そういうエピードも含めて、好き」と言ってくださる声を聞くたびに、失敗もプラスに考えていけるようになったから、わたしもこの曲には思い入れを強く持っています。しかも『にゅーげーむ!!』では、曲始まりや大事な部分の歌割をいただけたことも、嬉しさや思い入れに繋がりました。

月宮ひなり  わたしもビラ配りの想い出を話したいんですけど。わたし、初対面の人と話すのが得意ではないし、それまでビラ配りもほとんどやったことがありませんでした。その状態で一人1000枚のビラを配るというミッションを下されたわけですが、あのときは人に話しかけるのも大変。説明しようにも、その前にいなくなるとか、頑張ってもぜんぜん受け取ってもらえない状態でした。しかもその時期、月20本以上のライブを行い、配信やSNSを通した発信をしながら、空いた時間をフルに使ってビラ配りをしていたから、正直、自分でもキャパオーバーの状態でした。だから1000枚のビラ配りを達成したとき、「この先どんなことがあっても、わたしは頑張れる」という気持ちにもなりました。その1000枚を達成したときに、達成記念の動画コメトントを撮ったんですけど。それを観たメンバーたちから「今まで見たことのない、死んだような表情をしてる」と突っ込まれたほど、頑張った挑戦でした。

──それが、今のひなりさんを支える力になっているんですね。

月宮ひなり  はい。で、お勧めの曲ですけど。わたしは2曲上げたいなと思います。一つ目が、Type-Bに入っている『不思議グラビティー』。この楽曲は、自分と、卒業をしたメンバーとのWセンター曲。当時から人気の曲という理由もあって、今は、卒業したメンバーに変わって、入った2人(咲乃ゆい・伊吹うに)と3人で歌っています。この3人で歌うと、以前とは違う雰囲気を覚えます。そこへ楽曲が成長してゆく歴史や歩みを感じてしまうせいか、沸き曲なのに気持ちがエモくなって、歌いながらウルッとしちゃうこともあります。
  もう1曲が、Type-Aに収録した『さよならトワイライト』。今年の夏フェスでも多く歌えば、とくに夕暮れの野外で歌う機会も多かったから、そういう時間帯にはかならず『さよならトワイライト』を歌いました。この曲、夏の夕暮れ時の野外で歌うと、すっごく似合います。今もこの曲を聴くたびに、今年の夏の野外フェスの景色が次々と浮かびあがる、とても素敵な楽曲です。


良い意味でUtaGe!の中でのレア曲にもなりそうです。


──個人的には、Type-Cに収録した『Secret track.』に、これまでのUtaGe!にはなかった新しい色を覚えました。

茜音ぱぴこ  『Secret track.』は、今回のアルバム用に書き下ろした新曲になります。この楽曲は、今のところライブで披露の予定もないから、まずは音源を通して聴いてほしいです。

羽賀うるな  けっしてライブではやらないというわけではなく、今は、音源を通して楽しんでほしいなと思っています。今後ライブでやるとしても、良い意味でUtaGe!の中でのレア曲にもなりそうです。

──MVも制作した、アルバムのリード曲『サンサン・サマー』の魅力も語ってください。

羽賀うるな  これまでもUtaGe!は、いくつも夏曲を歌ってきました。夏曲として人気の高い『さよならトワイライト』。は、夏の終わりの時期を舞台にした歌だから、同じ夏曲でも真夏に似合う夏曲とはちょっと時期がずれてしまいます。もちろん、いろんな人気の夏曲はありますが、「UtaGe!の夏曲はこれ!」と言われる楽曲が欠けていた中、今年生まれたのが『サンサン・サマー』になります。今年の夏はこの曲を歌いながら、ファンのみんなと一緒に声出しや横移動行えば、メンバーみんなで肩を組んでツーステをする場面では、ファンのみんなも肩を組んでツーステを踏むなど、すごく一体感を持ったライブを作り続けてきました。まさに『サンサン・サマー』は、みんなで一緒に盛り上がれる要素を満載した、「これぞUtaGe!の夏曲」という楽曲です。

茜音ぱぴこ  MVには、オフショットもたくさん収録。メンバーみんなでワイワイしているシーンもいろいろ出てくるから、そこも見どころです。中に、メンバーみんなでプールへ飛び込むシーンもある、まさに「夏を詰め込みました」という楽しいMVになりました。

──みんなでプールへ飛び込むシーンは、流れ的に最後に撮影??

茜音ぱぴこ  はい、最後に撮影をしました。ただ、その前に雨が降って気温が急激に下がれば、わたしたちも濡れながら撮ったシーンもあって、身体が冷えていたんですね。そのうえで飛び込むシーンの撮影だったから、意外と大変でした。さらにわたしは、みんなか飛び込んだあとに、「最後に一人飛び込むシーンがほしいから」ということで、一人でプールへ飛び込むシーンを3回撮影。映像では、飛び込む後ろ姿が映っていますけど。じつはびしょ濡れ姿で歌い、そのうえで飛び込むシーンとして撮影をしました。さすがにびしょ濡れの表情は使えなかったようで(笑)、あのシーンになりました。わたしも、結果的にはそれで良かったと思っています。


23日にわたしの生誕祭、25日にUtaGe!のワンマン公演、28日にわたしの卒業公演と、一週間内で大事な公演が一気に3本続きます。どの公演も大切だから全力投球していきます。


──9月25日(水)には、代々木公演野外ステージを舞台に4thワンマンライブ『 #宴と最高の夏!』公演を無料で開催します。その公演の3日後には、水瀬さちさんの卒業公演も行われます。

水瀬さち  その週は、23日にわたしの生誕祭、25日にUtaGe!のワンマン公演、28日にわたしの卒業公演と、一週間内で大事な公演が一気に3本続きます。もちろん、どの公演も大切だから全力投球していきますけど、1本1本どこまで突き詰められるのか少し不安があるのも正直な気持ちです。でも、最後まで、今の7人のUtaGe!らしい姿を見せたいからこそ、しっかりとUtaGe!らしいライブを作りあげ、今後のUtaGe!へ繋げられたらなと思っています。個人的には、メンバーやスタッフさん、応援してくれたファンの人たちへの感謝の気持ちを胸に、UtaGe!の水瀬さちらしい姿で卒業公演まで駆け続けたいです。

──4thワンマンライブ『 #宴と最高の夏!』公演は、どんな内容になりそうでしょうか。

羽賀うるな  今年の野外公演は、この日が最後になります。UtaGe!のライブと言えば、MCを挟むことなくノンストップで駆け抜ければ、身体を動かす楽曲が多いから、この日までしっかりと体力をつけ、夏をしめくくる最高の景色を作り上げたいなと思っています。

月宮ひなり  この日の公演が、現体制のUtaGe!として最後のワンマン公演になります。今年の夏は、4thワンマンライブ『 #宴と最高の夏!』公演に向けて準備を続けてました。数多く出演した夏のライブも、ワンマン公演に照準を合わせて作りあげてきた面もあります。この日は、UtaGe!のことが好きな人ばかりが集まると思うし、7人のUtaGe!として最後のワンマン公演だから全力を出し切ります。同時に、これからのUtaGe!に向けて新たな勢いをつける重要なライブにもなるからこそ、わたしたちは全力で挑むから、みなさんも体力をしっかり蓄え、一緒に宴を楽しんでください。

 

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TEXT:長澤智典 
 

<インフォメーション>


UtaGe!
『BangQuet!』

2024.9.3 On Sale
<価格>各¥1,200- (税込)
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド

◆は、タイプ別収録曲となります。

JKT
===【type-A】===
M1 サンサン・サマー
M2 ハチャメチャUtaGe!ビ→ト
◆M3 カラフルバケーション
◆M4 最狂乱クレイジー
◆M5 SHINING STARS
◆M6 さよならトワイライト
M7 さわげ!うたげーしょん!
M8 ピリラブリューション
M9 BANG-QUET!!
◆M10 True Song


JKT
===【type-B】===
M1 サンサン・サマー
M2 ハチャメチャUtaGe!ビ→ト
◆M3 カラフルパラレル
◆M4 タッチミー
◆M5 不思議グラビティー
◆M6 夢鯨
M7 さわげ!うたげーしょん!
M8 ピリラブリューション
M9 BANG-QUET!!
◆M10 アオイハル


JKT
===【type-C】===
M1 サンサン・サマー
M2 ハチャメチャUtaGe!ビ→ト
◆M3 PARTY HIGHI!!
◆M4 ポジティブファイター
◆M5 にゅーげーむ!!
◆M6 ココカラ、
M7 さわげ!うたげーしょん!
M8 ピリラブリューション
M9 BANG-QUET!!
◆M10 Secret track.


4thワンマンライブ『 #宴と最高の夏!』
9/25(水)  OP18:00/ST18:30
代々木公園野外ステージ
チケット代完全無料!  

SNS
https://lit.link/utageinfo

 

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