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2022.12.25

なんて気持ちを熱く奮い立てる楽曲だ。いや、蛍というグループ自体が、触れた人たちの気持ちを揺さぶるエナジーを持っている。フロア中の人たちが拳のエールを送るのも、納得だ。 「森フェスVol.9!!!」ライブレポート 蛍編

 12月10日(土)に横浜ブロンテで行われた「森フェスVol.9!!!」。この日は、YouTubeチャンネル「iColony」も映像配信で参加。当日のライブの模様を、お届けしたい。


 2023年1月13日に、初台DOORSでの初ワンマンも決定している、蛍。『キミとボク』が流れたとたんフロアから「やったー!」という声も響いたように、冒頭から彼女たちは、超絶甘い恋のときめきと身体を揺らさずにいれない熱い衝撃を届けてきた。この曲へ触れるたびに、初恋のときに感じた。いや、恋に恋するたびに覚えるいろんな胸キュンな気持ちが身体中を駆けめぐる。5人が横一列になり前の人の肩に手をかけて歌い踊る姿も、とてもチャーミングだ。この曲の間中、5人が胸に届けた初恋のメロディーにずっと胸キュンな気持ちでいれば、心をわちゃわちゃと騒がせていた。

  続く『カナリヤ』は、メンバーたちと一体化を描きだす、熱くパワフルなロックナンバー。彼女たちが「みんなで一緒に  Oi!Oi!Oi!」と叫ぶ声に合わせ、フロアからも熱い声と拳が突き上がる。メンバーたちも、胸の内から込み上がる熱情した気持ちを、凛々しい表情で力強く歌っていた。彼女たち自身が、強い意志や覚悟を背負い、胸に抱いた思いを見ている一人一人の心へ突き刺すように歌う。その姿に刺激を受け、高く拳を突き上げ熱狂していくのも当然だ。熱く沸き立つ?いや、心が奮い立つ。それくらいパワフルな、とても気迫の籠もった姿で彼女たちは思いをぶつけていた。

  1曲ごとに次々と表情を塗りかえていく、蛍。続く『Sickickdays』も激しい楽曲だが、激しさの中へ、気持ちを熱く前向きに解き放つ華やかさを覚える。と書きつつも、舞台の上のメンバーたちは、「好きって止められないから」と、思いきり熱情した声で、これまで以上に凛々しい表情を見せながら歌っていた。気迫のこもった歌唱パフォーマンスに刺激を受け、フロア中から拳やペンライトがガンガン突き上がるのも当然だろう。なんて気持ちを熱く奮わせる楽曲だ。いや、蛍というグループ自体が、触れた人たちの気持ちを揺さぶるエナジーを持っている。フロア中の人たちが拳のエールを送るのも、納得だ。

 最後に蛍は『星空とロマネスク』を歌い、熱情した空気をさらに膨らませながらも、その中に彩り華やかな歌声の色を次々と加え、見ている人たちをめっちゃ胸キュンの気持ちに染め上げていった。熱情させるだけではなく、彼女たちは、未来へ夢馳せる思いもしっかり届けてくれた。その夢の道筋の中へ、「君」という応援してくれる人たちの存在を何時だって示してゆく。だから、蛍のことを知れば知るほど彼女たちに、蛍というグループへ夢中になっていく。終盤、メンバーと観客たちが思いきり飛び跳ね心を一つにした景色も最高だった。


ライブ

https://mobile.twitter.com/_hotaruofficial


PHOTO: 姜雪、豊田詩緒里、永瀬一幸
TEXT:長澤智典


iColony 
https://twitter.com/icolony_info
https://www.youtube.com/@icolony

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