FEATURE

2024.04.07
燃えこれ学園

燃えこれ学園、2023年度最後の公演は、「Zepp公演感謝祭&佐々木、成田卒業&新任教師就任式」と盛りだくさん!!

 燃えこれ学園が毎月、有観客とライブ配信で行っている「定期公演」。3月26日(火)に初台DOORで行ったのが、「燃えこれ学園ライブ配信 Zepp公演感謝祭&佐々木、成田卒業&新任教師就任式」公演。

 

 今年度最後の公演は、広報委員(ファン)たちへの感謝の思いを込めて『すき!すき!好き!!』からスタート。Zepp DiverCity(TOKYO)公演という大きな挑戦を終えた安心感もあったのか、メンバーたちは笑顔だ。場内も、とてもリラックスした雰囲気に包まれていた。成田麻穂の「みんなのことが大好きだー」の言葉に、メンバーたちが「オレモー!」と言葉を返す、この曲には、3月からグループに加わった31歳の新入生候補生の西崎琴音も参加していた。


続いて彼女たちは、澄み渡る真っ直ぐな声で『タイムレシーバー』を歌唱。メンバーたちが力強く声を張り上げて「届いて」と歌う声が、場内中を駆けめぐる。「届いて」のソロパートを歌った成田麻穂の声も、この日は、いつも以上に強く胸に響いてきた。切ない心模様を歌った『オルゴール』でも、彼女たちの歌声に温もりを覚える。この日は、大きな挑戦を終えた後の年度末公演。さらに、佐々木千咲子と成田麻穂の卒業&新任教師就任式と、いろんな出来事が重なっていた。みんな、胸の内にいろんな思いが渦巻いていただろう。でも彼女たちは、さまざまに揺れ動く心模様を、未来へ向けて輝く歌声の光に変えていた。

 

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来年度から体制が変わることもあり、この日の自己紹介が現体制としては最後。佐々木千咲子と成田麻穂は、生徒としての挨拶はこれが最後。2人とも、明るく笑顔で挨拶していたのも印象的だった。

 

 まもなく春の季節が訪れる。でも彼女たちは、この場へ、ひと足早い夏の季節を連れ出そうと、ときめきの日射しを降り注ぐように元気いっぱいに『Peeeace!!!』を歌っていた。この曲でもみんな、夏の太陽の輝きにも負けないルンルンとした眩しい笑顔だ。でも、とびっきりの笑顔から、一気に異なる雰囲気へ場を塗り替えてゆくところも燃えこれ学園らしさ。続く『シンデレラ・クレイム』では、跳ねたジャジーなビートに乗せ、メンバーたちが甘い香りを振りまきながら妖しくせまる。彼女たちの妖艶な誘いへ、一瞬で心が惹かれた。『0(zero)』では、まだ果たしていない約束を一緒に達成しようと。そして、辿りつきたい場所へ共に歩み続けようと、広報委員たちとふたたび誓いを交わすように、手を大きく伸ばしながら力強く歌っていた。1曲ごとに次々と、でも印象深さを持っていろんな様を見せていくその姿は、まるで万華鏡のよう。

 

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舞台背景に用意したスクリーンには、燃えこれ学園の10年間の歩みを振り返る映像を投影。Zepp DiverCity(TOKYO)公演でも流していた映像だ。最後に、2024年度へ向けての言葉を追加していたのが嬉しい。映像に続いて、他のメンバーが着替えをしている間に、先に着替えを終えた生徒会長の三浦千鶴がMCを担当。焦る気持ちを笑顔で誤魔化すところも、愛らしい三浦千鶴らしさ。流れだした「PRIDE OF MOECOREGAKUEN」の映像を受け、着替えを終えたメンバーたちが登場して歌ったのが、『procyon』。じつは、動画→着替え→三浦千鶴のMC→動画→『procyon』の流れは、Zepp DiverCity(TOKYO)) 公演と一緒。あのときと衣装が異なるとはいえ、あの公演を再現したことで、当時の思いを改めて振り返ることができた。まさに、"Zepp公演感謝祭"らしい演出だ。この日のセットリストは、Zepp DiverCity(TOKYO)公演で歌わなかった曲たちが中心。そこへ、Zepp DiverCity(TOKYO)公演のアンコールを味わっている思いも感じていた。

 

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 ここで、生徒を卒業し、来年度より新任教師になる佐々木千咲子と成田麻穂が、今の気持ちを綴った手紙をそれぞれに読み出した。

 

「生徒を卒業、本当に今、ドキドキで胸がいっぱいです。2014年4月1日に燃えこれ学園に入学して、10年間袖を通した制服。そして、大好きな燃えこれ学園の生徒として過ごしてきた日々にお別れをするのはちょっぴり寂しいです。
 10年間、毎日がキラキラで、夢のような日々で。でも、上手くいかない日もあって、情けなくていっぱい泣いた日もありました。でも、はる先生や理事長を始め、燃えこれ学園、どんなことがあってもなり~の手を離さないでいてくれました。すべてが宝物です。この宝物を大切にしながら、愛をみなさんにお返しできるように、2024年4月から、さらに輝く日々にしていきます。先生になるのは、やっぱりドキドキしてますが、でも、絶対に頑張るので、たくさんの夢を、これからも燃えこれ学園と叶えていきます。支えてくださるみんな、本当にありがとうございます。燃えこれ学園メンバーの、ちっさ、あおねちゃん、つむちゃん、ちーちゃん、のありぃちゃん、ゆうか、みつき、あすかちゃん、新入生候補生のこっちゃん、リーダーはる先生、そして、ダンスの前田美沙先生、理事長先生、そしてそして!家族や、お友達、出逢ってくれた全ての方、支えてくださる全ての方、みなさんいつも本当にありがとうございます。みんながいるから、なり〜は先生として頑張りたいと思えました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」(成田麻穂)

 

「10年前の2014年4月に、佐々木千咲子のアイドル人生が始まりました。最初の頃は誰も見てくれない、チェキ1枚を撮ってもらえない日々が続き、ファンと言える人がいなかったわたしは1年目の生誕祭は開催できず、ステージでマイクを持って楽しそうに歌い踊っているメンバーの声を聴きながら、わたしは、扉を挟んだ受け付けが定位置でした。同期についていこうということさえもままならなかった自分は、1年も続けられないだろうし、辞めてしまおうと思うときもあったけど、そんな自分が悔しくて、なんとか追いつこうと必死にやってきました。そうしていると、チェキを撮ってくれる人が現れ、佐々木の名前を呼んでくれる人が現れるようになりました。ステージでもマイクを持たせてもらうことが増えて、少しずつ自信を持てるようになりました。活動を通してたくさんの方と出会い、ちっさを応援してくれる方がいてくれるようになって、わたし自身、燃えこれ学園で叶えたい夢がたくさん生まれました。中でも一番思い出深いのは、地元岩手県遠野市へみんなを連れていきたいという夢を叶えさせてもらえたときでした。本当に、諦めなければ夢を叶えることができるんだって実感しました。
10年前の自分では想像できなかったアイドル人生を、今も過ごしています。これまでたくさんの悔しさがあったからこそ、「ちっさ」ってわたしの名前を呼んでもらえる嬉しさ、ステージに立てている喜びを人一倍感じながら、この10年間を駆け抜けてきました。ずっと支えてくれてる家族や友達、まったく踊れなかったわたしに踊る楽しさや、ステージでの表現、人としてのあり方をもたくさん教えてくださっているみさ先生。そして、一番迷惑かけてきたけど、それでもいつもわたしの想いをずっと忘れずにいてくださって、ときにはつらくても、夢を叶えられるためのことを教え、導いてくださる理事長。笑って、泣いて、悩んで、喧嘩して、どんなときも一緒にいてくれてるメンバー。いつも大好きでいてくれてる広報委員のみんなや、とくにちっさを大好きでいてくれている方々。そんなみなさんが、何があっても佐々木千咲子をアイドルとして見て、接してくれたからこそ、わたしはここまで生きてこれました。
 この10年間、わたしのすべては燃えこれ学園でした…って言えるほど、すごく幸せな時間でした。本当にありがとうございました。4月からは新しく先生として燃えこれ学園の佐々木千咲子が始まります。もっと多くの人に燃えこれ学園を好きになってもらうために、これからも感謝、笑顔を忘れずに、まだまだ頑張っていくので、応援よろしくお願いします」(佐々木千咲子)

 

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 手紙を読み終えた2人が歌ったのが、『ずっと』。いろんな感謝の気持ちを込めながら、2人は言葉のひと言ひと言を大切に、それぞれ胸に手を添え、思いを込めて「いつもありがとう」と歌っていた。2番からは、他のメンバーたちも加わり、2人と同じように一人一人が胸に手を添え、大切な人へ向けての愛情と感謝の気持ちを。そして、(いつだって)「一人じゃない」という言葉を伝えていた。途中、熊野はるが、感涙のあまり歌えなくなる場面も。最後の、「君とだからどこまでもいけるよ いつも愛をありがとう」の歌詞が、とても心に染みてきた。そのうえで、佐々木千咲子の歌いだしから『星の記憶が降る夜に。』へ。この展開に触れ、胸に込み上がる思いを覚えていた人たちも多かったろうか。成田麻穂の「あー、よっしゃいくぞー」の声を受け一面の夜空が広がるような景色から一転、晴れやかな日差しを誘い込むように歌った、『風と君と虹と僕』。 この曲の中、佐々木千咲子と成田麻穂が手を繋ぎながら歌う姿も眩しく見えていた。サビでは、メンバーらが手にしたタオルをくるくる振りまわせば、場内でも、手やペンライト、タオルなどを振りまわし、カラッと晴れ渡る熱い風を一緒に吹かせていった。先に歌った2曲は、佐々木千咲子と成田麻穂の歩みを語るうえで欠かせない楽曲だけに、それを聴けたのも嬉しかった。

 

ここで、佐々木千咲子と成田麻穂の卒業証書授与式を実施。「生徒は卒業するけど、グループにはいるので」と佐々木千咲子が述べれば、成田麻穂も「4月からもドキドキですが、それを超えるワクワクがあるので」と、これからに向けての期待の言葉を述べていた。4月から2人が、どんな先生像を作りあげていくのか、楽しみにしていたい。

 

「みんな一緒にココハピできますか」(山田みつき)の声を合図に、後半は、幸せを呼び込む楽しいパーティーチューンの『ココハピ』からスタート。次々と場面が転調してゆく舞台劇のような歌唱&パフォーマンスを追いかけようと視線があちこち行き交うのも、この曲の楽しさ。『戦々恐々El Dorado』でメンバーたちは、凛々しく攻めた歌声やパフォーマンスを見せて、広報委員たちの気持ちを熱く騒がせる。メンバーと広報委員たちが一緒に腕をくるくると振りまわす一体化した景色が胸を熱く騒がせる。フロア中の人たちが熱い声をあげる気持ちも納得だ。最後の『恋の魔法』には、新入生候補生の西崎琴音も初参加。いつだって、ドキドキときらめきの魔法をかけてくれる燃えこれ学園らしい曲で2023年度のライブを締め括ってくれたのも嬉しかった。

 

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 最後に、会場に足を運んだ広報委員たちも交え、お馴染み『校歌』を斉唱。4月からは、2024年度がスタート。始業式となるのが、4月9日(火)に初台DOORSで行う「新年度始業式&青山明日香生誕祭」公演。19歳になる新メンバーの青山明日香の初の生誕祭だけに、どんな内容になるのか、こちらも気になる。ぜひ、注目していただきたい。

 


PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典


【定期公演(配信もあり)スケジュール】 
4月9日(火) 「新年度始業式&青山明日香生誕祭」(初台DOORS)
https://tiget.net/events/311129
4月23日(火)「定期公演」(新宿アルタKeyStudio)
5月14日(火)「佐々木千咲子生誕祭」(新宿アルタKeyStudio)
5月28日(火)「三浦千鶴生誕祭」(初台DOORS)

その他のライブについてはこちらをご覧下さい。
4月 
https://ameblo.jp/moecoregakuen/entry-12845426173.html


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「Happy♡Merry-go-round」(成田麻穂)
「Starry Sign」(佐々木千咲子)
「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」(高未悠加) 

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TV/RADIO情報

・毎週火曜日 25:00〜放送中!
『燃えこれ学園成田麻穂のなりラジ』
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田麻穂
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!

・毎月第3日曜日 20:00〜放送中!
『きらすま☆plus』
放送局:敦賀FM(77.9Mhz)
*ちっさ、つむつむの懐メロ想い出がいっぱい
パーソナリティ: 佐々木千咲子・仲川つむぎ
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!


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セットリスト
『すき!すき!好き!!』
『タイムレシーバー』
『オルゴール』
MC
『Peeeace!!!』
『シンデレラ・クレイム』
『0(zero)』
映像
MC
映像
『procyon』
手紙 (佐々木千咲子・成田麻穂)
『ずっと』
『星の記憶が降る夜に。』
『風と君と虹と僕』
MC
『ココハピ』
『戦々恐々El Dorado』
『恋の魔法』
MC
『校歌』
MC

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