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2024.07.01
つじりお

Fragrant Driveの辻梨央、シンガーソングライターのつじりお。2つの表現の顔を持つ彼女の素顔とは…。 つじりお インタビュー!

 Fragrant Driveの辻梨央としてアイドル活動を続けるのと平行し、シンガーソングライターとしても精力的に活動中のつじりお。3-5月には、3ヶ月連続で『Origin』『No Name』『クラクラ』を配信リリース。シンガーソングライターとしての支持を確実に高めている。
  このたび、 7月13日(土)から15日(月祝)にかけて茨城は国営ひたち海浜公園にて開催されるLuckyFesにつじりおの出演が決定。彼女は、7月14日(日)に"Lucky Space"に登場する。二足の草鞋を履いて活動中の、つじりお。その素顔を追いかけた。


一番の違いはお客さんの層が異なることです。


──現在、Fragrant Driveの辻梨央/シンガーソングライターつじりお、2つの表現スタイルを持って活動をしています。何時頃からでした、2つの道を追い求めだしたのは…。

つじりお  Fragrant Driveのメンバーとして活動を始めた2020年11月のときから、すでに二足の草鞋で活動をしていました。ただし、ソロとしての活動を始めたのはグループ活動を始めてから1か月後であり、当時はインストアイベントの場など、月に1~2回ライブを行う程度でした。あの頃はグループ活動が主でしたが、頻度の差はあれ、2つ表現活動は同時進行で行っていました。

──その比重が今や均等になりだしています。そうなったのも、シンガーソングライターとしての道にも、より力を注ぎだしたから? 

つじりお いえ、最初から両方へ力を入れて活動をしていました。ただ、ライブ出演の機会が増えたのは,つじりおとしての活動に声をかけていただける頻度が多くなってきたのも大きいと思います。いろんなライブハウスへ出演するようになり、経験を重ねるごと、ライブハウスの方からふたたび出演の声をかけていたたけるようになれば、ライブを通したいろんな出会いから他のライブハウスへの出演の機会が増えるなど、ライブをきっかけに、いろんな輪が拡がっているのはめちゃめちゃ嬉しいです。

──アイドル活動と、シンガーソングライターとしての活動では、表現の仕方や取り組み方も異なりません?

つじりお そうですね。でも、一番の違いはお客さんの層が異なることです。もちろん、両方来てくださっている方々もいるうえでのお話にはなりますけど。アコースティックな音楽スタイルが好きな方々は、つじりおのライブだけを観に来てくださる方がほとんどです。みなさん、わたしがアイドル活動をしていることも知っているし、たまに観に来てくださる方もいますけど。でも、アイドルのライブ現場には来ない人たちが多いです。アイドルのわたしのことを知った人はたちも、つじりおとしての活動も知っているけど、「アイドルの梨央ちゃんが好きだから」と言って、Fragrant Driveのライブのみを楽しんでくださっている方々が多いように、「両方を好きになってもらうのは難しいな」と感じながら活動をしています。

──音楽スタイルも、Fragrant Driveとつじりおでは違いますから、それぞれのスタイルを好きな人が異なるジャンルのほうまで…というのはわかる気もします。

つじりお それでも、アイドルのわたしを好きになってくださった方々は、比較的シンガーソングライターとしての活動の場にも足を運んでくださいますけど。シンガーソングライターとして活動をしているつじりおを知って、アイドルの現場に通うようになった人は、たぶんいないんじゃないかな。先程も言ったように、たまにチラッと観に来てくださる方はいますけど。「またアコースティックの場で会おうね」と言われるので(笑)。

──そもそも、アイドル系とシンガーソングライター系の現場では、楽しみ方自体が違いますからね。

つじりお 確かに違いますね。アコースティックなライブ環境では声を出して声援を送ることもないですし、そもそも着席のライブも多いから、アイドルの現場とはぜんぜん違うなって思います。逆に、つじりおを好きになってFragrant Driveの現場に来た方々は、その光景を見て「びっくりした」と言っていますから(笑)。


わたしの場合はちょっとしたこだわりもあるからか、自作したほうが表現しやすいです。


──つじりおの活動では、みずから作詞作曲を手がけています。何時からですか、創作活動を始めたのは。

つじりお まだ地元の滋賀県にいた頃に、「好きで聴いていたアーティストさんの楽曲を自分でもギターで弾いてみたい」と思ったことが、ギターを手にしたきっかけでした。最初は、いろんな好きなアーティストさんの楽曲を弾き語りしながらカバー演奏をすることを楽しんでいました。だけどそのうち、「好きなアーティストさんがよく使っているコードを参考にして自分でも曲を作ってみよう」と思ったことが、作詞や作曲を始めたきっかけでした。
 最初は見よう見まねで始めた作詞作曲活動でしたが、上京後、シンガーソングライターとして活動をしていく中、いろんなライブハウスで対バンするシンガーの方々の楽曲に触れ、そこからも刺激を受け、自分なりに表現スタイルを模索していく中、自分の作る楽曲のスタイルも自然に広がった形でした。上京してから3年半以上経ちましたけど、作詞作曲の面はまだまだ勉強中です。

──アイドル活動では提供曲を歌っていますけど。つじりおとしてはオリジナル曲で勝負しています。自分の思いを伝えてゆくのと提供曲を歌うのでは違いますよね。

つじりお  違いますね。わたしの場合はちょっとしたこだわりもあるからか、自作したほうが表現しやすいです。みずから手がけた楽曲を聴いた人たちから、「こんな思いを書いた歌なのかなと思った」と感想の声を聞くたびに嬉しくなります。たとえそれが自分の作った思いとは違ってたとしても、「そうやって自分の心情と重ねて受け止めてもらえるって嬉しいなぁ」と素直に思えるんですね。歌って、その人の置かれている環境や受け取り方によって、いろんな思いとして広がっていくものじゃないですか。私自身は、いい意味で、聴いたその人の都合のいい曲になってくれたら嬉しいなぁと思っています。だから、あえて歌詞に込めた思いを言わないことも多いです。

──歌詞に書いた思いをりおさんの心情と重ねて解釈することもありますけど。聞き手の場合、自分の気持ちと重ね合わせて聴くことも多ければ、自分の心情と何かしら重なると、より共感度が増し、どんどんその曲やアーティストへ夢中になっていきますからね。

つじりお そう受け止めていただけているのであれば嬉しいです。わたし自身は、りおのことを好きであってくれる一人一人の思いへ寄り添いたいと思っているけど。みんなの心情までは正直わからないです。だったら、自分の気持ちを投影した曲をみんなに聴いてもらい、一人一人自由に自分の心情と置き換えて聴いてもらえたほうがいいなと思っています。

──実際、自分の感情に刺さる言葉が多いからこそ、りおさんの楽曲を求めてしまいますからね。

つじりお その言葉は嬉しいです。いくら自分の心情を歌にしてると言っても、自己満足で終わったり、「この曲では何を言ってるんやろう。いまいちパッとしないな」となってしまうのは悲しいですからね。わたし、新しい曲を作ってライブで披露するたびに、みんなに「どうやった?どうやった?」と聞いちゃうんですけど。そこで「今までで一番好き」など、そういう言葉をもらうと「作って良かった」といつも思います。

──そのハスキーな歌声を活かした楽曲の作り方も心がけているのでしょうか? 

つじりお  「ハスキーな声だね」と言ってもらえることは多いですけど。言われるたびに「ハスキーなのかなぁ」と思うくらい、自分ではわかってないです(笑)。確かに、低音域を歌うのを得意にしていますし、見た目と違って、低音域を生かした声を魅力に歌うそのギャップに、聴いた方々も興味を示してくれているのかなぁと思うこともあります。
  嬉しいのが、「メロディーに懐かしさを覚える」という声。わたし自身、80年代や90年代の曲がすごく好きで。そういうところから若干影響を受けているのかなと思ったりもします。それに人って、懐かしい感覚を覚えるたびに、昔のことをふっと思い出したりもするじゃないですか。そこも、つじりおの楽曲の魅力になっているのかなと思います。

──りおさん自身、自分の色をどう出すかも…。

つじりお  めちゃめちゃ考えています。なんやろう、自分の実体験を元にしていると、さっと曲を作れるんですけど。想像しながら作る場合だと、自分のボキャブラリーが乏しいなと思うこともけっこうあって。
  ときには自分でも、「前に作った曲で同じような言葉で歌っていた気がする」となることがあれば、歌詞を書くたびに毎回のように出てくる単語があるとか、そういうのが気になるんですけど。別の捉え方をするなら、よく出てくるフレーズこそが、つじりおらしい曲にも繋がるのかなと思うこともあります。
  実際、敬語を使う曲が多い人や、"けど"じゃなく"けれど"にするなど、しっかり"らりるれろ"を入れて伝える人もいれば、そうでない人もいたり。あえて言葉を崩して伝える人もいるなど、アーティストさんの歌詞の言い回しって、そのアーティストさんの特色にもなっているじゃないですか。わたし自身は、いつも話している言葉も歌詞へいっぱい入れています。さっき言った懐かしいメロディーが自然に生まれるのなら、それを生かすことで「つじりおっぽい」と思ってもらえるのであれば、そこも生かしたいなと思っています。


3ヶ月連続リリースが決まったとき、あえて異なる曲調や思いを詰め込んだ楽曲を並べ、いろんな表現幅を見せたかった思いが先にありました。


──MVや配信リリースもしている『花束』は、自分自身へ向けて作った楽曲でしたよね。

つじりお そうです。『花束』を作ったのは、ちょうどコロナ過の時期でした。活動をしたいのに、自分的な都合ではなく世界的な問題として活動をすることが出来ないし、自分の力ではどうしようもなくなっていました。あの環境の中、自分と同じような気持ちを覚えていた人たちっていっぱいいたと思います。そういうところでのフラストレーションを溜め込みすぎて、当時のわたしは心がしんどくなっていました。でも、同じような環境へ陥っているのは自分だけじゃないやろうなともすごく思っていて。なので、自分に向けて作った曲だけど、『花束』はいろんな人の気持ちにも重なる曲やなとも思っています。だからライブでは、目の前で聞いてくれる人たちに向けて歌っています。

──今年の3-5月には、『Origin』『No Name』『クラクラ』を3ヶ月連続で配信リリースしました。数多くある曲たちの中から、なぜこの曲たちを選んだのかも気になります。

つじりお 3ヶ月連続リリースが決まったとき、あえて異なる曲調や思いを詰め込んだ楽曲を並べ、いろんな表現幅を見せたかった思いが先にありました。『花束』は、歌詞は切ないけど、ゆったりとしたミディアムな曲調で、明るく聴ける曲でした。それを踏まえて3ヶ月連続リリースの第一弾として『Origin』を持ってきました。
   『Origin』は、めちゃめちゃロックな楽曲。わたしは、昨年10月に初めてワンマンライブを行いました。そのときのタイトルが「Origin」であり、その公演のテーマ曲として『Origin』を作りました。この曲も自分自身の気持ちを歌にしています。当時、わたしの心の中にあったのが、「次の自分は、もっとこうならなきゃいけない」など、ワンマンライブをやったら、次は、それを越える挑戦をしていかなきゃという気持ち。それもあって、「ワンマン公演を出来るようになるまでやってきたけど、ほんまにここでこの公演をやってしまっていいんやろうか」と悩めば、その一歩を踏み込むためにはけっこう勇気がいるなと思ったことがいっぱいありました。そういうときに、「一歩踏みだせる曲」を。「頑張れじゃなくて、行け!!」と力強く背中を押してゆく楽曲を作ろうと思って生まれたのが、ロックな曲調を持った『Origin』でした。今では、ライブでも人気の高い楽曲になっています。
  最近では、MVやサブスクなどで『Origin』に触れ、「この曲を力に頑張ったらいいことがあったので、今度ライブのときに報告しにいきますね」など、いろんなメッセージをいただいています。その言葉を受け止めるたびに、「自分が思っていることって、いろんな人たちが思っていることと一緒なんだな」と感じる機会も増えています。

──第二弾作が、『No Name』になります。

つじりお  アイドル活動もしているからか、以前から恋愛ソングを作るのが難しいなと感じていました。理由は、書いた内容をわたしの実体験として捉えられることが多いからです。だから、作りづらかったんですけど。じつは『No Name』も、コロナ過の時期に生まれた曲でした。
  あの頃は、すべての情報の発信の源や新たな出会いはSNSが軸になっていた印象がわたしの中にありました。そこで感じた思いを、恋愛に繋げて書いたのが『No Name』です。SNSは、顔も知らない人と匿名で繋がれる場。そこへ恋愛要素が入ったらどんな感じになっていくんやろうと思って作りました。『No Name』は1番2番ラストと全部違うメロディーを入れるなどこだわりを持って作ったから、「これは音源にしたいな」と思い、形にしています。

──そして第三弾が『クラクラ』になりました。

つじりお  『クラクラ』は、ライブで圧倒的に人気の高い楽曲というのが収録の決め手になりました。この曲は弾き語りでよく演奏をしていれば、「好き」と言ってもらえる頻度も高いです。
  つまんない毎日を過ごしていると、ちょっとした誘惑に負けそうになることもあるじゃないですか。その誘惑に乗っては駄目なのをわかっていながらも、人間ってちょっとしたことで欲に負けちゃうことだって実際にあるというか。そういう思いもわかったうえで、1日くらいふらふらしてもいいんじゃないかなという、ちょっと大人な感じの曲を作ってみました。『クラクラ』は、バンドアレンジしてライブで演奏をしたときもすごく好評だったので音源化したいなと思って、シリーズのラストに持ってきました。

── 『クラクラ』はとくに、歌声から生々しく揺れ動く感情が伝わってきますよね。そこへ強く惹かれます。

つじりお  『No Name』は、ライブでも綺麗に歌いたいなと思う曲ですけど。『クラクラ』はそのときの感情やパワーに左右されるから、声がバッと高音にいったり、地声で押し切るなど、ライブではあまり綺麗には歌えないかな。でも、そこを魅力にもしています。


つじりおのことを知らない人たちに見てもらえる大きなきっかけになる場だからこそ、たくさんの人たちに「えっ、この子よくない?」と思ってもらえる日にしたいですね。


──りおさんは、国営ひたち海浜公園で開催になる「LuckyFes」の中、”Lucky Space”に7月14日(日)に出演することが決まりました。

つじりお  誰もが知っているアーティストの方々がたくさん出演する音楽フェスへ出演できるなんて、本当にありがたい話だと思っています。わたし、「ハグロックフェス」という以前からすごく出たかったサーキット型のイベントへ昨年初めて出場しました。このフェスの存在を知り、ずっと「出たい、出たい」と口にしていたら、昨年ついに出演する夢が叶いました。今年も5月に参加すれば、8月にも出演が決まっています。思いや願いが形になって実現するのは、とても嬉しいこと。でも今回の「LuckyFes」は、わたしの想像をビューンと越えていくような大きなフェスティバル。たとえ上がるステージは違っても、「知ってる人しか出てへんやん」みたいな大きなフェスだから、わたしの想像を遥かに超えていて、いまだ実感があまり沸かないというか…。たぶん、当日になったら「わーっ!!」となると思うんですけど。今は嬉しい気持ちもあるけど、「大丈夫やろうか」という思いもいっぱいあって。でも楽しみやし、これに向けていろいろやっていきたいこともあるしというのが今の心境です。
  フェスって偶然の出会いが。それこそ、つじりおのことを知らない人たちに見てもらえる大きなきっかけになる場。だからこそ、たくさんの人たちに「えっ、この子よくない?」と思ってもらえる日にしたいですね。

──7月28日(日)に下北沢一帯で開催されるライブサーキット「DISCOVERY FESTIVAL」にも出演が決まっています。サーキットイベントは…。

つじりお  刺激はとても多いです。自分の出番が来たときに、わたしの一個前に出演した方より人が多かったら嬉しいなと思うし、わたしの出番を前にしで人の波が引いてしまったら、もっと来てほしいのにと思うなど、ドキドキする場ではありますね。下北沢のサーキットにも今年はいっぱい出させてもらっていますけど、毎回がドキドキです。


たぶん、両方とも「よーやってんな」と見ていると思います(笑)。


──りおさんは、Fragrant Driveメンバーというアイドルの顔。シンガーソングライターつじりおというシンガーとしての顔と2つを巧みに使い分けています。表現していくうえでも、2つのスタイルにいろんな違いを感じることは多いのでしょうか。

つじりお  表現の仕方は違います。わたし、自分のペースを自分でコントロールするのが苦手だから、つじりおとして弾き語りでライブをやる場合、歌かギターどちらかのペースが乱れると、もう片方もつられてパフォーマンスが崩れてしまいそうになることがあります。でもグループ活動は一個のことへ集中していける。人間誰しもそうだと思いますけど。一人で全部をやらなあかんとなるとめちゃくちゃ怖くもなるし、大丈夫かなと思うことも多いです。だから、ソロでライブ活動をするときのほうが緊張します。

──弾き語りとバンドスタイルとの違いも感じます?

つじりお  バンド編成でのライブは、音がいっぱいあるからありがたいですよ。歌や演奏が乱れないようにとリズムを保ってくれる人もいれば、そこへ自分が乗っかっていければいいから、バンドのほうが安心感はありますね。しかもわたしの場合、いつもプロの方が演奏してくださるから安心感はめちゃくちゃあります。
  Fragrant Driveのときは、メンバーが7人いるので、みんなで合わせようという意識がより強く出てきます。お客さんの目もいろんなメンバーに分散されるから、わたし的にはけっこう安心感があります。一人のときは、わたしだけにみんなの視線が集中するから、変に「見られてるな」という緊張感が生まれてしまうんでしょうね。

──わたしを見てという意識は?

つじりお  それが、ぜんぜんなくて。わたしは、とにかく楽曲を聴いてほしいタイプ。今でも、弾き語りしているときにお客さんと目があうと緊張しちゃいます。

──つじりお、Fragrant Drive、それぞれの今後についても聴かせてください。

つじりお  Fragrant Driveの一員として活動をしながら感じているのが、7人のメンバーで表現したほうがいいことっていっぱいあるし、全員いるから成り立つこともいっぱいあるなということ。だから、自分はグループ活動にもできる限り力を注いでいきたいなと思っています。それこそグループで大きいステージにも出たいです。 だからこそ、全員で掲げた目標は余計におろそかには出来ないし、頑張っていきたいです。Fragrant Driveは、3日間行われる「SPARK」という夏フェスの7月15日枠に出演します。わたしの場合、Fragrant Driveとつじりおとしてのライブが連日で続くことも多いです。だからと言ってどっちのライブの質も落としたくないので、日頃からしっかり体調を整えていたいです。
  つじりおとしては、活動のペースも含め、自分自身でコントロール出来るものですけど。だからと言って、訪れたチャンスは絶対に逃したくないですし、チャンスが来たときに、そのチャンスをつかみにいける準備が出来てないと無駄になってしまうから、今までと変わらず、こちらの活動にも力を入れ続けていきます。

──2つの表情を持って活動をしていますけど。気持ちの切り換えはすぐに出来るほう?

つじりお  アイドルの辻梨央が好きな人と、シンガーのつじりおが好きと見ている人たちは、同じ人間でも、別の存在として受け止めている人たちも多いです。自分も、同じ人間ですけど別物だと思ってやっています。それに、切り換えが上手く出来ているからこそ、今、それぞれの活動を応援してもらえていると思うから、そこの切り換えはしっかり出来ているんだろうなと思います。そう言いながらも、たまに気持ちの切り換えが難しいときもあるので。そこはしっかり切り換えていきたいです。

──アイドルの辻梨央は、シンガーのつじりおを。シンガーのつじりおは、アイドルの辻梨央をどんな風に見ています?

つじりお  たぶん、両方とも「よーやってんな」と見ていると思います(笑)。つじおりは、アイドルの辻梨央のことを「かわいいし、キラキラしてていいなぁ」と思いながらも、「いろんな面にめちゃくちゃ気を使うから大変やなぁ」とも見ています。アイドル活動って見た目も大事じゃないですか、ときには体型をキープするために食事制限もしたり。きっと「あんまり食べられへんのも大変やなぁ」とも見ていると思います(笑)。
  アイドルの辻梨央は、とくに気にしていないと思います(笑)。ただ、わたし自身が弾き語りをしている女性シンガーに触れて憧れを抱き、弾き語りを始めてもいるから、「ギターを弾けるんだ、自分で曲まで作れちゃうんだ、羨ましいなぁ」とも思っているかな?(笑)。両方とも、互いを尊敬しあっているのは間違いないです。

──最後に。

つじりお よく、二兎を追う者は一兎をも得ずと言われますけど。わたしはやりたいことがいっぱいあるからこそ、それがすごく大変であろうとも追い求め続けます。わたしは不器用ですけど、好きなことだからこそ不器用なりに頑張れば、こうやって形を成していきます。そんなわたしの行動が、何かしら触れた人たちの力になっていけたらなとも思っています。これからも2つの道を追求し続けるので、よろしくお願いします。


TEXT:長澤智典
 

<インフォメーション>


【つじりおリリース情報】
デジタルシングル「花束」「Origin」「No Name」「クラクラ」好評配信中!
 

JKT
つじりお「花束」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=eA3cBLGB5GI

 
JKT
つじりお「Origin」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=eGxpgG3xpp0



【つじりおライブ情報】
・2024年7月14日(日)国営ひたち海浜公園にて開催されるLuckyFesに出演決定!特設ステージ”Lucky Space”に登場します
・2024年7月28日(日)に下北沢一帯で開催されるライブサーキット「DISCOVERY FESTIVAL」に出演決定!
※ほか詳細はつじりお公式SNSをご参照ください


【つじりお PROFILE / BIOGRAPHY】
滋賀県出身のソングライター。ギター1本弾き語りスタイルでの活動が中心だが、最近はバンドスタイルでもライブを行っている。7人組アイドルグループFragrant Driveのメンバー辻梨央としての顔も併せ持ち、これまでになかった”二刀流”を高いレベルで実現させる姿が話題を呼んでいる。

アー写


【つじりおオフィシャルサイト/SNS】

LitLink
https://lit.link/ri0tsuG

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https://x.com/Tsuji_Rio

Instagram
https://www.instagram.com/pyon_riiiiiiio/

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